中耳炎かと思っていた耳ですが、痛みが止まらないので病院に行ってみたら、どうやら良性の腫瘍のようです。
耳の中じゃなくって、耳介にできているんですが、触ったらかなり痛い。腫瘍そのものが痛い訳ではなく、周りの神経を圧迫しているようで。でも自然と引っ込む可能性もあるので、しばらく様子を見ましょう、ということになりました。
でも昨夜睡眠中にどうにも耳が痒くなったらしくって、寝ぼけて耳をかいたらしく<ズキーン!>の衝撃で目を覚ましましたよorz めっさ痛みが止まらなかった(ノД`)・゜・。朝には引いていましたけれど、とにかく触らないようにして置きます。
そして、痛みを忘れるためにも最終回を見る。番組数も多くなってきたので、サクサクっと感想。
『重神機パンドーラ』:久しぶりの2クールオリジナルアニメでした。
次世代型エネルギーの「量子リアクター」の開発途中の事故で、ブライと呼ばれる進化系生物が発生。人間社会は滅亡にまで追い込まれたが、その量子リアクターの開発者で事故の中心人物だった主人公:レオンは、ハイパードライブという対ブライ兵器を人型兵器に応用することに成功。自身も操縦車となって、対ブライ戦闘組織「パンドーラ」に入隊。人類の最終防衛線となるネオ翔龍に飛来するブライを撃退し続ける。
だがその一方でレオンは、実はブライも量子リアクターの影響下で進化した生物であり、ハイパードライブを使用し続けることで、自分たちも進化=ブライ化していく懸念を、レオンの師であり友人で、保護したクロエの兄であるロンから示唆される。そしてハイパードライブの生み出す多重次元の中で、ロンの意志の一つを持つジークがブライによって既に滅びの道を進む人類世界の変革を求め、この世界を一度混沌により滅ぼそうとする。
だがこの世界を救いたいレオン、は新たな家族となったパンドーラの仲間たちと共にジークを撃退。ジークはいずれかの次元に去り、レオンたちは再びネオ翔龍で、ブライの脅威から人類を守るため戦い続ける―――というストーリーでした。
単純に「科学の発展とその影響下による破滅への警告」をテーマにしている一方で、何度も出てくる「家族の繋がり」もまたテーマ。
量子だったりハイパードライブだったりと、難しい科学用語が結構登場しますが、決して近未来の話ではなく、あんまり科学に固執すると、本来生き物が持つべきものを失っていく危険みたいなのを例えていた気がします。例えば人工的なエネルギーが、かえって他の生物に影響して、人類を脅かす存在・・・現在でも耐性菌とか、人のさらに上を行く進化で危険な生き物が現れているので、漫画やアニメの中の話じゃないと思います。そういうハード面の危機もありますし、言葉を交わさなくなってくることで、人同士の絆も薄くなっている感じですね。コミュニティーが少ない。それもまた危険です。人の心を読むことができなくって、内側に勝手な執着や嫉妬をどんどん溜め込んで、挙句命を奪ったり、そういう精神面の危機も謳っているような作品でした。よく考えると重いテーマでした。
後は河森さんの所為か、やっぱり中国系w 『マクロス』しかり、中国のスタッフさんから声をかけられたそうですが、やっぱり「ミンメイ」以来、影響はありますね。クロエちゃん可愛かったですv
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』:今期多かった「異世界に行ってみた」シリーズの一つ。ラノベ原作のアニメ化でした。
主人公のネトゲヲタクでかなりのコミュ障の坂本拓真は、ある時極めたゲームの中に、魔王のような姿で異世界にいることに気が付く。聴けば目の前にいる少女二人が召喚したというのだが、契約する際のキスで何故か少女二人の方が奴隷になってしまう。拓真は小心者の性格をごまかすために、尊大な魔王『ディアブロ』を名乗り、少女の一人:レムの体内に存在する魔王の魂を開放する手掛かりを探して(ついでに奴隷契約解除の魔法も探して)、異世界を旅することに。
路銀稼ぎに様々なクエストをこなすが、魔王崇拝者を敵視する教団の一向に付け狙われたり、レムの魔王の魂を狙われる。ついにレムの中にある魔王の魂を開放することに成功するが、魔王;クレブスクルムは仲良くなったレムが教団に殺されそうになる場面を見て凶暴化。ディアブロでも何とか弱体させるのが精いっぱいだが、最後はレムの説得でクレブスクルムは元の少女の姿に戻る。そして彼女を迎えた一行は旅を続けるのだった―――というストーリーでした。
ラノベのお約束のハーレム状態ですが、見せ方として、大体物語の冒頭にハーレム状態&女の子の主人公取り合い合戦があって、後半にバトル、がお約束の流れ。でもこれに関しては、見せ場は割と前半で、最後の方でハーレム状態にチキンの主人公がバトル以上に苦戦して終了、というある意味新鮮(笑)なオチでした。異世界物は色々ありますが、ともかくお色気と冒険は欠かせないアイテムなんですね。でも結構ストーリーは見せ場があったので面白かったです。一応当初の目的までは果たせてくれたので、スッキリした感じです。
『すのはら荘の管理人さん』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公の椎名亜樹は、どこからどう見ても女の子にしか見えないような外見。その彼が男らしくなろうと一念発起し、中学入学を機に上京し学生寮である「すのはら荘」へ入寮するが、そこで待っていたのは、いろいろと大きくて柔らかい管理人の春原彩花と女子ばかりの先輩3人だった。更に彩花の妹菜々やその友人たち、果ては実の姉:茉莉アでやってきて、ひたすら亜樹は構われっぱなしの日常を過ごすのだった―――というストーリーでした。
いわゆる「思春期の男の子が妄想する憧れを実現させたいシチュエーション」ですね。美人でナイスバディのお姉さんと一緒にお風呂だの、一緒に寝るだの、絶対あり得ないですが、多分ここに登場する女性(主人公以外男性は全く登場しない)はみんな「姉属性」で、小さな弟を可愛がるという感覚でしかないんだろうなと。そうであっても絶対「下乳の汗を拭かせる」なんてことしませんけどね。小学校低学年でもうさせないよ(笑)
結局亜樹は男の子っぽくなれたんだろうか・・・というか全然男として見てもらっていないので、状況的に変わりないですね。少なくとも「サンタクロースは本当にいる!」と信じている間は無理だ(笑)
とにかく、3次元の世界じゃ絶対あり得ないことですので、男子諸君はくれぐれも誤解なきように。
・・・というか、お母さんは「しょっちゅう管理人さんと一緒にいて、学校の男子の友人はできたのか!?そっちが心配だよ!」
『夢王国と眠れる100人の王子』:原案はゲームの今期2作目の「異世界シリーズ」。でもこっちは主人公は女の子。いわゆる乙女ゲームです。
ヒロインはごく普通のOLだが、気が付くとそこは異世界。そこに兎のような生き物がおり、「世界はユメクイという存在に脅かされており、眠れる王子を起こしてユメクイから世界を開放して欲しい。貴女はその力のある姫君だ。」と言われる。訳の分からないまま、アヴィという王子を目覚めさせた姫は、ある日市場でキエルというと出会う。記憶の無い彼はどうやら王子らしく、姫とアヴィ、執事のナビと共に、世界を巡り王子たちと出会う。その最中、次第に記憶の断片を思い出していくキエル。やがてキエルは夢で支えられている国の王子で、父である国王を失い、国王の従者であったセティークを探していたのだった。ついに国に戻るキエルだったが、セティークは自分の心の闇が生み出した「ケガレマル」に体を乗っ取られ、キエルやアヴィに襲い掛かる。だが記憶を取り戻し、父の願いを知ったキエルはケガレマルに勝利。国王として国に残り、姫とアヴィ、ナビを見送るのだった―――というストーリーでした。
最初は典型的な「お姫様が王子たちの力を目覚めさせ、各地を回る。そしてあちこちの王子から求愛される」パターンなのかな、と思っていたのですが・・・いつの間にか、キエルがメインヒロインになっていた(笑) 姫ちゃんの存在感が・・・(汗 目覚めさせる力がある、といいつつ、現実的にユメクイとバトルしているシーンがあまりないので、総じて姫の活躍も・・・。アヴィも姫よりキエルと絡んでいるほうが多かったw まぁそれはそれで「そっち系」が好きな女子にはたまらん展開でしたw
流石に王子様100人は登場させられませんでしたが、なんか久しぶりにアンジェリークっぽい作画と設定で、懐かしかったです。
『七星のスバル』:こちらもラノベのアニメ化でした。
ユニオンというゲームの中で、伝説的な強いパーティがあった。その名を「スバル」といい全員小学生のパーティだった。だが、「このステージでプレイすると、本当に死ぬ」というクエストに挑んだところ、主人公の陽翔は、メンバーの旭姫に庇われ、そのため旭姫はリアルでも死亡。陽翔はメンバーから「旭姫を殺した」と責められ、以降ゲームから離れる。だが高校生になったある日、友人にユニオンでの協力を求められ、仕方なく参加した際、宝箱を手に入れるとそこにはなんと旭姫がいた。旭姫は長い間眠っていただけだといい、自分が死んでいるとは思っていない。そんな彼女には元々アバター能力としては珍しい「予知能力」を持っており、それを狙って各所から追手がやってくる。旭姫は「スバル」の再結成を願っており、陽翔が現実世界で元メンバーに協力を願いでるが、咲月はしぶしぶ、貴法は旭姫を手に入れるために陽翔と対立するなど、過去の遺恨もありなかなか一つにまとまらない。だが旭姫が狙われている理由を知り、散り散りになっていたメンバーはやがて終結。最大の敵:グノーシスを退け、スバルはまた一つにまとまった―――というストーリーでした。
原作はまだ続いているので、最大の謎「旭姫は何故ゲーム内で生きているのか?」ということだったり、元々リアルでもっている力のこととか、伏線が張られたまま回収されないで終了でした。まぁ致し方ないと言えばそれまでなんですが、物語の目的がそこに辿り着くことだったので、もしアニメでそこまで描けないのであれば、ちょっと方向性を変えてもよかったのかも。アニメオリジナルとして。
後はやっぱりメインヒロインは旭姫なので、ちやほやされるのは当然だとしても、他のキャラクターがその分報われていないのもちょっとすっきりせん。特に咲月ちゃんが。フラれるわ、誤解されるわ、見ていて段々可哀想になってきた(哀) 折角7人なので、サブにももうチョイ光があって欲しかったです。
『ちおちゃんの通学路』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。
主人公の高校生:ちおちゃんは、「ひたすら学校では目立たない存在」を目指して、早くに登校している・・・はずなのに、ヤンキーに絡まれるわ、小学生に因縁つけられるわ、遠回りしすぎてとんでもないことになるわ、etc・・・とにかく普通に登校できない毎日を過ごしている。そんな目立たないはずの思いっきり目立つちおちゃんの通学風景を描いた作品でした。
いや~毎日毎朝、こんな状態で登校していたら(下校はない。いつも学校を目指しているので、多分登校時のはず)、今日一日の体力と気力を使い果たしているんじゃないかと^^; バイオレンスすぎる・・・でも大体原因は自分で作っているので文句は言えないw 無駄に運動神経がいいので、そこが災いを呼んでいるのでは(あと発想力がゲーム過ぎるのも問題)。
道路工事している→屋根の上を歩けばいいと、人の斜め上を行く発想を中止すれば、むしろ目立たず登校できると思いますが。
とりあえず、無駄なことにツッコミ入れたい人向きのアニメでしたw
『殺戮の天使』:こちらは元々ゲームですが、小説や漫画でも描かれている総合メディア作品。
主人公のレイチェルはある日、病院の地下室で目覚める。両親も医師の姿もなく、部屋から出るとそこからは彼女の命を狙う殺人者で溢れた世界。
ひょんなことから最初の殺人者であるザックと「無事にここから抜けられたら、ザックに殺してもらう」という誓いを交わし、二人で各階にある謎を解きつつ、殺人者からの攻撃をかわし、ついに最後の教会に辿り着く。ここでザックは階下で受けた攻撃で出血がひどく、レイチェルは一人で階下に戻って薬を探しに行くが、神父によるレイチェルの断罪裁判が始まる。だが、ザックへを救いたい一心のレイチェルは何とか切り抜け、ザックと共にこの建物を抜け出す方法を探し、最上階ㇸ。だがその部屋は「ザックに見られたくないレイチェルの真実」が語られる部屋だった。必死に見せるのを拒もうとするレイチェル。だが、彼女が閉じ込められている間にザックはその部屋に入ってしまう―――というストーリーでした。
今期三本の指に入る気に入った作品は?と聞かれたら、この作品は確実に入れると思います。ゲームをプレイしたことがないんですが、謎解きとホラーという、ある種ゲームの「バイオハザード」をプレイしている感覚に覆われます。バイオシリーズは結構好きで、何作もプレイしているので、こういうの大好きv でも多分実際プレイしたら、謎解き(概ね部屋を脱出、あるいは次のルートに進むために必要)の時点でクリアできなさそう^^; レイチェルみたいに頭良くないからな。
面白かった・・・んですが、非常に残念だったのは、「最終回なのに完結しなかった」ことですね。ザックが部屋を見てレイチェルの秘密を見たところで終わってしまったので、最後二人とも無事に脱出できたのか、あるいはレイチェルはできなかったのか、凄く気になるところで終わってしまった!!(><) あまりにも結末が気になって、ゲームのネタバレを見てしまったんですが・・・実はゲームでも解釈がみんなバラバラみたいですね。「あれは二人とも救われた」のか、それとも「レイチェルの見た夢」だったのか、etc・・・色々あったので、これは実際自分でプレイしてみないと分からないみたいです。悔しい・・・(--;)
画面じゃ最後に[to be continued」と記載されていたので、もしかしたらどこかで「本当の最終話」を放送する可能性も無きにしも非ず、ですが。
余談ですが、ザックの役の岡本信彦さんは、とにかく怒鳴っているので、今期かっちゃん(ヒーローアカデミア)とザックと、気づけば怒鳴る役ばっかりでしたね(苦笑) 20年前の☆さんみたいだw 「喉、大事にしてください。」
『はるかなレシーブ』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公の遥は、両親が海外転勤するため、一人日本で沖縄の親せきの家に居候の身となる。そこで年下の従妹:かなたと再会。二人がビーチに行くと、ビーチバレーの日本一である成美たちのチームと出会う。面白半分にビーチバレーを見ていたはるかに成美が激怒。言い合いの末、成美&彩紗の二人と勝負することとなる。そこではるかは実はかなたが元々成美とチームを組んでいたが、伸び悩んだためにビーチバレーを辞めてしまったため、成美に引け目を感じていることを知る。だが改めてかなたとチームを組みたいはるかは、かなたのビーチバレーへの情熱を再燃させ、二人に挑む。そして何とか1ポイントを取ることができた。それによりはるかはすっかりビーチバレーに魅入られ、高校で先輩のエクレア・ペアと共にビーチバレー部を結成。全国大会に沖縄代表を目指して試合に挑む。結果、二人は勝利し、改めて成美たちに挑む決意を固めた―――というストーリーでした。
ビーチバレーってなかなかメジャーではない競技なので、初めて細かいルールを知りました。オリンピックでも種目としてありますが、意外に知らなかったことが多くって、見ながら「へぇ~」と感心。
また、単なるスポーツアニメというだけではなく、かなたの心理的な成長も見られたのがよかったです。あとBGM。凄く夏らしいというか、沖縄っぽいイメージ(島唄とかではない)の爽やかな曲が多くって、沖縄の風景にマッチしていて見ていて爽快な気分でしたv
1クールでかなりキチキチに詰め込んだこともあって、ちょっと試合の重圧感が少なかった気がしないでもないですが、ビーチバレーの魅力は十分に伝えられた作品ではないかな、と思います。
さて、これからどんどん最終回がやってきますが、全部はできないけれど、ガシガシ見ていきたいです(^^ゞ
耳の中じゃなくって、耳介にできているんですが、触ったらかなり痛い。腫瘍そのものが痛い訳ではなく、周りの神経を圧迫しているようで。でも自然と引っ込む可能性もあるので、しばらく様子を見ましょう、ということになりました。
でも昨夜睡眠中にどうにも耳が痒くなったらしくって、寝ぼけて耳をかいたらしく<ズキーン!>の衝撃で目を覚ましましたよorz めっさ痛みが止まらなかった(ノД`)・゜・。朝には引いていましたけれど、とにかく触らないようにして置きます。
そして、痛みを忘れるためにも最終回を見る。番組数も多くなってきたので、サクサクっと感想。
『重神機パンドーラ』:久しぶりの2クールオリジナルアニメでした。
次世代型エネルギーの「量子リアクター」の開発途中の事故で、ブライと呼ばれる進化系生物が発生。人間社会は滅亡にまで追い込まれたが、その量子リアクターの開発者で事故の中心人物だった主人公:レオンは、ハイパードライブという対ブライ兵器を人型兵器に応用することに成功。自身も操縦車となって、対ブライ戦闘組織「パンドーラ」に入隊。人類の最終防衛線となるネオ翔龍に飛来するブライを撃退し続ける。
だがその一方でレオンは、実はブライも量子リアクターの影響下で進化した生物であり、ハイパードライブを使用し続けることで、自分たちも進化=ブライ化していく懸念を、レオンの師であり友人で、保護したクロエの兄であるロンから示唆される。そしてハイパードライブの生み出す多重次元の中で、ロンの意志の一つを持つジークがブライによって既に滅びの道を進む人類世界の変革を求め、この世界を一度混沌により滅ぼそうとする。
だがこの世界を救いたいレオン、は新たな家族となったパンドーラの仲間たちと共にジークを撃退。ジークはいずれかの次元に去り、レオンたちは再びネオ翔龍で、ブライの脅威から人類を守るため戦い続ける―――というストーリーでした。
単純に「科学の発展とその影響下による破滅への警告」をテーマにしている一方で、何度も出てくる「家族の繋がり」もまたテーマ。
量子だったりハイパードライブだったりと、難しい科学用語が結構登場しますが、決して近未来の話ではなく、あんまり科学に固執すると、本来生き物が持つべきものを失っていく危険みたいなのを例えていた気がします。例えば人工的なエネルギーが、かえって他の生物に影響して、人類を脅かす存在・・・現在でも耐性菌とか、人のさらに上を行く進化で危険な生き物が現れているので、漫画やアニメの中の話じゃないと思います。そういうハード面の危機もありますし、言葉を交わさなくなってくることで、人同士の絆も薄くなっている感じですね。コミュニティーが少ない。それもまた危険です。人の心を読むことができなくって、内側に勝手な執着や嫉妬をどんどん溜め込んで、挙句命を奪ったり、そういう精神面の危機も謳っているような作品でした。よく考えると重いテーマでした。
後は河森さんの所為か、やっぱり中国系w 『マクロス』しかり、中国のスタッフさんから声をかけられたそうですが、やっぱり「ミンメイ」以来、影響はありますね。クロエちゃん可愛かったですv
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』:今期多かった「異世界に行ってみた」シリーズの一つ。ラノベ原作のアニメ化でした。
主人公のネトゲヲタクでかなりのコミュ障の坂本拓真は、ある時極めたゲームの中に、魔王のような姿で異世界にいることに気が付く。聴けば目の前にいる少女二人が召喚したというのだが、契約する際のキスで何故か少女二人の方が奴隷になってしまう。拓真は小心者の性格をごまかすために、尊大な魔王『ディアブロ』を名乗り、少女の一人:レムの体内に存在する魔王の魂を開放する手掛かりを探して(ついでに奴隷契約解除の魔法も探して)、異世界を旅することに。
路銀稼ぎに様々なクエストをこなすが、魔王崇拝者を敵視する教団の一向に付け狙われたり、レムの魔王の魂を狙われる。ついにレムの中にある魔王の魂を開放することに成功するが、魔王;クレブスクルムは仲良くなったレムが教団に殺されそうになる場面を見て凶暴化。ディアブロでも何とか弱体させるのが精いっぱいだが、最後はレムの説得でクレブスクルムは元の少女の姿に戻る。そして彼女を迎えた一行は旅を続けるのだった―――というストーリーでした。
ラノベのお約束のハーレム状態ですが、見せ方として、大体物語の冒頭にハーレム状態&女の子の主人公取り合い合戦があって、後半にバトル、がお約束の流れ。でもこれに関しては、見せ場は割と前半で、最後の方でハーレム状態にチキンの主人公がバトル以上に苦戦して終了、というある意味新鮮(笑)なオチでした。異世界物は色々ありますが、ともかくお色気と冒険は欠かせないアイテムなんですね。でも結構ストーリーは見せ場があったので面白かったです。一応当初の目的までは果たせてくれたので、スッキリした感じです。
『すのはら荘の管理人さん』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公の椎名亜樹は、どこからどう見ても女の子にしか見えないような外見。その彼が男らしくなろうと一念発起し、中学入学を機に上京し学生寮である「すのはら荘」へ入寮するが、そこで待っていたのは、いろいろと大きくて柔らかい管理人の春原彩花と女子ばかりの先輩3人だった。更に彩花の妹菜々やその友人たち、果ては実の姉:茉莉アでやってきて、ひたすら亜樹は構われっぱなしの日常を過ごすのだった―――というストーリーでした。
いわゆる「思春期の男の子が妄想する憧れを実現させたいシチュエーション」ですね。美人でナイスバディのお姉さんと一緒にお風呂だの、一緒に寝るだの、絶対あり得ないですが、多分ここに登場する女性(主人公以外男性は全く登場しない)はみんな「姉属性」で、小さな弟を可愛がるという感覚でしかないんだろうなと。そうであっても絶対「下乳の汗を拭かせる」なんてことしませんけどね。小学校低学年でもうさせないよ(笑)
結局亜樹は男の子っぽくなれたんだろうか・・・というか全然男として見てもらっていないので、状況的に変わりないですね。少なくとも「サンタクロースは本当にいる!」と信じている間は無理だ(笑)
とにかく、3次元の世界じゃ絶対あり得ないことですので、男子諸君はくれぐれも誤解なきように。
・・・というか、お母さんは「しょっちゅう管理人さんと一緒にいて、学校の男子の友人はできたのか!?そっちが心配だよ!」
『夢王国と眠れる100人の王子』:原案はゲームの今期2作目の「異世界シリーズ」。でもこっちは主人公は女の子。いわゆる乙女ゲームです。
ヒロインはごく普通のOLだが、気が付くとそこは異世界。そこに兎のような生き物がおり、「世界はユメクイという存在に脅かされており、眠れる王子を起こしてユメクイから世界を開放して欲しい。貴女はその力のある姫君だ。」と言われる。訳の分からないまま、アヴィという王子を目覚めさせた姫は、ある日市場でキエルというと出会う。記憶の無い彼はどうやら王子らしく、姫とアヴィ、執事のナビと共に、世界を巡り王子たちと出会う。その最中、次第に記憶の断片を思い出していくキエル。やがてキエルは夢で支えられている国の王子で、父である国王を失い、国王の従者であったセティークを探していたのだった。ついに国に戻るキエルだったが、セティークは自分の心の闇が生み出した「ケガレマル」に体を乗っ取られ、キエルやアヴィに襲い掛かる。だが記憶を取り戻し、父の願いを知ったキエルはケガレマルに勝利。国王として国に残り、姫とアヴィ、ナビを見送るのだった―――というストーリーでした。
最初は典型的な「お姫様が王子たちの力を目覚めさせ、各地を回る。そしてあちこちの王子から求愛される」パターンなのかな、と思っていたのですが・・・いつの間にか、キエルがメインヒロインになっていた(笑) 姫ちゃんの存在感が・・・(汗 目覚めさせる力がある、といいつつ、現実的にユメクイとバトルしているシーンがあまりないので、総じて姫の活躍も・・・。アヴィも姫よりキエルと絡んでいるほうが多かったw まぁそれはそれで「そっち系」が好きな女子にはたまらん展開でしたw
流石に王子様100人は登場させられませんでしたが、なんか久しぶりにアンジェリークっぽい作画と設定で、懐かしかったです。
『七星のスバル』:こちらもラノベのアニメ化でした。
ユニオンというゲームの中で、伝説的な強いパーティがあった。その名を「スバル」といい全員小学生のパーティだった。だが、「このステージでプレイすると、本当に死ぬ」というクエストに挑んだところ、主人公の陽翔は、メンバーの旭姫に庇われ、そのため旭姫はリアルでも死亡。陽翔はメンバーから「旭姫を殺した」と責められ、以降ゲームから離れる。だが高校生になったある日、友人にユニオンでの協力を求められ、仕方なく参加した際、宝箱を手に入れるとそこにはなんと旭姫がいた。旭姫は長い間眠っていただけだといい、自分が死んでいるとは思っていない。そんな彼女には元々アバター能力としては珍しい「予知能力」を持っており、それを狙って各所から追手がやってくる。旭姫は「スバル」の再結成を願っており、陽翔が現実世界で元メンバーに協力を願いでるが、咲月はしぶしぶ、貴法は旭姫を手に入れるために陽翔と対立するなど、過去の遺恨もありなかなか一つにまとまらない。だが旭姫が狙われている理由を知り、散り散りになっていたメンバーはやがて終結。最大の敵:グノーシスを退け、スバルはまた一つにまとまった―――というストーリーでした。
原作はまだ続いているので、最大の謎「旭姫は何故ゲーム内で生きているのか?」ということだったり、元々リアルでもっている力のこととか、伏線が張られたまま回収されないで終了でした。まぁ致し方ないと言えばそれまでなんですが、物語の目的がそこに辿り着くことだったので、もしアニメでそこまで描けないのであれば、ちょっと方向性を変えてもよかったのかも。アニメオリジナルとして。
後はやっぱりメインヒロインは旭姫なので、ちやほやされるのは当然だとしても、他のキャラクターがその分報われていないのもちょっとすっきりせん。特に咲月ちゃんが。フラれるわ、誤解されるわ、見ていて段々可哀想になってきた(哀) 折角7人なので、サブにももうチョイ光があって欲しかったです。
『ちおちゃんの通学路』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。
主人公の高校生:ちおちゃんは、「ひたすら学校では目立たない存在」を目指して、早くに登校している・・・はずなのに、ヤンキーに絡まれるわ、小学生に因縁つけられるわ、遠回りしすぎてとんでもないことになるわ、etc・・・とにかく普通に登校できない毎日を過ごしている。そんな目立たないはずの思いっきり目立つちおちゃんの通学風景を描いた作品でした。
いや~毎日毎朝、こんな状態で登校していたら(下校はない。いつも学校を目指しているので、多分登校時のはず)、今日一日の体力と気力を使い果たしているんじゃないかと^^; バイオレンスすぎる・・・でも大体原因は自分で作っているので文句は言えないw 無駄に運動神経がいいので、そこが災いを呼んでいるのでは(あと発想力がゲーム過ぎるのも問題)。
道路工事している→屋根の上を歩けばいいと、人の斜め上を行く発想を中止すれば、むしろ目立たず登校できると思いますが。
とりあえず、無駄なことにツッコミ入れたい人向きのアニメでしたw
『殺戮の天使』:こちらは元々ゲームですが、小説や漫画でも描かれている総合メディア作品。
主人公のレイチェルはある日、病院の地下室で目覚める。両親も医師の姿もなく、部屋から出るとそこからは彼女の命を狙う殺人者で溢れた世界。
ひょんなことから最初の殺人者であるザックと「無事にここから抜けられたら、ザックに殺してもらう」という誓いを交わし、二人で各階にある謎を解きつつ、殺人者からの攻撃をかわし、ついに最後の教会に辿り着く。ここでザックは階下で受けた攻撃で出血がひどく、レイチェルは一人で階下に戻って薬を探しに行くが、神父によるレイチェルの断罪裁判が始まる。だが、ザックへを救いたい一心のレイチェルは何とか切り抜け、ザックと共にこの建物を抜け出す方法を探し、最上階ㇸ。だがその部屋は「ザックに見られたくないレイチェルの真実」が語られる部屋だった。必死に見せるのを拒もうとするレイチェル。だが、彼女が閉じ込められている間にザックはその部屋に入ってしまう―――というストーリーでした。
今期三本の指に入る気に入った作品は?と聞かれたら、この作品は確実に入れると思います。ゲームをプレイしたことがないんですが、謎解きとホラーという、ある種ゲームの「バイオハザード」をプレイしている感覚に覆われます。バイオシリーズは結構好きで、何作もプレイしているので、こういうの大好きv でも多分実際プレイしたら、謎解き(概ね部屋を脱出、あるいは次のルートに進むために必要)の時点でクリアできなさそう^^; レイチェルみたいに頭良くないからな。
面白かった・・・んですが、非常に残念だったのは、「最終回なのに完結しなかった」ことですね。ザックが部屋を見てレイチェルの秘密を見たところで終わってしまったので、最後二人とも無事に脱出できたのか、あるいはレイチェルはできなかったのか、凄く気になるところで終わってしまった!!(><) あまりにも結末が気になって、ゲームのネタバレを見てしまったんですが・・・実はゲームでも解釈がみんなバラバラみたいですね。「あれは二人とも救われた」のか、それとも「レイチェルの見た夢」だったのか、etc・・・色々あったので、これは実際自分でプレイしてみないと分からないみたいです。悔しい・・・(--;)
画面じゃ最後に[to be continued」と記載されていたので、もしかしたらどこかで「本当の最終話」を放送する可能性も無きにしも非ず、ですが。
余談ですが、ザックの役の岡本信彦さんは、とにかく怒鳴っているので、今期かっちゃん(ヒーローアカデミア)とザックと、気づけば怒鳴る役ばっかりでしたね(苦笑) 20年前の☆さんみたいだw 「喉、大事にしてください。」
『はるかなレシーブ』:こちらは漫画原作のアニメ化でした。
主人公の遥は、両親が海外転勤するため、一人日本で沖縄の親せきの家に居候の身となる。そこで年下の従妹:かなたと再会。二人がビーチに行くと、ビーチバレーの日本一である成美たちのチームと出会う。面白半分にビーチバレーを見ていたはるかに成美が激怒。言い合いの末、成美&彩紗の二人と勝負することとなる。そこではるかは実はかなたが元々成美とチームを組んでいたが、伸び悩んだためにビーチバレーを辞めてしまったため、成美に引け目を感じていることを知る。だが改めてかなたとチームを組みたいはるかは、かなたのビーチバレーへの情熱を再燃させ、二人に挑む。そして何とか1ポイントを取ることができた。それによりはるかはすっかりビーチバレーに魅入られ、高校で先輩のエクレア・ペアと共にビーチバレー部を結成。全国大会に沖縄代表を目指して試合に挑む。結果、二人は勝利し、改めて成美たちに挑む決意を固めた―――というストーリーでした。
ビーチバレーってなかなかメジャーではない競技なので、初めて細かいルールを知りました。オリンピックでも種目としてありますが、意外に知らなかったことが多くって、見ながら「へぇ~」と感心。
また、単なるスポーツアニメというだけではなく、かなたの心理的な成長も見られたのがよかったです。あとBGM。凄く夏らしいというか、沖縄っぽいイメージ(島唄とかではない)の爽やかな曲が多くって、沖縄の風景にマッチしていて見ていて爽快な気分でしたv
1クールでかなりキチキチに詰め込んだこともあって、ちょっと試合の重圧感が少なかった気がしないでもないですが、ビーチバレーの魅力は十分に伝えられた作品ではないかな、と思います。
さて、これからどんどん最終回がやってきますが、全部はできないけれど、ガシガシ見ていきたいです(^^ゞ