亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

高齢化社会を支えるお口の健康

2012-12-13 | 学問

高砂大学院の講座も後二回になりました。

今日の先生はお若い先生で分りやすく説明して下さったが、お喋りがとても速くしかも情報量が多すぎて付いていくのが大変でした。

「どうでもいいことですから、聞いているだけでいいですよ」とのことですが、どうしてどうして、興味のあることばかり、頭がパンクしそうだった。

私は、いつもカセットを持ち込んでいるのですが、帰って再生をしてみても早口ですから言っている事が中々聞き分けられず苦労した。

  今日の資料の1部です。

Photo

町の歯医者さんだそうだが、歯の話ばかりではなく健康の為になる多くのお話していただきました。

日本は世界一の長寿国だが、健康長寿国ではない。ピンピンころりで行きましょう。

現代の若者は硬い者は食べない。軟らかい物ばかり食べていると体がだめのなる。健康で長生きは出きません。

昔の人の食生活の記録を見て再現して、実際に作ってそれを学生さんに食してもらいました。

邪馬台国の卑弥呼の食事は3990回噛んで51分かかりました。

紫式部の食事は1361回噛み31分かかりました。

源頼朝の食事は2651回噛み29分かかりました。

徳川家康の食事は1465回噛み22分かかりました。

徳川家定の食事は1012回噛み15分かかりました。

戦前の人の食事は1420回噛み22分かかりました。

現代人の食事は620回噛み11分かかりました。

本人は実際にどのくらいかかって食べていたかは分りません。

現在の人の食事内容は、コーンスープ、スパゲティ、ポテトサラダ、パン、クリームなど加工食品ばかりで噛まなくてすむものばかりだそうです。私はこんな食品は食べていてはいけません。

縄文時代の人は食品を加工する物が無いから、硬い者を歯で噛み砕くしかなかった。それで顎の骨が発達していました。

親知らずが痛み、歯医者でレントゲンを撮って貰って驚いたのですが、親知らずと言うのは上に向かって生えていないのですね。横から他の歯を押さえつけるように生えています。なんでだろう?。その訳が今分りました。

縄文時代の人は顎の骨が広くて、親知らずもチャンと上に向かって生えています。が、現代人は顎の幅が狭くて生える場所が無いんだそうです。それで無理やり生えようとするので横向きのなるのですね。それで、親知らずが生えると痛いのだ。

現代人は軟らかい者ばかり食べているから顎の骨が小さくなったのですね。

篤姫さんの旦那さんは固いものを食しないのでうりざね顔だったそうです。

お公家さんもうりざね顔だったそうです。

現在の若者はほっそりしたイケメンばかりなので硬い者は食べません。

ですから長く生きられないでしょう。長く生きられても寝たっきりでは意味がないですね。

ある学校の校医をされているそうですが、歯の検診に行くと、生徒さんは綺麗な顔をしていても口の中はガタガタで半分は目をつぶっていられるそうです。

いかに食べ物が悪いかわかります。最近の高校生は歯も磨かないそうですね。

「これは、親があまやかして育てたからです。またその親もあまやかされてそだった」そうな。何て厳しいこと言っていました。

その他にガンを防ぐ12か条、とか入れ歯の話、唾液の話、誤嚥の話など盛り沢山の為になる話を教わりました。

高砂大学院の講義もあと一回となりました。来年もまた別の科に入ってがんばります。

コメント (1)
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