ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

きらら俳句教室…今月は第何回目だっけ?

2023年12月25日 | 俳句

 今日はクリスマスです…寒いのは寒いですが、雪は降りそうもありません。かといって日が照るでもなし、時々雨のちらつく曇り空の冴えないクリスマスです。

 ところで、先週の土曜日(16日)はいつも通り〝きらら俳句教室〟でした。朝の内は雨が降ったりしていましたがその内止んで、でもとにかく寒い日…防寒をしっかりして9時に出掛けました。きららでは今年最後の教室でしたので、1人欠席しただけで後は全員出席。

 みんな寒いのをものともせずに早速外へ。俳句はどんな条件でもそれをよい句材にして詠むのが〝俳人魂〟というものよ…などと強がりを言って、大して見るものもない葦原へゾロゾロと…。

 その前にセンターの入口に掛けてあったリース…あら、このリース素敵ねと誰かが言ったので見ると…松ぼっくりできれいに飾られてなかなか素敵です。それで直ぐに写真を撮ったのですが、そのままで…

 でも、ああ、よかった!この写真が今日のクリスマスに間に合って…。

 さて、ブログを見てみますと、9月に第5・6回目を書いて載せていますので、するとそれ以後に10月、11月があって、今回の12月が第9回目ということになるんですね。写真だけは撮ってありますので、それをまとめて簡単に…

 10月はそろそろ鴨たちが渡ってきて、季語としても〝初鴨〟や〝鴨渡る〟など。また尉鶲(ジョウビタキ)なども飛来していますので〝鶲来る〟とか〝小鳥来る〟などという季語も使えるようになりました。花では断然〝萩〟が今を盛りに咲いていましたが、これはやはり例年なら9月でしょう。約1ヶ月ぐらいのずれを感じましたね。だから萩を詠んだ句が多かったんですが、でも高点句は〈旅人の来ぬを待ちをり藤袴〉と〈来てはまた帽子拝借赤とんぼ〉でしたよ。

 11月はもう立冬が過ぎていましたし、鴨たちも殆ど渡ってきて湖を占領していましたので、冬の季語で〝鴨の陣〟として詠んだ句が多かったですね。また、この時は北風が吹いてとても寒かったような…。しかし、そんな風の中を小さな鳥が…よく見ると、それはナント燕(ツバメ)だったんですね。普通は9月の終わりまでには南へ帰っているはずなんですが…それで誰かが〝わあ、越冬ツバメよね!〟と…。すると、句会にも出ましたよ。〈ひゅうひゅうと風の鳴りをり冬つばめ〉という句が…みんなで大笑いです。高点句は〈身震ひしつつ踏み出す一歩朝時雨〉。これは外へ出たときの気持を詠んだんだと。それを採った人が多かったということはみんな同じ気持だったということなんですね。

 さて、さて、12月の〝きらら俳句教室〟ですが、句材は先月と変り映えしませんでしたが、鶚(ミサゴ)が杭の上で魚をむしっているのを、レンジャーさんがフィイールドスコープで見せてくれました。アッそうそう、先月は珍しい〝巴鴨(トモエガモ)〟が集団で湖に降りるところが運良く見られて、姿もしっかりとスコープで観察出来たんですよ。これは昔野鳥の会に入っていたとき、何度観察に出掛けてもなかなか見られなかった鳥なんです。スマホでは到底撮れませんから、しっかり目に焼き付けました。レンジャーのTさんに聞くと、もうあの日以来全く姿を見かけなくなったんですって。そうするとあの時は本当に運が良かったんですよね。この写真はお借りしました。ゴメンナサイ!

トモエガモ-見て歩き北九州発の画像

 今回の高点句は〈山帰来の実は寄せつけぬ薄曇〉と〈波まかせ風にもよよと浮寝鳥〉。後句を採った人にこの〈よよと〉というのはどういう意味だと?と聞くと、分からないけど面白いから採ったと。作者に聞くと〝風にも任せなんですが、それでは面白くないから〟という。でも〝何だかよろけてる感じがするんだけど、それじゃあ浮寝できないんでは?〟と言うと、作者も…よよよ…で終りました。(笑)

 ということで、〝きらら俳句教室〟の報告終わります。…ホントいうと、毎日のことが精一杯で以前のことはよくは覚えていないんですよ。ゴメンナサイ!

コメント
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