ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

おばあちゃんと〝花見〟へ!

2020年04月09日 | 俳句

 このところの余りの天気の良さが却って恨めしいこと!

 たまには風に吹かれて春の野を思う存分走ってみたい…いや、いや、もう年だから走るのは無理なので、せめて歩くだけでもいいのに。コロナ騒ぎと骨折で毎日が鬱陶しいことです。

 でも、考えてみると私たちでさえこんなに暗~い気分なんですから、99歳の義母はどんな気分なんでしょう。つい自分のことばかりを考えていました…ゴメンナサイ。

 というわけで、先日不要不急ではない…そう、必要なことなんですよ。義母と一緒に花見へ行ってきました。万が一来年の桜が見られないかも…とは思っていませんけど、でも何時何があってもおかしくない歳なんですものね。それに3月からはふれあいセンターの月2回の編み物教室もシルバーセンターでの体操も中止になって、せっかくの楽しみが全部なくなってしまったんです。それで暇だから草取りなんぞをしてるなんて言うものですから、無理しないでよ~とこっちの方が心配になります。

 だからといってどうしてあげようもないし…息抜きはたまの買い物とおしゃべりぐらい。でも、本当に感心します。決して私のように弱音を吐かないんですもの。私が本当の娘なら弱音も吐いてくれるのかも知れませんが、〝おばあちゃん、大丈夫?〟と聞いても、いつも〝大丈夫だよ。心配ないけんね〟という返事。昔の人は本当に芯が強いです。

 先日投句してくれた中に、〈ペースメーカーと共に百歳山笑ふ〉という句があって、もうびっくり。まさにこれはおばあちゃんの句やね~と言って大笑いでした。

 この句の季語は〝山笑ふ〟。木の芽や木の花に包まれる春の山を、朗らかに笑う人の姿になぞらえた春の季語なんです。人生の辛苦をなめ尽くしてきた…でもそんなこと微塵も感じさせない穏やかな笑顔のおばあちゃんです。人生のお手本にしたいのですが、到底私は足下にも及びません。そんな義母に今一番恐れていることがコロナの感染。とにかくいつまでも元気で愉しく生きて欲しい!…そう願うだけです。

 さて、そういうわけで気晴らしに花見へ…といっても、車の中から見るだけなんですが、ちょうどどこでも今を盛りの桜がしっかり目を楽しませてくれました。

 まずは人気の無いところからと二俣瀬の桜土手公園へ、次は山口の維新公園の桜、更に有名な一ノ坂川の桜と…。こんな時期ですから人がいないのかと思えば、やはり結構な人が見に来ていましたし、花の下でお弁当を広げている人もいましたよ。

 桜の魅力の方がコロナに勝ったんですね。コロナはいつまで続くのか分からないけど、今年の桜はもう今しかないでしょう。やっぱり一度は見ておきたいのが日本人というもの。

 最後は、豆子郎のさくら庵へ行って、しだれ桜を…でもどうしたのかしら。今年は花のつきが悪くてちらほらとしか…でも庭園の方はまあまあ咲いていましたし、ここには誰もいませんでしたので、車から降りて観賞しました。その後庭を見ながらさくら庵でお抹茶と桜餅をいただき…あっ、写真撮るのを忘れました。でも、これで何となく花見をした気分になって家へ帰れましたので、満足、満足!

 おばあちゃんお疲れ様でした!少しは気分転換できたかしら。また、頑張りましょうね。

コメント (6)
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