亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

厳島神社

2012-11-18 | 神社巡り

NHK大河ドラマ「平清盛」でお馴染みの厳島神社に行って来た。

この前のNHK特集で平清盛が中国の普陀山(ふださん)をモデルにして作ったのでは、と言っていた。

普陀山には潮音洞という洞窟があり、そのなかに観音様が隠れて修行していたと言われている。

洞窟の中は波の音しか聞こえず、修行するには世間の雑音が入らず修行に適していた。

その為海上に作らざる負えなかった。

宮島は土壌が脆く、200年に一度、山から土砂が流れ出て神社のある河口は土砂に埋まって大被害を受ける。

その度に土砂を取り除き神社を立て直さなければいけない。

昭和20年にも枕崎台風で大被害を受けた。そんな大変なところをわざわざ選ぶように神社を建てる必要があったのだろう。

                   大鳥居

Web

大鳥居は基礎と繋がっていない。

屋根の下は空洞になっており中には経石が詰まっており、総重量は5tに及ぶ。この重量があることで大鳥居の自重が浮力に勝ち、自立することが可能となっている。

潮が引くと大鳥居の所まで歩いていける。

               参道の鳥居

Photo_7

 

               客神社

Photo

                回廊

Photo_2


                 本殿

Photo_3

                 高舞台

Photo_4

此の上で清盛が舞ったという。
 

                本殿側から見る大鳥居 

121109_162344
本殿の正面海上に大鳥居が見える。右に見える建物は右門客(かどまろう)神社。

              能舞台

Photo_5

本殿前の能舞台とは別に、毎度おなじみの能舞台がある。

この日はお能が催されたのか、テントが張られていて舞台の屋根の部分が見えない。


                反橋

Photo_6

本殿の後ろから大きな太鼓橋が架かっている。勅使が来られた時に渡るのだと言う。

こんな恐い橋を渡る意味があったのだろうか。

          豊国神社と五重塔  

Photo_8

豊国神社は豊臣秀吉が建てたが途中で亡くなってしまったので未完成になっている。

すぐ隣に五重塔が立っているがこれは豊国神社と関係があるのだろうか。


                  鹿

121109_165542

鹿は神様の使い。捕えること罷りならぬ。ということで、宮島では500頭いるそう。

家の前には鹿が入ってこれないようにするため、外側にしか開けない扉が付いている。

宮島の鹿は観光客の買ったお土産食べに来るというので気にしていたがわりとおとなしくしていた。

厳島神社はどういうわけか満潮時に床板すれすれに海面が来るように作られているため、参道もその高さに合わせてある。その為、海が荒れると道路まで海水が上がってくる。それでは困るため民家があるところには跳ね板が設けられいて海が荒れると跳ね上がって海水の流入を防ぐ。民家のあるところは上の写真のように堤防がある。

                 夕日


Photo_9


 訪れた時は時間が遅かったので薄暗く綺麗な写真が撮れなかった。

夕日から後光が差しているようでとても印象的だったので撮って見た。

かつて毛利元就の信仰篤く多くの寄進をしたと言う。

宮島の一番高い弥山(標高535m)の山頂には大きな岩があり、その昔弘法大使が修行したと言う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする