ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

四十九日が無事に終わりました!

2023年12月24日 | 俳句

 今日もまた1年前のブログ記事が届きました。それを見ると真っ白に雪が積っている写真が…、そして明日も雪マークなのでまさに〝ホワイトクリスマス〟だとも書いていますね。そうすると去年の方が寒かったのかしら。今年のは余りにも急激な寒波だったから身に堪えたというの?それとも我が身が更に老いたから軟弱になって余計に寒さを感じるようになったからとか…。何んにしてももう去年のことはすっかり忘れていて、今のことしか考えられなくなっているようです。ナサケナイ!

 ところで先日の日曜日、義母の四十九日の法要を済ませたんですよ。所謂〝満中陰〟で、菩提寺が広島市で墓もその寺の中にありますから納骨式も同時に終えました。当日は何と最強の寒波が襲ってきた日で、朝宇部を出発するときから雪がチラチラ…。山陽自動車道の周南市を過ぎる頃にはとうとう猛吹雪になって、これはどうなることやらと心配したのですが、どうにか広島に着く頃にはまたチラチラする程度になりホッとしました。

 歳時記などを見ると命日や忌日などを詠んだ句は結構あるんですが、この四十九日を詠んだのは意外と少ないんですよ。それ以上に満中陰で詠んだ句は少ない…というより有名な俳人の句では全く見当たりませんでした。

  鴉鳴く四十九日や塚の霜    正岡子規

 では、この〝満中陰〟というのがどういう意味なのか、皆様はご存じですか。実は〝四十九日の忌明けを迎え、死者が無事に成仏したこと〟を言うんだそうです。今まで何気なく使っていましたけれど、でもどうして亡くなった人が成仏するのに49日間というものが必要なのかしら?と考えると不思議です。今まではみんながそういうからそういうものだと思っていましたが…。ではこれが40日や50日とかではどうなのかしら?

 実際義母が亡くなってから四十九日目になるのは12月16日。ところが、この日が第3土曜日でしたので、私は朝からきらら俳句教室、午後宇部馬酔木句会と、手が外せない日。それで1日延してもらって日曜日にと頼んだんですが…、それがちょっと気になっていたんです。

 何故かというと、一周忌や三回忌などの法要は、絶対その日にしなくてもその日の前の方なら皆が集まりやすい日でいいと。それで都合のよい日を話し合って決めていましたからね。だから早めるのはちっとも気にならないのですが、遅くにすると言うのは今までに無くて、それはどうなんでしょうか。以前こういう法要は後に延ばすのはよくないと聞いたことがあるものですから。

 それで満中陰がなぜ49日なのかを調べてみました。 すると、仏教では人が亡くなるとあの世で7日毎に極楽浄土へ行けるかどうかの裁判が行われ、その最後の判決の日が49日目となるためなんですって。そのためにその判決が出る前に法要をして死者が無事に極楽浄土へ行けるように供養するということのようです。じゃあそうすると…お婆ちゃんにはもう判決が出ていて…でもお婆ちゃんが判決で地獄へ行くということは絶対にあり得ないし…ううん、これはどうしたもんでしょう。

 私の実家は浄土真宗ですから結婚するまではいつも〝南無阿弥陀仏〟と言って拝んでいたのですが、主人の家は法華宗なので、〝何妙法蓮華経〟というんですよ。しかし、これは宗派には関係なく、四十九日というものはどこでも同じようですから、それが過ぎてからするというのもね…特に私が原因だから気がとがめるんです。

 でもご住職にはその辺のことはお聞きして問題ないということで実施したんですよ。今までたくさんの法事には出席しましたが、私たちが施主ではなかったので言われるままという感じでした。それで施主側になったのが今回初めて。2年前の義弟の時はお婆ちゃんが施主でいろいろ指示してくれましたので、余り深く考えもせずにやってましたからね。

 こういう冠婚葬祭の決まり事などというのは自分では滅多にしないことで、何もかも初めてのことばかり。何をどうしていいのか戸惑ってしまいますよね。先ずはお布施はいくらぐらい包めばいいのかということから困ってしまいました。でも、これは義弟の時の記録がありましたので助かりましたが、たとえ記録を書き残していても年数が経ってしまうと相場も変わるでしょうから役に立たなくなりますよね。そういう点今はインターネットで直ぐに調べられて、これは本当に便利です。以前は人づてに聞いたりして判断していましたので、結構悩みました。定価というものがあるわけでもなし、場所場所でもみんな違っていたようですもの。

 だから香典についても様々、またその香典返しについてもいろいろ…こちらでは香典の額の半返しというのが相場になっていますが、皆様の所はいかがですか。これはどうも西日本に広まっていることのようですが、東日本や東北・北海道の方ではどうなんでしょう。こういうことは当事者になってみないと分からないことだらけですよね。次にと言っても今度は私たちがして貰う番ですもの。子どもたちによく教えておかないと…でも、こういう問題はもっと先に行けば、もう墓を守ったりする人もいなくなり、当然法事もしなくなると。そのうち葬式もしなくなるかも…なんて!

 ああ、こんなこと考えてると嫌になりますので、もう止めますね。とにかく、お婆ちゃんは無事に天国へ行ってますよね!そこできっと、お爺ちゃんたちにも逢って楽しく過ごしていることでしょう。ご住職様が仰いましたが、決まりに囚われるより、要はその亡くなった方のご冥福を祈るという気持の方が大事なんですよということ。私もその通りだと思います。

 では、お口直しに…法要の後出席者で会食をしましたが、そのお料理の写真をどうぞ。生前お婆ちゃんがもう一度行きたいと言っていた、江波山のシェ・ヤマライさん、そこのフランス料理を食べに行ったんです。夏やお正月に広島へ行くとみんなでよく食べに行ってましたから…ではお婆ちゃんも一緒にね…合掌。

 写真がうまくブログに載せられませんでしたので、その一部だけ…解決したら続きはまた載せますからね…ゴメンナサイ!ここは広島ですので、ナント言っても名物料理の牡蠣のオーブン焼き5種のオードブル、美味しかったですよ!

 写真の追加です。

 

コメント (2)
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