うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2022冬アニメ最終回②

2022年03月24日 22時02分20秒 | アニメ
春らしく温かくなってきたと思ったら、雪は降るわ気温は一けたになるわで、ストーブが片付けられないかもした家です。
昨日は寒かったお陰で、夕食に鮭があったから石狩鍋にしちゃいましたよw 家族みんな寒かったらしくがっつきましたけど^^;
まだ本格的な春は遠そうですね…
でもこっちはそろそろ本格的に冬が終わりますアニメ感想です。
『リアデイルの大地にて』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公のケーナは元々は人間。VRMMO「リアデイル」の中のキャラクターで、同ゲームの全スキルを習得した「スキルマスター」で、もはやゲーム内で敵う者なしの強さを誇る「くりーむちーず」というギルドに所属していた。しかしリアルのケーナは事故による植物状態で生命維持装置なしに生きられない身体だったが、停電による生命維持装置の停止で、その命が尽きたときにゲーム内の自分がプレイしていたキャラへと転生。辺境の村で目覚めたときは「ケーナ」というハイエルフになり、更に自分がプレイしていた時から200年の年月がゲーム内で流れていたことが分かる。
AIから「リアルの身体の事情」を聴き、この世界で生きることとなったケーナは、自分がプレイしていた時の「里子システム」で作った子供たちや、他のプレイヤーを探し、旅に出る。里子たちはそれぞれの街で特化スキルのお陰で上流階級となっていたが、無論ケーナには敵わない。子供たちの抱え込んだ事件を解決してやりながら、各所で一人きりになってしまったアバターたちを保護しつつ、名実ともにリアデイルの最強者として認められ、頼りになる存在となっていくのだった―――というストーリーでした。
雑駁なあらすじ説明↑になってしまったのは、今期のアニメで割と流行っていた(?)「自由度の高い世界感」だったからです。大体普通「転生もの」といえば、チートな能力を使いつつ、「リアルの自分に戻る(リアル世界に帰る)」というのが目的の大前提で、そのために小さな事件をコツコツ解決していく―――というのがセオリーなんですが、何せこの主人公は既にリアルの肉体が滅んでしまっているので、この世界で生きるしかない。なので、時間は無限大にあるわけで(このゲームプログラムが消去でもされない限り)、その中で楽しみを見つけて行くしかない。ストーリー性がありそうでないというのが特徴。なので日常系アニメ(漫画)を見ている感じでした。もしかしたら原作では、この後ゲーム世界を揺るがす何かが登場して、それを倒したり、街を守ったり、という主軸ができるのかもしれませんが、アニメはとりあえず毎回ほのぼので終了しました。
なろう系なので主人公は目を瞑っていても勝てるので、そういったスリル的なものは味わえなかったですが、これもまた一つのテーマということで、表現の世界の在り方が広がった気がします。
『オリエント』:『マギ』でおなじみ大高先生原作漫画のアニメ化作品でした。
主人公の武蔵は鉱夫になるための学校に通っているものの、本心では「武士になりたい」という憧れを抱いていた。しかしこの世界で武士は「日ノ本を支配していた“化け物”」とされ、忌み嫌われていた。鬼神を崇拝するこの国で「武士」は禁句であり、下げずむ対象だった。しかし武蔵は幼馴染の武士の子:小次郎と仲が良く、その父に「武士の在り方」を教わり、憧れを捨てられずにいた。そんな矢先、学校卒業と同時に鉱山に入山することとなった武蔵は、そこで「鬼こそが人間の世界を支配する“化け物”」であり、鉱夫は鬼の食べ物である金属を死ぬまで堀り、奉納する仕事だった現実を知る。それに反逆を始める武蔵。しかし戦える武器もないところに小次郎が助っ人で現れ、二人の前に現れた炎獄天狗との戦いになる。圧倒的に不利だったがそこに鬼を倒す武士の集団:武田武士団が登場し、加勢もあって武蔵が小次郎の刀で止めを刺す。もはやこの国に居場所がない二人は、最強の武士団を作るべく、国外へと旅に出た。旅の途中、一人の少女:服部つぐみに小次郎の鬼鉄騎が奪われ、取り戻すために二人は彼女の所属する小雨田武士団に潜入。無事に鬼鉄騎を見つけ出すが、つぐみに邪魔される。ツグミが敬愛する団長から小雨田武士団への勧誘を受けるが、実は保護している城下の人間を犠牲にしていることが分かり、自分もただ利用されているだけだという真実を知ったつぐみは離反。こうして3人で最強の武士団を作る旅となった。その旅先の鉱山で鬼を倒せる唯一の武器:鬼鉄刀を販売している場に居合わせ、3人はそれぞれ自分に合った鬼鉄刀を選ぶが、武蔵だけ刀に選ばれない。鉱山には鬼が迫っており、自分にあった刀を手にした小次郎とつぐみは助っ人として出陣する。絶望する武蔵の前に現れたのは犬飼四郎という謎の武士。武蔵のことを「黒曜の女神」と呼び、突如まぐま湧き出る穴へと落とすと、落下しながらやがて武蔵の身体が黒曜と化していく。四郎の目的は武蔵の身体ごと鬼鉄刀にすることだった。しかしこの場を乗り越えた武蔵は四郎の部下の七緒と交戦。3人は辛くも七緒を攻略するが、四郎による大地の反転で一気にピンチに陥る。小次郎とつぐみの危機に、武蔵は自分の中で黒曜の女神と対峙する。女神はすべての刀気を引き寄せ、扱うことができる鬼鉄刀の支配者で、この場の刀気をかき集め、最後の力を振り絞って武蔵は四郎に辛勝する。翌日、大東鉱山で葬儀が行われた。鬼鉄刀は生きた武士の証。刀に手を合わせ、弔う姿を見ているうちに武蔵の中である決意が芽生える。もう一度、刀の試しを受け、今度は見事に炎の属性を有する鬼鉄刀を手に入れるのだった。
次の目的地を東に進める一行は、途中の森で小次郎とつぐみが食人植物に囚われてしまい、武蔵が救い出すと、もう一人女性がいた。彼女は上杉武士団の姫君であり、これから海に出て鬼の退治に向かうため、馳せ参じる途中だったという。東に向おうとする武蔵達は姫から「東には「この世に来た初めての鬼」と呼ばれる真っ黒な壁の鬼がいることを聞かされ、それを目の当たりにする。この鬼を倒せるのは上杉武士団団長だけという姫。更に小次郎の父親もかつて上杉武士団に在籍したらしいことが判明し、武蔵達も共に同行することを決意。彼らは初めての海に向かった―――というストーリーでした。
『マギ』の時もでしたが、主人公はアラジンみたいに非凡ながらも努力型。なので自ら運命を切り開いていく、まさに王道の少年漫画の主人公です。なのである意味安心してストーリーは追っかけられます。その分、小次郎とつぐみの存在感がちょっと薄い💦 武蔵にとっては欠かせない存在なのですが、特に小次郎は武蔵以上に父親に関心を持ってもいいはずなのに、何故か武蔵の方がめっちゃ影響受けた感じになっていて、その辺りがやや不自然さを受けますけど、この先がまだあるのでこれからかな? 黒曜の面々もまだまだ企んでいるようですし、夏には続編が放送されるので、3か月後また続きを見てみようと思います。
『平家物語』:原作付きアニメは数多けれど、まさか800年前の古文がアニメ化になるとは思いもよりませんでした!
「びわ」というオリジナルキャラを主人公にして、平家の栄枯盛衰を描いた物語でした。
主人公の少女:びわは、平家全盛の京都で暴挙を尽くす平家の一派に陰口を叩いたところ、切られそうになるがそれを琵琶法師の父が身を挺して庇う。父親を失ったびわはそこに居合わせた平清盛の長男:重盛と出会う。びわは片目が浅葱色の眼をしており、平家の行く末が見えるという。そして重盛も同じように未来が見えることで、重盛はびわを連れ帰り、共に暮らすこととなった。びわはそこで徳子と仲良くなるが、徳子は清盛の命で入内が決まっており、何としても次の天皇を産むことを強要されていた。嫌々ながらも逆らえない徳子を励ますびわ。そんな中、清盛は息子が天皇摂政家に無礼を働き制裁されるも、清盛の力で報復し、不興を買う。しかしながら清盛は権威を振るうがごとく宮島に大きな厳島神社を建設。さらに福原に港を開き、都をそこに移そうとまで考える。「平家にあらずんば人にあらず」とまで言わしめた平家全盛。しかしびわや重盛にはこの先の不安が見えていた。そして徳子は安徳天皇を出産するが、この先の平家の衰退を誰より慮っていた重盛は病によって亡くなる。これにより平家棟梁は弟の宗盛へと移るが、天皇家を敬っていた重盛と比べ、宗盛への不満があった後白河法皇は平家打倒と考えるが、これに反発した清盛は三種の神器を持って安徳天皇を皇位につけようと躍起になる。福原遷都が進まない中、後白河法皇の画策により源頼朝が遂に平家打倒の挙兵をあげる。慌てて京都に戻ってくる平家一門だったが、すでに都の風は平家には吹かず、更に平家の柱であった清盛が熱病で逝去。そこに木曽義仲の兵が都に迫っている。ついに平家は都落ちを余儀なくされ、びわは一門から一人母を探す旅に出る。旅の白拍子たちに助けられながら母の元に辿り着いたびわだったが、目の見えない母が父を見捨てたことに失望し、浅葱の名を捨て「びわ」として生きることを決意する。その時、びわの目に映ったのは平家一門の悲劇。追われた平家は貧しいあばら家で雨風をしのぎながら、大宰府にはいるも領主から締め出され、箱崎でも受け入れてもらえず、とうとう海の上のみに行きつく。びわと共に遊んでくれた清経の入水に続き敦盛が一ノ谷の戦いで戦死し、びわは悲しみを叫ぶ以外術がなかった。せめて最期まで共に過ごし、少しでも彼らの生きた証を唄にする…決意したびわは壇ノ浦に向かい、平家一門の最期を見届けるため、徳子たちと共に船に乗る。そしてついに壇ノ浦で義経達源氏と対峙する平家一門。宗盛と知盛が指揮をとって戦い、一時源氏方を圧倒していたが、突如やってきたイルカの大群が平家側に泳ぎ出したのを見て、陰陽師の占いが平家の凶兆を示す。途端に息を吹き返した源氏の攻勢に、敗北を確信した時子は安徳帝を抱いて入水する。そして次々に入水していく平家一門。最後に徳子も石を抱いて身を沈めるが、びわの眼には平家の菩提を弔う徳子の姿が見えたため、必死に彼女を救出する。
こうして平家は滅亡。生き残った徳子は建礼門院として今日の都の北:大原で皆の菩提を弔う。そしてびわは彼らの生きた証を「平家物語」にして歌い続けるのだった―――というストーリーでした。
今期一番気になっていた作品だったんですが、最後はもう号泣物でした(ノД`)・゜・。「平家物語」を初めて知ったのは中学の国語、古文の授業で「祇園精舎の鐘の声~」と、言いも分からず暗記させられた(哀)ことから。でも古文で正直意味がよく分からないまま(ヲイ)で終了完結していたんですが、今回この作品を見て「もっとあの時ちゃんと授業受けとけばよかった~~~~!!💦」と今更大後悔時代突入(==;) というか、こういう番組がかもしたが学生の時もあったらよかったのにぃ~~~!!今の学生さんが羨ましい✨ でも今の年齢になったからこそ、受け入れられるようになったのかもしれません。14歳ぐらいじゃ「栄枯盛衰」見てもピンとは来ないですね。ある程度歳食ってからでないと共感できないのかもしれません。かもしたは今まで結構「平家の落人の里」と呼ばれるところに行ったことありますが(湯西川温泉郷とか奈良の吉野川とか徳島の三好とか)、それはそれは人里離れた(今でも)寂しいところでした。ここも行った時はピンとこなかったんですが…また改めて行きたいですね…。ちなみに大原も行きました。バスで山を幾つか越えて行かなきゃならないところでしたが、柴漬け(最後に法皇様に建礼門院が出していましたね)は美味しかったです!
アニメで「びわ」の眼を通してみた平家一門は、確かに傲り高ぶっている者もいましたけど、本当は根は優しく、一人一人みんないいところがあって(源氏もそうでしょうけど)、余計身近に感じた分、感情移入しまくりました。アニメ凄いわ✨ さらに今回は大河ドラマが「鎌倉殿の13人」で源氏側から見た歴史も並行して見られるので、凄く面白い!富士川の戦いで水鳥の音にびっくりして逃げ出しちゃった平家方ですが、その水鳥を騒がせたのが、時政パパたちの青春ごっこ(「わしを殴ってくれい!」「えぇい!(バシッ☆)」)のせいだったとは…三谷幸喜万歳(笑)
平家滅亡後の歴史は大河ドラマで補完するとしまして、我が家には和綴じ本の平家物語があるんで、これから読もうかな…全部で12巻だかあるんで、ちょっと長い気がしますが💦 でもマイブームの時に読んだ方が頭に入りますもんね。ちょっと読みつつ彼らと再会しようかと思う今日この頃です。

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