うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2023春アニメ最終回②

2023年06月21日 20時57分07秒 | アニメ

今日は健康診断があったので、昨夜から何も食べずに頑張ってきました。
既に内服治療しているので、血液検査の結果がこれで悪かったらどうしよう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルなのですが。某マツコさんと一緒で「好きなものを食べずに我慢して長生きするより、短くても好きなものを食べて満足した人生を送りたい」タイプなのですけど、ただ障害を残して存命するのは他の方々の迷惑になりますので、やっぱり自分の体の管理はしないとね♪
てなことで、今夜は頂き物の水ようかん食べつつ、アニメの最終回を見てます♥

『くまクマ熊ベアーぱーんち!』:なろう系小説のアニメ化2期目でした。
今回もゲーム世界の中で、無敵のクマ装備で色々な難題を解決するユナと、相棒のフィナ。冒険したり、現世のスイーツを作って見せては自分の店で売りだしたりと、毎回ほのぼのとしたストーリーでした。一番のクライマックスだったサルバード伯爵とその息子の悪事でミサーナが誘拐される危機もありましたが、もちろんユナの怒りのクマ攻撃で見事に解決。その後も依頼を受けながらのんびりと世界を満喫するユナだった―――というストーリー展開でした。
基本毎回1話完結のショートストーリーなのですが、なろう系ではあっても、ユナ本人が名誉だとか力の誇示とか全く興味を示さないので、視聴する方も緊張感なくほのぼの~と見てられました。なろう系でもこういう脱力系のだと、まったり見れますので丁度良かったです♪
『ヴィンランド・サガ』:漫画原作の2期目でした。前回はNHKの放送でしたが今回はMX。
前回までの少年期のブリテン編で、父を殺された復讐を果たすことにのみ執着していたトルフィン。しかし仇のアシュラッドが死んだことで、生きる意味を失くし、デンマークのケティルの農場で奴隷として働いていたところからのスタートでした。すっかり成人したものの、死んだような眼をしたままのトルフィンと、同じく農奴として買われてきたエイナルと出会い、自分が開拓した土地の物は自分の物になるとケティルに約束され、奴隷として働きながらエイナルと共に土地を開拓していく。しかし奴隷に皆厳しく、自警団と名乗る無法者たちはことあるごとにトルフィン達を痛めつける。そこにクヌートがケティル農場の奪取に攻めてくる。エイナルの憧れだったアルネイズは元夫を匿ったことでケティルから暴力を受け、それが元で命を落とす。逃げることもままならない状況で、トルフィンはクヌートに謁見を申し出、そこで「ヴィンランドを作る」というトルフィンの想いを聞いたクヌートは軍を撤退させる。エイナルと共に故郷のアイスランドに戻ったトルフィンは、「ヴィンランドを作る」夢を現実にするため動き出す―――というストーリーでした。
NHKで見ていた時から思っていたのですが、物凄くアニメが重厚に作られているんです。MAPPAさんだけあって、戦闘シーンも描写が細かいですし、なにより演出が凄く凝っている。世界的にはずっと灰色なんですよ。灰色に少し色を足して作っている感じで、それが北欧の空や大地の色(凍土)なんでしょうが、凄くリアリティが伝わってきます。風の音一つとっても冷たさ、冬の厳しさが実感できるという、凄くクオリティーの高い作品だと思います。海外では滅茶苦茶評価高いんですよね。でも日本じゃそこまで高くないのは何故なんだろう??やっぱり海外の方が北欧の世界観を実体験している人が多いからなのか、共感できるのかな。でも演出一つ、BGMの挿入一つ取っても凄くベストな形で作られているので、芸術的評価は高くてもいいはず!と思ってしまいます。
原作ではこの先がまだ続いていますが、できたらまたMAPPAさんに作って欲しいですね!(今は呪術廻戦で大変か^^;)
『アリス・ギア・アイギス』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
平和な世の中になり、アクトレスの出撃が激減した世の中、成子坂製作所に高幡のどかという少女が就職希望でやってくるところからスタート。しかもアクトレスの適性がないのどかだったが、成子坂のエース比良坂 夜露に憧れており、適正を上げるための訓練を兼ねて就職することに。そこからは特にバトルは無く、殆ど日常生活のほのぼの(?)した様子を描いているアニメでした。ただラストにのみ、ギアの研究に没頭する御成屋総合技術開発室の辺見博士が人体実験を兼ねてのどかの劣等感を刺激し誘い出し、自社開発のギアをつけさせ、探しに来た夜露と戦わせる。しかし成子坂のメンバー総動員でこれを阻止。夜露ものどかを必死に止め、辺見は逮捕され事件は解決。もう一度アクトレスになるために勉強すると決めたのどかは、成子坂を退職し、自分の道を進むのだった―――というストーリーでした。
ゲームやったことないのですが、TVCMなどで戦闘シーンを放送しているのを見ていたので、バトルアニメが見られるのかな、と期待して見ていたんですが、ほぼずっと日常系のゆるい話で終了でした。最後にようやくギア戦が見られましたけど、見せ場はそこだけでしたね💧 逆にゲームをプレイしている人には、普段の姿が見られたアニメは貴重だったのかも。ターゲットをどこに絞っていたのかわかりませんでしたが、日常系のゆるい話が好きな人には面白かったかもです。
『絆のアリル』:ヴァーチャルアイドルのキズナアイを元に、彼女に憧れるアニメ版主人公がVチューバ―になるために成長していく物語でしたVチューバ―を養成する学校に入学した主人公のアリルは成績優秀なラピンドールになってキズナアイのようになりたいと願いつつも、思いつきでVチューブチャンネルで番組を作ってみたり、作曲をしてみたりするものの、なかなか上手くいかない。そんな中学校で一人紅茶を飲んでいる男子生徒と出会う。何故か彼の傍にいると落ち着き、アイディアのきっかけを貰い、そこで紆余曲折しながらも少しずつではあるが順位を上げていく。やがてクリスとノエル、リズらと出会い、更に仮想世界での相談役になっていたマルマルと出会ったことで、Vチューブアーティストとしての大切なものに気づいてゆく。アリルはこの4人と一匹(マルマル)でユニットを作り、それを発表したところ、大層人気が集まるが、マルマルというマスコットを入れた人気取り、と揶揄されマルマルは自信を喪失。学園側もユニットではランキングを上げない方向で話が進み、アリルもコンテスト出場の上位15位圏内から大きく外れ絶体絶命のピンチに。しかしマルマルもメンバーの一員であると正々堂々と批難からマルマルを守るアリルに、マルマルこと紅茶の少年はクオンとしてチームに加入。最後のチャンスにアリルは満を持してこの5人でユニットでの曲を発表する。すると圧倒的パフォーマンスと構成により、見事に上位15位以内に入ることができたのだった―――というストーリーでした。
ヴァーチャルアイドルを見たことないので初見だったんですが、キズナアイは結構人気のようですね。なので番組の感想書き込みを見ると「キズナアイが出ないのが悲しい」という書き込みが沢山あったので、多分アイが主人公の作品だと思われたんでしょうね。知らなかったのでかもしたは素直に物語を追っていました。ストーリー展開はお約束で、ちょっと型破りで情熱だけはある主人公が、周りを巻き込みTOPに立つ!というもの。正直、話の膨らみは少なかったと思います。最後のマルマルことクオンの葛藤を導くところはドラマがありましたが、後は何でも思い付きと破れかぶれで突っ切っていく。主人公としては描きやすいでしょうが、やはり成長がなかなか見られないのが勿体なかったかな。ただアニメシーンよりVチューブの3D演奏シーンが全て一曲全部フルで作られていたので、アニメのストーリーが主軸ではなく、Vアイドルの紹介が第一の目的にあったように見受けました。Vチューバ―好きな皆さんの感想はどんなだったか気になるところです♪
『異世界はスマートフォンと共に2』:なろう系小説のアニメ化2期目でした。
一期目は雷に打たれて死亡後、神様によって転生させられ異世界でも使えるスマホの力と、勝手に与えられたチート能力を駆使し、ベルファスト王国の危機を救った主人公の望月冬夜。今回は古代遺跡を捜索し、バビロンの遺産である工房を手に入れ更なる力を手に入れる。各冒険の最中に各国の王女たちを助けたことで、冬夜は各国の王から「王女たちに見合うだけの地位がないと示しがつかない」と言われ、ベルファスト・レグルス両国から領土を譲渡されて、新たな国:ブリュンヒルド王国の国王となった。そして冬夜は各工房のゲートを次々と開いていく―――というストーリーでした。
お約束のチートとスマホで何でも解決、加えて妻が7人(のちに2人増える予定)のハーレムアニメでしたが、今期も変わらず、何かに手を出せば、必ず女の子がもれなく付いてくる、というシチュ。…てか、スマホは何処へ行った?( ̄▽ ̄) なんかもはや一体化していて、使っているシーンが全然見かけなかったんですが。安定の展開なので、好きな人には好きな作品ですね。ただ今回もどうにも脚本が…。色々中途半端なまま終了してしまいました💧 最終的に何を成したか、というのがはっきりしないんですよ。興味本位と「これがあったら便利!」というものを簡単に見つけて、更にラッキースケベなシーンが加わる、という美味しい展開が積み重なっていくだけで。どんなご馳走も毎日食べれば飽きるのと同じで、もうちょい主人公の成長譚みたいなのが入ってくれると面白みが出てくると思うのですが。原作読んでないのでわかりませんが、折角脚本が付くなら、少し幅を広げてもよかったんじゃないかな、と思うのが感想でした。
『スキップとローファー』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の岩倉美津未は石川県育ちだったが、地元の過疎化を憂い、もっと地元を活性化させるため、将来は大臣になる✨ことを夢として、それを達成するために、親戚の叔母(※本当は男性)の住む東京に出て、高偏差値の高校へ進学した。しかし初日から通勤ラッシュに巻き込まれ人酔いしたところに、志摩 聡介という同じ高校の生徒が出くわし、介抱してくれる。初日は散々だったものの、やがて同じクラスの友達もでき、加えて積極的に学園の仕事をすべく、生徒会に入会する。勉強と生徒会の仕事に邁進するため、恋愛感情には鈍感。しかし落ち込んでも立ち直りの速い彼女に、志摩君を始め、クラスメイト達の信頼は厚くなっていく。特に志摩くんは実は幼少期にステージママにより子役として芸能界にいたこともあったが、本人の意思とは関係なくやらされていたことで、母との確執があった。そんな彼を責めにモデルの西城梨々華が因縁をつけに来たこともあったが、仲裁に入った美津未のお陰で、志摩君も次第に未来を前向きにとらえるようになっていくのだった―――というストーリーでした。
漫画読んだことなくって初見だったんですが、面白かったです!美津未ちゃんは何しろここまで人生設計作っているのに、出だしから躓くという、天を仰いで足元を見ないタイプ(苦笑) ある意味今までにないヒロインでしたが、そんな彼女の「転んでも、起き上がるのは早いんだ!」に結構感動しました。人生転ぶことの方が多いですよ。でも小さな子が段々転ばないように歩けるのと同じく、経験を積めばたとえ転んでもどうにかして起き上がる方法を沢山身に着けるわけで。もちろんポジティブな性格で前向きにとらえるというのも大事です。もしかしたらおそらく志摩君と恋愛…っぽい感覚を持つようになってくるのかな、とは思うのですが、何しろ人生設計の目標がでっかいので、わき目を振らないかもしれませんね。でもそれは美津未の価値観であり、誰にも侵害できる領域ではない。もう少し脇を見る余裕が出てきたら、もっと素敵な何かが見つかると思うのですが…。それは今後のお楽しみ♪ 今期の新番組の中では、どっぷり恋愛でもなく、友情関係とかリアルな高校生の視点が共感出来て好きな番組でした。
『東京ミュウミュウにゅ~♥』:漫画原作のアニメ化作品で、今回が2期目の完結編でした。
相変らず地球再生のために必要なミュウアクアを探し、エイリアンたちとのバトルの続く展開でしたが、今季初めて「青の騎士」という謎の男性が苺の危機を度々救いにやってくる。最初は邪魔な存在と排除に向っていた敵のキッシュたちだったが、最後に来て実は青の騎士は青山君の身体を借りた、エイリアンたちの長「ディープブルー」であり、青山君の意識を押さえつけ、地球から人類を排除し、疲弊した自分たちの星のエイリアンたちを地球に導く役目をおっていたことが発覚。一時いちごはその現実にパニックになり、青山君を守るためにミュウミュウの仲間たちを攻撃してしまう失態を冒すが、仲間の励ましを受けて、再度地球を救うために立ち上がる。最後までディープブルーの中に眠る青山君に呼びかけ、地球と彼らの星の両方を救う手段を考えようとし、ディープブルーもそれに応えようとするが、そこにタルトが割って入り、ディープブルーの中に眠る最後のミュウアクアの力を発動させようとする。しかし青山君の意識が目覚め、いちごと共にミュウアクアの力で彼らの星を救済する。これによりエイリアンたちは自分の星が復活したため地球を必要とせず、元の世界へと戻っていく。これでミュウミュウの活動も終わり、青山君は留学へと向かい、いちごたちは再びカフェミュウミュウに集うのだった―――というストーリーでした。
原作を知らないのでアニメオリジナルのストーリーを素直に見続けましたが、ある意味スッキリと落としどころに収まった感じでした。本筋以外の日常系の話も多かったですが、対象年齢の若い子供たち向けならこんなものじゃなかろうかと。何故に夜中に放送していたのか、これが一番謎でした(笑)どう見ても「セラムン」「プリキュア」系列なので、日曜の朝の方がよかったのでは・・・?でもやっぱり青山君の「いちごは僕の猫なんだから」と首に鈴付けるのがよくなかったのか!?Σ( ̄口 ̄|||)(※一部でDVっぽい、というお達しがあったようで)ともかく、中途半端感はなくってしっかり話を収めてくれたのは良かったです。原作読んでいないので、石田さん演じるみんとのお兄ちゃんが、実は悪役なのでは?とずっと疑ってかかっていましたが、普通にただの妹想いの兄ちゃんでした(笑) いえ、何かごめんなさい<(_ _)>
『久保さんは僕を許さない』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の高校1年生の白石純太は非常に存在感が希薄で、クラスメイトも教師も、挙句コンビのレジの人にまで気づかれない。だがそんな彼を直ぐに見つけてくれるクラスメイトの久保渚咲。何故か彼女だけは白石君の存在に気づいてかかわりを持とうとしてくる。やがて家族ぐるみで会う機会を作ったり、自然と二人の距離は縮まってくる。2年生になってからも久保さんと同じクラスになった白石君は、誰も気づいてくれない誕生日に久保さんからプレゼントをもらい、心から喜ぶ。…それにしても未だ誰も気づいてくれない白石君を、何故に久保さんは見つけられるのか―――それは中学の時に、別の学校にいた友達から、卒業アルバムの写真で白石君はちゃんとその場で写っているのに、欠席者の扱いをされていたのを見て、とても興味が沸いたから。やがて同じ学校、同じクラスになり、存在感の無さに驚きつつもその人柄に惹かれている久保さんがいたのでした―――というストーリーでした。
先日最終回を迎えた「僕の心のヤバい奴」と似た境遇ですが、あちらは中二病をこじらせ、こちらは存在感がない中にあって、両方とも可愛いヒロインが自分を見つけてくれるという、とっても夢が籠りまくった展開でした♥ ただ「ヤバい奴」の方に比べて、白石君はとっても穏やかで優しい性格なので、久保さんが惹かれるのもちょっとわかる気がします。ジェットコースターのような急激な話のアップダウンはありませんが、何かとってもほのぼのとしていて、ゆるい脱力系な感じがよかったです( ̄▽ ̄) こんな感じの学園ものもたまにはあると、心が休まります♥

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2023春アニメ最終回①

2023年06月19日 21時41分32秒 | アニメ

すっかり暑くなってきましたね💦毎日の通勤で汗だくなかもしたです。
ここ数日、介護保険の関係で各方面から連絡が入ってくるので、仕事中でもうっかりできないのですが、この暑さでボォ~~~ッとしてしまってか、記憶するのがすっかり苦手になってしまっております。
夏本番前にこんな調子で、梅雨明けたらどうなるんだろう^^;

そんな忙しい中でもすっかり春アニメも終わりを迎えて来ております。
なのでまたちょこちょこっと感想を走り書き。
『王様ランキング 勇気の宝箱』:漫画原作で、2年前に放送されましたアニメ本編の外伝的な短編集アニメでした。
主人公のボッチが生まれる前の出来事や、本編で描かれなかった部分や、本編終了後、カゲを追って旅に出る時の周囲の人々の話が盛り込まれておりました。
もう毎回と言っていいほど泣かせていただきましたが、今回も外伝と言いつつ、本当に感涙物のストーリーばかりでした( ;∀;)✨
何と言いますか、普通でしたら「憎むべき敵」が存在するのがストーリーの膨らませ方なんですけど、ここには一人として悪役非道な人間はいないんですよね。普通だったら継母のヒリング様や腹違いの弟ダイダなんかはボッジの敵になってもおかしくないし、実際ダイダはそういう負の感情も持っていました。でも、最終的にはちゃんと自分の非を認め、ヒリング様もどうやって愛情をかけたらいいのか、悩みながらも決して背中は見せない母の強さもあって。本編中では一番の敵であったオウケンさんも、実際には不老不死の呪いが解ければ物凄く部下想いのいい人✨ そしてデスハー&デスパーさんを合わせた3兄弟も、一見厳しい上にクセのある方々ですが、兄弟想いのいい兄弟でしたし。もちろんボッチの努力やカゲの献身も大事な要素です。
絵本風のキャラや背景と相まって、凄く心に響く物語なので、これは夜中じゃなく、子どもの見ている時間に放送して欲しいなぁ(*´ω`*) めっちゃ素敵でした!
『僕の心のヤバいやつ』:こちらも漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の中学二年生:市川 京太郎は中二病をこじらせ、常に負の感情で周りを見下す根暗な少年。その彼と対比するかのような明るく美人でモデルをやっている山田 杏奈はクラスの人気者。接点もなく過ごすはずだった二人だが、市川君が引きこもる図書室に、誰にも見られないからと、図書室にお菓子を持ち込んでは食べる山田さんと居合わせたことで、関係が急展開する。自分に無いものを持つ山田さんに劣等感を抱きながら、それを皮肉った目で見ていた市川君だったが、人気があるなりに人知れず苦労する山田さんの危機を何度か救うこととなる。これにより山田さんは市川君に興味を持ち、絡んでくるようになる。面と向かって言い返せない市川君だったが、やがてそれが恋心であるということに、まだ彼は気づかない…というか認めようとしない心がざわつくのだった―――というストーリーでした。
最初見たときは、本当に市川君が暗くって、何につけても穿った目で人を見下して、それでいて本人を前にすると強く言えない、一番面倒なタイプで見るの疲れそう、と思っていたのですが、地味に山田さんと接近する機会が増えていくにつれ、徐々に心の声が綺麗になっていくというか、普通の男子の感情になっていく様子が微笑ましくなってきました( ̄▽ ̄) でも接点は図書館でしたけど、山田さんが本気で市川君を気にし出したのは、やっぱりあの先輩から付き合おうと言われ、上手く断れず困っていたところを市川君が体を張って(自転車投げ込んで)止めてくれたからだと思います。そういや種でもラクス様がキラを好きになったのは、人質なんてよくない!とプラントに彼女を返そうとしてくれた行動を見てなんですよね。まさに、山田さんもそういう言葉だけじゃなく、行動で救ってくれる市川君がよかったんだろうなと。まだ原作が続いているので、アニメではほんのり恋心に気づき始めたところまででしたが、のんびり心に気づいて行けるといいですね☆
『マイホームヒーロー』:こちらも青年漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公は平凡なサラリーマンで妻と娘の3人家族の鳥栖哲雄ある日一人暮らしの娘が彼氏であり不良の麻取延人からDVを受けているのを見て、娘を救おうとしたところ、誤って延人を殺してしまう。バレれば半グレ集団が自分たちの過程を脅かすため、哲雄は妻と共謀して延人の遺体を隠し、処理する。しかし延人の父親が組織の上層部で、半グレ集団のリーダー的存在の間島恭一に延人を探すよう命じられたことから、哲雄を怪しんだ恭一がしつこくつけ狙う。哲雄と妻、そして恭一が互いに駆け引きを行い、遂に哲夫は恭一を延人殺しの犯人に仕立て上げ、解放される。しかし恭一は脱走し、哲雄が犯人だと確信する。それを延人の父親に告白し、延人の父は哲雄を襲う。だがそこに警官が近づいたことで、絶体絶命のピンチから脱したものの、延人の父はその場で命を失う。哲雄が手にかけた訳ではないが、状況的に非常に危険だったため、哲雄は一人山中に延人の父の遺体を埋める。これで全てが片付いたと思ったが、そこに台風が近づいていることに、不安がよぎる哲雄だった―――というストーリーでした。
この世の中、転生だったりチートだったりの能力が溢れまくった主人公のアニメが氾濫する中、全くと言っていいほど普通の中年サラリーマンが、ひたすら探偵推理ものの知識だけを頼りに、ギリギリの窮地を掻い潜っていくという、スリルとサスペンスにあふれた作品でした。いや、毎回どうやってピンチを乗り越えるのか、ドキドキハラハラでした。しかもいかにも現代風の半グレ集団の恐ろしさもあって、余計に臨場感がありました。でも一番の驚きは主人公の声が諏訪部さんだったこと!何しろ跡部様(テニプリ)だったり青峰(黒バス)はじめ「俺様✨」キャラのCVが凄く多くて目立つところ、この気の弱い体力にも自信がない中年サラリーマンを演じられて、最初キャスト見たときはびっくりでしたΣ(・ω・ノ)ノ! すごいなぁ~諏訪部さん。
久し振りにこういうリアリティのあるサスペンスで、チートなアニメ界でのいい刺激になった感じです。ただ、あの台風で絶対遺体が見つかるでしょうね。多分哲雄一家の戦いはここからが本番なんでしょう。悪いことはしちゃいけませんね。(教訓!)
転生貴族の異世界冒険録』:こちらはなろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公はコンビニ強盗に殺されてしまった少年でしたが、本来は誰も死ななかったはずなのに、自ら死に向ってしまったため、神々がとんでもないチート能力を与えて異世界に転生。そして地方貴族の息子:カインとなった彼は、そのとんでもないスキルと能力でこの世界の限界を知らないまま、フルパワーで敵を倒し、やがては王国の王女の命を救ったことで彼女の婚約者となり、男爵の地位が与えられてしまう。王家と縁続きになったため、国王より自重しろと言われるものの、結局毎回無自覚にフルパワーを発揮し、冒険者となるために魔法学校への編入試験でも教員以上の実力を見せつけてしまうなど、毎回騒ぎを起こすことに。しかしカインがスキル上限までのチート能力を与えられたのは、邪神がこの世界に迫っており、それを退治する使命を与えられているからだと、この世界の創造主から聞かされる。そして邪神アーロンが復活。王国を滅ぼそうと迫ってくるが、創造主の下で更に修業を積んだカインが見事に倒し、国の平和は守られたのだった―――というストーリーでした。
はい、もう言うことなく、全てのチートを集めまくった無敵の主人公ですので、何があってもピンチにはなりませんでした。ある意味命の危機を全く感じさせないので、安心してみていられる、といえばそれまでですが、もう離しが毎回「イベント発生→チート能力で想定以上の力を無自覚に発揮→周囲の目は羨望の眼差し→国王に自重しろと怒られる」の繰り返しでした^^;なので、主人公の成長とかも無いため、話しの膨らみもなく、正直見続けるかどうか迷いました。原作ファンの声では「冒険ストーリーが面白い」というのがあったので、これからが本編なのかな、と毎回待っていましたが結局無し。いい加減自分の能力を押さえることを覚えろ!と言いたい気分でした(苦笑) 2期目があっても、同じ展開だったらもうお腹いっぱいです。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里偏』:もう何も語る必要も無し!大人気漫画原作のアニメ化。今回で4作目です。
今期は遊郭編で折れた刀を直してもらうために、剣士であっても秘密とされる刀鍛冶の里に炭次郎と禰豆子が出向いたことからストーリーは開始。同じく里を訪れていた不死川玄弥と柱の二人、時任無一郎と甘露寺密璃らと共に、上限の肆の半天狗と伍の玉壺との戦いとなる。半天狗は炭次郎と禰豆子と玄弥と密璃が。玉壺は無一郎が倒し、禰豆子はこの戦いで太陽を克服し、言葉もわずかながら話せるようになる。しかしそれこそが無惨の狙いで、無惨は禰豆子を手に入れるため、次の行動に移る―――ところまでを描かれていました。
いや~今回もアニプレックスさんが、どんだけ力入れたんだ!!?(゚д゚)!ってなるくらい、凄い造りになっていました。
先ずは何といっても第一話の無限城✨ あの背景シーンの制作にどれだけ時間費やしたかと思うと、ただただ圧巻で映画を見ているようでした。
そして毎回バトルシーンも凄いなぁ~と思って見ていたんですが、本当に描き込みが細かい。普通だったらもう静止画にちょっと連射の動きを加えてそこだけアニメにするのが多いですけど、密璃ちゃんの戦闘シーンは刀の動きが予測不能だけに、細かい切れ目の光を入れたり、細かかったですね!まぁどうしても一部同じシーンを使いまわしているところはありましたが、ここまでの制作を考えたら手抜きとは言えず。オリジナルの密璃ちゃんのお子様時代の話も可愛くって、凄く感情移入しやすかったです。
ただ一つだけ無かったのは玉壺の人間時代のエピソードがカットされちゃってましたね。でもあれはかなり原作は猟奇的な話なので、やっぱりアニメにはできなかったか…( ̄▽ ̄;) 夜遅い時間とはいえ、子どもたちも見る作品ですから、入れるのは映倫に引っ掛かりますね、きっと。
あと、やっぱり効果音も入れ方が好きです。特にオリジナルの禰豆子の歌も、流れた瞬間(無事とわかっていても)炭次郎のことを思うとやっぱり涙が(ノД`)・゜・。どこまでもはまらせてくださるアニプレックスさんに大感謝です。刀鍛冶の里偏は遊郭編より起伏が少ない、という人もいますが、かもした的には℃の話でも甲乙つけられないです。
今度は「柱稽古編」の制作が決定したとのことで、きっとこのまま無限城編までやってくれると思いますが!とりま、続編も大期待で楽しみにしてます!(^^ゞ

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傷つけど、愛してる。

2023年06月17日 20時52分10秒 | ノベルズ

あの大戦が終わった日、決めたんだ。

命を賭してオーブの理念を守り抜いたお父様の代わりに、

そして戦争で傷ついた人達―――アスランも、キラも、ラクスも、みんな、

そして何より愛するオーブをわたしが守るって

 

だから我武者羅に頑張った。

まだ為政者として何から手を付けたらいいのかすらわからなかった私。

でも―――止まるわけにはいかない。

大切なものを、オーブを守るためなら、弱くったって 辛くったって、走り続けなきゃ。

私には立ち止まる選択肢なんてなかった。

必至に走り続けた。

 

―――でも、あの時―――

 

「俺の家族は、オーブに、アスハに殺されたんだ!」

 

真っ赤な怒れる瞳が、私の足を立ち止まらせる。

(お父様たちが、命を投げ出してまで守ったのに、何故憎まれなきゃいけないんだよ!?)

でも後になって、思い知ったんだ。

お父様たちが選んだ方法は、決して国民みんなを救えたわけじゃない、ということを。

命だけじゃない。心だって―――

 

たった一人の少年に、何も言い返せない自分に苛立ち、更にデュランダル議長からも諭すように

 

「いいえ姫、争いが無くならないから、力が必要なのです」

 

柔和に微笑んで見せる彼は、既に私が何も答えることができないことを見抜いていた。

 

そう―――言い返せなかったのは、私自身がまだ何も成していないからだ。

 

お父様と違ってこんな小さな手しか持っていないのに

この手で私が全部守るなんて、よく言えたものだ。

 

プラント、ZAFT、太平洋連合…いや、オーブ国内からでさえ、容赦なく私に襲い掛かかってくる困難。

それに対処するのが精一杯で、一番近くにいた大切な人が傷ついていることさえ、気にかけてやれなかった。

 

アスラン、ごめんな。

私は不甲斐ないばかりに。

自分の出来うる手段で何とか争いを回避しようと、プラントに戻る彼を止める権利は私にはない。

ただ、彼の私への思いを受け止め、指輪をはめる―――ただそれだけが私の心のよりどころ。

 

しかし、その思いさえ打ち砕かれていく。

二度目の大戦がはじまり、ミネルバを匿ったことで地球連合からの圧がさらに増え、結局はユウナとの結婚で、私にかかった負担を減らす…いや、セイラン家が私からオーブという船の舵を奪った。

 

そして何より―――アスランの思いを裏切る―――身を引き裂かれるような痛み

 

それでもなさなきゃいけない!

オーブ首長会から、連邦軍から、いや、それだけじゃない。

ミネルバと…あの赤い瞳の少年:シンから激しく受ける圧に酷く、それでも強く耐えて、 

 

―――「それでも、私は全部守るんだ!」―――

 

自分でそう決意したんじゃないか!どんな困難が襲い掛かっても、オーブを、大切な人を守るって。その為には、自分の体は国の物。そして、そう…「心」だって…

だからユウナとの結婚を決めた。

アスランへの思いを無理やりにでも封じ込めて。

覚悟決めた あの日の涙は 嘘じゃない!証明だって出来るから―――

 

「出来ないでしょ。」

 

全て悟ったような瞳でキラが、私の心の一番深いところに隠していたものを鋭く突いてくる。

結婚式の途中で私を奪取したキラとラクス、そしてAA。

私がいなくなったことで、完全にオーブはセイランの手に渡った。そして連合と同盟を結んでしまう。

(そんな―――!)

私は叫ぶ。血のにじむ心の底から

 

―――「オーブの理念を忘れたのか!?」―――

 

だが、決して認めぬ戦いに、キラが私を射抜く。

「オーブ国内を押さえられず、連合軍と同盟を結んじゃったのは、カガリの責任でしょう?」

決して他国を侵略せず、他国に介入せず、それがオーブの正義のはずだ。でも、

 

(じゃあ、正義は何処に在るの?)

 

膝を折った私は自分の両手を見つめる。

なんて無力な小さな手

何一つ 掴めないで馬鹿だな

その手で唯一できたのは、顔を覆って泣くことだけで。

 

これだけ傷ついても、それでもまだ私にできることはあるのではないか?

私はオーブを裏切れない。このまま見過ごすわけにはいかない!

そこにそっと差し伸べてくれた優しい手。

「まずはやってみる。そして考える。」

そうラクスは言ってくれた。

Try&Error

人生はそれでいいんだと。

 

でもな、ラクス。

それには一つ大きなリスクがあるんだ。

何よりも大事な――『人命』

Errorを起こせば、確実に人の命が奪われてしまう。

失敗は許されないんだ。

 

それでも、何とかオーブとミネルバとの戦いを止めたい!

説得に応じてくれるだろうか。

かつてラクスが何度もプラントに訴え続けたように、オーブの理念を訴え続ければ、聞いてくれるだろうか…?

ずっと独りで身を削って、壊れそうでも決めたから。私が守るからって。

するとキラも、AAの皆も頷いてくれた。

「僕もやれるだけやってみるから。」

だから戦場の只中でルージュを駆り、私はありったけの思いを込めて叫んだ。

 

「オーブの理念にそぐわない戦いは今すぐ止めるんだ!」

 

それでもそこには地獄だけが待っていた。

連合とオーブ軍を前に現れたのは満身創痍のミネルバと、そして――シンの搭乗するインパルス。

あの時、私に向けた憎しみをそのままぶつけるかのように、インパルスはたった一機で駆逐艦を次々と落としていく。連合だけじゃなく、私の目の前でオーブ軍を、ムラサメ、そして旗艦「タケミカヅチ」がなすすべもなく目の前で轟沈する。あの少年、オーブで育ったシンの手で。

それでも覚悟を持って死出へと向かう彼らを、涙で見送るしかなかった。

 

(どうしてこうなってしまうんだろう…)

 

大切なものを 守りたくて 守りたくて

ただひたすら走ってきたのに、

怖くたって 痛くたって

私には立ち止まる選択肢はない

今だって、必死に走って 走って 走ってるけど

それじゃ、ダメなのか?

 

願ったって叶いやしない 

それでも戦闘を止めさせたくって、AAと共に各地を回った。

 

でも更に痛みは続く。

キラが討たれた―――インパルス―――シンに。

シンの憎しみはキラの護りたい思いをも凌駕した。

(どうして…ここまでするほど、彼はオーブを、私を憎んでいるのか? キラを討って、心は満たされたのか?憎しみは晴れたのか??)

 

―――「殺したから殺されて、殺されたから殺して、それで最後は本当に平和かよ!?」――

 

あの時自分で言い放った言葉を、同じくシンに向けたかった。

けれど

今の私に、その資格はあるのだろうか?

「守る」どころか失ってばかりの私に。

 

キラは何とか一命はとりとめたけど、御旗のMS:フリーダムを失った。

この先どうすればいいのだろう?

それでも立ち止まれない。

私はオーブを守るって決めたんだから。

覚悟決めたあの日の涙には、今も嘘なんてつけない。

 

どん底から何度でも這い上がらなきゃいけないのが、私の決めた道。

そこにZAFTから脱走してきたアスランが救助された。

傷ついて、それでも議長の真意を私たちに知らせるために。

「アスラン!アスラン!!」

悲鳴に近い嗚咽と共に名を呼べば、土気色の唇が僅かに開いた。

「守りたかった…カガリ…キラ…」

撃墜され、瀕死の状態の彼を見て、泣いて 泣いて

一度違えた道は、もう再び交差することは無いかと思っていた。

でも、アスランはこの戦いの真実を握り、命がけで戻ってきてくれたんだ。

こんなにボロボロになっても、それでも意思を貫いて。

眠ったままの冷たい彼の頬に手を触れて、

私はまた、あの日の覚悟をまた思い出す。

アスランも、キラも、ラクスも全部守るって覚悟決めた、あの日の涙には嘘なんて つかない!

 

(だったら―――!)

 

私は立ち上がる。ジブリールを匿ったとしてオーブがZAFTからの攻撃を受けたあの戦いで、私は国を取り戻すことを決めた。

今度こそ、道を誤らない。ただその一心で。

私の目の前には、理念を携えてくれる仲間と、お父様の遺した意思=「アカツキ」がいた。

こうして皆の協力で、セイラン親子を捕縛し、オーブを取り戻すことができた。

今度こそ、私の手を持ってこの国の舵と、理念を証明してみせる!

 

だが、ようやくオーブを建て直そうとした矢先、議長の発表が全宇宙を震撼させる。

『ディスティープラン』

遺伝子に刻まれた運命に従って生きること。

でもそれは「決められたこと以外、してはいけない」という表裏一体の定。

自由と平等を掲げるオーブの理念とは正反対。

 

つまり議長は―――オーブを滅ぼすことを決めていた。

 

「宇宙へあがろう、アスラン。」「あぁ。」

キラとアスランは新たな機体を得て、最前線で戦うことを決めてくれた。

でも私は共にはいけない。

今度こそ、私の手でオーブを守るために。

もう一度私は自分の手を見つめる。

今は 小さな手

でも、それでもいいんだ。受け止めるに足りない分は、

仲間と合わせて一つにして―――

 

そして私は彼らを見送る

私個人の幸せより、オーブを選んだ。

まだ何も成していない私が、全て自分が守ろうなんて、なんて大それたことを思い上がっていたのだろう。

だから、今はアスランのくれた指輪を外す。

彼は私の思いを汲んだように、何も言わず抱きしめてくれた。

口にせずとも全身から伝わってくる、彼からの思い―――

 

(―――行ってくる。今度こそ、迷うことなく君を、オーブを守って見せるから。だから、君もどうか無事で―――)

 

だから私も別れの言葉話は言わない。そっといつの間にか広くなっていたその背に手を回す。

 

(―――どうか無事に帰ってきてくれ。無理するなよ。それから―――)

 

いや、今は言えない。

お前が帰ってきた時、まだ私への想いがあったなら―――なんて。傲慢だよな。欲張りすぎる。ユウナとの結婚の時、決めた覚悟とは違う。国を守るために仕方がなく、じゃない。

今はただ、オーブと、この戦争と、議長の計画を止めるためだけに、私は私の命をかけた戦いをする。

今はこれでいい。

だから笑って、いつかまた「抱きしめて」

きっと、この想いは届きやしないけど。

 

そして、オーブと共に救いたい人がいる

 

大切なものを

許したくて 許せなくて 

怒りをぶつけてきた、あの真っ赤な瞳の少年。

彼も、どうかこの戦いで生きていて欲しい。

そして、もう一度だけでいいから、今のオーブを見て欲しい

 

全部 元に戻ることは無いけれど

それでも、お前の憎しみも怒りも、救えることができるなら…

 

今わかったよ。

シン…お前と私は同じだったんだ。

オーブに裏切られ、それでもオーブを好きで。

ずっと独りで塞ぎ込んで 壊れないように

 

でもな、私には仲間がいてくれた。

一緒にオーブを、世界をいい道へ導こうとしてくれる人たちが。

だから、今度はお前に寄り添いたいんだ。

そして肩を並べて、こう言ってやりたい。

 

「同じだな。」

 

傷つけど、やっぱりオーブを愛してる、って―――

 

 

・・・Fin. (Respect for ぷす)

 

 

***

 

 

最近忙しすぎて、自分の時間がなかなか取れなかったんですが、久しぶりにSSです。
今回はモノローグ風でカガリ様の種運命の心象をお届けしてみました。
タイトルを見た瞬間、「あ!」って思った方も多いと思います(笑)そんな貴方は東リベファンですね✨
そう、TVアニメの東京リベンジャーズの2期目「聖夜決戦編」のED『傷つけど、愛してる』( Song by ツユ)をオマージュした作品となっております。
最初にこの歌詞を聞いた瞬間、「まるで運命の時のカガリみたいだ・・・」と思わずにいられなかったんですよ。本当は「聖夜決戦編」のヒロインでもある柴柚葉ちゃんをイメージした作詞になっているんですが、まさに逃げたくても逃げられない、いや、逃げちゃダメなことを自分自身に誓いながら、それでも何とか弟の八戒くんを、柴家を大寿の暴力から守ろうと必死になっている彼女の姿が、どうにも理念ごと国の崩壊に向かっているオーブを守ろうと泣いているカガリダブるんですよ!毎週東リベ2見ながらEDは姫様を思いつつ歌を聞いてました。
無論、姫様主役となれば、相方のアスランを選ぶところなんですが、劇中、同じように「祖国を愛していたけど、裏切られて失望と憎悪の対象になったのに、どこかまだ思いを捨てきれない人物」=シンも重ねてみました。傷ついてもやはり忘れられない家族との思い出の地。一見加害者側(アスハ)と被害者(シン)で立場は違うと思うのですが、それでも視線の先にはオーブがある。なので、今回はカガリからシンに語り掛ける感じで書いてみました。
本来だったら、結末まで書き上げてようやく完成✨・・・になると思うのですが、今回はあえて中途半端なところで切りました。
勿論、真の続きはこれから始まる「劇場版」になるから。カガリとシンがどういう関係に描かれるのか分からないのですが、このストーリーの先にある二人の決着が、劇場版で見られたらいいな、と思う願いも込めて、ここまでで止めておきます。
ともかく、この曲で、いつかオマージュしたいな~と思っていたところ、今日少し時間ができたの一気書き!(笑)
楽しんでいただけましたら幸いです(^人^)

 

 

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お説教再び<(_ _)>

2023年06月15日 21時59分37秒 | 雑記

いつもの決め台詞☆「時間がない~~!!」の中、今日はどうしても時間を取らねばなりませんでした。

そう―――歯の詰め物が取れて、めっちゃ染みるんですよ。
ここの所、暑いせいで冷たいものが欲しくなってしまい、冷えた麦茶とか飲むと「キーン!」と来た来たぁあああ!!(>0<)💦
致し方ないので、ようやく歯科の予約が取れて、今日行ってきました。
予約の電話入れてから1週間待たされて、なんでこんなに待つことに?と思ったら、歯科助手さん「先日、虫歯予防デーでしたもので…」
そうか、コイツのせいか。私の受診を遅らせたのは…

でも6月4日「虫歯予防デー」で、ちゃんと受診して、歯の健康診断もやる方がいるというのはいいことですね♥

それはさておき、詰め物に関しては先生も「あー、取れちゃったの?」くらいだったんですが、かもしたの口の中見た瞬間、
先生「・・・💧」
かもした(ですよね~^^;)
はい、また見事にルイボスティーが染色してくださいまして。何とか表の方は「ステイン除去成分」の入っている歯磨き粉を使って取りこぼしがないか見ているんですが、どうしても歯の裏が見られないので、また真っ黒になっていたようです。(ミラー買えばいいんですけどね💦すぐ忘れる)
なので、先生の代わりに歯科衛生士の方が「また真っ黒ですよ?まだ前回受診から3か月くらいですよね?どこをどうしたら、こんな真っ黒にすぐ染まるのですか??」(←呆れ半分、お怒り半分。)
ルイボスは染まりやすいというのは常々聞いてはいたんですが、飲んだ後うがいする様に心掛けてはいたんですが、どうしてもやっぱり染まるものは染まる(ーー;)

例のごとく、あの超音波の「キィ~~~~~~~~ン!!」って耳に来る奴と、「ゴリゴリゴリ」っていう表面磨きのヤツで、多分30分くらいかけて磨いていただきました。(ー人ー)

「必ずお茶飲んだらうがいして下さいね!」ときつーく言い渡されましたので、今晩から努力します。はい。

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アスラン下さいっ! Σ( ̄口 ̄;)

2023年06月13日 22時16分38秒 | 雑記

今日は昼ごはん食べ損ねたかもしたです💧
いきなり相談が舞い込みまして。しかも結構鬱々な話を延々気づけば2時間近く聞いていて、12時少し前にやってきて、「シクシクシクシクシクシクシクシクシクシク( ;∀;)」が落ち着くまでにえらい時間かかりました💦
なので学食ももう閉まっちゃった(今日は暑かったので、お弁当は食中毒の危険があると思って持って行かなかったのが仇になった(ノД`)・゜・。) 結局購買に売れ残っていた調理パン一個食べたのですが、結構軽めのやつだったので、あんまり満腹感がない。
午後からの仕事でも血糖ジャンジャン使いまくって、なんかもう「糖分くれよ!糖分を!!(屮゚∀゚)屮」と段々イライラしてきました。

なので帰りにコンビニに寄って、糖分買ってきたよ!

そうです、桃のシャーベット!
果汁結構入っている新製品、って聞いたので、前から一度は食べてみたいと思っていたのです。
元々桃は好きな果物ですが、推し(アスラン)の好きな食べ物が🍑だと知って20年。もう「🍑=アスラン」なくらい桃を見れば食べてみたくなる(笑)

しかも🍑の品種に「アカツキ」がありますからね✨ これを運命と言わずとしてなんぞや!
見つけた瞬間、早く食べたくて🍑をトンビのごとく奪い、思わずでレジで「アスラン下さい!」って言っちゃったじゃないか!💦←多分ものすごく疲れていたせいです( ̄▽ ̄)♥

レジの方が外国人の方で、「?(*'ω'*)」ってなってましたけど「あぁ、『アイス』ね🍦」って理解してくれたみたいでよかったわw

うすらぼんやりしてますが(苦笑)果肉はごろっとわかる様には入っていません。言ってしまえばネクターのシャーベットという感じですが、あそこまでの砂糖は加わっていないので「甘すぎ💦」とはなりませんでした。
でも普通シャーベットだと、だいたい果汁って5%、入っていても10%くらいなところを、こちらは45%も入っているので、本当に🍑の香りと甘みがします。時折もっちり感のある歯ごたえの部分が果肉かな。

美味かったっす・・・✨(T0T*)感涙

シャーベットなのでカロリーも少なかったですし、🍑の香りと味を楽しめて、好きな人にはたまりませんね!
今日は滅茶暑かった(気温29度って何さ・・・💧)ので、こういったシャーベットの方が喉越し良くって丁度良かったです♥

これ気に入ったから、また買って来よう♪季節限定品のようなので無くならないうちに買いだめねば!(`・ω・´)ゞ

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