昨日の天気予報は午前中雨で午後からは曇と…その予報どおりの雨で、朝のラジオ体操も休み。その後予定があって、すぐに出掛け…、すると午後からは雨も上がって今度は蒸し暑い!その気候の変動に体が付いていかないのか、家に帰った途端何だかとっても疲れて、昨夜はすぐにダウンしてしまいました。
さて、26日(水)は満月で、しかも1年のうち最も大きく見えるスーパームーン。おまけに皆既月食と。 国立天文台によると…午後6時45分頃~月が欠け始め、午後8時9分~28分頃が皆既月食、地球の影に完全に隠れて全体が「赤銅色」になると。~午後9時52分頃終了。満月に戻る スーパームーンの皆既月食が日本で観測されるのは1997年9月以来、24年ぶりで、 次に日本で見られるのは12年後なんですってよ。
というわけで、その様子は?と…。外へでてみるとこちらでは予報通りの雨でした。夕方までは大丈夫でしたから…ちょっと期待しましたが、残念!
では、先日の続き…。兼題は〝雨蛙〟でしたね。
この蛙は、葉や草の上にすみ、肢先に円盤状の吸盤があって、枝に吸いついているので枝蛙ともよばれています。梅雨季などに雨が近づいたり降ったりすると、けたたましく鳴きだす習性を持ち、体長3センチ程度の小さい体のわりには声が大きい。葉の上では緑色、木の幹や地上では灰褐色に皮膚が変わって、保護色になります。
青蛙おのれもペンキぬりたてか
この句は有名な芥川龍之介の句で、季語は「青蛙」。しかし、この蛙は雨蛙だったのではと、私は思うのですが、『角川俳句第歳時記』によると〝本州、四国、九州の丘陵や平野の水辺にすむ緑色の蛙。正しくはシュレーゲルアオガエルという〟という説明の、〝青蛙〟の例句になっています。
以前仲間と〝森青蛙〟の産卵が見たくて、訪ねて行ったことがありますが、それは雨蛙などとは全く違う様相で、ちょっとびっくりしました。蛙の大きさでもその産卵の様子や卵塊などでも…実際に見ないとそのイメージは湧かないかも。
ただ、森青蛙ではなく普通の青蛙は、雨蛙と非常によく似ているので混同されやすいのですが、写真で比べてみると、やはり前出の龍之介の句は、〈ペンキぬりたて〉という表現からも雨蛙の方だったのではと、私は思っています。
さて、〝叙述と描写〟についてですが、…
叙述というのは、〝物事の事情や考えなどを順を追って述べる〟こと。ですから、叙述に偏った俳句はどうしても説明や報告になってしまいがちです。即ち〝事(柄)俳句〟になるということ。〝描写〟は物を客観的に表現することなので、いうなら〝物俳句〟となります。その〝もの〟のありようを読者に提示することによって、そこから作者の思いを感じ取って貰う…即ち「寄物陳思」(ものによせておもいをのぶる)という詠み方になる。そして、その見える〝もの〟を媒介にして作者と読者の心が共鳴するというところに感動も生まれるのです。
だからといって、〝事俳句〟が絶対ダメというのではないのですが、私は〝物俳句〟を基本として長年学んできました。また、それが俳句の主流であることも確かでしょう。しかし、まだまだ勉強不足なので、もっとしっかりと教えられるように、これからも一層頑張らねばと、何かにぶつかる度につくづく思っています。
よい実例があれば、また分かりやすくこのことについては書いてみましょう。今日はこれで、また次に…
写真は2枚ともお借りしました。スミマセン!
同じく見えてしまいます。かわいいですけどね。
すみませんです。
前のコメント欄に、打ち間違えて りわきさんて<(_ _)>
URLの貼付け方法ありがとうございます。
私も青蛙といわれると自信がないのですが、雨蛙よりちょっと大き目で、これがといって見たことはないです。
ただ家の周りなどにいるのを見ると、とても小さくて、体がてかてかしていますから雨蛙だと思っています。
森青蛙などは随分大きいからすぐに分かりますし、人家の周りにはあまりいませんからね。
可愛いけど触っちゃダメですよ。皮膚には毒があるそうですから。
やっぱりURLの貼り付け方を見ていなかったんですね。もしかしたらそうかなあと…。
いつもながら長い文章をよく書き続けられると感心します。
▼ 有難う俳句の勉強為になり
いつも見てます今後よろしく (縄)
いつも見て下さってありがとうございます。
縄文人さんには何でもが俳句になり、短歌になるのですね。
そういう平穏で楽しい日々がずうーと続くといいですよね。
そのためには一日も早くコロナが終息してくれることを願うだけです。