乃木坂46が参加する、近々放送予定のテレビ・ラジオ注目番組
11月14日(土) 18 : 10 ~ 18 : 42 [地デ] NHK総合『マサカメTV ~ タクシー!ノッてるかーい?』。中元日芽香が出演。木曜深夜(26:20~26:55)に再放送。
11月14日(土) 25 : 05 ~ 25 : 35 [地デ] フジテレビ『うまズキッ!』。レギュラーMC である白石麻衣に加え、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理が出演して、乃木坂回恒例の「ウソのような本当の話」に挑戦する模様。
乃木坂46が参加する、近々開催予定の注目イベント
11月09日(月) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』Blu-ray&DVD発売を記念した一夜限りの舞台挨拶付上映会。19:00開始回の上映開始前に、秋元真夏、生駒里奈、西野七瀬が丸山健志監督と共に舞台挨拶。
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11月10日(火) 名古屋テレビ「BOMBER-E I.ナイト」トーク&ライブ収録 in 名古屋市内某所。アンダーメンバーが出演。
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11月12日(木) ミュージカル『リボンの騎士』 in 赤坂ACTシアター [東京公演初日] 第1公演(18:30)。生田絵梨花がサファイア役で主演、桜井玲香はヘケート役で出演
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ 注目されるテレビ・ラジオ番組と重要イベントのスケジュール
土曜日に放送されたフジテレビ『MUSIC FAIR』において、「今、話したい誰かがいる」のステージで、初めて生歌が入りましたね。
100%の生歌ではなく、基本的には「被せ」だった気がするけど、少人数で歌うパートは、かなり生歌比率が高かった。
動きながらの合唱なので、声が揃ってない部分はあったけど、それでもメンバーが実際に歌うステージは、人間味があって良いもんです。
こういうステージを繰り返して、ユニゾンの精度を高めていけば、より魅力的なパフォーマンスになるんじゃないでしょうか。
ダンスに関しては、まあ、相変わらず、問題意識が共有出来てないというか、揃いの精度があと一歩というか(笑)、まだまだ全体練習が足りない気がします。
激しいダンスより、ゆったりとした踊りの方が、フリの不揃いが目立つので、皆で話し合って、個々人のダンスを摺り合わせる必要があるんじゃないかと。
出来る出来ない以上に、全員で何を目指しているのか、今ひとつ伝わってこないので、その分、全体ダンスの迫力が落ちてしまっている。
誰かが、ダンスリーダーになって、この部分はこう、次はこう、と確認しながら練習すれば、もっと良くなると思います。
おそらく、以前は、センターだった生駒里奈が、こういう役割を果たしていたんだと思うけど、お姉さんメンバーがフロントを占めるようになって、それに代わるリーダーが出て来ないのが、選抜の弱点じゃないでしょうか。
アンダーは、伊藤万理華が強力なリーダーとしてチームを引っぱり、その後、井上小百合や中元日芽香を、川村真洋、永島聖羅、中田花奈が支えるという構造が機能していて、だから全体ダンスがキレイにまとまっているのだと思います。
白石麻衣なり、西野七瀬なり、あるいは衛藤美彩でも良いのだけど、選抜は1人リーダーを決めて、チームとして、もっとまとまりを持たせないと、なかなかパフォーマンスもまとまってこない気がします。
生歌をふんだんに取り入れたステージを作ってくるあたり、さすがは『MUSIC FAIR』というべきですが、演奏時間の面でも、他の音楽番組とはちょっと異なる面を見せています。
(表1) 「今、話したい誰かがいる」が披露された番組とその演奏時間
[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名
#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「3 : 10」は3分10秒を表す
#「Pf」は歌とダンスのパフォーマンスを担当したメンバー
# 青色はフルバージョンだったことを意味する
[CD]
4 : 17 =「今、話したい誰かがいる」
[テレビで放映された音楽番組]
8月31日(月) BSスカパー!
『乃木坂46 真夏の全国ツアー2015 8.31明治神宮野球場』
3 : 10 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月23日(金) テレビ朝日
『MUSIC STATION』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月24日(土) NHK BSプレミアム
『乃木坂46SHOW!』
4 : 19 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月25日(日)深夜 テレビ東京
『乃木坂工事中』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜 (橋本奈々未が不参加の15人)
# 映画「ここさけ」舞台挨拶の情報が15秒と提供スポンサー画面が15秒割り込み
11月01日(日)深夜 NHK総合
『MUSIC JAPAN』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜 (橋本ポジ : 堀未央奈)
11月02日(月)深夜 TBS
『Momm!!』
2 : 29 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
11月07日(土) フジテレビ
『MUSIC FAIR』
2 : 57 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
『乃木坂46SHOW!』のようなフルバージョンでなければ、通常は2分半バージョンなんですが、土曜日の『MUSIC FAIR』では、3分バージョンを披露して、30秒ほど長めのステージでした。
生歌にせよ、長めのバージョンにせよ、新しい試みに取り組むのは、メンバーが楽曲への理解を深める、良い切っ掛けとなるので、非常に有り難いですよね。
これから年末の大型音楽祭が次々と開催され、「今、話したい誰かがいる」を披露する可能性もあるので、『MUSIC FAIR』の生歌ステージを起爆剤にして、パフォーマンスをさらに磨いて欲しいです。
さて、今日は、13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」に関して、オリコンやサウンドスキャンなど、主なデータが出揃ったので、楽曲セールスの特徴を考えてみたいと思います。
(表2) 12枚目と13枚目の発売第1週CDセールスの構造比較
12枚目「太陽ノック」(2015/07/22)
[店頭セールス]
15.5万枚 : 初回限定盤・通常盤
04.0万枚 : セブンイレブン限定盤
合計 19.5万枚
[個別握手会セールス]
41.4万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
60.9万枚
# サウンドスキャン(SS)はセブンイレブン(SE)を介したCDセールスをカウントしていない可能性が高く、上記の「15.5万枚 : 初回限定盤・通常盤」は、SS第1週の単純合計ではなく、オリコンデイリー6日目の数字から、SE分を推定して足したものです。詳しくは以下の記事をご参照下さい。
「太陽ノック」初動再分析、SE販売分はSSに入らず、初回限定盤セールスが前作越えした可能性 [12Aug15]
13枚目「今、話したい誰かがいる」(2015/10/28)
[店頭セールス]
15.9万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.1万枚
[個別握手会セールス]
45.6万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
62.7万枚
12枚目から13枚目への伸び
[店頭セールス]
+0.4万枚 : 初回限定盤・通常盤
-4.0万枚 : セブンイレブン限定盤
+1.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 -2.5万枚
[個別握手会セールス]
+4.2万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
+1.8万枚
13枚目「今、話したい誰かがいる」のオリコン初動は62.7万枚、12枚目「太陽ノック」の60.9万枚と比べると、プラス1.8万枚の2.9%アップでした。
前々回の記事で指摘したように、この伸び幅は、前作割れした9枚目「夏のFree&Easy」を除くと、かなり低い水準に留まっていて、とくに2.9%というのは、比率ベースとしては過去最低になっています。
13枚目が前作微増となった理由ですが、何と言っても、12枚目が11枚目からプラス10.9万枚という、枚数ベースでは、過去最高の初動アップとなったことが大きい。
13枚目「今、話したい」がiTunesランキングで9日間連続TOP10入り、(速報)店頭販売17.1万枚 [04Nov15]
つまり、12枚目の初動を上げ過ぎたんですね(笑)。
その最大の原因は、ライブ券を特典に付けたセブンイレブン(SE)限定盤を4万枚用意したことです。
初回限定盤と同じ価格で、特別ライブを鑑賞出来るため、SE限定盤はあっという間に売り切れてしまった。
ただ、1枚1千5百円程度のCDのおまけとして、ライブを開催するのは、収支の面で非常に厳しい筈で、実際、特典であるセブンイレブン限定ライブは、全国握手会と同じ日に同じ会場で行なわれ、内容もミニライブと大きな差はなかったようです。
こういったイベントは、経済面から考えて、毎回行なえるものではなく、紅白出場へ向けて、セールス実績を作りたかった運営が、ある程度の無理を承知で仕掛けたという気がします。
そして、13枚目は、SE限定盤4万枚を欠いたセールスとなり、このマイナス4万枚を如何に埋め合わせるかが、前作越えに不可欠なポイントでした。
13枚目初動が前作1.8万枚アップと聞いたとき、おそらく、店頭販売が伸びたのだろうと咄嗟に思いました。
表題曲「今、話したい誰かがいる」は、人気アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌に抜擢され、また、 JR東日本ウォータービジネスの天然水「From AQUA」のCMソングでもある。
さらに、カップリング曲「ポピパッパパー」は「Samantha Thavasa Petit Choice」とタイアップして、商品CMにも使われている。
こういった分厚いプロモーションが、13枚目シングルへの関心を高め、店頭販売CDのセールスを押し上げ、SE限定盤のマイナス分を補った。
これが最初に浮かんだセールスの構図でした。
ところが、サウンドスキャンの数字が出て、12枚目と13枚目を比べてみると、意外なことが分かってきました。
(表2)の「12枚目から13枚目への伸び」で示したように、個別握手会によるCDセールスが、前作からなんと4.2万枚も伸びていて、SE限定盤のマイナス4万枚をすっぽり相殺してしまっている。
その上で、初回限定盤+通常盤の店頭セールスは0.4万枚の積み上げ、ここに「ここさけ」盤の1.1万枚が加わって、オリコン初動の1.8万枚アップにつながっています。
つまり、13枚目が前作を越えた最大の理由は、個別握手会がべらぼうに好調だったためで、映画や商品CMとのタイアップにより、店頭販売CDのセールスが大幅に伸びたからではなかったようです。
個別握手会のセールスで、オリコン初動に算入されたのは、12枚目、13枚目、ともに第11次応募分までだと考えられます。
(表3) 12枚目と13枚目の個別握手会セールスのグループ別比較
凡例
完売部数/担当部数 (完売率, 人数) : グループ名
12枚目個別握手会第11次応募終了後
459部/598部 (76.8%, 26人) : 1期
056部/133部 (42.1%, 10人) : 2期
515部/731部 (70.5%, 36人) : 全体
13枚目個別握手会第11次応募終了後
523部/591部 (88.5%, 26人) : 1期
074部/144部 (51.4%, 11人) : 2期
597部/735部 (81.2%, 37人) : 全体
12枚目から13枚目への伸び
+64部/-7部 (+11.7%, ±0人) : 1期
+18 部/+11部 (+9.3%, +1人) : 2期
+82 部/+4部 (+10.7%, +1人) : 全体
凄まじいのは、「13枚目個別握手会第11次応募終了後」の1期は、グループとしての完売率が90%に迫っていて、用意した握手を、ほとんど売り切ってしまっている。
その結果、「12枚目から13枚目への伸び」に示されるように、グループ全体の担当部数は、前作から7部減ったにも関わらず、64部も完売を増やしています。
さらに、2期メンバーも好調で、完売率が前作42.1%から今作51.4%に伸び、完売を18部積み上げています。
「絶好調」と言っていい個別握手会人気が、12枚目SE限定盤の4万枚分を吹き飛ばすほど大きなCDセールスの伸びを実現したわけです。
こと握手に関しては、乃木坂は、全アイドル中、もっとも強力で、極めて効率の良いセールスを達成していると言っても、過言ではないんじゃないでしょうか。
次に、私が行なった売り上げ予想がどのくらい当たったかを、ざっと検証しておきます。
(表4) 13枚目の発売第1週CDセールスの予想値と実値
13枚目「今、話したい誰かがいる」
予想値
[店頭セールス]
16.0万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.0万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.0万枚 (13.0万枚~18.0万枚)
[個別握手会セールス]
44.0万枚 (43.0万枚~45.0万枚) : 通常盤
[オリコン初動]
61.0万枚 (56.0万枚~63.0万枚)
実値
[店頭セールス]
15.9万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.1万枚
[個別握手会セールス]
45.6万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
62.7万枚
13枚目「今、話したい」初動予想は前作並み61万枚も、店頭17万枚以上なら歴代最高が視野に [23Oct15]
店頭セールスは気持ちいいほど予想が当たりました。
もちろん、まぐれです(笑)。
一般販売を細かく推測出来る、確たるデータはないので、何となく上手く当たったということです。
一方、完売表という確たるデータのある個別握手会セールスですが、44.0万枚(第11次応募後データからは44.1万枚)との読みに対して、実際は45.6万枚で、実値を1.6万枚、3.4%下回る予想値になってしまいました。
CD1枚当たりの割り当て時間8.8秒を、8.5秒くらいまで下げれば、予想と実際がぴたりと一致するんですが、むしろ3%程度の誤差を含むシミュレーションということを念頭に、今後も予想を立てた方がシンプルなので、今回は、パラメータ値はそのままにしておこうと思います。
握手会への申し込みが抜群に好調だったので、あるいは、1部あたりのCD枚数を、ちょっと詰め込んだレーンがあるのかもしれません(笑)。
一応、歴代シングルのCDセールスを資料として載せておきます。
(表5) 乃木坂46歴代シングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳
凡例
シングル番号 : オリコン初動 (店頭販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「店頭販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から店頭販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music を通した売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年11月09日付[10/26(月)~11/01(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。200位以内に入った週の数字を足し合わせている。
01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (15.0+35.0) [62.1] 2015/03/18「命は美しい」
12枚目 : 60.9 (15.5+SE盤04.0+41.4) [67.6] 2015/07/22「太陽ノック」
13枚目 : 62.7 (15.9+ここさけ盤01.1+45.6) 2015/10/28「今、話したい誰かがいる」
いつもなら、この辺で分析終了なんですが、今回は、さらに続けます。
みなさん、「Billboard JAPAN」という音楽チャートがあるのをご存知でしょうか。
米国の有名音楽チャートの日本版ですが、CDセールスだけでなく、それ以外の様々な指標を加味して、楽曲ランキングを付けています。
Billboard JAPANの11月9日付ランキングで、「今、話したい誰かがいる」は1位を獲得していますが、「CHART insight」という分析を見ると、乃木坂の楽曲セールスが抱える問題点が浮き彫りになっていて、非常に興味深い。
まずは、ランキングのベスト5を載せておきます。
(表6) BIlliboard JAPAN 週間ランキング (2015年11月09日付)
凡例
総合順位「曲名」アーティスト名 (収録CDの発売日)
[A~E] 各項目ごとの順位
# [括弧]内記号の意味
[A] シングルの全国推定売り上げ枚数、楽曲のダウンロード数、歌詞表示回数から推定したストリーミング数の合算
[B] 全国のAM/FMラジオ放送回数
[C] PCによるCD読取数
[D] アーティスト&楽曲を両方ツイートした数
[E] 国内においての動画再生回数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46 (2015/10/28)
[A] 1位 [B] 10位 [C] 01位 [D] 04位 [E] 97位
2位「STAR TRAIN」Perfume (2015/10/28)
[A] 2位 [B] 01位 [C] 03位 [D] 06位 [E] --位
3位「HEART to HEART!」μ's (2015/10/28)
[A] 3位 [B] --位 [C] 02位 [D] 64位 [E] --位
4位「新宝島」サカナクション (2015/09/30)
[A] 9位 [B] 07位 [C] 07位 [D] 10位 [E] 01位
5位「Sing Your Song」SHINee (2015/10/27)
[A] 5位 [B] --位 [C] 22位 [D] 05位 [E] --位
(参考)
オリコン週間ランキング (2015年11月09日付)
1位 62.7万枚「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位 07.0万枚「ありがとう~無限のエール~/嵐を起こすんだ Exciting Fight!」℃-ute
3位 07.0万枚「HEART to HEART!」μ's
4位 06.6万枚「STAR TRAIN」Perfume
5位 05.0万枚「Sing Your Song」SHINee
オリコン週間ランキングと比べると、4週間前にCDがリリースされた、サカナクションの「新宝島」が入っているのが特徴的です。
「新宝島」を4位に押し上げた主原因は、[E]の項目が1位になっていることです。
これはMVなどの動画再生回数が全楽曲中トップだったことを意味しており、多く人が「新宝島」のMVを観たことが、総合ランキングの上位につながっていることが分かります。
このように、CDセールスだけでなく、様々な指標についての順位を示しているので、楽曲セールスの特徴が掴みやすいんですね。
「今、話したい誰かがいる」は、シングルCDの売り上げ枚数に影響される[A]と[C]は1位なんですが、ラジオでの放送回数を示す[B]は10位、ツイート数の[D]は4位、そして、動画再生回数の[E]は97位と、極めて宜しくない(笑)。
ツイッターが4位と高い順位なので、ネットで話題にはなっているんだけど、それがMVの再生回数につながっていないわけです。
この週間ランキングは、オリコンと同じく、10/26(月)~11/01(日)の集計だと思いますが、発売日である10月28日(水)を境に、MVがフルバージョンからショートバージョンに切り替わったので、やや不利だった面はあるでしょう。
しかし、とは言っても、映画やCMを通して、これだけ宣伝している楽曲のMVが、97位というのは、さすがに低過ぎる気がします。
乃木坂のMVに関しては、最近、運営などの制作者側から、丁寧に作っていて、クオリティが高いという、自画自賛的なアナウンスが盛んになされてますが(笑)、本当に魅力的な映像作品になっているのか、再検討した方がいい。
このブログで指摘してきたように、「今、話したい誰かがいる」のMVは、過去の作品と比べて、ダンスシーンがもっとも短く、しかも、正規のステージ衣装を着ないで踊る形になっています。
全編ダンスシーンの「制服のマネキン」MVが、乃木坂では唯一、1千万回を越える再生回数を達成していますが、このことからも、ダンスは視聴者を惹き付ける強い魅力を持っています。
とくに、乃木坂メンバーは美しいビジュアルが大きなアピールポイントなのだから、衣装と合わせて、魅力的なダンスシーンを入れるべきだし、実際、「何度目の青空か?」などは、ドラマ仕立てながら、ダンスは別枠で扱い、きちんと見せています。
ただ、ダンスを披露する場合、しっかりと事前練習を積むことは、言うまでもないことです。
13枚目TypeA収録の「ポピパッパパー」MVは、「リップシンク」を撮影するのに時間を掛けたそうで、確かに、各メンバーのアップシーンは頻繁に出てきます。
ところが、醍醐味とも言える全体ダンスのシーンが、ほとんど入っていない。
最後、全員が私服っぽい姿で横1列になって踊るシーン以外、数カ所、ごく短い時間、挿入されているだけで、しかも揃いの精度が良いようには見えない。
全員でフリを揃えながら踊るためには、十分な練習時間が必要なのだけど、その時間が取れてないようで、全体ダンスがなく、個人ダンスだけでは、視聴者に魅力が伝わっていかないと思います。
事前練習も含めて、十分な撮影時間を確保して、たっぷりとダンスの入ったMVを作る。
ダンススキルの問題というより、タイト過ぎるスケジュールによって、最近、乃木坂の表題曲MVは、魅力が落ちてしまっている気がします。
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もちろん、ダンスではなく、ドラマで盛り上げる選択肢もあるけど、「今、話したい誰かがいる」MVは、ななせまるとまいやんの二人芝居になっていて、魅力的なメンバーが何人もいるのに、賑やかさや華やかさを、十分に引き出せていないと感じます。
まあ、ドラマへの評価は、観る人の好みが大きいので、正解はないと思いますが、ツイッターで曲名は結構呟かれてるのに、MVの再生回数が伸びないのは問題で、より多くの人に観てもらえるドラマ、という視点から考える必要があります。
乃木坂ほどのCDセールスを挙げているグループが、1千万回越えのMVが1本しかないのは、さすがに寂しい話で、この辺を改善出来れば、ブレイクに近づけるんじゃないでしょうか。
(表7) BIlliboard JAPAN 項目別ランキング (2015年11月09日付)
[A] ストリーミング数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位「STAR TRAIN」Perfume
3位「HEART to HEART!」μ's
4位「Share The Love」 THE Sharehappi from 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE (2015/10/15)
5位「Sing Your Song」SHINee
[B]ラジオ放送回数
1位「STAR TRAIN」Perfume
2位「ShibuyaK」DAOKO (2015/10/21)
3位「Week End」星野源 (2015/12/02)
4位「キャント・スリープ・ラブ」ペンタトニックス (2015/10/16)
5位「MUSIC MAGIC」ファンキー加藤 (2015/10/28)
[C] PCによるCD読取数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位「HEART to HEART!」μ's
3位「STAR TRAIN」Perfume
4位「キミアトラクション」Hey!Say!JUMP (2015/10/21)
5位「トリセツ」西野カナ (2015/09/09)
[D] ツイート数
1位「クリスマスソング」back number (2015/11/18)
2位「HIGHER」2PM (2015/10/21)
3位「ハロウィン・ナイト」AKB48 (2015/08/26)
4位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
5位「Sing Your Song」SHINee
[E] 動画再生回数
1位「新宝島」サカナクション
2位「千本桜」White Flame feat 初音ミク (2012/02/29)
3位「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
4位「オトナチック」ゲスの極み乙女。 (2015/10/14)
5位「紅蓮の弓矢」Linked Horizon (2013/07/10)
# 曲名をクリックすると、動画を観ることが出来ます。すぐに始まるので、音声などにご注意下さい。
ラジオ放送回数[B]では、Perfumeの「STAR TRAIN」が強いです。
車を運転しながらなんとなくラジオを聴いていて、「今、話したい誰かがいる」が何度も流れるなんて状況が作れれば、とても有り難いんですが(笑)、今のところ、それほどのヘビーローテーションはしてもらってないようで。
一方、動画再生回数ランキング[E]の4位に、「オトナチック」が入っているあたり、ゲスの極み乙女。の人気を感じさせます。
「新宝島」のサカナクションといい、今年は、音楽的に超本格派なんだけど、どこかちょっと変わったバンドに勢いがあるってことでしょうか。
それにしても、二つのバンドとも、アイドル系やビジュアル系というわけではない気がするんだけど(笑)、MVの再生回数がガンガン伸びてるって、やはり音楽がポイントなのか、それとも全体に漂うレトロな雰囲気が良いのか、どんな映像作品が受けるかは、やってみないと分からないですね。
ツイッターでも、Googleでも、検索欄に「乃木坂」と入れると、たちどころに乃木坂三昧の世界が展開して、何か、世の中全体が乃木坂で溢れているような錯覚に陥るけど(笑)、BIlliboard JAPANのランキングを眺めていると、日本の音楽シーンでは、自分の脳内とは、ちょっと違ったことが起こってることに気づかされます。
「検索」という魔法の杖が現出させる乃木坂だけでなく、乃木坂を検索したことのない人々の目には、どんな乃木坂が映っているのか。
もし、乃木坂がさらに坂を上って、「国民的アイドル」といったレベルを目指すのなら、全国100万人のファンを越えて、1億人マイナス100万人の声を聞くことが重要なのかもしれません。
関連サイト
Billboard JAPAN
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乃木坂は紅白に出場できるか、文春スキャンダル幻想、過負荷に喘ぐAKB48G、切り札はネット配信 [08Sep15]
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7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ 注目されるテレビ・ラジオ番組と重要イベントのスケジュール
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
11月14日(土) 18 : 10 ~ 18 : 42 [地デ] NHK総合『マサカメTV ~ タクシー!ノッてるかーい?』。中元日芽香が出演。木曜深夜(26:20~26:55)に再放送。
11月14日(土) 25 : 05 ~ 25 : 35 [地デ] フジテレビ『うまズキッ!』。レギュラーMC である白石麻衣に加え、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理が出演して、乃木坂回恒例の「ウソのような本当の話」に挑戦する模様。
乃木坂46が参加する、近々開催予定の注目イベント
11月09日(月) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』Blu-ray&DVD発売を記念した一夜限りの舞台挨拶付上映会。19:00開始回の上映開始前に、秋元真夏、生駒里奈、西野七瀬が丸山健志監督と共に舞台挨拶。
乃木坂公式サイトの関連記事。
11月10日(火) 名古屋テレビ「BOMBER-E I.ナイト」トーク&ライブ収録 in 名古屋市内某所。アンダーメンバーが出演。
乃木坂公式サイトの関連記事
11月12日(木) ミュージカル『リボンの騎士』 in 赤坂ACTシアター [東京公演初日] 第1公演(18:30)。生田絵梨花がサファイア役で主演、桜井玲香はヘケート役で出演
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ 注目されるテレビ・ラジオ番組と重要イベントのスケジュール
土曜日に放送されたフジテレビ『MUSIC FAIR』において、「今、話したい誰かがいる」のステージで、初めて生歌が入りましたね。
100%の生歌ではなく、基本的には「被せ」だった気がするけど、少人数で歌うパートは、かなり生歌比率が高かった。
動きながらの合唱なので、声が揃ってない部分はあったけど、それでもメンバーが実際に歌うステージは、人間味があって良いもんです。
こういうステージを繰り返して、ユニゾンの精度を高めていけば、より魅力的なパフォーマンスになるんじゃないでしょうか。
ダンスに関しては、まあ、相変わらず、問題意識が共有出来てないというか、揃いの精度があと一歩というか(笑)、まだまだ全体練習が足りない気がします。
激しいダンスより、ゆったりとした踊りの方が、フリの不揃いが目立つので、皆で話し合って、個々人のダンスを摺り合わせる必要があるんじゃないかと。
出来る出来ない以上に、全員で何を目指しているのか、今ひとつ伝わってこないので、その分、全体ダンスの迫力が落ちてしまっている。
誰かが、ダンスリーダーになって、この部分はこう、次はこう、と確認しながら練習すれば、もっと良くなると思います。
おそらく、以前は、センターだった生駒里奈が、こういう役割を果たしていたんだと思うけど、お姉さんメンバーがフロントを占めるようになって、それに代わるリーダーが出て来ないのが、選抜の弱点じゃないでしょうか。
アンダーは、伊藤万理華が強力なリーダーとしてチームを引っぱり、その後、井上小百合や中元日芽香を、川村真洋、永島聖羅、中田花奈が支えるという構造が機能していて、だから全体ダンスがキレイにまとまっているのだと思います。
白石麻衣なり、西野七瀬なり、あるいは衛藤美彩でも良いのだけど、選抜は1人リーダーを決めて、チームとして、もっとまとまりを持たせないと、なかなかパフォーマンスもまとまってこない気がします。
生歌をふんだんに取り入れたステージを作ってくるあたり、さすがは『MUSIC FAIR』というべきですが、演奏時間の面でも、他の音楽番組とはちょっと異なる面を見せています。
(表1) 「今、話したい誰かがいる」が披露された番組とその演奏時間
[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名
#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「3 : 10」は3分10秒を表す
#「Pf」は歌とダンスのパフォーマンスを担当したメンバー
# 青色はフルバージョンだったことを意味する
[CD]
4 : 17 =「今、話したい誰かがいる」
[テレビで放映された音楽番組]
8月31日(月) BSスカパー!
『乃木坂46 真夏の全国ツアー2015 8.31明治神宮野球場』
3 : 10 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月23日(金) テレビ朝日
『MUSIC STATION』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月24日(土) NHK BSプレミアム
『乃木坂46SHOW!』
4 : 19 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
10月25日(日)深夜 テレビ東京
『乃木坂工事中』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜 (橋本奈々未が不参加の15人)
# 映画「ここさけ」舞台挨拶の情報が15秒と提供スポンサー画面が15秒割り込み
11月01日(日)深夜 NHK総合
『MUSIC JAPAN』
2 : 28 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜 (橋本ポジ : 堀未央奈)
11月02日(月)深夜 TBS
『Momm!!』
2 : 29 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
11月07日(土) フジテレビ
『MUSIC FAIR』
2 : 57 =「今、話したい誰かがいる」
Pf : 13th選抜
『乃木坂46SHOW!』のようなフルバージョンでなければ、通常は2分半バージョンなんですが、土曜日の『MUSIC FAIR』では、3分バージョンを披露して、30秒ほど長めのステージでした。
生歌にせよ、長めのバージョンにせよ、新しい試みに取り組むのは、メンバーが楽曲への理解を深める、良い切っ掛けとなるので、非常に有り難いですよね。
これから年末の大型音楽祭が次々と開催され、「今、話したい誰かがいる」を披露する可能性もあるので、『MUSIC FAIR』の生歌ステージを起爆剤にして、パフォーマンスをさらに磨いて欲しいです。
さて、今日は、13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」に関して、オリコンやサウンドスキャンなど、主なデータが出揃ったので、楽曲セールスの特徴を考えてみたいと思います。
(表2) 12枚目と13枚目の発売第1週CDセールスの構造比較
12枚目「太陽ノック」(2015/07/22)
[店頭セールス]
15.5万枚 : 初回限定盤・通常盤
04.0万枚 : セブンイレブン限定盤
合計 19.5万枚
[個別握手会セールス]
41.4万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
60.9万枚
# サウンドスキャン(SS)はセブンイレブン(SE)を介したCDセールスをカウントしていない可能性が高く、上記の「15.5万枚 : 初回限定盤・通常盤」は、SS第1週の単純合計ではなく、オリコンデイリー6日目の数字から、SE分を推定して足したものです。詳しくは以下の記事をご参照下さい。
「太陽ノック」初動再分析、SE販売分はSSに入らず、初回限定盤セールスが前作越えした可能性 [12Aug15]
13枚目「今、話したい誰かがいる」(2015/10/28)
[店頭セールス]
15.9万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.1万枚
[個別握手会セールス]
45.6万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
62.7万枚
12枚目から13枚目への伸び
[店頭セールス]
+0.4万枚 : 初回限定盤・通常盤
-4.0万枚 : セブンイレブン限定盤
+1.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 -2.5万枚
[個別握手会セールス]
+4.2万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
+1.8万枚
13枚目「今、話したい誰かがいる」のオリコン初動は62.7万枚、12枚目「太陽ノック」の60.9万枚と比べると、プラス1.8万枚の2.9%アップでした。
前々回の記事で指摘したように、この伸び幅は、前作割れした9枚目「夏のFree&Easy」を除くと、かなり低い水準に留まっていて、とくに2.9%というのは、比率ベースとしては過去最低になっています。
13枚目が前作微増となった理由ですが、何と言っても、12枚目が11枚目からプラス10.9万枚という、枚数ベースでは、過去最高の初動アップとなったことが大きい。
13枚目「今、話したい」がiTunesランキングで9日間連続TOP10入り、(速報)店頭販売17.1万枚 [04Nov15]
つまり、12枚目の初動を上げ過ぎたんですね(笑)。
その最大の原因は、ライブ券を特典に付けたセブンイレブン(SE)限定盤を4万枚用意したことです。
初回限定盤と同じ価格で、特別ライブを鑑賞出来るため、SE限定盤はあっという間に売り切れてしまった。
ただ、1枚1千5百円程度のCDのおまけとして、ライブを開催するのは、収支の面で非常に厳しい筈で、実際、特典であるセブンイレブン限定ライブは、全国握手会と同じ日に同じ会場で行なわれ、内容もミニライブと大きな差はなかったようです。
こういったイベントは、経済面から考えて、毎回行なえるものではなく、紅白出場へ向けて、セールス実績を作りたかった運営が、ある程度の無理を承知で仕掛けたという気がします。
そして、13枚目は、SE限定盤4万枚を欠いたセールスとなり、このマイナス4万枚を如何に埋め合わせるかが、前作越えに不可欠なポイントでした。
13枚目初動が前作1.8万枚アップと聞いたとき、おそらく、店頭販売が伸びたのだろうと咄嗟に思いました。
表題曲「今、話したい誰かがいる」は、人気アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌に抜擢され、また、 JR東日本ウォータービジネスの天然水「From AQUA」のCMソングでもある。
さらに、カップリング曲「ポピパッパパー」は「Samantha Thavasa Petit Choice」とタイアップして、商品CMにも使われている。
こういった分厚いプロモーションが、13枚目シングルへの関心を高め、店頭販売CDのセールスを押し上げ、SE限定盤のマイナス分を補った。
これが最初に浮かんだセールスの構図でした。
ところが、サウンドスキャンの数字が出て、12枚目と13枚目を比べてみると、意外なことが分かってきました。
(表2)の「12枚目から13枚目への伸び」で示したように、個別握手会によるCDセールスが、前作からなんと4.2万枚も伸びていて、SE限定盤のマイナス4万枚をすっぽり相殺してしまっている。
その上で、初回限定盤+通常盤の店頭セールスは0.4万枚の積み上げ、ここに「ここさけ」盤の1.1万枚が加わって、オリコン初動の1.8万枚アップにつながっています。
つまり、13枚目が前作を越えた最大の理由は、個別握手会がべらぼうに好調だったためで、映画や商品CMとのタイアップにより、店頭販売CDのセールスが大幅に伸びたからではなかったようです。
個別握手会のセールスで、オリコン初動に算入されたのは、12枚目、13枚目、ともに第11次応募分までだと考えられます。
(表3) 12枚目と13枚目の個別握手会セールスのグループ別比較
凡例
完売部数/担当部数 (完売率, 人数) : グループ名
12枚目個別握手会第11次応募終了後
459部/598部 (76.8%, 26人) : 1期
056部/133部 (42.1%, 10人) : 2期
515部/731部 (70.5%, 36人) : 全体
13枚目個別握手会第11次応募終了後
523部/591部 (88.5%, 26人) : 1期
074部/144部 (51.4%, 11人) : 2期
597部/735部 (81.2%, 37人) : 全体
12枚目から13枚目への伸び
+64部/-7部 (+11.7%, ±0人) : 1期
+18 部/+11部 (+9.3%, +1人) : 2期
+82 部/+4部 (+10.7%, +1人) : 全体
凄まじいのは、「13枚目個別握手会第11次応募終了後」の1期は、グループとしての完売率が90%に迫っていて、用意した握手を、ほとんど売り切ってしまっている。
その結果、「12枚目から13枚目への伸び」に示されるように、グループ全体の担当部数は、前作から7部減ったにも関わらず、64部も完売を増やしています。
さらに、2期メンバーも好調で、完売率が前作42.1%から今作51.4%に伸び、完売を18部積み上げています。
「絶好調」と言っていい個別握手会人気が、12枚目SE限定盤の4万枚分を吹き飛ばすほど大きなCDセールスの伸びを実現したわけです。
こと握手に関しては、乃木坂は、全アイドル中、もっとも強力で、極めて効率の良いセールスを達成していると言っても、過言ではないんじゃないでしょうか。
次に、私が行なった売り上げ予想がどのくらい当たったかを、ざっと検証しておきます。
(表4) 13枚目の発売第1週CDセールスの予想値と実値
13枚目「今、話したい誰かがいる」
予想値
[店頭セールス]
16.0万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.0万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.0万枚 (13.0万枚~18.0万枚)
[個別握手会セールス]
44.0万枚 (43.0万枚~45.0万枚) : 通常盤
[オリコン初動]
61.0万枚 (56.0万枚~63.0万枚)
実値
[店頭セールス]
15.9万枚 : 初回限定盤・通常盤
01.1万枚 : 「ここさけ」盤
合計 17.1万枚
[個別握手会セールス]
45.6万枚 : 通常盤
[オリコン初動]
62.7万枚
13枚目「今、話したい」初動予想は前作並み61万枚も、店頭17万枚以上なら歴代最高が視野に [23Oct15]
店頭セールスは気持ちいいほど予想が当たりました。
もちろん、まぐれです(笑)。
一般販売を細かく推測出来る、確たるデータはないので、何となく上手く当たったということです。
一方、完売表という確たるデータのある個別握手会セールスですが、44.0万枚(第11次応募後データからは44.1万枚)との読みに対して、実際は45.6万枚で、実値を1.6万枚、3.4%下回る予想値になってしまいました。
CD1枚当たりの割り当て時間8.8秒を、8.5秒くらいまで下げれば、予想と実際がぴたりと一致するんですが、むしろ3%程度の誤差を含むシミュレーションということを念頭に、今後も予想を立てた方がシンプルなので、今回は、パラメータ値はそのままにしておこうと思います。
握手会への申し込みが抜群に好調だったので、あるいは、1部あたりのCD枚数を、ちょっと詰め込んだレーンがあるのかもしれません(笑)。
一応、歴代シングルのCDセールスを資料として載せておきます。
(表5) 乃木坂46歴代シングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳
凡例
シングル番号 : オリコン初動 (店頭販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「店頭販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から店頭販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music を通した売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年11月09日付[10/26(月)~11/01(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。200位以内に入った週の数字を足し合わせている。
01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (15.0+35.0) [62.1] 2015/03/18「命は美しい」
12枚目 : 60.9 (15.5+SE盤04.0+41.4) [67.6] 2015/07/22「太陽ノック」
13枚目 : 62.7 (15.9+ここさけ盤01.1+45.6) 2015/10/28「今、話したい誰かがいる」
いつもなら、この辺で分析終了なんですが、今回は、さらに続けます。
みなさん、「Billboard JAPAN」という音楽チャートがあるのをご存知でしょうか。
米国の有名音楽チャートの日本版ですが、CDセールスだけでなく、それ以外の様々な指標を加味して、楽曲ランキングを付けています。
Billboard JAPANの11月9日付ランキングで、「今、話したい誰かがいる」は1位を獲得していますが、「CHART insight」という分析を見ると、乃木坂の楽曲セールスが抱える問題点が浮き彫りになっていて、非常に興味深い。
まずは、ランキングのベスト5を載せておきます。
(表6) BIlliboard JAPAN 週間ランキング (2015年11月09日付)
凡例
総合順位「曲名」アーティスト名 (収録CDの発売日)
[A~E] 各項目ごとの順位
# [括弧]内記号の意味
[A] シングルの全国推定売り上げ枚数、楽曲のダウンロード数、歌詞表示回数から推定したストリーミング数の合算
[B] 全国のAM/FMラジオ放送回数
[C] PCによるCD読取数
[D] アーティスト&楽曲を両方ツイートした数
[E] 国内においての動画再生回数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46 (2015/10/28)
[A] 1位 [B] 10位 [C] 01位 [D] 04位 [E] 97位
2位「STAR TRAIN」Perfume (2015/10/28)
[A] 2位 [B] 01位 [C] 03位 [D] 06位 [E] --位
3位「HEART to HEART!」μ's (2015/10/28)
[A] 3位 [B] --位 [C] 02位 [D] 64位 [E] --位
4位「新宝島」サカナクション (2015/09/30)
[A] 9位 [B] 07位 [C] 07位 [D] 10位 [E] 01位
5位「Sing Your Song」SHINee (2015/10/27)
[A] 5位 [B] --位 [C] 22位 [D] 05位 [E] --位
(参考)
オリコン週間ランキング (2015年11月09日付)
1位 62.7万枚「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位 07.0万枚「ありがとう~無限のエール~/嵐を起こすんだ Exciting Fight!」℃-ute
3位 07.0万枚「HEART to HEART!」μ's
4位 06.6万枚「STAR TRAIN」Perfume
5位 05.0万枚「Sing Your Song」SHINee
オリコン週間ランキングと比べると、4週間前にCDがリリースされた、サカナクションの「新宝島」が入っているのが特徴的です。
「新宝島」を4位に押し上げた主原因は、[E]の項目が1位になっていることです。
これはMVなどの動画再生回数が全楽曲中トップだったことを意味しており、多く人が「新宝島」のMVを観たことが、総合ランキングの上位につながっていることが分かります。
このように、CDセールスだけでなく、様々な指標についての順位を示しているので、楽曲セールスの特徴が掴みやすいんですね。
「今、話したい誰かがいる」は、シングルCDの売り上げ枚数に影響される[A]と[C]は1位なんですが、ラジオでの放送回数を示す[B]は10位、ツイート数の[D]は4位、そして、動画再生回数の[E]は97位と、極めて宜しくない(笑)。
ツイッターが4位と高い順位なので、ネットで話題にはなっているんだけど、それがMVの再生回数につながっていないわけです。
この週間ランキングは、オリコンと同じく、10/26(月)~11/01(日)の集計だと思いますが、発売日である10月28日(水)を境に、MVがフルバージョンからショートバージョンに切り替わったので、やや不利だった面はあるでしょう。
しかし、とは言っても、映画やCMを通して、これだけ宣伝している楽曲のMVが、97位というのは、さすがに低過ぎる気がします。
乃木坂のMVに関しては、最近、運営などの制作者側から、丁寧に作っていて、クオリティが高いという、自画自賛的なアナウンスが盛んになされてますが(笑)、本当に魅力的な映像作品になっているのか、再検討した方がいい。
このブログで指摘してきたように、「今、話したい誰かがいる」のMVは、過去の作品と比べて、ダンスシーンがもっとも短く、しかも、正規のステージ衣装を着ないで踊る形になっています。
全編ダンスシーンの「制服のマネキン」MVが、乃木坂では唯一、1千万回を越える再生回数を達成していますが、このことからも、ダンスは視聴者を惹き付ける強い魅力を持っています。
とくに、乃木坂メンバーは美しいビジュアルが大きなアピールポイントなのだから、衣装と合わせて、魅力的なダンスシーンを入れるべきだし、実際、「何度目の青空か?」などは、ドラマ仕立てながら、ダンスは別枠で扱い、きちんと見せています。
ただ、ダンスを披露する場合、しっかりと事前練習を積むことは、言うまでもないことです。
13枚目TypeA収録の「ポピパッパパー」MVは、「リップシンク」を撮影するのに時間を掛けたそうで、確かに、各メンバーのアップシーンは頻繁に出てきます。
ところが、醍醐味とも言える全体ダンスのシーンが、ほとんど入っていない。
最後、全員が私服っぽい姿で横1列になって踊るシーン以外、数カ所、ごく短い時間、挿入されているだけで、しかも揃いの精度が良いようには見えない。
全員でフリを揃えながら踊るためには、十分な練習時間が必要なのだけど、その時間が取れてないようで、全体ダンスがなく、個人ダンスだけでは、視聴者に魅力が伝わっていかないと思います。
事前練習も含めて、十分な撮影時間を確保して、たっぷりとダンスの入ったMVを作る。
ダンススキルの問題というより、タイト過ぎるスケジュールによって、最近、乃木坂の表題曲MVは、魅力が落ちてしまっている気がします。
13th新福神の憂鬱、出番の少ない表題曲MV、舞台で注目の3列目、武道館と新ユニットのアンダー [17Oct15]
「今、話したい誰かがいる」MVはベタな切ない系物語、登場人物の少なさは撮影時間不足が原因か [11Oct15]
もちろん、ダンスではなく、ドラマで盛り上げる選択肢もあるけど、「今、話したい誰かがいる」MVは、ななせまるとまいやんの二人芝居になっていて、魅力的なメンバーが何人もいるのに、賑やかさや華やかさを、十分に引き出せていないと感じます。
まあ、ドラマへの評価は、観る人の好みが大きいので、正解はないと思いますが、ツイッターで曲名は結構呟かれてるのに、MVの再生回数が伸びないのは問題で、より多くの人に観てもらえるドラマ、という視点から考える必要があります。
乃木坂ほどのCDセールスを挙げているグループが、1千万回越えのMVが1本しかないのは、さすがに寂しい話で、この辺を改善出来れば、ブレイクに近づけるんじゃないでしょうか。
(表7) BIlliboard JAPAN 項目別ランキング (2015年11月09日付)
[A] ストリーミング数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位「STAR TRAIN」Perfume
3位「HEART to HEART!」μ's
4位「Share The Love」 THE Sharehappi from 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE (2015/10/15)
5位「Sing Your Song」SHINee
[B]ラジオ放送回数
1位「STAR TRAIN」Perfume
2位「ShibuyaK」DAOKO (2015/10/21)
3位「Week End」星野源 (2015/12/02)
4位「キャント・スリープ・ラブ」ペンタトニックス (2015/10/16)
5位「MUSIC MAGIC」ファンキー加藤 (2015/10/28)
[C] PCによるCD読取数
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
2位「HEART to HEART!」μ's
3位「STAR TRAIN」Perfume
4位「キミアトラクション」Hey!Say!JUMP (2015/10/21)
5位「トリセツ」西野カナ (2015/09/09)
[D] ツイート数
1位「クリスマスソング」back number (2015/11/18)
2位「HIGHER」2PM (2015/10/21)
3位「ハロウィン・ナイト」AKB48 (2015/08/26)
4位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46
5位「Sing Your Song」SHINee
[E] 動画再生回数
1位「新宝島」サカナクション
2位「千本桜」White Flame feat 初音ミク (2012/02/29)
3位「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
4位「オトナチック」ゲスの極み乙女。 (2015/10/14)
5位「紅蓮の弓矢」Linked Horizon (2013/07/10)
# 曲名をクリックすると、動画を観ることが出来ます。すぐに始まるので、音声などにご注意下さい。
ラジオ放送回数[B]では、Perfumeの「STAR TRAIN」が強いです。
車を運転しながらなんとなくラジオを聴いていて、「今、話したい誰かがいる」が何度も流れるなんて状況が作れれば、とても有り難いんですが(笑)、今のところ、それほどのヘビーローテーションはしてもらってないようで。
一方、動画再生回数ランキング[E]の4位に、「オトナチック」が入っているあたり、ゲスの極み乙女。の人気を感じさせます。
「新宝島」のサカナクションといい、今年は、音楽的に超本格派なんだけど、どこかちょっと変わったバンドに勢いがあるってことでしょうか。
それにしても、二つのバンドとも、アイドル系やビジュアル系というわけではない気がするんだけど(笑)、MVの再生回数がガンガン伸びてるって、やはり音楽がポイントなのか、それとも全体に漂うレトロな雰囲気が良いのか、どんな映像作品が受けるかは、やってみないと分からないですね。
ツイッターでも、Googleでも、検索欄に「乃木坂」と入れると、たちどころに乃木坂三昧の世界が展開して、何か、世の中全体が乃木坂で溢れているような錯覚に陥るけど(笑)、BIlliboard JAPANのランキングを眺めていると、日本の音楽シーンでは、自分の脳内とは、ちょっと違ったことが起こってることに気づかされます。
「検索」という魔法の杖が現出させる乃木坂だけでなく、乃木坂を検索したことのない人々の目には、どんな乃木坂が映っているのか。
もし、乃木坂がさらに坂を上って、「国民的アイドル」といったレベルを目指すのなら、全国100万人のファンを越えて、1億人マイナス100万人の声を聞くことが重要なのかもしれません。
関連サイト
Billboard JAPAN
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