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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

深川麻衣が卒業を発表、紅白出場は乃木坂に何をもたらしたのか、風吹けども天高く羽ばたけず [08Jan16]

2016-01-08 19:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

星野みなみ主演のミニドラマが1月もオンエア!
毎週月曜~金曜 24 : 30 ~ 25 : 00 [CS] スペースシャワーTV プラス『アイドルヒッツ』。この30分番組内で、星野みなみ主演の STATION ID『あたし、本と旅する』が、毎回、30秒分ずつオンエア。1月は、4日(月)第15話から29日(金)第34話まで、途切れず放送される予定。第35話以降は2月。全46話。
(1月の放送予定)
04(月)#15、05(火)#16、06(水)#17、07(木)#18、08(金)#19
11(月)#20、12(火)#21、13(水)#22、14(木)#23、15(金)#24
18(月)#25、19(火)#26、20(水)#27、21(木)#28、22(金)#29
25(月)#30、26(火)#31、27(水)#32、28(木)#33、29(金)#34
スペースシャワーTV プラス公式サイトの特設ページ

じょーさん出演の舞台!
舞台「『カードファイト!! ヴァンガード』~バーチャル・ステージ~」in AiiA 2.5 Theater Tokyo。能條愛未が「戸倉ミサキ」役で出演。
(今後の公演予定)
01月08日(金) [4日目] 第6公演(14:00~)&第7公演(19:00~)
01月09日(土) [5日目] 第8公演(12:00~)
01月10日(日) [6日目] 第9公演(12:00~)&第10公演(17:00~)
01月11日(月祝) [7日目千秋楽] 第9公演(12:00~)&第10公演(17:00~)

13枚目握手会
01月09日(土) 13枚目第4回個別握手会 in 幕張メッセ
01月10日(日) 13枚目第2回全国握手会 in 幕張メッセ

かずみんが選挙権年齢引き下げに関する公共的イベントに参加
01月11日(月祝)『選挙権年齢が18歳以上に。in シンポジウム supported by SCHOOL OF LOCK!』in 広島国際会議場「ヒマワリ」(14:00~)に、高山一実が参加。TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』のイベントですが、総務省が関わる、公共啓蒙的な会合のようです。イベントの公式サイト

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ 注目されるテレビ・ラジオ番組と重要イベントのスケジュール



昨夜、深川麻衣が14枚目シングルを最後に、乃木坂46から卒業をすることを、公式ブログを通して発表しました。

深川麻衣の2016/01/07_21:00ブログ

深川さんは、3枚目「走れ!Bicycle」以降、現在の13枚目「今、話したい誰かがいる」まで、11作連続の選抜入り、9枚目「夏のFree&Easy」からは、5作連続の福神で、13th選抜では初めてフロントに抜擢されています。

福神やフロントを経験した選抜常連メンバーの卒業は、初めてのことです。


「清純派」アイドルであり、握手会商法を軸とする乃木坂に所属すると、グループのイメージやセールスを維持するため、活動に様々な制限が掛かる現実がある。

「次」のステップへ進むことを考え、「卒業」を選択することは、主要メンバーにも、十分に起こりえることだと、頭では分かっていました。

しかし、バラエティ番組、音楽番組、ライブなどのシーンを思い出すと、どんな時も、そこに必ず深川麻衣の柔らかく、いたずらっぽい笑顔があって、乃木坂が見せる日常風景の一部になっていた。

あまりにそれが自然で、当たり前だったので、メンバーの輪の中で微笑むまいまいを、ずっと観ていられるのだと、いつしか勝手に思い込んでいました。

そのため、昨日、「深川麻衣卒業」の文字を発見したときは、少なからぬショックを受けた。

そして、どのメンバーも、いつかは卒業するのだという、出来れば、ずっと忘れていたかった事実を、あらためて突き付けられ、呆然とするしかなかった。


14枚目が発売される3月23日(水)の6日後、29日(火)に、深川さんは25歳になります。

20台後半に歩を進めるとき、アイドルという殻を破り、新しい世界に飛び込むのは、ちょうど良いタイミングで、賢い決断をされたと思います。

もちろん、乃木坂に在籍しながら、歌でも、演技でも、アートでも、自分が目指そうとするジャンルを経験して、ある程度の実績を作ってから、卒業するのが、理想的ではあるでしょう。

しかし、乃木坂メンバーは、個別と全国を併せて年間27日に及ぶ握手会がマストであるため、長期のロケや番組レギュラーなどを引き受けづらく、どうしても、外仕事が制限されてしまいます。

また、まいまいの場合、「聖母」というキャラが定着しているので、情報バラエティで毒舌コメントを連発したり(笑)、ドラマで男を手玉に取る悪女を演じるなんてことが、乃木坂にいる限り、難しい面がある。

そういう仕事によって、握手会人気が下がってしまうのは、過去の例から考えて、十分にあり得ることで、本人にやる気があっても、運営が承知しない可能性がある。

深川さんが、アイドル以外の仕事に正面から取り組むため、「一度ゼロになり、新しい一歩を踏み出したい」と思うのは、当然のことで、今回の卒業は、ブログに書かれているように、彼女が時間を掛けて熟慮した結果だと思います。


永島聖羅に続いて、深川麻衣も卒業で、寂しい気持ちは抑えられません。

しかし、らりんやまいまいが、乃木坂のことを考え過ぎて、刻々と進んでいく、自分たちの時計の針を、強引に止めてしまうならば、その方が、ファンとしては、悲しいことです。

新しい世界への旅立ちを、心から祝福して、今後も、乃木坂メンバーであったときと同じように、応援し続けたいと思っています。

所属する場所や活動のジャンルは変わっても、二人に対する想いは変わらず、きっと、自分の中で、いつまでも続いていくでしょう。

永遠に乃木坂メンバーであるのは無理だけど、永遠の想いを、ファンに残したのは間違いなく、それは乃木坂の4年間が素晴らしい日々だったことの、何よりの証じゃないでしょうか。

お疲れさまでした、そして、卒業おめでとう、まいまい。


ところで、前回記事で取り上げましたが、14枚目個別握手会の第1次応募、やはり、1月7日(木)~8日(金)には行われませんでした。

これで、オリコン初動への算入は、10次分以下となり、11枚目と12枚目の11次分より、少ない次数になることが、ほぼ確定しました。

2016年問題の影響で、握手会の会場確保に手間取り、応募開始が遅れているのなら、最悪のケースとして、3月23日(水)のCD発売が延期されることも考える必要があります。


しかし、深川麻衣の卒業発表を伝える公式サイトの記事には、「3月23日(水)リリースの14thシングル」という言葉が、2回も出てくるので(笑)、何はともあれ、発売日の変更はなさそうです。

また、まいまいの卒業発表が昨日行われたことから、流れとしては、明後日10日(日)深夜に放送される『乃木坂工事中』の予告編で、次回17日の14th選抜発表が告知され、1月14日(木)~15日(金)に、個別握手会の応募がスタートする雰囲気が漂ってきました。

まあ、初動算入が10次分であれば、6日据え置きの通常システムでも、各メンバーの担当部数増加などで、前作越えを達成する見込みは立つので、14枚目もいつもと変わらず淡々と進むのかもしれません。


ただ、もし、来週に入っても個別握手会の応募が始まらなければ、いよいよ、何か普通じゃないことが起こってる可能性を、ガチで検討せざるを得なくなります。

つまり、明後日の『乃木坂工事中』でどんな告知があるのかを中心に、ここ1週間が、14枚目スケジュールを巡る、一つのヤマ場になるでしょう。

個別握手会の日程は、深川さんの卒業日にも関わるので、そういう意味でも注目されます。



さて、今日は、MV集『ALL MV COLLECTION~あの時の彼女たち~』や13枚目「今、話したい誰かがいる」などのセールスをチェックしながら、乃木坂がNHK紅白歌合戦に出場した効果、つまり「紅白効果」がどの程度出ているのか、考えてみます。

まずは、MV集のオリコン週間ランキングから。

(表1) 2015年12月23日(水)に発売されたMV集のオリコン週間ランキング推移

第1週 (01月04日付; 12/21~12/27)
3.0万枚 : DVD [総合 2位、音楽 1位]
4.8万枚 : Blu-ray [総合 1位、音楽 1位]

第2週 (01月11日付; 12/28~01/03)
0.5万枚 : DVD [総合 7位、音楽 4位]
0.5万枚 : Blu-ray [総合 10位、音楽 4位]

累計
3.5万枚 : DVD
5.3万枚 : Blu-ray
8.8万枚 : DVD + Blu-ray


DVDとBlu-rayを併せた現在の累計が8.8万枚で、非常に好調な数字じゃないでしょうか。

その売れ行きをシングルと比べるため、総売り上げ額を推定してみましょう。

MV集は、DVD3種とBlu-ray3種の合計6種がリリースされていて、それぞれの盤種についての売り上げ枚数は、一般には発表されていません。

そこで、4千円程度の通常盤と、1万円ほどの完全生産限定盤・仕様初回限定盤が半々売れていると仮定して、ざっくり計算します。

すると、通常盤の総売り上げは1.76億円、限定盤は4.4億円となり併せて、約6億円です。


一方、13枚目シングルのオリコン初動は、62.7万枚で、ざっくり分けると、1千円の個別握手会用CDが46万枚、1.5千円の初回限定が17万枚で、総売り上げは7億円ほど。

つまり、MV集は、通常シングルの初動と遜色ないレベルの売り上げ額である可能性があることが分かります。

今回のMV集には、大規模な握手会を付けていないので、運営からすると、イベント開催の出費が不要となり、利益率は高い筈で、シングルとほぼ同じ売り上げ総額ならば、かなり儲かっているんじゃないでしょうか(笑)。


一方、4千円通常盤が4.4億円で11万人、1万円限定盤を4.4億円で4.4万人なので、複数枚買いはないとして、購入人数は15万人ほどと推測されます。

昨年の全国ツアーの観客動員数が15万人なので、従来のファンが、ライト層、コア層、それぞれの立場で、ライブや握手会に投入するのと同じような額を、MV集に使ったと考えれば説明の付く人数です。

従って、紅白を通して、乃木坂のファン数が激増したという証拠は、今のところありません。

もし、今後、MV集のセールスがさらに伸びて、累計が10万枚を大きく越え、15万枚に迫ってくると、総売り上げ額も購入人数も、通常シングルや昨夏の観客動員では、説明出来ない範囲に入るので、ファン数の大幅アップを示唆する状況になります。


次に、CDセールスです。

(表2) 2015年10月28日(水)に発売された13枚目「今、話したい誰かがいる」のオリコン週間ランキング推移

凡例
売り上げ枚数 [順位] : 発売経過週 (ランク発表の日付; 実際の対象期間)

62.7万枚 [01位] 01週 (11月09日付; 10/24~11/01)
02.2万枚 [04位] 02週 (11月16日付; 11/02~11/08)
01.4万枚 [10位] 03週 (11月23日付; 11/09~11/15)
00.8万枚 [18位] 04週 (11月30日付; 11/16~11/22)
00.5万枚 [26位] 05週 (12月07日付; 11/23~11/29)
00.6万枚 [18位] 06週 (12月14日付; 11/30~12/06)
00.5万枚 [19位] 07週 (12月21日付; 12/07~12/13)
00.4万枚 [26位] 08週 (12月28日付; 12/14~12/20)
01.2万枚 [13位] 09週 (01月04日付; 12/21~12/27)
00.4万枚 [08位] 10週 (01月11日付; 12/28~01/03)

累計 70.6万枚

# 紅白関連のスケジュール
11月26日(木) 出場歌手発表
12月21日(月) 曲目発表
12月24日(木) 曲順発表
12月31日(木) 紅白歌合戦


13枚目シングルのオリコン累計は、現在のところ70.6万枚で、乃木坂のCDとして、初めて70万枚を突破しています。

週間ランキングの推移ですが、発売第1週に1位を獲得した後、2週目4位、3週目10位、4週目18位、5週目26位と、まあ、順調に下がっていたんですが(笑)、6週目に18位、7週目は19位と、順位を戻しています。

デイリーランキングは、握手会セールスの一斉計上などで、いきなり上位に戻すことはあるけど、週間ランキングでは珍しい。

そこで、集計期間を見ると、6週目は11月30日(月)から12月6日(日)となっている。

実は、その前の週、11月26日(木)に、乃木坂46の紅白出場が発表され、おそらく、グループへの関心度が上がったのだと思います。


しかも、発表記者会見で、生駒里奈が、しゃべっている最中に、いきなり「泣く」という、紅白史上類を見ない「大技」を繰り出したので(笑)、「乃木坂って何?」とばかり、一気に注目が集まった可能性がある。

生駒ちゃんのグループへの貢献度は、なかなか数字に出来ない面があって、そのため握手会成績ばかりが取沙汰されますが、こういう派手なキャラというのは、ここぞという時に、絶大な威力を発揮するわけで、とにかく目立ってナンボの世界では、ぜひとも必要なんですね。

そもそも、あんな緊張した状況で、感極まって「泣く」なんて、そうそう出来るもんじゃないと思う(笑)。

実際、乃木坂メンバーを含め、多くの出演者は、かなり強ばった表情をしていた印象があります。

ただ、出場歌手が、ありきたりの挨拶ではなく、何かインパクトのあることをしでかす方が、集まった記者としては有り難いわけで、確かに、その後、ネット記事やスポーツ紙が、生駒の涙をばんばん取り上げてくれました。

これが、乃木坂の知名度を上昇させ、オリコンの順位を、より一層、押し上げることになった気がします。

そして、紅白直前の発売9週目では、売り上げ枚数が一気に1.2万枚へアップ、乃木坂への興味が加速しており、明らかに「紅白効果」と言えるでしょう。


13枚目に関しては、オリコンだけでなく、ビルボードも見ておきます。

(表3) 「今、話したい誰かがいる」の billboard JAPAN Hot100 の週間ランキング推移

凡例
総合順位 [A順位, B順位, C順位, D順位, E順位] 発売経過週 (ランク発表の日付; 実際の対象期間)
# (A) ストリーミング数、(B)ラジオ放送回数、(C) PCによるCD読み取り数、(D) ツイート数、(E) 動画再生回数の各順位
#「--」は順位が圏外

「今、話したい誰かがいる」

01位 [A01, B10, C01, D04, E97] 01週 (11月09日付; 10/24~11/01)
03位 [A05, B24, C03, D05, E--] 02週 (11月16日付; 11/02~11/08)
19位 [A18, B31, C09, D21, E--] 03週 (11月23日付; 11/09~11/15)
21位 [A28, B50, C04, D32, E--] 04週 (11月30日付; 11/16~11/22)
34位 [A43, B--, C10, D25, E--] 05週 (12月07日付; 11/23~11/29)
46位 [A44, B--, C09, D24, E--] 06週 (12月14日付; 11/30~12/06)
53位 [A52, B--, C12, D30, E--] 07週 (12月21日付; 12/07~12/13)
34位 [A39, B--, C20, D15, E--] 08週 (12月28日付; 12/14~12/20)
25位 [A18, B--, C21, D20, E--] 09週 (01月04日付; 12/21~12/27)
34位 [A30, B62, C19, D34, E--] 10週 (01月11日付; 12/28~01/03)

「悲しみの忘れ方」
--位 [A--, B--, C--, D18, E--] (01月04日付; 12/21~12/27)

「君の名は希望」
25位 [A--, B--, C--, D05, E85] (01月11日付; 12/28~01/03)

# 紅白関連のスケジュール
11月26日(木) 出場歌手発表
12月21日(月) 曲目発表
12月24日(木) 曲順発表
12月31日(木) 紅白歌合戦


ビルボードでは、「今、話したい誰かがいる」は、紅白出場歌手の発表会見があった発売5週目に、ツイッター数の順位(D)が反転上昇しますが、総合順位は、下落を続けます。

そして、紅白が近づいた12月中旬頃、発売8週目から、総合順位も反転上昇する。

おそらく、曲目が12月21日(月)、曲順が24日(木)に発表され、そこに向かって、乃木坂が紅白で何を歌うのか、盛んにネット上で取り上げられたことから、ツイート数(D)が伸び、同時にストリーミング数(A)も上がったのだと思います。


また、1月4日付では、「悲しみの忘れ方」がツイート数(D)で18位にランクイン、また、紅白本番を対象期間に含む1月11日付では、「君の名は希望」がツイート数(D)で5位に入り、総合順位で、なんと25位に登場。

12月後半、乃木坂の楽曲がネット上で注目を集めていたことが、ランキング推移から伝わってきます。

もちろん、間違いなく「紅白効果」ですが、面白いのは、ビルボードでは、CDセールス以上に、ツイート数が乃木坂の順位を押し上げる原動力になっていることです。

後述するように、「君の名は希望」のCDセールスは、オリコン調べで、せいぜい1週間に数百枚程度で、ビルボードでも関連するストリーミング数(A)やPC読み取り数(C)の順位は圏外です。

にもかかわらず、総合25位に入ったわけで、ツイート数(D)の5位が大きく効いていることが分かります。

楽曲と歌手の両方をつぶやくと、カウントされるそうで、ファンは、どんどんツイートした方がいいということですね(笑)。


また「君の名は希望」は、ツイート数(D)だけでなく、動画再生回数(E)も85位と、圏外ではない順位を示しています。

85位というと、低い印象を受けるかもしれませんが、「今、話したい誰かがいる」は、第1週の動画再生回数が97位なので、それを上回っていて、かなり良い成績だと思います。

もし、「君の名は希望」のYouTube公開MVが、現在の Short Ver. ではなく、以前のような、Full Ver. であれば、さらに、動画再生回数が伸び、総合順位が上がった可能性が濃厚です。

bllboard JAPAN Hot100 の上位に曲名が登場すれば、それ自体が大きな宣伝効果を発揮するので、さらに、乃木坂の楽曲へ、注目が集まったでしょう。


結局、オリコンにせよ、ビルボードにせよ、出場歌手の発表から、大晦日の本番を経て、現在に至るまで、色んなセールス指標で、紅白の効果は確認出来るけど、いずれも小幅な上昇に留まっていて、「キター!!」という雰囲気は漂っていません。

1月11日付の最新オリコン週間ランキングを眺めると、いずれも数百枚程度ではあるけど、200位以内に、12枚目「太陽ノック」、11枚目「命は美しい」、10枚目「何度目の青空か?」、7枚目「バレッタ」、6枚目「ガールズルール」、5枚目「君の名は希望」、4枚目「制服のマネキン」がランクインしています。

過去シングルの複数チャートインは、新曲発売時にのみ見られる現象ですが、それと同じことが、紅白という歌謡祭に1回出場するだけで起こっていて、いかに、影響力の大きなイベントであるかが分かります。

今回、出場を逃したももいろクローバーZのメンバーは、「悔しくて泣いた」と自身のブログに綴ったそうですが、多くの歌手が大晦日のNHKホールでパフォーマンスすることを望むのは、売り上げへの効果だけを考えても、もっともなことです。


乃木坂はその絶好のチャンスをものにして、念願のステージに立った。

しかし、「紅白効果」を検証すると、リリースした13枚のシングルのうち、8枚ものシングルがオリコン200位以内に入り、ツイッターで乃木坂の曲が活発に取り上げられ、「君の名は希望」がビルボードの総合で25位まで上がっているのに、新しい楽曲のリリースは遥か先のことで、しかも、無料で鑑賞出来るYouTubeのMVは、紅白期間に入る前、軒並み Short Ver. に差し替えられてしまった。

人々の興味が明らかに乃木坂に向かっているのに、それを受け止めるコンテンツが不十分で、千載一遇のブレイクチャンスを逃しつつあるように思います。

MV集の発売を14枚目リリースの前に持ってきたのは、正直、順番が間違っているし、これまで Full Ver. の無料視聴が可能だったMVを、こともあろうに、紅白直前に Short Ver. に代えるなんて、どう考えても、戦略ミスでしょう。

2016年問題や、無料MVに関するスカパー!との契約など、色んな内部事情があったのかもしれないけど、現在のセールス状況を見ていると、お客さんがたくさん来てくれているのに、商品が足りないかのような、そんなもどかしさを感じます。


よく言われるように、紅白の初出場は1回しか出来ません。

そして、それは新人アーティストにとって、キャリアにおける、最大のチャンスと言ってもいい。

乃木坂は、それを有効に生かしているのか、真剣に考えないと、風を掴み損なった鳥のように、空へ羽ばたく機会を、長らく逃してしまうかもしれない。

(表4) iTunes Store トップソングの上位にランクインしている紅白歌唱曲

# [01位]「破!to the Future」でんぱ組.inc
[02位] 「SUN」星野源
[05位] 「トリセツ」西野カナ
[08位]「365日の紙飛行機」AKB48
[10位]「Beautiful」Superfly
[11位]「私以外私じゃないの」ゲスの極み乙女。
[12位]「長く短い祭」椎名林檎
[14位]「Summer Madness feat. Afrojack」三代目 J Soul Brothers
[27位]「ray」BUMP OF CHICKEN

乃木坂46
[74位]「今、話したい誰かがいる」


「君の名は希望」は、紅白終了後、1月1日(金祝)の朝には、100位あたりに入っていたのですが、その後、2日(土)には200位圏外に去ってしまったようです。

一方、初出場組では、星野源の「SUN」が圧倒的な強さを見せていて、1週間経った今でも、2位に留まっています。

また、Superfly「Beautiful」が案の定、高い人気を誇り、さらに、音楽とは違った形で知名度を爆上げしている(笑)、ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」も上位に食い込んでいます。

少なくとも、ダウンロードでは、乃木坂は「紅白効果」の恩恵を、あまり受けていないと言わざるを得ません。


気になるのは、乃木坂が一度も経験したことのないトップソング1位に、でんぱ組.inc が入って、強烈な人気を見せていることで、2016年のアイドル戦線は、新年早々、勢力地図が塗り替えられるような、波乱含みの展開になっています。

こういったチャートを見ていると、乃木坂の2年連続紅白は、まったく予断を許さない状況だと思います。

握手会や特典に頼ったやり方を緩和して、より一般層の方を向いたセールスに方針転換しないと、どんなに風が吹いても、それを捉えて、高く飛翔することは出来ないんじゃないでしょうか。


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7月18日14:18 星野みなみ

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ 注目されるテレビ・ラジオ番組と重要イベントのスケジュール

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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