うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

夏アニメ最終回⑥

2018年09月25日 20時34分24秒 | アニメ
昨日は中秋の名月。ちょこっとだけ月も見えました。食い意地はっているかもしたには、五穀豊穣、豊かな実りに感謝しなければなりませぬ(-人-)が、今年は西日本・北海道と、大変農作物に打撃が出た年でもあります。少しでも収穫できたことに感謝ですね。
そんなわけで、ハロウィンも重ねて御祝せんといかんですね(あれも元々収穫祭)。

食べること以外では最終回チェックできることがありがたい(笑)
『プラネットウィズ』:オリジナルアニメでした。
主人公の高校生:黒井 宗矢は記憶喪失の高校生。気づけば自分の家族はでっかい猫:先生とゴスロリ少女:銀子。そんなある日、ネビュラウエポンが地球にやってくる。そこで地球を守るグランドパラディンが攻撃に出るが、銀子と先生は、宗矢に「グラントパラディと戦うよう」言われる。小型兵器の先生に乗り込んで言われるままグランドパラディンと戦う宗矢は、実はシリウス星人という宇宙人で、龍に滅ぼされた一族の生き残りだった。先生は龍の力を使い始めたグランドパラディンのいる地球を滅ぼす「着ぐるみ族」がネビュラウエポンを仕掛けていることを知り、宗矢は自身の意志で戦いに挑み、グランドパラディンの司令官:竜造寺 隆を倒すことができた。着ぐるみ族の長:閣下は尚、地球を滅ぼそうとするが、先生と宗矢は閣下を止めることに成功。しかし数年後、再び龍が隆の意識と共に復活。着ぐるみ族と地球の戦士たちは、一致団結して龍を止めるため、宇宙の次元の穴に龍を落とす計画を実行。宗矢・銀子・先生は身を挺して龍を次元の穴に落とす。次元に飲み込まれた3人が救出された先は、不毛の大地となっていたシリウス。だがそこに花が咲き始めているのを見つけた宗矢は、シリウスの復興を希望するのだった―――というストーリーでした。
最初は「正体不明の物から地球を守る」という単純構造かと思っていたんですが、一話で「倒そうとする方を倒す」という飛んでも逆転発想で、第一声「は?」なのは、まさしく宗矢君と同じ感想でした。視聴し続けてからくりが「逆転の逆転」という感じで、面白かったです。
ストーリーもさることながら、猫の「先生」の小山さんと、犬の「閣下」の若本さんの演技が妙に面白くって、そっちが主になってしましました(笑) いや~若本さんの声で「・・・ワン。」と言われるこの重厚感と言ったら!(笑) 「ワン」なのに、なんで重みがあるんだろうw ワン一つで深刻かどうかまでわかる。流石は若本さん。素晴らしかったです。
『悪偶』:中国の漫画原作のアニメ化でした。
主人公の愛はバレエダンサーだが、才能は凡人程度で日の目を見ない。彼女の友人:町は天才的ダンサーだが、ある日愛が出会った救済者の羅正という人物から、彼女が「悪偶」というその道の天才たちの魂によって力を得ていると教えられ、その実態を知る。悪偶は「裁縫師」という者たちの手で、天才を生存中に小さい塊にして死ぬこともできないまま埋め込まれた人間に才能を与え続ける、という。羅正は裁縫師の手から悪偶を開放するため、世界を回っており、町から悪偶を取り去ることに失敗した愛は、羅正と共に悪偶を開放する旅に出る。途中李白綿という天才児を巡り、最強の裁縫師:エルバドとの戦いが続くが、白綿の母:純貞がエルバドと取引し、なんとかその場を抑えることに成功。エルバドに敗北した羅正の回復を待ち、愛は裁縫師:ロスとなってしまった町を救うため、再び羅正と弟子となった白綿、純貞と共に裁縫師と戦う決意を新たにした―――というストーリーでした。
天才を天才たらしめているのは、天才によって操られているから、という発想設定が面白かったです。ただ、原作はまだ続いているからかもしれませんが、伏線は回収できず。羅正の孫の羅布も途中修行のやり直しを命じられ、退場したまま結局再登場することもなく、羅正さんも、実は「元裁縫師だった」らしいことまでエルバドが匂わせつつも、そこで終了。そして何より主人公の愛が殆ど見せ場がなかったですね。あくまで巻き込まれて逃げる。ひたすら逃げる。羅正の弟子になったけれど、修行らしいこともしていないし、致し方ありませんが、どうにも主人公が一番の山場から置いていかれているのが勿体なかったな。多分、もっとストーリーが続けばそのあたりも回収できてくると思いますが、続編やってくれるかな? もともと12話設定完結の予定でしたら、アニメオリジナルである程度完結した形に持って行ってくれてもよかったかもしれませんが、ともかく続きが放送されるなら、また見てみたいです。
『Phantom in the Twilight』:のちのちゲームも出るらしいですが、先ずはオリジナルアニメとして放送されたようです。
主人公のバイルー・トンは友人のシンヤオと共に、ロンドンの大学に留学してくる。が、到着早々アンブラと呼ばれる怪物に襲われる。その彼女を助けたのは「カフェ・フォービドゥン」の店員ブラッド・トウリュウ・ルークの3人。実は彼らは人間ではなく、吸血鬼・キョンシー・狼男だった。彼らはトンの曾祖母から救われ、彼女を今でも慕い続けている。彼らの世話になりながらもその矢先、シンヤオが攫われる。彼女をさらったのはクリスというルークの兄弟。だが彼女を狙うヘイシンからいち早く守って切れたため、シンヤオは彼に心を開くようになる。一方トンも力に目覚め、アンブラを倒していくが、力の加速はトン自身もアンブラにしてしまう危険が迫っていた。必死にシンヤオを探すトン。だがシンヤオはヘイシンたちに捕まり実験の末、取り込んだアンブラの力を発揮する兵器とされていた。ロンドン塔で最終決戦を挑んだトワイライツのメンバーと、助かっていたクリスの協力、トンの力でヘイシン一派を退け、ブラッドのおかげでシンヤオも解放され、彼らに日常が戻った―――というストーリーでした。
人気の人外ヒーローものですね。吸血鬼とか人狼とかキョンシーとか。そこに力を持った美少女主人公とくれば、このが好きな人にはたまらないですねv キャラデザも崩れることなくとってもきれいでした。ヒロインも決して彼らを頼るのではなく、しっかりと自分の価値観を持っていて、行動していたので共感が持てました。
ストーリーはひたすら「シンヤオを探して三千里」・・・じゃない、むしろ「安寿と厨子王」状態・・・。少し変化があってもばち当たらなかったかな~。「もうちょっとで手が届く!」みたいなハラハラ感もちょっと薄かったし。まぁシンヤオも自分でクリスの方を選んだというところもありましたが。
もうチョイ2クールくらいで放送してくれると、物語に厚みが出たんじゃないかな。
『ヤマノススメ』:おなじみアウトドア漫画の第3期です。この作品から結構アウトドア系の漫画やアニメが増えたんじゃないかな。
今回は山登りがメインというより、あおいとひなたの関係性の変化が大きなポイントだった気がします。あとは楓さんも受験で、登山は控えさせられて(友人強制)、ここなちゃんは変わりなし・・・かな?
今まで何でも「ひなたがいないとダメ」だったあおいが、自分でバイトを始めたり、ひなた以外のクラスメイトと交流を持つようになって、そこはとってもいいことだと思う。それはひなたもわかっているはずなのに、自分を頼ってこなくなったあおいに、なんか苛立ってしまう。・・・「幼馴染」だけの世界から「交友関係が広がった」ことでそれが成長なんですが、その相手の成長が、なんか認めたくない・いつまでも自分だけの物のはずなのに・・・というジレンマ。中学生くらいは一番その変化が激しい時期なので、ひなたはその難問に戸惑っている感じが見事に描かれていました。今まで味わってきた登山以上に急峻な山越えでしたね。でもそれを超えると、「心の成長」という頂上に到達できるんですが。
そんなわけで、今回一番の山は「心の成長」でした。
次回は是非念願の富士登山。一緒にご来光を見て欲しいですv
『One Room 2Season』:アパートだったりマンションだったり下宿先の隣の部屋の女の子と、「アナタ(男性)」のシチュエーションアニメの2期目でした。前回登場した花坂結衣と、新キャラの七橋御乃梨、天月真白の3人のストーリー。
多分「これが男の理想の出会い」なのかな。共通して言えることは、女の子の方が積極的で、主人公を恋愛方面に誘導していく感じですね。意識してやっているかどうかは微妙なところですがw 
普通の女の子だったら、いきなり男の人の部屋に女子一人で行かないでしょうし、「上がっていい?」とあったその日に言ったりしません(笑) 更に上がり込んだ上にシャワー浴びてバスタオル一枚なんてΣ( ̄口 ̄|||) そして、彼女から告白し、無事恋人同士になった途端、滅茶苦茶積極的!一緒に温泉行くわ、一緒に家族風呂に入るわ・・・。彼が一生懸命バイトしているのに「会えない!」と怒って「バイトの時間減らして一緒に遊んで!」な無茶ぶり発揮!こういった「我儘お誘いシチュ」に憧れるのかな、男子って。
とりあえず「お母さんは許しません」♪←笑 
『京都寺町三条のホームズ』:小説作品のアニメ化でした。
主人公の高校生:真城 葵は失恋の痛手から、地元を離れた京都で生活することに。ある日祖父の遺品を鑑定してもらおうと、寺町三条にある『蔵』に赴くと、そこで大学生の鑑定人で、「ホームズ」と呼ばれる家頭清貴と出会う。やがて目利きの才を持つ葵に清貴から『蔵』でバイトをしないかと持ち掛けられ、葵はアルバイトを始めるとともに、やがてホームズに依頼される骨董品関係をはじめとする様々な事件に立ち会うこととなっていく―――という作品でした。
小説は名前は何度か聞いたことがあったのですが、作品自体初見でした。探偵ものかな、と思って見たんですが、確かに「事件解決」の探偵ではあるんですが、多くは骨董品に関するものなので、多分古美術に興味がある人ならわかるのでしょうが、「楽茶碗」一つでも、かなり作者や種類があるので、さらっとした説明だと馴染みのない人には「?」だったかも。登場人物も古美術に関係する人たちなので、お金持ちばかりですし、普通の人が想像する「推理もの」とはちょっと違う世界感でした。なのである意味新鮮。アガサクリスティーの小説に登場するような、富裕層の間で起きる事件に感覚が近いかも。ゴージャスな資産家のパーティで起きる事件とかが多かったりするので、そっちの世界が好きな人にはたまらない設定だと思います。
『ガンダムビルドダイバーズ』:ガンプラバトルの世界を描いた作品でした。
主人公のリクは、それまでガンプラに興味はなかったものの、自作のガンプラでバトルするGBNのチャンピオンの戦いを見てハマり、自分も「00ガンダム」を作成し、友人のユッキーと共に参加する。やがて沢山の仲間たちと知り合い、「ビルドダイバーズ」を結成。様々なクエストにチャレンジしていく中で、リクの名は次第にGBN内に広がっていく。そんなリクが力を発揮しだしたのは、初めてダイブした際出会ったサラという少女。彼女の不思議な力で「00」が時折想定以上の力を発揮していた。穏やかで優しい彼女に仲間たちも意気投合するが、サラは実はGBNのバグが作り出した存在で、放置するとGBNが破壊される危険があることが判明。運営側はサラの存在を消去しようとするが、リクたちビルドダイバーズは、可能性は低いながらも別の素体に彼女の精神を移すことに賭けようとすることで対立。戦いによる決着はビルドダイバーズが勝利するが、バグがGBNを破壊しようとし始める。リクを始めGBN参加者全員が団結してこれを解決。サラも現実世界で動ける身体に意識を移すことに成功し、またみんながGBNを楽しむ世界が戻る―――というストーリーでした。
最初は「種関係のガンプラ来ないかな~」ぐらいの意識で見始めたんですよ。そうしたら、「あ、あれも知ってる!」「子のガンプラも知ってる!」状態に陥り、結局最後まで見てしまった(笑)
いえ、物語もよかったですよ。純粋に友情っていいよな~って思いました。…汚れた大人には遠い世界だわ(フッ)
サラちゃんが無事に生きることができてよかったです。それに関してチャンピオンも大佐もみんな「サラちゃんを消す」ことに躊躇しながらも「大人の事情」でリスクを最小限に抑える道を選ぶこと、vs どんなことがあっても、小さくても可能性があるなら仲間を助けたい!という純粋な子どもの願いの対比。これが物語が浅いと大人側は「大勢の人に迷惑がかかるからいけない!」で押し通そうとするだけなんですが、こちらの物語では、大人もちゃんとサラちゃんを一人の人間として意識を大事に扱い、苦渋の決断をしていた描写がしっかりあって、根っから悪い人なんていない、という認識を捨てさせなかったのがよかったです。救われた感いっぱいでしたよ。
種ガンダム探しも面白かったですが、無論主役機「00」もカッコよかったv 戦争ものじゃないからパイロットが死ぬ心配がなくって、心穏やかに見守れました( ̄▽ ̄) 最後にマギーさんの好きな曲が「インヴォーグ」だそうで(笑) いや、是非歌ってほしかったっすv