亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

ネパール(高砂大学)

2011-09-09 | インポート

 今回の講座は『インド医学の薬物とヒマラヤの自然』でした。
講師の先生は世界中駆け回って何か面白いものがないかと探しまわっているそうだ。
今回は世界の秘境ヒマラヤの麓にあるチベットと言う国の面白い話をして下さいました。

〇面積140,800平方キロメートルで北海道の約1,7倍。人口が約30,000万人。
首都がカトマンズで人口が約80万人標高が1,300mで九州のような気候。
ヒンドゥー教の国で30以上の民族が生活している。

〇ヒンドゥー教では牛は神様で道を塞いでいても退ける訳にはいかない。
犬が沢山いて夜になるとキャンキャンと騒ぎ立て、日中はあっちこっちでごろ寝している。

〇人が死ぬとみんなの見ている前で火葬する。骨は拾わずそこらで散らばっていて誰も片付けようとしない。
決していい加減なのではなくそれがその土地の習慣なのだ。

〇死者は49日になると、何かがセックスをしている所を見るとその子供となって生まれる。例えば犬がセックスをしているとその犬の子供となって生まれる。人間に生まれたかったら人間のセックスをしている所を見れば良い事になる。
〇牛が排泄した尿は神聖なものとして、それを回収して頭に塗るという人もある。
日本では仏さまにションベンをぶっかけると大変な罰当たりになるが、ここチベットでは罰当たり所ではなくとてもご利益になると言う。
〇チベットでは日本のような四季は無いが、乾季と雨季がはっきりしていて、5月~9月が雨季、10月~4月が乾季。
従って雨は夏に降ることになるが、標高が非常に高いので降ってくるのは雨ではなく雪、つまりヒマラヤの雪は夏に降るという訳。
乾季の間は雨が降らず来る日も来る日も素晴らしい晴天が続くらしい。
弁当忘れても傘忘れるなと言われる地方に住んでいる者にとっては何ともうらやましい。
〇チベットの人の名前には部族名が必ず付くので名前を見れば身分が分かってしまうと言う可哀そうな存在である。
チベットの人はどんなに汚れていても風呂に入らない。それは、標高の高いところに住んでいるので、毛穴が開いていると体の水分が奪われてしまうので、膚がカサカサになるので、肌が乾燥しないようにわざと体を洗わないそうだ。
〇チベットと言えばシェルパで有名ですが、実はシェルパとは荷役人の事ではなく部族名で民族の中では最も低い身分だそうだ。
などなど、私たちの知らない一面を沢山話してくださいました。

〇先生は生薬の研究をされているそうで、その他漢方の歴史や薬草の話など写真を交えて沢山されていましたが、取りあえずネパールの話だけ載せました。

〇帰ってインターネットで調べてみたが、このような記事は見当たらなかったので書いてみました。 

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