常楽院

福島県南会津町 真言宗

ささやかな開花宣言

2013-04-20 | Weblog
18日の午後、常楽院境内の大山桜が咲きました。4輪以上咲いたので‘常楽院大山桜’の開花を宣言いたします。なんてね

この桜は二度なくなる憂き目に会いました。

一度目は平成15年頃だったかな?境内の環境整備の時に、杉や桜、つつじ等多くの木の整理をしました。その時に、桜は花を愛でるのはほんの短い間で、葉が散って掃除をする機関が長くて大変なので伐ってしまおうということになりました。でも、この桜だけは残してほしいとお願いして残していただきました。
この桜の木は、子供たちがまだ小さい頃住職を除く(意識してはずした訳ではないのですよ。その頃の住職は勤めをしていて、土日は勤務だったのです。)家族みんなで鐘楼(今はありませんが)の上で、おにぎりや卵焼き等をつくって花見をした思いで多い木だったのです。「こんな花見もいいね。」と喜んでくれた今は亡きお父さんとお母さんの笑顔が思い出されます。

二度目はその後まもなくの事で、木が枯れてしまったのです。
私が嫁に来た時にはこの桜はもう大木でしたので、その頃日は老木となっていたのでしょう。寿命だったのか根元が腐り元気がなくなっていました。そのとき出ていた脇芽を残して親木は切り、腐った所をコンクリートで塞ぎました。
だめでも仕方がないなと思っていたのですが、脇芽がしっかり成長して花をつけ、楽しませてくれています。大事にしたい木です。

  
ちらほらと花が開いています。昨日はこの桜の上に霙が降る寒い日となりました。世の中は厳しい!!

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