珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

比較されなかった

2018-12-24 | 娘と夫の話
女の子たった一人を育てながら、私はいつも怒鳴りまくっていると言うと、男の子を持つママはたいてい
「男の子はそんなもんじゃないわよ」
と慰めてくれる。

しかし身近に、男の子二人を育てながら、
「母親がヒステリックに怒鳴るとか、キーキー喚きながら説教なんて全く経験ない」
とあっさり言ってのける男がいる。
夫である。
この男を前に、まして今よりもっと未熟なはずの時代を怒鳴らずに過ごしたとは、あまりにもツワ者な母よo(T^T)o
同じ男を前にして、なんでこうも差が出るのか?
今年も謎のままに一年が終わろうとしているが、いつか解けるのであろうか?

「この話、信じられる?」
と娘に訊いたら
「それはパパがいい子だったんじゃなくて、おばあちゃまが心が広かったんだよ。300年に一人くらいの」
300年に一人なら、諦めもつくけどね…( ;∀;)

だが一つ感謝しているのは、夫はそんな母親と私を比較して、どっちがどうなどとは一切言わなかったことである。
これも母親が
よそや人と比較して、どっちが上だとか下というような価値観を子どもに教えなかったからだと思う。

私にはこういうことは、教えられたことはあっても「教えられなかった」ことはなかった。
常にため息と好奇な視線で、誰と比べて誰がいいだのわるいだの、羨ましいだの妬ましいだの比較し合うような世界で、夫の家族は新鮮だった。

以前「絶対的幸福」なんていい言葉を習ったが、単語だけ得意に語って、常に周りを眺めまわしながら、優越感と劣等感をくりかえす人たちはいっぱい見た。

そんな言葉は知らなくても、何の呪文を唱えなくても、人と比べない人はいることを知るべしである。





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