レースラベンダー(ムルティフィダ系ラベンダー)のつぼみがだんだんと大きくなってきました。
この調子だとあと数日で開花いたします。
こちらのレースラベンダーは実生系のスパニッシュアイという品種。
栄養系のレースラベンダー品種と比べると違いは一目瞭然。
実生系は葉が薄く、テロンテロンです。
なんとなく葉色も薄く感じられます。
花の色も薄めのように感じます。
私の髪は・・・。
どうしても叶わぬ対決ですが、計画生産性の良さで、実生系スパニッシュアイを栽培しております。
ラベンダーというと香りが武器ですが、レースラベンダーの香りはイングリッシュ系ラベンダー(アングスティフォリア系ラベンダー)の足元にも及びません。
ですからレースラベンダーでは、富良野で食材(アイスクリーム等)に使われているような効果は期待できません。
さらにドライフラワーにもできません。
当方で直接買いに来られるお客様にも、勘違いされてイングリッシュ系ラベンダーと同じと思われている方がいらしゃいます。
「北海道でも育つんやから、寒さには強いんやな!」
→寒さには弱いです。
0度ぐらいまでなら、なんとか耐えれますが、それ以下だと環境によっては死に至ります。
なんか、悪い印象ばかり書いているようです。
いいところはあるんですよ。
イングリッシュ系ラベンダーはその時季しか開花しませんが、レースラベンダーは温度さえあれば、いつでも開花します。
すなわち、四季咲きの性質を持っています。
真冬でも室内ならば開花します。
あと、葉のカタチを見てください。
切れ込みの深い葉は花が咲いていなくとも十分観賞できます。
・・・どやどや、イングリッシュ系。
下葉が蒸れてかれてくるので、そこさえ気をつけておいてあげれば、繰り返しの選定でどんどん大きくなってくれますし、丈夫なラベンダーだと思います。
富良野やイングリッシュ系は、関西では夏を越せないという印象があります。
コメントありがとうございます。
今年のKaLuckは、レースラベンダーを5月末出荷と9月出荷の2回に分けて生産いたします。
昨年の夏は暑過ぎて、momoさんのおっしゃるとおり下葉が蒸れてレースラベンダーもかなりしんどそうでした。
またブログにお越しくださいね。