ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝稽古始〟で~す!

2019年01月11日 | 俳句

 今日も一日くもり…夕方から時々パラパラッと時雨です。でも気温的にはそれほど寒くなく、夜も最低気温は5度となっていました。

 午後からはフラダンスの〝稽古始〟でした。これは新年の季語で、その年初めての種々の稽古を行うこと。茶道・謡曲・舞踊・音曲などの芸事に用いられるほか、柔剣道などにもいわれるものです。

  初稽古まづはすつくと立ちにけり    田部井竹子

 これは何の初稽古でしょうか。私の想像では〝バレエ〟のような気がするのですが…。日本舞踊でも言えますかね~、いや、もしかしたら剣道でもある得る…ああそうだ、弓道なんかも背筋を伸ばして〝すつくと〟立つことから始めるのかも。こういうものはやはり体験していないとなかなか詠めませんね。

  ダンス靴なじみて稽古始かな

 この句は私の句集『甘雨』に収めたものです。もう10年ぐらい前になるかしら、習い始めた社交ダンスがやっと人並みに踊れるようになり、パーティーへも出かけられるようになって喜んでいたときでした。子供の頃から何でも踊るのが好き、盆踊りやフォークダンスなどはもちろん、大学時代はもっぱら社交ダンスでした。結婚して共働きの生活では到底趣味などの時間はなく、習いごとをするなど遠い遠~い夢の話。その後、病気して早めに退職、子供たちが進学で家を出ましたので、時間的に余裕が出来ました。それで時間講師と俳句教室の合間に、念願の社交ダンスを始めたんです。しかし、これには一つ問題が…ダンスを踊るにはどうしても専用のシューズを履かないといけないのですが、私外反母趾なんです。しかし、ダメなときは辞めればすむことだしと勇気を出して門を叩きました。週1回の練習約2時間…終わったときはもう足が痛いのなんの。ところが一緒に入門した友人も同じ外反母趾だったので、二人で相談し靴のヒールを低く切ってもらったりたりして頑張りました。それがやっとなじんできてあまり痛くなくなり、とても嬉しかった頃の句なんですが…

 その後3,4年すると、今度は膝を痛めてしまい整形外科に通うはめになったんです。もう踊るどころではなかったのですが、少しよくなるとまた始めたりしていましたので、これ以上痛めるともう人工関節しかないよと…お医者様に言われ、とうとう社交ダンスを諦めました。その代わりに高いヒール靴も履かなくていいし、動きも緩やかなフラダンスを始めたんです。まあ今でもタンゴやルンバなどのダンス音楽がかかったりすると体がムズムズして…やっぱり踊りたくなってしまいますが…。

 ああ、もっと早くからしておけばよかった~、なんて…何ごとも同じですね。気が付いた時はすでに〝時遅し〟ですね。

 写真はフラダンスの〝初稽古〟。アップに出来ませんので、こんなにボケてしまいました。ゴメンナサイ!今日は欠席者が多かったみたいです。今〝バリバリの浜辺で〟と〝瀬戸の花嫁〟を練習しています。

 


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