「冷たいもの」は脱水の原因

2011年07月20日 | 健康
夏になると、冷たいものがやたらとおいしく見えます。

暑さで食欲がめっきり減っていても、冷たいものだけは食べやすく感じてしまうから不思議
アイスクリームや清涼飲料、アイスコーヒー、ビールなど、ついつい冷たいものばかり口に入れてしまいます。
でも、これが胃腸を冷やす原因になるのは事実。
胃腸が冷えると消化力が低下し、腹痛を起こしてしまいます。

さらに、体全体が冷やされて、腎臓からの水分の排泄が必要以上に促進されてしまいます。
寒い冬の屋外でトイレに行きたくなるのと同じ状態です。
尿がたくさん出ると、体は脱水が進みます。
ただでさえ夏場は汗をかいて脱水症状なのに、冷たいものを飲んで脱水が進み、
さらに、エアコンがガンガンにきいた部屋にいることで、ますます脱水に拍車がかかるのです。

脱水症状が続くと、血液がドロドロになったり、肌が乾燥するなど、健康と美容にダメージを与えます。

ですから、夏の冷たいものの取り過ぎには、くれぐれも気をつけたいところ。
とくにアルコールやカフェインは利尿効果があるため、脱水症状に陥りやすくなります。

コーヒーや緑茶などにはカフェインが多く含まれているので、お茶類を飲むなら、
麦茶やそば茶などのノンカフェイン飲料がいいでしょう。
しかも、できる限り冷えていない常温の状態で。

スポーツドリンクなら、より効果的に水分補給ができます。
ミネラルやビタミンが含まれたスポーツ飲料なら、体が吸収しやすいのでオススメ。
ぜひ、水分たっぷりの状態で猛暑を乗り切って下さい。

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