亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

写謡 山姥

2021-06-10 | 写謡
都に山姥の山巡りの曲舞で有名な百万山姥と呼ばれる白拍子がいました。いつか本物の山姥に会ってみたいと思っていました。

ある日、思い立ち北陸路を通って善行寺参りの旅をしていた。

遂にその時が来ました。
いつもは強吟と弱吟と色分けしているが、今回は役毎に色を変えてみた。
四角で囲ってある部分は詞(ことば)の部分で節のない所。
曲舞(くせまい)とは手元の辞書では「南北朝~室町時代に行われた。白拍子舞に似て、鼓に合わせて謡い、軽々と歌い、軽々と舞う。原歌は伝わらないが、謡曲に修正採用されている。」と書いてある。
白拍子は本物の山姥に会ってその怖ろしさを知りました。
謡曲は西洋音楽のように五線譜が無いので具体的な謡い方はよく分からない。
ただの物語ではなく、詩の羅列のようなものなので、詩には疎い私には内容がよく分からないのでどういうように感情の移入をすればいいのかさっぱり分からない。気持ちが入ってこないと謡うのは難しい。
キリの部分。仕舞によく使われる部分で私も舞手の後ろに座って地謡をやった。強吟の部分だが、目立たないが強吟にも上調、下調があり、ここにもやたらと出てくる。しかし、上調と下調を意識したことがない。でも上、下と書いてあるのでやはりどこか違うのだろう。
我が家の前に素晴らしい花が咲いていた。
植木鉢で育た花も花粉が野に散り野生化していく、散歩していると名のしれぬ綺麗な花がいっぱい咲いている。園芸用の花の花粉が飛んで野生化したものもだろう。

コメント
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