亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

かなざわグリーンウォークに参加して

2010-04-29 | 日記・エッセイ・コラム

今日グリーンウォークは朝からの雨降りで大変。

金沢城の芝生広場は確り水を含んでいて歩きづらい。

昨年とテントの位置が違うので、自分の行く所が分からず、雨の中をうろうろ。

来賓の挨拶もそこそこに、いつもの準備運動もない。

金沢城の脇にある白鳥路という遊歩道には多くの人物像がある。

女性の裸体像がずらりと並んでいて、眉を顰めたくなる。

金沢の芸術家はこんなの好きなのかな。

そんな中に、金沢が生んだ三人の文豪の像があった。

Photo

左から、室生犀星・泉鏡花・徳田秋聲。

浅野川に架かる梅の橋の袂に徳田秋聲記念館がある。

今日はグリーンウォークなので入場無料。

多くの人が吸い込まれる様に入っていく。

特に女性の方が長い行列を作っている。

何か特別の展示物でも有るのかなと、そっと覗いてみる。

そこは、特別なところではなく、例の、クサヤだった。

何しろ寒いからなあ。

何処へ行っても、この有様。

東の茶屋街を通って、東山寺院群へ行く、狭い所にびっしりとお寺が詰まっている。

道路らしい道路がなく境内から境内へと渡り歩く通路で繋がっている。

この辺りから天候が回復して、暖かくなり、上着を脱ぐ。

浅野川に架かる小橋を過ぎると、緑の上着を着ているおばちゃんが何か喚いている。

Bコースの人がAコースに入ったとか。

コースが重なっている為、ややこしい。

今回のウォーキングは矢印の出てないところがあり、係員もおらず、どっちへ行ったらいいか分からなくなって所が幾つか有った。

長土塀武家屋敷を通って、犀川を渡り千日町に出る。

ここには室生犀星記念館がある。

誰もいなかったが、ちょとお邪魔して見る。

受付のねいちゃん、「中を覗いていく人がいるけど誰も入ってこない」とぼやいている。

「みなさん、無料だと知らないのではない?入口に貼紙でもして見たら」と言ってやった。

一回りして、帰る頃には、受付が大忙しだった。

人は人を呼ぶといって、誰か中に入ると、次々と入るようになる、大衆心理と言う奴みたい。

勿論貼紙などはなかった。

西茶屋街から寺町台へ出る。

Photo_2

芋掘り藤五郎が祀ってある伏見寺。

中を覗くとおばちゃんが出てきて「拝観されますか

拝観料300円と書いてある。

「拝観料いるんですか

「ハイ、一応観光協会に入っていますから」

誰も来ないのに、拝観料なんて、ちょっと、のぼせているのでは

芋掘り藤五郎なんて前田のお殿様が勝手に作った御伽噺なのだなんだよなあ。

寺町台から桜橋を渡って、金沢城に戻る。

今日はBコース「金沢町屋めぐり」12キロ歩く。

天気が良くなってよかった。

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