うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2020夏アニメ最終回①

2020年09月20日 21時10分03秒 | アニメ
コロナの影響で、アニメ界でも春アニメが夏まで放送延期になったりと、なかなか大変な状況化でしたね。製作スタッフの皆様におかれましては、本当にお疲れ様でした(-人-)
いつもより本数は少なかったかもしれませんが、寧ろこのくらいの量の方が見やすかった感じもしました。昨年は一晩で6本、とか普通にありましたからねぇ…よく見てたなw
ともかく、いつもと変わらず無駄に感想書きます。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』:大人気ノベライズSAOのアリシゼーションシリーズの最終章。今期で完結でした。
第2部ではキリトはユージオを失って心神喪失状態。必死に介護していたアリスだったが、人界とダークテリトリーの戦争が開始され、騎士としてアリスはキリトを守りながら戦場に赴くことに。
現実世界の方ではオーシャンタートルが謎の襲撃者たちによって占拠されようとしていた。彼らの目的は「完ぺきな人工知能のAIである『アリス』そのもの」。この危機に明日奈はキリトとアリスを救うため、UWへのログインを決意する。そして、襲撃者たちを率いて人間の魂を求めるガブリエルも闇の皇帝ベクタとしてUWへログインし、アリスを奪うべく人界への侵攻を始める。これに対抗するアリスら人界軍は戦力差に押されるが、創世神ステイシアとして降り立ったアスナの参戦によって持ち直したかに見えたが、現実世界のプレイヤーが次々と参戦し、人界へ襲い掛かる。物量に劣る人界軍が追い込まれたその時、現れたのはシノンだった。
(ここから今期)今度はシノンが窮地を救い、ベクタと互角に争い、一時撤退まで凌いだ。またリーファもログインし、ベクタの命で動かされていた者たちと交渉。一気に味方へと引き入れる。しかし今度はガブリエルの部下であるヴァサゴことSAO最悪の殺人鬼であったPoHが新たな戦力を率い、アスナたちを心身ともに追い詰めていく。人界の人々の犠牲をこれ以上増やせないとした明日奈は降伏を宣言。PoHがキリトを殺そうと襲い掛かるが、そこに現れたユージオの幻影に導かれたキリトが復活。PoHとの乱戦についに彼に勝利する。また復活したベクタがアリスの捕獲に向かうが、キリトと明日奈により撃退。オーシャンタートルとの接続が切れる前に現実世界にアリスをコンバートしないと、以降UW世界で200年閉じ込められてしまう。急ぎアリスをコンバートさせるため、明日奈が彼女を現実世界に送ることに成功。一方のキリトはベクタことガブリエルを倒したところでタイムオーバーとなってしまう。一人UWに取り残されたと思われたが、そこに明日奈が戻ってくる。二人は体感時間200年を過ごしつつも、現実の記憶を無事維持したまま帰還。リハビリに励むキリトの一方でアリスは疑似身体で自立したAIとして存在できたが、いまだ受け入れられない人間との距離に加え、親しい人がいないこの世界に苦悶していた。ある日アリスは研究所を脱走。キリトの家に一時身を寄せることになるが、そのときUWへの手段を手に入れ、キリトやアスナとともに200年後のUWに帰還した。そこはとてつもなく文明が発達した世界となっていたが、皆がアリスとキリトたちを覚えいた―――というストーリーでした。
いやぁ~フルボリュームでしたね。半期ごとに3部に分けて放送されましたが、小説の解釈を余すことなく描き切ってくれた感じです。SAOシリーズの好きなところとして、「本当に今現実世界に生きている人へ「命の大切さ」を伝えているところ」があるのですが、このシリーズでは特にユージオとの切れることない友情に何度も救われた気がします。キリトもですが見ている視聴者がね。そして「戦闘描写が微細」であること。とにかく剣技も細かくって、一切隙が無いんですよね。だからリアルに剣圧とか使わってくるの。普通の描き方だとただ剣がカキーンってなるだけなんですが、SAOは風圧で髪や衣服がはためくような表現も絶対カットしない。描き込みが細かくて、見ていて迫力が凄く伝わってくる。あと今期は今までのシリーズにかかわった人物が、みんなそれぞれ活躍の場(見せ場)があって、今までのどのシリーズの思い入れのあるキャラであっても感情移入できるストーリーでした。
これだけ気合入れて作られたアニメが凄くないわけないじゃないか!!
ともかく思いっきり楽しめました。
既にアニメ化次作は決まっているんですね。今度は『プログレッシブ』―――第一作目の『アインクラッド』をもう少し掘り下げた外伝。また楽しみにして待ちたいと思います!
『Lapis Re:LiGHTs』:こちらはスマホゲームアプリのアニメ化作品でした。
歌うことで魔法を発動させて、魔獣と戦い、人を癒す力を持つ「魔女」がいる世界。その魔女を養成する『フローラ女学院』に転入してきた主人公のティアラは、試験もなくいきなり入学を許可される。この学院ではチームを組んでその成績如何によって退学させられることもあるが、院長命令でティアラは落第ギリギリのグループに加入することに。そこには幼馴染のロゼッタが居り、更に個性豊かなメンバーと直ぐにティアラは打ち解けた。早速養成開始となるが、チームの実力は底辺。おまけにチームワークもバラバラだったが、他のライバルチームと競い合う中で、それぞれの欠点が少しずつ改善の糸口となっていった。
そしてついに歌による魔力発動のライブ:オルケストラへの挑戦権をつかむが、実際に行われたオルケストラでは規定区外の場所にまで魔力を振りまいた、ということで失格。チームはあえなく解散の上退学。そこでティアラは実はウェールランドの第二王女ということが発覚。姉であるエリザが魔女として国の危機を救ったことから、彼女も姉に憧れて魔女になろうとしていた。しかしティアラは王宮に強制送還。残りのメンバーは窮地に立たされながらも「歌える場所は学院の外にもある」と気づき、ティアラをもう一度迎えに行く。ティアラは姉から何度も魔女を諦めるように言われていたが、メンバーの声にやはり魔女になりたい気持ちが捨てられないことを伝える。この時国に魔族が襲来する危機が発生。フローラ女学院メンバーも必死に魔法を使うが力が足りない。そこへ現れたティアラたち『LIGTHS』。彼女たちの歌で魔族は一掃。その時、ティアラは初めて姉が魔力をティアラの病気の治癒に使い、歌えなくなっていたこと。そしてティアラに同じ思いをさせたくなくて魔女になることを反対していたことを知る。真実を知ったティアラは、今度は姉の声を治療するため、今一度魔女になることを決意する―――というストーリーでした。
「これぞ、正統派アイドル(魔女ですが)ユニットアニメ」という感じでした。王道なんですが、冷たい態度だった姉であるエリザの本心が最後の最後で分かって、そこがどんでん返しのようで面白かったです。
友情と努力と根性!―――というと、某少年誌のキャッチコピーのようですが、裏が殆どなかったので、夕方のお子様方の見られる時間に放送してもよかったんじゃないかな。しかも「姉妹愛」のテーマの辺り、アナ雪の様に人気出るかもw
『無限の住人-IMMORTAL-』:ネットフリクスで先行放送していたアニメが地デジで放送されました。
舞台は江戸時代。主人公の凜は道場の娘だったが、剣客集団・逸刀流に両親を殺され、その復讐のために用心棒として万次を雇い入れる。万次は八尾比丘尼に血仙蟲を身体に移植され、不老不死となった。その為幾度身体を斬られても元に戻り、相手を斬るため「百人斬り」としてお尋ね者となっていた。
二人は逸刀流の当主である天津影久を追いかけるが、その実、逸刀流も公儀である吐によって危機にさらされていた。万次はそこで吐に捕らわれ、不死身の身体を作るための人体実験として利用されることに。凜たちによって何とか救い出される万次。逸刀流の処分に失敗し、公儀よりお役を解任された吐はそれでも天津影久を追う。影久も公儀を討つために残った剣客とともに船で江戸から脱出するため水戸街道を北上する。万次と凜も影久を追う。そして吐一派と逸刀流の最後の戦いにて、何とか吐に勝利する影久。しかしながら船に乗り込むところで、凜が彼に強襲し、見事な本懐を遂げる。こうして万次の依頼は終了…したかに見えたが、時は流れて明治、新たに八尾比丘尼から万次は布由の護衛を頼まれる。その少女は凜の子孫だった―――というストーリーでした。
元々が大人向けの作品で、お子様には見せたくないシーン(主に戦いの場面で)が多く、多分好き嫌いの意見が割れる作品ではあったかな、と思います。
ただ、遠慮ないだけにリアリティが凄かった。おそらく戦国~江戸時代に至るまで、真剣での戦いはこうだったんだろうな。無論「あり得ない」という漫画独自の描写もありますが、血飛沫だったり内臓だったり、これが本当にあったんだろうと思わせられました。今が令和の世でよかったw←でも、最近は平気で殺人が多くなっているので、平和とは言い難い💦
描写が戦慄に感じられたものの要因として、もう一つは「毎回命がけでギリギリの精神状態で戦っている」ことも伺えます。万次だけ(八尾比丘尼もですが)不老不死という特殊条件ですが、それでも命がけで向かってくる相手には万次も命がけの戦いで応じる。下手をすれば死ねない分だけ精神に来て崩壊する可能性だって高いのですが、それを必死に押しとどめている精神力と気力が伝わってくるので、見ていて思わず息を飲んでいました。
たまにはこうした作品を見て、それこそ逆に平和と命の安定のありがたさを感じるのもいいかなと思いました。
『巨人族の花嫁』:今期の5分エロ枠でしたが、BL作品でした。
主人公の水樹 晃一は高校生で男子バスケ部員のエース。身長も無論高いが、ある日突然異世界に召喚されてしまう。そこにいたのはカイウス・ラオ・ビステイルという自分より大きな巨人の国「タイルダント」の第一王子。状況も分からない晃一だったが、カイウスから突然プロポーズされてしまう。
最初は戸惑うどころか、男に男が嫁ぐというあり得ない状況に拒否的な晃一だったが、やがてカイウスのストイックな愛情に、心が動かされていく。ところが異世界のパーティで出されたカリナの実を食べてしまった晃一は命の危機に陥る。カリナの実は強力な発情成分が入っているが、巨人対応の為、過剰な摂取は命に係わる。カイウスと晃一はこのカリナの実の解毒剤を求めて旅に出る。途中獣人に襲われるもののカイウスの必死の戦いぶりに、晃一は改めて心を開くのだった―――というストーリーでした。
無論、妖し気なシーンは伏せられておりました(笑)が、結構恋心の駆け引きがポイントのBL作品が多い中で、真っすぐ純情一途!ってのも清々しかったですw この後は幸せになったのでしょうが、男同士でどうやって子孫繁栄させていくのか…ま、難しいことは考えず、「今ある恋」に全力投球してもらいましょうw