ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝きらら浜自然観察公園〟へ吟行です!

2021年07月11日 | 俳句

 今日は久し振りの太陽と青空!…さあ、この際まとめてと大洗濯をした後干しに出ると、今度は何という暑さ、ちょっと出てるだけでもう焼け付くようで汗ばみました。でも、時折吹いてくる風がとっても気持がいい!

 今朝テレビで九州南部は梅雨明けしたと…ということは近々こちらでも梅雨が明けるでしょうね。そうなると今度はギラギラと灼けつく太陽に…フーフーいうんでしょうけど…。

 どっちがいいかと聞かれると、さあどっちでしょう。湿度が高くベタベタして蒸し暑いのより、少々暑くてもカラッとしてる方がいいかな。

 こちらの今日の最高気温は30度でした。ところが、夕方のニュースでは土石流の発生した熱海の状況が報道されていて、なんと気温は32度以上もあったんですって。それに行方不明の方がまだ18人もいらっしゃるとか。

 被害に遭われた方々が本当にお気の毒ですし、またこの猛暑の中を一生懸命捜索活動されておられる方々にも頭が下がります。私には、もうこれ以上悪いことが起きませんようにと、ただただ心から祈ることしかできません。

 また、日本には梅雨が明けても今度は台風がありますものね…とにかく今はひたすらオリンピックが無事に終ることを願ってやみません。

 さて話が変りますが、〝きらら浜自然観察公園〟への吟行会は7月7日で、7人の参加…、何だかラッキーセブンのようでしょう。(笑)

 現地10時集合。前日の天気予報では大雨注意報が出ていたんですよ。だから皆の第一声は〝サスガですね!〟と。その代り何とも蒸し暑い日でした。

 今回はレンジャーさんの案内で見て回りました。しかし、私にとっては〝きらら俳句〟で毎月来ていますので…と、高をくくっていましたら…とってもいいものを見落とすところでした。

 いけませんね、何事も真摯な心で向わないと。それで〝いいもの〟って何かといいますと、今回初めて、①トビハゼ ②ヨシキリの巣 ③孵化した亀の卵殻 ④アジサシ を見たんです。スゴイでしょ!

 ①トビハゼは飛鯊と書いて秋の季語。干潮時でしたので干潟に出てきて胸びれで這ったり跳んだりと…眼が大きくムツゴロウに似ていますが小形です。

 ②主人と私は皆よりどんどん先へ行っていたんですが、振り返ると何かをみんなで覗き込んでいる。こりゃいけんと急いで戻ってみますと…ヨシキリの巣があったんです。この巣は、恐らく道に近すぎたので、危険を感じて放棄したのだろうとレンジャーさんが…。産んだ卵や雛を烏や蛇に狙われたりするんですって。

 ③亀の卵を初めて見ました。孵化して残った卵殻ですが…無事にどこかに行ったんだろうと。3つか4つありましたが…、イシガメでしょうか。子亀が見られたらよかったのですが、これも「亀の子」で夏の季語です。

 ④アジサシは、カモメ科の小形の鳥で、これも夏の季語。普通は海で見られるのですが旅鳥ですので、2羽ほどここに来て休んでいるのだとか。名の通り鰺などの魚を突き刺すように急降下して捕らえます。でも、ここは淡水池ですので、一体何を狙っていたのでしょうか。しきりにダイビングを繰り返していました。その後東屋の方に行くと、そこに来て休んでいた2羽がしきりに口をパクパク開けて…何かお喋りしてるようやねと誰かが言うと、レンジャーさんが、〝一生懸命に飛んで体温が上がって息苦しいから、ああやって口を開けて体温を下げているんですよ〟ですって。ヘエッ、ビックリ!全く知りませんでしたので、勉強になりました。

 他にも、ここに養蜂箱があることは知っていましたが見たのは初めて。蜂がうじゃうじゃいてこれにもビックリです。

また、ハマボウが咲いているのも…。蜂は春の季語ですが、ハマボウはまだ季語になっていません。でも、フヨウ(ハイビスカス)属で、開花時期は、 7/20 ~ 8/ 5頃ですので夏でもいいかと。海岸に生えて、黄色のとても爽やかな花ですよ。”浜に生える 朴の木”で 「はまほお」といっていたものが、 次第に「はまぼう」になったのだとか。ちょっとオクラの花や棉の花に似てませんか。

 さて、〝きらら俳句〟の方は今週の土曜日に4回目がありますので、その時に3回目も一緒に報告するとしましょうか。

 今日は先日の吟行会のことだけで…ああ、そうそう、午後の句会はきららドームの研修室をお借りしたのですが、弁当を食べて句会を始めると、ゴーゴーとスゴイ音がして、何ともうるさく…気がつかなかったのですが、外は集中豪雨で、その雨の音でした。実はこのドーム屋根は鉄骨造にテンセグリックトラス膜構造となっていたからこんな音がするんですって。これにもビックリ!でも、4時30分に句会が終り、外に出てみると…雨はしっかり上がっていました。


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6 コメント

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Unknown (hamabou)
2021-07-12 09:57:09
はじめまして。毎回楽しく拝読させて頂いております。今回ハマボウが取り上げられて、とても嬉しくコメント。私の住んでいる熊野地方では黃槿は夏の季語として、詠まれています。ただ全国的にはまだ知られていないのが、残念だと思います。よい例句があれば季語になる可能性があるので、是非挑戦して下さい。私の拙句集名は『黃槿』としました。紹介が遅れましたが、私は結社「運河」編集同人です。これからも楽しく拝読させて頂きます。ありがとうございました。
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Unknown (ミルク)
2021-07-12 16:30:04
ハマボウ・オクラの花にそっくりです。

どれも、実物を見た事無いものばかり(汗)
ヨシキリは、すぐ近くの葦原に、毎年来て、
まあにぎやかで、にぎやかで閉口します。
でも、鳥の姿は見た事無いのです。
写真などで見ると、意外と可愛くない鳥で驚きでした。
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Unknown (ちわき)
2021-07-12 19:13:00
hamabouさん、こちらこそはじめまして!
コメントありがとうございます。
ハマボウを「浜朴」と書くのは知っていましたが、「黄槿」と書くとは初めて。ということは木槿に似ているということかしら…。
私がこの花を知ったのは随分昔なんですが、こちらではなかなか見当たらなくて、殆どの人が知りませんでした。
こんな綺麗な花ですから季語になっていてもおかしくないですよね。
熊野地方では沢山見られるんですか?
同じように海岸によく咲いている紫の花が〝ハマボウ〟とも言われていて混同されますが、あれは〝ハマゴウ〟が正式名。〝ボウフウ〟というセリ科も海岸に多いですよね。
なんともよく似た名前でよくこんがらがります。(^_^)
「運河」の編集同人をなさっていらっしゃるのならもう押しも押されもしないベテランさんでしょう。そんな方に私のブログなどを読んでいただけるなんて、まこと光栄の限りです。
茨木和生先生ですよね…確か一度講演をお聞きしたことがあったかしら…
お顔はすぐに浮かびますよ。
熊野へは那智の滝や熊野神社や紀伊半島一周と何度か行きました。また熊野古道を歩くイベントがあり、その時病気で行けなくて悔しい思いをしたことも。でももう膝が悪くなったので無理かなと…残念ですが。
これからもよろしくお願いしますね。
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Unknown (ちわき)
2021-07-12 19:31:36
ミルクさん、こんばんは!
やはり一度実物を見ていると違いますよ。話や写真ではイマイチですものね。
でも、ヨシキリのうるささは誰にでもすぐに分かりますが、姿は…ちょっと観察する時間がいるかしら…でも、待っていると蘆の先に止まって鳴くのが見られると思いますよ。
まあ…ミルクさんの感想には笑ってしまいましたが、確かに可愛い顔ではないですね。
私は鳥専門のブロガーさんの写真をよく見るのですが、小鳥は大体可愛いのが多いんですけどね。
中には悪役の顔をしたのもいますよ。
鳥は本当に面白いですが、写真は難しいですから…見せて貰うだけ!
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名前 (風の盆)
2021-07-16 14:38:11
どんな植物にも雑草にも名前があると言っていたが
名が無かったら、発見者の名前を付けれるかな

詳しいものだ

有明海だったかな
>眼が大きくムツゴロウに似ていますが小形です。
あれも釣れるんだとか
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Unknown (ちわき)
2021-07-17 07:20:38
風の盆さん、お早うございます。
高知には牧野富太郎博士の植物園があります。いろんな植物が発見され…星のように名前がなかったらその発見者の名から付けられてものが、確かにありましたね。
ムツゴロウは食べても美味しし、その漁の仕方が独特で…見に行ったことがあります。
飛鯊は10センチぐらいまでで、誰も食べませんよ。きっと美味しくないんでしょう。
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