お寺の前に観音仏がずらりと並んだお寺を見つけた。
山門も変わっている。加賀藩初代の藩主利家の長女幸姫の菩提樹だという。
明治4年(1871)大火にあい、山門だけが焼け残ったと看板に書いてある。
ずらりと並んだ観音菩薩は卯辰山と鶴来街道にあったものを集めた物だという。
山門を潜ると見事な像が立っていた。名前を書いてなかったがもしかして閻魔様かな。
前で車のタイヤを交換しているおじいちゃんに尋ねた。
「これは変わった狛犬だね。何か謂れでもあるのですか」
「知らないね。ここの住職とは長い付き合いだけどそんな話は聞いていない」
このお寺の敷地はかなり広いらしくおじいちゃんの家もお寺の一角を借りて家を立てているとのこと。
間口は狭いけどこの辺りの家の何軒かはお寺の境内に立っているらしい。
寺町寺院群はお寺が隙間なくたっているが檀家は殆ど無くお寺の維持費は住職さんはバイトだという。
「ちゃんとお家賃を払っていますよ」とのことだった。