うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

くまモンが来た。

2016年05月22日 20時58分37秒 | イベント
本日の『真田丸』も、大変面白う見せていただきました。
・昌幸パッパ「わしは反対したんだが、源三郎がどうしてもというから・・・」
・↑兄上の代わりに叫ぶ「父上ぇ!ゲスなパッパ極みです!Σ(-口-;)」
・仕方なく席を立つおこうさんに涙(T0T)
・稲姫ちゃんの婚礼にこっそりくっついてくる忠勝パパv
・『ウォーリーを探せ』改め『忠勝を探せ!』
・忠勝パパの目にも涙(2週連続)
・おこうちゃん、侍女として復活!
・「違うだろう!(汗っ」源三郎。
・『水曜どうでしょう』改め『源三郎どうでしょう』
・一方の大阪は『落書き』に頭を悩ます渋谷区町会長・・・ではなく治部さん・刑部さん
・謎の解決は迷宮なしの頭は大人、名前は幼名(弁丸)、その名は『名探偵信繁』!
・毛利のおっちゃんは片桐さん。
・でも結局犯人捕まらず。
・コナン信繁の推理がさえる!「死んだ人を犯人にしましょう!」
・でも解決どころか事態は悪化。
・治部さん、決死の覚悟で秀吉に進言!かっこいい!
・それでもひかない秀吉。さらに暴走!
・寧々様体を張って止める。
・でも解決せず。
・沢山の人を巻き込んでの難事件!決着見えず、さてどうするコナン信繁!?
・茶々の一言で一発解決。
・もっと早く言ってよ・・・(--;)
・茶々「鶴の一声で解決したなら、この子の名前は『鶴松』にしましょうv」
・…となるかは不明(笑)
・次回「ワシを忘れちゃ嫌っ! 氏政、おじちゃんの主張」をお楽しみにっ!

やべ。本当に面白いわ、真田丸。
そうだ、やっぱり上田に行こうv

―――と、真田丸のことばっかり書いてしまいましたが、先日、うちのようなド田舎に、加藤清正・・・じゃなく、くまモンがやってきたですよ!

震災の時のお礼、というだけでなく、当然ながら熊本県の地産品をPRするため、物産展をやっていて、それにやってきてくれたのですが、
「近くで見ると、でかいな(・0・)!」
いや、本当大きかったです。身長とかはかもしたと変わらないくらいかな、なんて思っていたんですけれど、意外と上のほうまで見上げました。
でも可愛い この手を下にして、フイっと振り向く瞬間が可愛いんですv
あと、先日の大阪城で柱の陰から見守っていた清正様よろしく、舞台の袖から覗いているくまモンがこれまたかわいいvv
で、熊本県の地産品の紹介もしてくださいました。

『ふりかけ』と

『お菓子』と

『山豆腐』です。
ちなみに暖かい地方のためか、発酵食品が多いですね。なので匂いとかで好みはあるかも。
柑橘類は文句なく美味しいですv

最後に『くまモン体操』をするのかと思ったら、今度は新曲『くまモンタッチ』(※子供の手遊びみたいなの)をお披露目してくださり、持ち歌(?)増えるあたり、さすがは県一番の営業成績を誇るだけのことはあるな、と感心しました。
動画もとったので、しばらくはこれ見て癒されます。ありがとう、くまモン


携帯SS更新しました&『真田丸』展に行ってきました。

2016年05月21日 16時12分19秒 | イベント
本日、いつもの携帯SSのほうを更新しました。よろしければ覗いてやってください<(__)>
段々時間軸がH&Bの時にかぶってきた関係で、アスランが裏であの時何をやっていたかがわかります。メイリンの目で見たザッピングシステムになっておりますので、そこも楽しんでいただけると嬉しいかもv

さて、双子BDの関係で、一人お祭り騒ぎになっていたためか、すっかりUPするのを忘れておりましたが、あの江戸東京博物館で絶賛展示中の『真田丸展』に行ってきました!

開催直後のGWに行ってこようと思っていたんですが、行った方々から「ものすごく混んでいて、人垣でよく見えなかった(涙)」のツイートがあまりにも多かったので、(もうしばらくたって、空いてきたあたりで見に行こうv)と目論んでいたんですけれど・・・

ものすごい人垣でした(T0T)

もう館内ごった返しで前にも後ろにも進めない状態
時間がたてば少しは引くかと思ったんですが、次々に人が押し寄せてくるので(7割がお年の方、2割が修学旅行生、残り1割が歴女系)、はとバスとか到着するたびにギュウギュウですから、もう本当に戦場に出陣するつもりで乗り込みましたよ(==;)
昌幸パッパの解説器もお借りして見てきたのですが、もう絶対教科書とか図鑑で「見たことあるだろー!」というものを「これでもか!」と言わんばかりに実物で見ることができてすごかった!
屏風とかあんなに大きかったんだー(・0・)! しかも屏風ってその時の様子を一枚に書いているのかと思ったら、数日に渡った様子を順番に描いていっているとは知らなかったので、新たな驚き。(例えば関ケ原合戦の屏風だと、右が合戦前夜の様子で、左に行くと当日の様子、とか)
後は、現在ドラマじゃみんな「源次郎!」って呼んでいますが、手紙の様子から大阪時代は幼名の「弁丸」って呼ばれていたみたいですね。
あと印象的だったのが、晩年のパパ&ユッキーの手紙。九度山時代が如何に大変だったか、涙なしには見られません(T^T)
展示物は当然撮影禁止なので、どんなものがあったかは実際に見ていただくしかないのですが、253点ある展示物で、意外に仙台から来たものもあって、筆頭はじめ伊達家とのつながりをうかがわせるものもありますv
あと『とうらぶ』女子なら気になるであろうこの子↓もいます。

名前は『骨喰吉光』ってなっておりますが、銘は同じです。最後のほうに展示してありますので、『とうらぶ』スキーさんは是非に見ていただければと(^^)
とにかくじっくり見たら数時間はかかると思います。人が多すぎてなかなかじっくりが難しいんですが、でもなじみ深いものばかりですので、『真田丸』ファンでなくても楽しめます。

あと、余談ですがお土産で、以前から噂の「パッパのコーヒーが美味しい」と聞いてきたのでGETしてみましたv

昌幸パッパの「まったくわからん」コーヒーです(笑)
これを草刈正雄さんの声をイメージして読むとあら不思議v どこからともなく兄上(大泉洋さん)の声で「父上ぇ~~」という叫び声が聞こえてきます(笑)
ちなみにインスタントではなく、粉コーヒーなので、入れるとマイルドでおいしいです!さすがはパパ。
後は真田にまつわる織物や組紐もありましたが、できれば「黙れ小童!」せんべいがほしかったなぁ~(笑) 室賀さんの決め台詞がなつかしや・・・。

ともかく、いまとっても面白い『真田丸』。
なんかすっかりはまってしまいましたが、もしかしたらこの勢いで上田にまで行きそうです^^;
とりあえず先週は『恋路』という甘いタイトルなのに、見れば裏タイトルは『死亡フラグ』でしかなかった(苦笑)大河ドラマ『真田丸』。
明日が楽しみです


P&G 

2016年05月18日 00時00分21秒 | ノベルズ
(※このSSは携帯小説連載中の『高校生シリーズ』の世界観でお送りします。初めての方はこちらを先にご一読いただけますとありがたく<(_ _)>(長いですけど…))


「え? 欲しいもの?」
彼女の素っ頓狂な返事に、俺は力強く頷いた。
カガリと晴れて恋人同士になって7か月。そうして初めて迎える彼女の誕生日。
カガリは基本的に他者のことに対しては非常に敏感で気遣いをするが、自分のこととなるとまるで関心がない。多分「誕生日に何が欲しい?」と聞いても、先ほどの様な返答になることはこの7か月、いや、彼女だけを見つめ続けて1年1か月(※本当は片思いを続けて15年間)で存分に知り尽くしている。
なので、それに負けないよう俺は真剣な視線を彼女から外すことなく、思いっきり強く頷いた。
…普通、何かの『記念日』というと、女性の方が敏感で気にする傾向があると思う。誕生日はおろか、「初めてデートした記念日」「初めてキスした記念日」等々。だがどうにもカガリはそういったものに関心がない分、俺の方が何故か気にかけてしまう。まぁ自分の方が彼女にべた惚れしているから、というのもあるが、何気にカガリを狙う男どもをけん制するためにも、彼女の誕生日を俺が独占することが必須だ。誰にも邪魔をさせるつもりは毛頭ない。
「う~ん…そうだな…」
俺の熱い眼差しからやや逸らすようにして金眼が思考している。時折その柔らかな金糸を細い指で持て余す様に絡めながら、やがて黙してしまった。
カガリは絶対人の思いを蔑にする人ではない。なのでその分真剣になってくれるのはありがたいが、こうして見ていると、段々座禅を組んで瞑想する僧侶の様になってきた。
「例えば、『アクセサリー』とか…」
あんまりにも真剣すぎるカガリが黙ってしまったのでは、なんかかえって追い詰めてしまう気がして、俺から少し提案してみる。
『アクセサリー』。俺とペアで揃えたら、俺としても喜ばしい限りだ。『ハウメアの守り石』はあの事件(※『H&B』参照)で砕けてしまったが、代わりに俺たちを結び付けてくれた。今度はその絆の記念になるペアアクセサリーならどうだろう。
するとカガリは
「『アクセサリー』か…まぁつけるのは嫌いじゃないけれど、学校にはつけてこられないし、家の関係の用事なら、それ相応のをマーナに無理矢理つけさせられるしな…」
「あ…」
そうだった。カガリも俺の家も、いわゆる政界関係でパーティなどには散々出席させられる。そうなると衣装も凝るし、アクセサリーも当然それに応じた高価なものでなければならない。一応高価な値の張るものでも購入することはできるが、カガリのことだ、
―――「親から頂いたお金で、そんな高価なもの、受け取れるわけないだろう!」
とかえって気遣いするに違いない。
本来なら彼女のためにバイトして、自分の稼いだお金でプレゼントを買えればいいのだが、残念ながら、この学院は学生のバイトを禁止している。
まぁ安価なペアのアクセサリーでもデートの間だけつける、ということは可能だが、どうにもカガリの表情から乗り気な様子は見られない。
「じゃぁ、一緒に『食事』とか。」
と、今度はカガリの目が輝きだす。これなら乗り気の様だ。だが
「あ!それでいいぞ。あの駅前の『ドーナツ屋』がすごい美味しいってミリィから聞いたから、そこがいい!」
「……」
「…?どうした、アスラン?」
今度は目をクリクリさせて覗き込んでくるカガリに対し、俺が視線を下げて頭をかいた。できれば二人きりでそれなりのレストランで食事を、というイメージを膨らませていたのだが、どうにもカガリの感覚は大人感覚の手前でまだ停止線が貼られているようだ。
だが『食事』もある意味、二人ともほぼ毎日一流のメニューが並んでいることを考えると、カガリにとっては「駅前のドーナツ屋」感覚の方が新鮮なんだろう。
キョトンとしているカガリだが、できればもう少し『お祝い』らしいことをしてやりたい。
「ドーナツ屋でもいいが、それだったらいつもの普通のデートでもできるだろう?だったら今度の土日でデートしながら、カガリの欲しいものを一緒に選んでプレゼントしたいんだが…」
我ながらいいアイディアだと思う。これならアクセサリーでも一緒に好みのものを見つけられるし、それ以外のものだったとしても、一緒に買ってあげられるし、食事もさほど高級でなくても手の届く範囲で席を作れる。
と、俺の心が湧きたったと思ったら、今度はカガリがシュンと萎れ気味だ。
「ごめん…土日はそれこそ家でパーティがあって、私が主役だから出席しないとまずいし…」
そうだ…それこそ政界の重鎮、ウズミ・ナラ・アスハの一人娘である以上、彼女の誕生パーティはそれこそ名士たちがこぞって集まってくるに違いない。もちろん実質は政界のパワーバランスの取引だが、名目上主役は彼女だ。いなければ父であるウズミ様の顔がたたない。彼女もそこをよくよくわかっているのだろう。かえって申し訳なさそうに眉尻が下がってしまい、俺の心にその悲しげな表情が突き刺さる。
「いや、俺の方こそ配慮が足りなかったな。ごめん。」
彼女はふるふると首を横に振った。
「いいや、私のために、お前がこんなにいろいろ考えてくれているのに、なんか答えてやれなくって、すまない。」
ダメだ!彼女にこんな顔をさせては!彼女と恋人同士になるにあたって、十分覚悟していたことだ。しかも俺の父パトリックとカガリの父ウズミ様は政界の敵同士。今後彼女とのこと―――行く末は結婚のことも考えれば、こんな小さな障害で躓いている場合ではない。
「違う、カガリ!俺はただ、君に喜ぶ顔が見たいだけで―――」
全く…我ながら情けない。頭が良かろうが、運動が出来ようが、大事な人一人を笑顔にしてやれないなんて…。
情けなく落ち込んでいる姿を見せられるのはカガリだけ、とはいえ、そのカガリ自身のことで落ち込んでいる姿を見せるのは最大の禁忌だというのに。
ふとカガリの反応がないことに不安になって、おそるおそる顔を上げてカガリを見やれば、カガリはなんだか思いついたようにいつもの明るい表情に戻って、俺に言った。
「アスラン、私『欲しいもの』見つかったぞ♪」
「え?」
彼女が口角を上げて、ニッコリ笑う。
「こればかりは絶対、ぜぇ~~ったいアスランでないとダメなんだ。」
「そうなのか!?」
『俺でないとダメ』…なんて嬉しい響きだ。彼女の願いなら、どんなことでもしてやれる!
今度はカガリが俺の顔を覗き込むようにして力強く頷いた。
「今度の私の誕生日って、実は平日だろ? その日はお父様も帰ってこないし、うちに来てくれないか?」
「カガリの家に?」
「あぁ、何にも持ってこなくていいから、夕方6時にうちに来てくれ。」

***

5月18日、午後5時55分。
何も持ってこないでいいと言われたが、彼女の好きなカサブランカと薔薇をあしらった大きな花束を持って、俺はアスハ邸の前にいた。
初めて来るアスハ邸の大きさにやや圧倒されつつも、俺は居住まいを正した。彼女を貰い受ける時には確実にここに来ることになるのだから、今から敵陣(?)視察は大事だろう。
一呼吸ついて呼び鈴を鳴らすと
<ピンポーン♪>と軽やかな音色と共に
<あ、アスラン。流石時間通りだな。そのまま入ってくれ>
とカガリの明るい声。そして目の前の重厚な木製扉が自動で開かれていく。
「はぁ…」
広い一面の芝生の庭だけで何ヘクタールあるだろうか。自分の家だけでもかなり大きいと思っていたが、上には上がいるものだ。キラなら速攻腰を抜かすだろう。
白亜の洋館の表玄関では、一人の女性が出迎えてくれた。この人がマーナさんなのだろう。
「ようこそ。お嬢様は今おいでになられますので、ダイニングでお待ちください。」
大事な姫を獲られまいといささか厳しい面持ちだが、カガリが信頼を置いている女性だからこそ、彼女を敵に回すようなことをしてはいけない。あくまで柔和に挨拶を返すと、少しだけ表情を崩した。
そして、そのままダイニングに案内される。
ふと…ここで不思議に思った。
(…リビングでもなく、客間でもなく、ダイニング?)
招待された時間が時間だけに夕食を、ということなのだろうが、それにしてもいきなりダイニングに案内されるということは、良家にはまずない行為だ。
一面ベージュの壁と高い天窓のある広いダイニングには、白いテーブルクロスのかかった長いテーブルに、大ぶりの生花が中央を彩っている。
「あ!アスラン、よく来たな。そこに座って待っててくれ。」
そう言って出てきたのは
「カガリ!?その恰好は一体…」
夕食時のイブニングドレスに身を包んでくるのかと思っていた俺の予想をはるかに裏切り、現れたカガリの姿はメイド服仕様のエプロンドレスだ。
(…可愛い…)
いつもの制服姿や、私服でのボーイッシュな姿もカガリらしいが、こんな愛らしい姿で招かれるなんて思いもしなかったから油断した。
「そ、その…そんなにじろじろ見るな/// は、恥ずかしい…だろ///」
「い、いや、すまない。」
慌ててぽかんとだらしなく開きっぱなしだった口を閉じる。くそ、こんなことならあらかじめ小型のカメラを仕込んでくるんだった!
恥ずかしそうに赤らんでいた彼女だったが、俺の持っていたカサブランカの花束を嬉しそうに受け取ったカガリは、直ぐにまた奥に引っ込んだ。と思ったら。
<カラカラ…>
カガリが運んできた食事用のリザーブワゴンの上には、一つの銀食器。
「さ、かけてくれ。」
勧められるままカトラリーが既にセッティングされている椅子に座ると、カガリが銀食器を目の前に並べてくれた。
「カガリ、これは一体…」
「まぁまぁ、とりあえず冷めないうちにどうぞv」
そういってドームカバーを外して現れたのは―――
「……『ロールキャベツ』…?」
プレートの上には、多分…包まれていたのであろう、引き肉と野菜のミンチがはみ出て、葉を思いっきり全開にしたキャベツ。その上にトマトソースベースのスープがかかっている。
「その…わ、悪かったな。一応キャベツの下ゆでとかちゃんとやったと思ったんだが、煮ているうちにどんどん崩れてきちゃって、思っていた形と違ってきて、その…」
「お嬢様はキャベツで巻くときに、十分中の空気を抜いていらっしゃらないからですよ。」
「う、煩いっ!/// わ、わかっていたさ!でも崩れちゃったんだ!」
マーナさんの突っ込みに、カガリが赤くなってそっぽを向く。
「でも」
マーナさんは先ほどと打って変わって、飛び切りの笑顔で俺に言った。
「お嬢様がお一人で、初めて作られたのですよ。ザラ様のために。」
「俺の…ために…」
カガリを見れば、気恥ずかしいのか、マーナさんの後ろに隠れて、横からこっそり覗いている。
俺のためだけに作ってくれた、好物のロールキャベツ。食べないわけないじゃないか!
早速フォークとナイフを手に、一口いただいてみる。
「―――!美味しい。」
「ほ、本当か!?」
カガリがテーブルに噛みつかん勢いで飛び出てきた。
「あぁ、本当に美味しいよ。こんな美味しいロールキャベツ初めてだ。」
これは本音だ。どこか懐かしい味は、あの施設にいた時を思い出させる。こうした家庭的な味は引き取られて以来口にしたことがない。美味しさだけでなく、カガリが俺の好物を覚えていてくれて、俺だけのために作ってくれたというなら、これ以上に美味しいものなんてこの世にあるだろうか。
カガリは向かいの席で頬杖を突きながらニコニコと嬉しそうに俺を見まもっている。
彼女の笑顔の元に手作りの料理を食べられるなんて、あっという間に口が進み、気が付けば完食してしまった。しまった!(マナーは悪いが)記念に写真の一つでも取っておくべきだった。
「ごちそうさま、本当に美味しかったよ。…でも」
そうだ…何故俺が食事に招待されるんだ?今日はカガリの誕生日だ。彼女をご馳走してあげるならともかく、俺が喜んでどうする。
すると、彼女は思いもかけないことを言った。
「ありがとう。すっごい嬉しいプレゼントだ。」
「え?」
『プレゼント』?俺は何も渡していないが…カサブランカの花束のことか…?
俺が解っていない顔をしていたからか、カガリは少し頬を赤らめるようにしながら話し出した。
「私の誕生日プレゼント、お前は「私の喜ぶ顔が見たい」って言ってくれただろ。だから私が喜ぶものをお前は今くれた。」
「…?」
「だーかーらー、私が欲しかったのは『お前の笑顔』だ。」
(―――「俺の・・・笑顔」・・・?)
「カガリ…」
「お前、いつも私のこと考えてくれて、自分が一生懸命になるばっかりで、お前自身が嬉しくて笑ってくれること、なかなかなかったから。どうしたらお前自身が嬉しくなってくれるかな?って考えたら、それが思いのほか難しくって。それで気づいたんだ、お前が喜んでくれることが一番難しいから、私は「それが欲しいな」って。」
「…そんなことが『プレゼント』でいいのか?」
「そんなことだから『プレゼント』に欲しいんだ。」

本当に、君っていう人は―――どこまで俺を幸せにしてくれるんだろう。
勇気を、希望を、そして今は笑顔もくれる。

やっぱり、君でなくちゃ俺はダメなんだ。

「最高のプレゼントをありがとう、アスラン。」
「幸せをくれてありがとう、カガリ。」


気を着させてくれたのか、マーナさんの姿はなく、いつの間にかダイニングは二人だけだった。

だったら、この想いにもう遠慮なんかしたくない。

「アスラン?」
立ち上がってカガリを招き、抱きしめる。
「最高の食事には、最高のデザートがないとダメだろう?」
「あ!すまない、私忘れて―――」
大丈夫、それはこの腕の中にあるから。

誰よりも甘く、蕩けるような唇が一番のデザート


さて、来年は…いや、再来年も、その次も、その先もずっと
どんなプレゼントで、君を喜ばせようか。


・・・Fin.


ちなみに、この後あまりにも喜んだアスランがキラに自慢したのち、同じ日が誕生日のキラが拗ねて、アスランにこっぴどく説教したのは、言うまでもなし。



***

―――ということで、「誕生日おめでとう!愛しの双子

なのに片割れ(弟)が全然登場していない(涙)  もちろん、キラたんのこともお祝いしてますよv
祝い続けて14年、気が付けば30歳ですよ!Σ(-口-;)
でも、心の中では永遠に18歳ですけれどね(笑)
双子もカレカノもみんな幸せでいてくれると嬉しいです。誕生日と出会いの日は多分これからも忘れないだろうと思います。
さて、今日は思いっきりケーキ食べましょう。双子の分も


頂き物。

2016年05月15日 18時45分17秒 | 雑記
昨日こっそり歳を重ねたかもしたですが、ありがたいことに友人から色々いただきました。
お花はピンクのアレンジメントをいただきました。

めっさキレイ かもしたのイメージになかなかピンクは浮かばない(笑) 友人はセンスがいいv

あと面白かったのが、ルピシアの紅茶。先ずドーンと届いたのは、こんな本みたいなの。

凄い分厚い辞典というか図鑑を思わせるのですが、確かに『紅茶の図鑑』というものでしょうね。
開けてみるとこんな感じ。

すごーい!(・0・)
全部で50種類の紅茶が入っているんですよ(※写メ取った時点で既に2つのんじゃっておりますが^^;)
しかも一つ一つのパッケージに、世界的に有名な絵画がイラストされていて、ちゃんと解説本もふたの裏にくっついておりました。
見るだけで綺麗で満足
お茶はメインは紅茶なんですが、ハーブティも多いので、早速ジンジャーティを入れて堪能。体がほっこりします(^^)
誕生日、といえばケーキですが、ケーキは双子の誕生日の時にお祝いしつつ食べることにしているので、とりあえず飲み物の紅茶は確保。
さて、18日どんなケーキを食べるか楽しみです♪


携帯SS更新しました&また一つ歳をとったわけで・・・

2016年05月14日 16時33分37秒 | 雑記
先週はGWの余波で、間隔が開いてしまいましたが、本日いつもの携帯SSの方UPいたしました。
もう今回で10話目です。長いです。でも段々アスカガ接近してきました(笑) この調子でアスランには特に気合を入れてカガリたんの追っかけをしてほしいですわ

そして来週はいよいよ双子の誕生日がやってきます。なのでお祝いSSをUP予定です。
相変わらずの『高校生シリーズ』での一幕ですが、現在連載しているSSがアスカガ接点が少ないので、その分思いっきりベタベタしたがる(主にザラの方が)感じ(笑)
尚、お祝いSSはこちらのブログにUPいたします。携帯サイトの方じゃないのですが、多分前日くらいからUPする予定でおりますので、よかったら覗いてやってください<(_ _)>

で―――双子が誕生日、というと、自然と自分も歳を重ねていくわけでして・・・




本日かもしたひっそり誕生日です。




アスカガは思いっきりお祝いしたいんですが、もう自分のこととなると、リアルこれ以上年を取りたくないので、誕生日も年齢も忘れたいんですが!(-口-;)
もうサザエさんでいたいですよ。老化のせいで段々視力おかしいし、腰は痛いし、ライブで盛り上がる体力も減少・・・
老化が深刻化しておりますorz
多分ジムとかいって鍛えたりすればいい(行かなくても、マラソンとかすればいい)のでしょうが、一回帰宅しちゃうと、どうにもお外に出たくない自宅警備員なので、一応一年の抱負(正月か・・・)として『腹筋・背筋トレーニングを続けよう』!・・・と、今心に決めたのですが、多分のび太君以上にもたないと思われます。
ちゃんと明日もやっているかな?
抜き打ちチェックしてくれる人を探さねば。^^;