うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2023秋アニメ最終回①

2023年12月20日 21時53分38秒 | アニメ

急に寒くなって冬らしくなってきましたね。
お陰様で横浜とお台場に行ったときは、どちらもいい天気で思いのほか暖かかったのは助かりました。
こういう地味なところで運を使うかもしたですが、冬休み前の昨今、めちゃ仕事は忙しくなっています。
年明けにはもう卒業とか引継ぎの準備とかありますんで、いろいろ報告事案をまとめてます。

そんな暮れ行く’23年。明ければ種の劇場版が待っている!!(≧▽≦)ノシ✨
とその前に、TVの秋アニメも最終回が今週&来週目いっぱいありそうです。
忙しくって、いまいちちゃんと見切れていないのですが、サクッと感想だけ述べてみます。
『るろうに剣心』:今期は新たなアニメとしての二期目でした。今期は恵さん&蒼士たち御庭番衆の登場から、志々雄誠編の導入までを放送してくれました。
昔のアニメの時は、割と面長だったキャラデザでしたが、今期は原作により近いキャラデザで馴染みやすかったです。キャストも当然ながら変わりましたが、一番大きかったのは「剣心のキャストが初の男性声優」ということでしょうね。CDでは緒方恵美さんで、TVは涼風真世さんでしたから。でも斎藤さんでも違和感なかったのは、多分佐藤健さんが実写版で演じてくださっていたので、その効果だと思ってます。思えばいろんなメディアで原作終了後もこんなに続いている作品ってなかなかないですよね。それだけ魅力あふれる作品ですが、今期は特に原作に素直に沿った脚本(剣心の横浜の話は除く)でしたので、私は好きでした。一作目は途中から引き延ばすためにオリジナル要素が加わりすぎて、原作ファンとしてはちょっと受け入れがたい部分もあったのですが、今回はよかったな、と。来年には志々雄編も始まるそうで、続編情報が入らなかった間は「薫との別れのシーンで終わらせるとは!Σ( ̄口 ̄|||)」となりましたが、よかったよかった(^^) 来年がまた楽しみです♪
『でこぼこ魔女の親子事情』:漫画原作のアニメ化作品でした。
魔女のアレッタが森で拾った女の子の赤ちゃん。捨て子らしい彼女を引き取ったアレッタは、人間の娘ビオラに魔法を教えると、16歳となったビオラは母の予想の斜め上を行く魔法使いとなったが、それ以上に高身長の美女へと成長したため、周囲からは幼い(※魔女の寿命は長いので、これでも三桁は生きている)アレッタを娘で、大人の魅力むんむんのビオラが母親と勘違いされがち。しかしビオラは「ド」が付くほどのマザコンに成長したため、アレッタに言い寄る男どもを敵視し排除にかかる。そんな母子を取り巻く面々との賑やかコメディーでした。
話的には重くもなく、毎回単発回収の物語のため、一話見逃しても大丈夫で助かりました(今期はアニメ見られないことが多かったので)♪ 予想では逆に美女に育ったビオラに、変な輩が近づかないよう、アレッタがけん制して周囲からは「お母さんっ子ね♥」って逆転して微笑まれる話かと思ったのですが、真逆でしたねw でも見かけは↑のようなので、どっちにしても違和感なし(笑) 大人なのにやっていることが無邪気すぎるビオラさんは可愛いですv 寿命の違いが今後大きな影響を及ぼすことは予測できますが、それはそれで置いておいて。ほのぼの安心してみられる作品でした♥
『MFゴースト』:頭文字Dの続編的漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公のカナタこと片桐夏向はイギリスの名門レーシングスクール「ロイヤルドニントンパークレーシングスクール (RDRS)」を首席で卒業しが、日本人の父親を捜す目的もかねて、日本で行われるMFGに選手登録。トヨタ・トレノで小田原パイプスピークでのデビュー戦で、馬力のないトレノであっという間に決勝ラウンドに残る。決勝戦でも目覚ましい活躍をして見せた夏向は次の芦ノ湖GTへ挑む、というところまででした。
『頭文字D』大好きでしたので、めっちゃ期待してました!(≧▽≦)b 流石にパンダトレノ(藤原とうふ店)ではありませんでしたが、それでもNo.86を引き継ぎ、天才的な走りを見せて圧倒するという、まさに藤原拓海を思い出させる作品でした。拓海君、まさかイギリスでレーシングスクールの先生やっていたとは…豆腐屋はどうしたんだ!?(゚Д゚;) 頭文字D最終回まで読んでなかったんだよなぁ…orz💧 ともかく、しげの先生の作品はレース内容がものすごく細かく描写されているので、アニメとして動きが付くと、やっぱり疾走感(特にエンジンとタイヤの回転の描写)があって、めちゃくちゃ迫力出ました!!最近は電気とか水素の車が増えてきたので、結構静かなんですよね。昔のガソリンエンジンバリンバリバリの吹かす音とか聞かなくなったな…。アニメとしても完成度すごく高かったと思いますが、この作品はBGMとか効果音にすごく気合が入っているので、そっちの評価も高かったんじゃないかと思います。2クール目は来年だそうなので、また楽しみですわ!!
『オーバーテイク!』:オリジナルアニメでした。MFゴーストからそのまま続きで車つながり。ですがこっちは公道ではなくサーキットによるF4の物語と、二人の主人公――弱小チームのF4ドライバー浅雛 悠と、スランプで人物が撮れないカメラマンの眞賀 孝哉の成長の物語でした。
最初は弱小チームに肩入れする孝哉を嫌っていた感じの悠。レーサーだった父が事故で亡くなり、その父と同じ道を歩んで表彰台に上がることを目指し、レースにまい進する悠。一方、簡単にスポンサーに名乗り出たものの、実はレースのことを何も知らなかった孝哉は、実はF4チームを運営、マシンの維持などに大変な費用が掛かることや、何より自身が大震災でファインダーの向こうにいた女の子が津波で流されたところを撮影したことで、遺族や少女と同じ街に住む人たちからの責めを受けたこと。なにより助けるよりシャッターを切る方に徹してしまった自分を責め続けた挙句のPTDSを負ってしまったこと。でも二人の成長がお互いの傷を乗り越え、ついに最後は悠がライバルを抜き表彰台の一番高い所に立って、その笑顔をファインダーに収める、というストーリーでした。
MFGがストーリーを車に重点を置いているとしたら、逆にこちらは人間ドラマに重点を置いていました。ライバルたちや地域の人たちとの関わりや軋轢、信頼など色々重なった結果、勝利を掴むことができ、トラウマも克服できました。お約束な展開、と言われればそれまでですが、最近穿った展開やチートばかりが多くなってきていたので、こうして努力やメンタルと戦いながら、結果を生み出す話はいっそ清々しかったです。1クールでここまでまとめたのはよかったと思いますよ。あとF4のレース描写はあまり多くはなかったですが、裏方事情とか、最後のレースの爆音とか疾走感はすごくリアリティーがありました!レース好きの人には物足りなかったかもしれませんが、総合的に見てバランスよかったと思います。
『SHY』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の紅葉山 輝は世界各国で1人ずつ現れる日本のヒーロー。炎を操ることができるものの、非常に人見知りの上引っ込み思案。そんな彼女が遊園地の事故で救出したものの、小石川 惟子が障害を残してしまったためそれがトラウマになってしまい、更に引っ込み思案に。しかそその惟子が輝の学校に転入し、さらに輝を本気で鼓舞する惟子のお陰で持ち直す。そして同じロシアのヒーロー・ペペシャとも共闘して戦うが、敵であるスティグマが送り込んだ刺客だったが、彼女はペペシャの母・ツィベタだった。物取りに殺されたツィベタをスティグマが利用したのだった。母と知り追い込まれるペペシャだったが、輝の励ましと必死に戦う姿に感応し、ツィペタに挑み勝利する。その戦いの無理がたたったのか、輝は帰国後風邪をひいてしまうが、助けてくれたのは惟子だった。ヒーローでも普通の人間と変わらぬ感情を持ち、同じように風邪をひく姿を見た惟子は輝を「友達」といい、輝も勇気を出して彼女の名を呼んだ。―――というストーリーでした。
最初見た瞬間「・・・ヒロアカ?( ̄▽ ̄)」と思いましたが、それは禁句(苦笑)。でも学生ではなく普通にいきなりヒーローとして力が出現するみたいです。
ヒロアカの場合ですと、みんな自分自身の意志でヒーローになりたくて英雄高校に入学しますけど、シャイの場合は自らが望んだわけではなく、いきなり力に目覚めてヒーローになったようなので、どうにも気持ちや心構えができていない分、力もですがメンタルがかなり厳しそうでした。それをも乗り越えていく彼女は多分本人は気づかぬとも、ちゃんと精神面の強さの潜在性を見込んでのヒーロー選出だったかと思います。ストーリーは途中からほぼペペシャの話になってしまったので、出来れば正ヒロインの活躍を見たかったです。最後はあれだけ人見知りで引っ込み思案だった輝が、惟子という友人を得たところで終わりました。…けど!続編があるようですね。少し強くなった輝がどんな活躍をするか、原作だとここから先が盛り上がるようですので、二期目を見てみようと思います。
『私の推しは悪役令嬢。』:ラノベ&百合漫画原作のアニメ化作品でした。
ブラック企業に勤めていたヒロインの零が愛してやまないゲーム「Revolution」をプレイしていると、急に意識が無くなり、気づいたときはゲーム内の世界に主人公として転生してしまう。レイ・テイラーとして生きることとなったレイは、そこで一番の推しであり愛してやまないヒロインのライバルである悪役令嬢:クレア・フランソワと出会う。クレアのためにレイは自分のチート級魔力とゲームの展開を思い出しながら、愛しのクレアに近づこうと邁進していくのだった―――というストーリーでした。
最近この「悪役令嬢もの」もなろう系チートなみに多くなりましたね。この作品は珍しく百合要素が強め。そして主人公なのに一番の敵であるはずのクレアにぞっこんで、周りを省みずひたすらクレア様に猪突猛進するヒロイン。おかげさまで多分攻略対象のはずの男性キャラが、みんな影が薄い(苦笑)薄すぎにもほどがあるほど、印象が薄い!いいのか、百合だから(笑) ただ、最後にマナリアという同じく百合感情を持つキャラが、本来ならクレアを足止めするお助けキャラなのに、レイがクレアに夢中なため、逆に最強のライバルキャラになってしまうというバグ(?)が発生。流石のレイもこの時ばかりはゲームの先読みではなく、普通の感情論丸出しで拗ねちゃったりしたことが原因で、ゲーム外の展開に突入。マナリアにクレアを賭けた戦いを挑まれ、あまりにもクレアをもの扱いするような言い分に怒ったレイはそれを受ける。捧げものを見つけることを条件に勝負した二人は、ゲームのレアアイテムを知っているレイが、最後まであきらめずに手に入れたことでレイの勝利となった。マナリアは実は興味はレイの方にあり、彼女に発破をかけるためクレアを利用していたのだ(やっぱりお助けキャラだった)。こうして勝利条件として、レイは再びクレアのお側付きに戻り、賑やかな学園生活を再開する…ある意味百合的にもお約束な展開ではありますが、そこに至るまでのレイの強さは、チート魔力でもなくゲームの知識でもなく、クレア様への愛♥根性!が誰より勝っていたからだと思います。是非とも頑張って、クレア様を落としきってくれ!(≧▽≦)b
『とあるおっさんのVRMMO活動記』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」通称「ワンモア」。その世界で、「アース」という名の青年として自由気ままに活動するフツーのゲーム好き会社員・田中大地(38歳/独身)の活動記でした。
ストーリーらしいストーリーはありません。というのも最近のVRMMO自体が自由度の高いゲームで、RPGのようなストーリー設定がない(※イベントを除く)ので、プレイヤーの気持ち次第でどんなストーリーにもできてしまうので。そんなアースさんはベテランプレイヤーですが、「目立つことはしたくない」といいながらも、人が使わない武器「弓」を使ったりして勝利するので、おのずと目立っていることに気づかない^^;なまじゲーム経験がすごいので、レベルではなくプレイヤー自身の経験値で難関突破していく展開でした。チートな部分もありましたが、知識と経験なので「シャンフロ」よりもなんか共感できる部分はありました。至極まったり系のお話だったと思います。途中妖精女王がしつこくてうざかった(あれは確かにアースも怒っていい)ですが、それ以外はのんびりプレイヤーさんをROMっている感じで気楽に見れました。なんかこれもLordが出ていたので、続編あるのかな?でも一期目見てなくても充分ついていけるような気がします。
『聖剣学園の魔剣使い』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
かつては聖神暦に君臨していた「不死者の魔王」だったが、魔王として蘇った際の経緯からか、転生の儀式により1000年後に復活した際の姿は幼少化してしまった。現代の治安を維持するための聖剣使いを要請する学園の生徒・リーセリアに保護され、表向きは記憶喪失の棄民の少年・レイという身分で聖剣学院に通い、第十八小隊に所属。レイを庇って命を落としたリーセリアを哀れんだレオニスの魔術によって彼の眷属である高位のアンデッド「吸血鬼の女王」として蘇らせる。そしてリーセリアたちと同じ学園に所属しながら敵であるヴォイドと戦う日々を過ごし、千年前の女神ロゼリアとの誓いをまもろうとするのだった ―――というストーリーでした。
関東エリアはほかの番組と時間が重なっていたこともあり、見たり見なかったりでしたので、これは1話見逃すと、結構ついていけない状態になりました💧 少年の姿になったことで、コナン君における蘭ねんちゃんたちのごとく、みんなに可愛がられるサービスシーンが多いかと思いましたが、ほぼ毎回戦闘でそれどころじゃなかった(苦笑)。バトルメインだけあって、小回りも結構多くって迫力あるシーンが多かったです。キャラデザはちょっと作画が落ちた時もありましたけど、概ねよかったと思います。魔法と聖剣とか、こういうシチュエーションが好きな方にはたまらない展開だったと思います。
『B-PROJECT~熱烈*ラブコール~』:おなじみBプロのアニメ版最新作です。
今期はいつものメンバーにVチューバ―の「Ultras」を加え、大人数を抱えてのマネージャーつばささんが大奮闘でした💦
毎回各キャラクターにスポットを当てて一話展開するのですが、毎回思うのが「いくらA&Rとはいえ、つばさちゃんが一人で全部抱えるの、やりきれないんじゃないか?過労でぶっ倒れるぞ??」って心配していたんですが、さらに全く芸能界の秩序を知らないUltrasの面倒まで見るように言われて、「ここの上司は何やっとるんじゃ!!ブラック企業どころじゃないぞ!ヽ(`Д´)ノプンプン」とBプロメンバーよりそっちを心配していたら、案の定倒れましたね💧
ストーリーのハードさは圧倒的に「アイナナ」の方が強いんですが、マネージャーの仕事を見たら、紡ちゃんよりつばさちゃんの方が圧倒的に酷すぎる(ノД`)・゜・。 お約束でUltrasが思いっきり失態を犯してしまい、Bプロメンバーに多大なる迷惑をかけるという…夜叉丸さんの時より手がかかっていると思いますよ💦 でも負けなかったつばさちゃん、最後はUltrasのメンバーもステージに立たせて無事にライブ終了✨よかったね! 今回はとにかくつばさちゃんをもっと楽にさせてあげて!の回でした。「就職するときは仕事の約款は十分に気を付けよう!」←アニメなのに尊い学習でした/)`;ω;´)
『聖女の魔力は万能です2』:おなじみなろう系小説のアニメ化2期目でした。
今回の山場は2つ。米が流通していると知ったセイが、港で入荷する際に、怪我をした船員の治療を行ってしまったことから、ザイデラ国の王子・テンユウが明らかにセイを狙って留学してくる。何度も研究所を訪れられ、困ったセイは彼に事情を聴くと、難病の母親の治療薬を欲していることを知る。船員をたちどころに治したというポーションを探していたのだった。知り合いの魔術師から譲り受けた、ということにし、何とかことは納められ、聖女の存在を他国に知られるピンチは免れる。そして二つ目はホークの実家のある領地に出かける。しかしそこは魔物が接近しており、セイはホークらと共に討伐に向かう。途中セイが崩落した床から落ちホークと離れ離れになってしまうが、ようやく出会えたことで魔力が増し、魔物の本体を倒すことに成功した。これを見た宮廷魔導士のドレヴェスに観劇に誘われ、セイはそれを引き受ける。しかし仲睦まじく語り合っていた(※魔道の話をしていただけ)二人の姿が噂になり、ホークの内心穏やかでなくなる。研究所長のヴァルデックに忠告を受けたホークは、急ぎ自分の気持ちをセイに伝える。自分の心の中を正直に見つめた結果、セイはホークに想いを寄せていることを自覚。彼の求婚を受けると、一斉に魔力が花開く。ドレヴェスは、実はセイの魔力は好意を寄せるホークの存在で増大することを突き止めていたのだった―――というストーリーでした。
なろう系なので主人公がチートなのですが、それに反比例するように恋愛関係は鈍感なので、見ている人たちはさぞかし歯がゆかったのではなかろうか(苦笑)結果は目に見えているので本人たちの気持ち次第だったのですが、根本的な問題として「聖女たち(セイとアイラ)は元の世界に戻る」という選択肢はなかったのだろうか??選択できなくても、何時か何かのきっかけで、元の世界に戻るとか。結構簡単に結婚話がワイワイ出てきていて、これで自分の世界に帰ってしまったらかえってこの国、混乱の極みになるんじゃなかろうか(元々かなり他力本願な国事情故)。まぁ最終回で無事に結ばれたことで円満終了となったみたいですし。本人たちがそれで良さげなので、まあいいか(笑)
『Helck』:漫画原作のアニメ化作品で2クール作品でしたので、見ごたえありました。
魔王がいなくなったため、魔界で行われた「新魔王決定戦」。そこに人間なのに参加してきた人間のヘルク。四天王の一人ヴァミリオが懸命に妨害するも、何故か無茶難題を出すほど笑顔で満点クリアするヘルク。警戒を怠らなかったヴァミリオだったが翼の兵が現れ、それによりヘルクと共にゲートの吸い込まれて別の場所に放り出されてしまう。同じ世界ではあるが魔王領ははるか遠いため、仕方なくヘルクとなぜか加わってきたピューイと共に、魔王領へ向かう。途中何故ヘルクが人間を憎み、魔族と仲良くするのかが判明。人間の国で幼いヘルクと弟を助けてくれた貴族のラファエドと、宮廷の大賢者・ミカロスにより、勇者である弟をだまし殺されたあげく、人間が皆、戦闘以外の意思を持たない翼の兵士にさせられ、ヘルクの仲間たちも遂には無理やり意思のない兵士に変貌させられたのだった。ヘルクの人間への憎しみをしったヴァミリオは、共に魔界に戻るが、そこに立ちはだかったのは、翼の兵士にさせられたヘルクのかつての仲間たち。ヘルクは自分の手で仲間を殺す覚悟をしていたが、ヴァミリオは「彼らを元に戻そう!」とヘルクを止める。魔界では城が落ちていないと知ったミカロスたち人間側は一時撤退する。こうしてヘルクとヴァミリオ、そしてピューイは翼の兵士にさせられた人間たちを元に戻す方法を探し、また旅へと向かうのだった―――というストーリーでした。
最初はひたすら強く、なのになぜか朗らかで魔族と仲良く遊んだりするヘルクと、フツーに受け入れる魔族のやり取りがギャップがあっておかしく、一人ヴァミリオだけが悉く失敗して地団太を踏むギャグ展開でしたので、なんか和やかな話なのかな~と思っていました。ついでにピューイも存在も発言自体も何だか変w なのでお気楽に見ていましたが、最後の方で段々人間の王国の汚いやり方に絶望したヘルクの辛い過去がどんどん明るみに出て、最後は笑える状態にはありませんでした💦
人間の方が残忍で狡猾でした。力なきものの恐怖が生み出した結果なのかもしれませんが、あれだけ人間を嫌っていたヴァミリオがヘルクの生き方や考え方に感化され、救う道を選ばせるとは…いい魔族やった✨ちなみに石田さんもなかなかに役に立っているのどうなのかわからない、緩いキャラでしたがこういう役も似合うのが石田さんのすごいところだ(笑) そしてすべてをまとめてしまう、池田さんの圧倒的なナレーションの圧も凄かった!(笑)
続編はなさそうですが、なんとなく前途が開けた明るい旅になりそうです。