ネットという媒体でもって、心を焦がせたり、或いは傷ついたとほざいたり、
人が画面向こうのナントカ次元に、心を惑わせるようになって幾歳月。
でも私は、実際にリアルで同じ空間に立って、波動を感じて、それを共有しない限り、実態を語りたくない。
というか、それ以外は語るまでいかないね。
それはありふれた言葉だけど、実体験というのか人生経験というのか、これナシには説得力がないというのが、その明瞭な答えである。
私は過去に、ネットで見た「シドさん」という人に、はるばる新幹線に乗って、泊りがけになるので、ホテルを取ってまで会いに行った。
それから、赤尾由美さんとも「面と向かって」話した。
この「面と向かって」に勝るもを、私は今日まで知らない。
やったことない人には理解されないかもしれないけど、それはネットでしか知らないだけの、憎しにせよ、ラブせよ、
そんなものより、これはずっとずっとホンモノなのである。
確かにリモートでも、本人の顔も声も言っていることも、最新の技術で、クリアな画像と音声で伝わるよね?
でも私が実際に同じ空間に立って、時間と実体験を共有した二人に、人としての誤魔化しはあり得なかったよ。
私は二人を、少なくとも、絶対に忘れたくないと思っている。
忘れてないってことは、とっくの昔に「そういうこと」ですよ。