亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

PSA測定

2013-12-27 | 健康・病気

前立腺がん
膀胱の出口にある前立腺のがんです。初期にはほとんど症状はありませんが、少し進んでくると軽い排尿困難をともなうようになりますが痛みはありません。症状だけでは前立腺肥大と区別できません。さらに進行すれば、排尿困難、頻尿、残尿感などがあきらかになってきます。がんが尿道に顔を出すくらいに進行すると尿道出血するようになります。しかし、出血しても痛みはありません。
がんが骨などに転移すると骨の痛みがあらわれてきます。いろいろな骨に転移するので、その日によって痛む部位が異なります。放置すれば尿閉から尿毒症となりますので、早期に治療することが大切です。
〔診断〕
最近では血中の腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)測定により、簡単に予測できます。PSAが4ng/ml以下であればがんはないと考えられます。4~10ng/mlをグレーゾーン(灰色領域)と呼び、がんが隠されている可能性がありますので、しっかり精密検査をしましょう。PSAが10ng/ml以上のときはがんの可能性が非常に高くなります。しかし、前立腺の炎症でも高くなることがあるので、泌尿器科医にしっかりみてもらいましょう。血中PSA測定はスクリーニングとして優れていますが、そのほかに超音波検査や直腸指診があります。ゴツゴツして石のようにかたい前立腺を触れればがんと考えられます。
骨の転移は骨シンチグラフィー(放射性物質を注射して骨への取り込みを調べ、黒いスッポトがあれば転移の可能性が大です)で診断します。最終診断は前立腺生検(直腸から細い針を刺して前立腺の一部を採集し、顕微鏡で病理学的に調べてがん細胞を確認する)により確定します。PSAが高くても前立腺生検でがんが証明されない場合も多いので、すぐに悲観するすることはありません。がん細胞には髙分化腺がん、中分化腺がん、底分化腺がんがあり、髙分化腺がん・中分化腺がんは比較的良性ですが、底分化腺がんは予後がわるいとされています。前立腺がんは進行具合により、病期A、b、C、D4段階に分かれており、病期A、Bは前立腺の被膜に包まれたがんですが、病期Cは被膜浸潤があり、病期Dは周囲の臓器まで進展しているものを言います。     (電子辞書より)

8月の中頃、排尿の時にチンチンの先が焼き火箸を当てられたように痛く、トイレがつらかった。

泌尿器科で診てもらったところ膀胱炎だといわれた。

「PSA」というのを知っているか」

「えぇ・・・?」

「がんの検査だよ。一度調べて見るといいね」

チクンと痛い針をさされて採血した。

「結果は4日後に分かるからその時説明します」

4日後、訪れると、「PSA12.8。4.0以下だと正常だけどこれは一寸高すぎるね」

PSA何ていわれて何のことかさっぱり分からずあっけにとられていると。

「驚かないのかね。普通なら、どうしよう、どうしようと騒ぐはずなのに・・・」

驚かないわけない。どうしていいかただおろおろしているだけ・・・

「精密検査をしてもらいたいので、どこか病院を紹介してください」

「炎症で一時的に高くなりこともあるのでしばらく様子を見ましょう」

その後も度々、PSA検査をしてもらった。少しずつPSAの値も下がってきたが、なかなか4以下にならない。

膀胱炎の方はもう何でもないので、先生にもういいでしょうと訴えたが・・・。中々聞き入れてもらえない。

普通なら痛みが治まれば、バイバイなのだが、がんと聞けばそうもいかない。

この医者、銭取り商売しているのでは・・・・なんて疑った。

昨日、薬が切れたので医院へ行く。

いつもの様におしっこの検査をして先生の前に座る。

先生にこにこして、良くなっているよと検査票を見せてくれた。

PSA2.4まで下がっていた。

「ここまで下がったらもう大丈夫だね」

「良かったね。もういいですよ」

「もう来なくてもいいんですか」

「もういいよ。また何か都合が悪かったらいらっしゃい」

「ハイ、ありがとうございました」

「これでいいですよ」と受付嬢にいわれ診察券だけ渡される。

「お金はいいんですか

「結構です」

へーい、こんなこともあるんだ。

お蔭で半年くそ真面目に通うことになった医者通いも終わった。

コメント (1)
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