ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今年もよろしくお願いいたします!

2024年01月01日 | 俳句

送る相手別】年賀状で使えるとっても便利な文例60パターン ...

透過・年賀状の筆文字 挨拶 シンプル白黒手書き:イラスト無料

  …と、本当はまだ喪が明けていませんので大きい声では言えません。だから、小さい声で…本年も昨年同様よろしくお願い致します! 

 これは昨年の元旦のブログに書いた言葉なんですが、今年もまた同じ事になってしまいました。でも義母は102歳8ヶ月という天寿を全うしたんですからお祝を言ってもいいのかも。ネッ、お婆ちゃん!

  龍跳ねて金粉散らす賀状かな   中嶋秀子

 今年は〝辰年〟。でも、この〝辰〟は〝竜〟や〝龍〟という字でも言われますよね。どう違うんでしょうか。干支の時は〝辰〟。十二支の一つで、その第五番目。方角や時刻などもこの字で表しますが、では〝竜〟と〝龍〟は?学校の図書教材などの出版社・浜島書店の解説をみると、「龍」を簡単にした字が「竜」で、現在、「龍」は人名用漢字、「竜」は常用漢字なんだそうです。

 じゃあ動物としての〝辰(竜・龍)〟はというと、『新漢語林』に〝想像上の動物で、四霊の一つ。巨大な蛇の形をしており、全身うろこに覆われ、角と鋭い爪を持ち、よく雲を呼び雨を降らせるといわれている〟と説明されていますね。

 それで直ぐに思い出したのが芥川龍之介…彼の名前は、生年月日・1892年3月1日が辰年・辰月・辰日だからだと。更にこれはよく分らないそうですが、辰の刻に生まれたというのもついでに言われているようで…。

 でも、この字の入った名前の人はみんな格好いいですよね。ほら、坂本龍馬でしょう。音楽家では坂本龍一、相撲には豊昇龍に鶴竜、妙義龍、ああ、龍虎も…もうたくさんいますよね。みんな強そうな名前だし、勢いもありますから。

 そう言えば、季語にも〝竜天に登る〟が春で、〈竜天に昇るに宜し(よろし)山湖霽る(さんこはる) 林翔〉とか、〝竜淵に潜む〟が秋で、〈竜淵に潜んで碧き瞳なる 五島高資〉などがあります。また、〝竜の玉〟は植物の冬の季語で、〈竜の玉深く蔵すといふことを 高浜虚子〉と詠まれていますよ。まあ、私も暇があれば、今年は干支に因んだような句を詠むことなどを目標に精進でもしましょうか。

 では、今年もまたボチボチと行きますから、気が向いたら読んで下さいね。

 これは、もう20年以上も前になるかしら。熊本の上益城郡山都町の通潤橋の放水を見に行ったとき、ちょうど八朔祭もあったんです。その時〝大造り物の引き廻し〟があって、その〝造り龍〟の写真です。今年に因んでお蔵から引っ張り出しました。(笑)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする