ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

あら、今日はもう大寒なの!

2024年01月20日 | 俳句

 あら、今日はもう「大寒」ですって!しかし、一年でもっとも寒い時期だというのに、この何ともいえない生ぬるい感じ…全く大寒らしくない1日でしたね。本来ならこんな感じなんでしょうが…

 大寒と敵(かたき)のごとく対(むか)ひたり  富安風生

 とにかくこのところ毎日忙しいのです。だから久し振りのブログでゴメンナサイ!あっという間に10日以上も過ぎて、自分ではこんなに間が空いているなんて気がつきませんでした。

 さて、今日はまた特別に目まぐるしい日でした。なぜかというと…昨夜はつい遅くまで仕事をしていて、4時過ぎに寝たものですから、朝起きられず…目が覚めたら8時半過ぎ。もうびっくり!それからが大変でした。

 だって第3土曜日…ということは、今年最初の〝きらら俳句教室〟の第10回目だったんですよ。9時半開始ですから遅くても家を9時には出ないと…ワオッ!です。もう1分の余裕も無く車を飛ばして…雨も降ってたからアブナイ、アブナイ!でも滑り込みセーフ。ホッとしました。

 少し雨のぱらつく中をいつもの如く吟行。レンジャーのAさんの話では、今年は寒中らしい日が少なくてカモ類が早くもどこかに移動して今とても少なくなっているのだとか。そう言われて湖を見ると、先月あれほどいた鴨が3分の1ぐらいに減っていました。〝もう渡りが始まってるの?〟と聞くと〝まだでしょうが、餌の豊富なところに移動しているようで…〟ということでした。

 でも、ここでは珍しい〝クロツラヘラサギ〟が観察出来るんですよ。フィールドスコープを見せてもらって…エエッ、こんなにいるの?と思ったら半分はデコイだそうです。でも、こうやって目の前で観察出来るのはとっても有り難いこと!鳥キチの方々に羨ましがられるはずです。私のスマホではこれが限界。遙か向こうに白いものがチラチラ見えるのがそれです。

 この鳥は、中国、朝鮮半島に分布して、日本には冬鳥としてまれに渡来します。額や嘴が黒く、その嘴がへら状をしているのが特徴なんです。このきらら浜自然観察公園は、絶滅の恐れがあるクロツラヘラサギの保全活動に取り組んでいます。年に1度、越冬地である山口湾の清掃活動を行い、公園を拠点に活動するボランティアグループが、湾内のクロツラヘラサギの調査を実施していますし、また、園内には専用の保護・リハビリセンターを設置。クロツラヘラサギを守ることは山口湾の干潟に生息する様々な生き物を守ることにもつながるといいます。一昨日のFacebookには、〝公園の干潟でクロツラヘラサギ5羽とヘラサギ2羽が採食している様子が分かりますが、18日は午前中の干潮帯に5羽のクロツラヘラサギが来ていました〟と、公園便りに。

 次に出逢ったのは、私たちの目の前をちょこちょこと逃げもせず、何か夢中で啄んでいる小鳥2羽…アッ、〝アオジ〟です。これ見てすかさず〈冬の雨の道に鳥出ておやつどき〉などと詠むのは今年度初めたばかりのレンジャーAさん。みんな上手になったものです。(笑)

 今回は木の枝に止まっている〝ノスリ〟も観察出来て…今日の句会は鳥を詠んだものが殆どでした。その中に〈大寒の雨降る湖を窓越しに〉と詠んで最高点をもらった句。実は、咳が出るので吟行せず教室に待っていると言ったT子さん…てっきり彼女の句だと思っていましたら…ナント吟行に出たHさんがちゃっかり彼女を句材にして詠んだものと。皆大笑いです。彼も今年度始めたばかりの人なんですよ。次の高点句は〈探鳥の一歩緩むや寒椿〉でした。これもセンターの表に出た途端に見つけた侘助がとても可愛らしかったから。

 これは、ビオトープまで行って、Aさんが〝カヤネズミ〟の巣かもと言ったのを覗いている皆さんです。

 いつもの如く道の縁に〝狸のトイレ〟がありましたが、今日はもう一つ見つけて…〝これは第2トイレやね〟なんて言いながら避けて通りました。(笑)

 無事句会を12時に終えて、私は直ぐに自宅へ…でも、途中あじすのきらら道の駅でお昼と夜の弁当の買物です。なぜかというと、午後から今度は宇部馬酔木会の句会なんですが、句会後久し振りの新年会をレストランで催すことになったからなんです。

 コロナで途絶えていた懇親会をやっと開くことができて、こういう美味しいものを食べてるみんなの倖せそうな顔が見られて嬉しい!やはり教室で勉強するだけでなく時々はこういう場が必要だとつくづく感じました。コロナのせいで3年間も出来なかったんですものね。人と人との繋がりはお互いを思いやって助け合い、元気や勇気を貰って、心豊かに過ごせるという、まさに万病の特効薬でしょう。特に高齢で一人暮しをしている人には絶対に必要なことだと思いますよ。なんにしても仲間がいるということは、ほら、よく言う〝きょういく〟と〝きょうよう〟ができるということなんですからね。  

コメント (2)
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