うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

H&B 第5話

2015年10月27日 20時09分42秒 | ノベルズ
これでわかった。この『パンプキン』は、完全に「カガリが行った善行」の後で、送られている。
「挨拶」「仕事への奉仕(図書委員)」「親友への試験対策」、そして今日の「不正行為の訂正」。
果たしてこれが、「善行」にあたるかどうかわからない、むしろ当たり前のことと言えばそれまでだが、この『パンプキン』が置かれた直前の行動を辿ると、そうとしか考えられない。
だったら犯人(?)は何を目的としているのだろう。寧ろ失敗や不良行為であれば、「世間ばらされたくなかったら~」の脅迫状(?)になるかもしれないが、だからといって、7つ貯める、というプレゼント形式なのも説明がつかない。何せこの学校の生徒たちは親の因果関係が強く影響している。故に政財界でライバルを追い落とす材料にもされかねない。一つあれば十分だ。
ミリアリアにもフレイにも確認したが、二人には全く見覚えがないという。二人が嘘を言っているとも思えないし、ましてや7つ溜まってカガリをサプライズで驚かすにしても、誕生日はとっくに過ぎている。
あるとすれば―――『ハロウィン』くらいだろう。
「何だかな~」
深夜、カガリはベッドの中で推理を働かせるが、一向に思い付かない。
「そうだ、こういう時、アスランだったら…」
あれだけ頭のいい彼のこと、もしかしたら妙案が浮かぶかもしれない。
「明日試験が終わったら、相談してみよう。うん!それで一気に解決だ!」
推理の結果は『他力本願』。まぁそれも致し方ない、とカガリはそのまま眠りに落ちた。

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