亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

写謡 「車僧(くるまぞう)」

2020-09-07 | 能楽
愛宕山の天狗が都で評判のいい車僧を魔道に引きずり込もうとするが・・・。

車僧の車を動かそうとするが・・・。
愛宕山の天狗は車僧と問答を試みるが全く歯が立たなかった。
車僧はどんな曲だった。と、思い出そうとするが、全然記憶がなく謡えなかった。一回だけサーツと撫でるように習うだけの急行列車だから、頭に全然残らない。
 「強吟と弱吟のどっちがいいですか」と問われたことがある。
「弱吟の方がいいです」。と答える。
何故か弱吟は頭に残るが、強吟は全く頭に残らない。先生と一緒に謡っているときはちゃんと謡えるのだが、先生がいなくなると、全然思い出せなく謡えない。難しいなあと感じる。
「昔は強吟を硬吟といい弱吟を軟吟と呼んだ」と教わった。
弱吟は西洋音楽に近くわりと謡いやすいが、強吟はこれといった決まりがないようで中々頭に入らない。
手元の電子辞書には、「弱吟に比べて音域が狭く、音階が不安定で音の顫動(せんどう)も不規則な部分。おもに祝意・勇壮等の表現に用いる」と書いてある。物凄く謡い方が難しいようだ。
何故か性格が弱いと絶対にうまくいかない。テープで自分の声を再生してみるが、とんと謡になっていない。人の性格が出るんだな、と思う。
謡っているときはちゃんと強吟を謡っているつもりだが思っているだけ。
やはり強吟の謡い方ってあるようだ。
所で、この車僧は最初から終わりまで全部強吟なのである。とても手に負える謡ではない。
台風10号は九州でさんざん暴れて朝鮮の方へ去ったようだ。今年の朝鮮半島は台風でさんざん痛めつけられているようだ。北の将軍様も大変だ。


コメント (1)
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