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常楽院

福島県南会津町 真言宗

おめでとうございます

2019-01-02 | Weblog

 暮れの大雪が嘘のような穏やかな年明けとなりました。
 暮れは朝、昼、夕方と一日3回除雪が必要でした。1回の時間が凡そ2時間強、ひどいときは3時間半もかかり疲れ果てていました。今なら何とかなるけどこれから先はどうなるのかな・・・不安な歳となってきました。でも近所の諸先輩の方々が頑張っているのだからなんとかなるだろう。
 今、年始の御挨拶に見えられた方は本人が91歳、奥様が86歳、それでもお二人で雪に負けずに生活されているのだから、大変だなんて弱音を吐いていられないな。雪国で交通の便が悪い地域での高齢者だけの生活は大変だけど、元気でいなくっちゃと言う気持ちが強くなるんだろうな。
 高齢者のみの生活はとっても大変だけど可愛そうになんて思わず、それが健康でいられるもとなんだろうな。それが離れて暮らす子供さんたちの為でもあるし・・・と前向きで捕らえることにしよう。
 と言う事で、元気に歳を重ねられることに感謝です。
 とは言え、いつまでこの生活を続けることができるだろうとちょっとだけ不安な年明けでもありました。

12月12日

2018-12-12 | Weblog
 今日は12月12日 数え12歳の子供が「十二月十二日」と書いて、ご近所や親戚などに配り火の用心を呼びかける日です。頂いた家ではご祝儀を出し、台所などに逆さに貼り火の用心を心がけます。
 なんでも12月12日は、大泥棒石川五右衛門が釜茹でになった日とのこと、それだったら泥棒よけではないのかな? ちょっと不思議
 と言う事でインターネットで調べてみました。

 関西の方では確かに泥棒除けで玄関などに貼るとのこと。そうですよね。
 じゃ、どうして家のほうは火の用心なんだろう?
 読み進めてわかりました。「十二月十二日」を反対からだと「ヒニトオクツキニクイ」と読めるとのこと。そういうことで逆さに貼るんだ。納得。

 最近子供が少なくなって「十二月十二日」を書いてくる子供がいなくなってしまいました。なので古くなっても剥がさないで、大事に貼っています。
 今年は住職の友人のお孫さんが書いて持ってきてくださいました。嬉しいです。
 
 「火の用心」を心がけなくてはいけませんね。


 一番左が今年頂いたものです。

初雪

2018-11-29 | Weblog
 月日の過ぎるのがとっても早い、この間まで「暑い暑い」と言っていたのに、いつの間にか晩秋から初冬に
 常楽院の庭も紅葉から初雪に
 
 庭師さんがもみじが込んできたので剪定をしてくださいました。大分風通しが良くなりました。
 もみじの葉が風雅吹くたびハラハラと舞い落ち、境内は紅葉のじゅうたん。きれいだけどその後の始末が大変。芝生の上のもみじを充分楽しみ、先日やっと掃き集めました。


 そして23日の朝雪がやって来ました。このまま雪が積もることはないでしょうが、雪の季節がやってきます。
 お茶の間で温かいものを飲みながら降り積もる雪を眺めるだけならいいのですが、そこで生活するのは大変だなー。

 大変だと思って暮らしても、楽しみながら暮らしても雪が降るのは同じ、ちょっとづつ楽しみながら春を迎えたいな。

ちょっと早い冬準備

2018-10-20 | Weblog
 今朝の気温 5℃、昨日の朝の気温 4.5℃ 寒くなって来たなー
 今年の夏のあの暑さは、どこに行ってしまったのだろう?

 そんな季節の中、常楽院の境内は冬の迎えがちゃくちゃくと進んでいます。
 大きな木は殆ど終わり、今小さな木々の雪囲いが進んでいます。もう少しで終わります。

 今日法要でお出でになった方々が、「ずいぶん早いなー。」とビックリ。
 そうなんです。例年常楽院の冬囲いはご近所さんよりちょと 早いのですが、今年は例年よりまた早いのです。

 今日の午後、彼岸花の球根を植えようと外に出た途端雨が降ってきた。冷たい雨でした。
 冬囲いに来てくださっていた職人さんとちょっと早い3時のお休みとなりました。
 「今年の冬囲いは、いつもの年より楽だなー。」とのこと。
 そうなんです。今年は例年より早めのため、手が冷たくなくて楽なんだそうです。
 かと言って、これ以上早かったら秋を楽しむ暇が無いしね。

 お茶をしていても雨が止まず雨に濡れた身体が冷えてきたので、今日の仕事は終わりとなりました。

 

 あ~~~ぁ 冬は苦手だな〈笑)


雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ

2018-10-04 | Weblog
 週に何度かパートで行っている老人保健施設の廊下に、カレンダーを切ったらしい数枚の絵が張ってあり。雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズと描いてある。機能回復訓練の一端として歩行訓練があり、デイサービスを利用している高齢の方達と歩いている時いつもその絵は見ていた。
 昨日もその廊下を歩いていると、一人の利用者さんがその絵の前で「ちっと、こわくなった。」(ちょっと疲れた。)と立ち止まった。「そっか 少し休もうか。」と一緒に立ち止まりその絵に目をやると。今まで宮沢賢治さんの「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ」だとばっかり思っていたのに アレ???

  雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ 夏ノ暑サニモ負ケテ
  東二病気ノ人ガイテモ 西ニ困ッタ人ガイテモ 何モシナイ
  丈夫ナ体ニナリタクテ 健康食品ニ気ヲ配リ
  ウマイモノガ好キデ  マズイ物ガ嫌イ
  オ金モ欲シイ 着物モ欲シイ
  ソンナ私ガ 仰向ケニ寝テイル   
 
 言えてる 言えてる なんて素直な表現なんだ。と思って口に出して読んでみた。すると利用者さんの一人が「寝てる人なのか。もぞせなー(かわいそう)。」と言った。
 エッ 寝ている人? と思いよく見ると絵の下側に 冨 の落款がある。そうか星野冨弘さんの絵だったんだ。
 星野冨弘さんのアレンジと、私より遥かに鋭い感性を持っている利用者さんに感心した機能訓練でした。

台風

2018-10-01 | Weblog
 ニュースやワイドショーでは各地の台風の様子を映し出している。それを見ると被害の大きさにビックリする。幸いに、ここ南会津にはあまり大きな台風は来ていなかった。
 でも、昨夜の台風はゴーゴーと音を立て、強い雨の音にまじりあちこちで物が飛んだり倒れたりする音が聞こえて、なかなか寝付けませんでした。

 朝早く外に出ると、駐車場や参道には木の葉や杉の葉が散っており、背の高い植木の鉢が倒れていました。普段流れていない裏の川の水も増え、勢い良く流れています。
 掃除が大変だー。

 子供の頃の台風を思い出しだしました。
 大人は台風に備えて慌しく動いていました。そんな大人たちを尻目に、この風だったらあそこの家の梨が落ちているな。あそこの栗もきっと落ちているはずなんて、ドキドキ、わくわくしながら台風の行過ぎるのを待ちました。
 台風が通り過ぎる近所の子供達と大きなザルをもって、近所の梨や栗を拾ったものでした。
 梨と言っても今のような大きな美味しいものではなく、小さくて甘みの薄い固いものでいた。その固い梨を煮てもらい「うまいなー。」と食べたものでしした。

 大人たちは大変だったのでしょうが私達子供にはドキドキする、ちょっと楽しい出来事でした。今ならひんしゅくをかってしまう所です。でも、その前にきっと出かけないでしょうね。

彼岸花

2018-09-27 | Weblog
 秋のお彼岸が過ぎ、十五夜も過ぎた。残念ながら十五夜のお月様は雨空で見ることが出来なかった。
 そして秋が深まってきた。もう少したったら木々が秋色に染まるんだろう。紅葉の山々はきれいで好きだけど、それと一緒に寒さもやってくると思うとちょっと憂鬱。
 それにしても今日は寒い、秋を通り越して初冬の気分。ストーブを出さなくちゃなー。
 
 そんな気温の中で、ダリア、コスモス、秋明菊、秋海棠などが静かに咲いている。
 そして多くは無いけど彼岸花があちらこちらに咲いている。鮮やかな赤い花です。春には葉が出ていつの間にか消えてしまっている。そして、秋のお彼岸の頃になるといつの間にか花の蕾が伸びてきて繊細な花をつける。
 ふしぎだなー 葉が伸びているときは花が無くて、花が咲く季節には葉が無い。それもちゃんとお彼岸に合わせたように咲いてくれる。
 
 
 
 彼岸花は毒だとも言う。よく墓地に咲いているのを見る。これは土葬の頃、遺体を鼠やモグラから遺体を守るためだったと聞く。
 田圃のあぜに見事に咲いている姿も良く見る。毒だったら田圃の稲に良くないんじゃないかとも思うが、稲を鼠やモグラから守るためなんだろうか?

 ほうずきもお彼岸に合わせて切り、本堂に挿しました。ほうずきの赤がちょっと暗い本堂できれいです。赤いほうずきの実の形がお灯明に似ているので、仏壇に合っているとのこと。
 地区によっては、お盆飾りにほうずきを下げる所もあるそうです。
 
 玄関にもほうずきを挿してみました。
 

夏休みお寺合宿

2018-09-03 | Weblog
 夏休みも終盤、宿題の追い込みで忙しい時期に『夏休みお寺合宿』が行われました。
 これは、真言宗豊山派の若き僧侶達が、21世紀を担う青少年に、集団生活を通してその楽しさ厳しさを学び、宗教的体験の中で仏様を身近に感じ、先祖を敬うなどの大切な心を育成することを目的として会津地区の寺院持ち回りで行われているもので、今年は常楽院で行われました。(本山は勿論、全国の豊山派の寺院でおこなわれている事業です。)
 参加者は子供達、お坊さん、壇頭さんたちなど60数名。私は御詠歌にお出でになっている壇頭さんの奥さん達に協力をして頂き食事の担当。
 それが大変だったのです。
 精進料理と言うことで肉、魚は使わないと言うのが原則。。
 カレーの肉はどうしよう。畑のお肉と言う大豆が原料のお肉もどきがあったなー。卵を使わないマヨネーズも必要。煮物にさつま揚げなんて使えないよね。カツオダシは駄目だから昆布だしだね。献立を決め食材を調達するのが大変。あちこちのスーパーや商店をを探しまわりやっとそろえる。
 協力してくださった奥様方からスイカ、米、きゅうり、トマト、じゃがいも、玉ねぎなどが大量に届けられ、本堂の台所は食材の山。
 ご飯はどのくらい炊いたら良いのかな。前回実施の資料は60名で5升だったので三つの釜に分けて5.5升を炊いたらなんとなんと半分もあまり、大変。後でみんなで分けて持ち帰る。
 カレーの時、食事担当の責任者のお坊さんと打合せを皿を変更したり、スイカをグループ毎に大皿に盛り付けるはずが銘々皿にしてしまい。「私は、子供達にこんな料理がこんな風にでてきますと説明しています。それと違うように出てきら、私は子供達に嘘をついたことになってしまいます。」と叱られ仰せのとおりと皆で反省。
 「子供達には正座で食べさせます。足が痺れますので何度もお変わりで立てるように少し分けてください。」と言われ、少し分けているつもりが食器が大きいのでついつい多くなってしまい、「もう少し減らして分けてください。」と何度も言われてしまう。
 お粥の時は梅漬けを粥の上に乗せるが、「梅乗せて大丈夫。」「食べられる。」と聞いていたら「みんなに同じように乗せて下さい。食べられないときはどうしたらよいのか考えさせますから。」等々・・・
 しかし一番大変だったのは、一斉に来る子供達にスムーズに配膳し渡すこと。初めは間に合わずバタバタ。最期の食事のときにやっと要領よく渡すことが出来た。あ~~~良かった。

 
 「美味しい。」「いっぱい分けてください。」と笑顔で食べてくれる子供達とお坊さん。おかわりの先頭はいつもお坊さんでした。みんなもこんな風におかわりするんだよと、率先してたってくれていたようです。
 大変だったけど子供達に負けず、私達大人も良い勉強をさせていただきました。

 そしてなによりほっとしたのは、食事による腹痛や気分悪い人がいなかったことです。
 
 般若心経を唱えたり、藍染やキャンプファイヤーをしたり、本堂で座禅を組んだり、あっという間の二日間でした。

 夜になりホームシックでめそめそする子、環境が変わり便秘でお腹の痛みを訴える子、何だか不安そうな子、それでも2日間仲間や大人たちに見守られ、怪我も無く過ごしてもらうことが出来ました。
 良い経験として子供達の心に残ったらうれしいなー。
 
 子供達は携帯持参は禁止だったせいもあるのでしょうが、ゲームをしたい、携帯が無くて困った。などと言うことも無く、一人で参加した子もすぐ仲間になり、挨拶やトイレの使用などもきちんとしており寒心させられました。
 子供達もいろいろな学びが会ったと思いますが、「私達も勉強させられたね。」「いい経験だったね。」と大きな学びをさせられた合宿でした。

 最期に食事担当者で一休みをしていた所に「この次もいかがですか。」のお坊さんの言葉。「え~~~」と返事が出来ない私達でした。〈笑)
 

 写真をアップしようと思いカメラを準備していたのですが、忙しくて撮っている暇がなっかた。残念!  と言う事で新聞に掲載されて記事を写しました。

 

きゅうり一段落

2018-08-11 | Weblog
 『足先が冷たい』先日そんな感覚で目覚める。
 温度計をみると22℃。零度が温かいと感じた日があったのに、22℃で冷たいなんてとびっくり。連日「いのちに関わる暑さ。」「危険な暑さ。」「猛暑。」などと表現される今年の暑さにまいっていたのでちょっと一息。
 どうしようもないほど頂いていたきゅうりもちょっと一息、ほどほどに頂けるようになりました。
 『山のように頂いたきゅりと格闘している人が他にもいたんだ。』コメントを読み思わず笑ってしまった。あそこでは野菜をつくっていないので差し上げようと思ってくれる優しい人が沢山いるんだなー。

 さて、キュウリが一段落したら今度はトマト、なす、ゴーヤなどがラッシュになってきた。ユウガオも数本(大きいので1本食べきるまでは大変。)、オクラも袋にいっぱい。
 どこの家でもたくさんあるのでおすそ分けの仕様も無い。みなさんの厚意を無駄にしないためインターネットや料理本を開き格闘中。
 でも二人ではな~~

 暑くても、雨が降らなくても雑草は元気。お盆を前にしてこちらも格闘中。
 「草むしりができなくなったら『草も生き物です。』と書いておいてね。」と住職にお願いしていますが、沢山の野菜をたべてもう少し頑張れそうです。

 今年も蓮の花が、きれいに咲いてくれました。
 

キリギリスになってしまう

2018-07-19 | Weblog
 西日本の豪雨、連日の暑さによる熱中症の人の多さ、2年前に豪雨が襲ったこの地域の川は雨が降らず水がちょろちょろ。大きな自然の力には勝てないんだなーとつくづく感じさせられる。
 そんな中でもキュウリはすくすく育ってっている。それぞれの農家さんが苦労して水を運んでいる成果なんだろうなー。
 我が家の3畳畑にキュウリは無い。それなのに我が家の台所9にはキュウリが売り出すほどある。お寺ではキュウリを作っていないからとご近所さんが持ってきてくださるのです。本当にありがたいことです。でも少々困ってもいます。
 ここ数日そのキュウリの量がとても多いのです。昨日、一昨日で97本一生懸命整理してわさび漬け、塩漬け、サラダ、くらげとのあい物、佃煮、酢の物等々いろいろ作って処理しきれず、冷蔵庫の野菜室にも入りきらず、うちの中のできるだけ涼しい所に置いてある。
 今日は朝の草むしりから上がってくると玄関にきゅうり、夕方ご近所さんから「野菜取ったから取りに来て。」と℡、今日の収穫55本。
 インターネットできゅうりの大量消費を見て作ってみるが、二人で食べるには何しろ多すぎる。「キリギリスになっちゃうな。」と住職が笑う。
 せっかく苦労して作ったキュウリを頂いたのだから、できるだけ活用しようと日々奮闘中です。
 お裾分けしようとも思ったのですが、今はどこのお家もあるらしい、そうだよね。

 
 昨日の97本のきゅうり

 
 今年も蓮の花が咲きました。濃いピンクや淡いピンク、白に花びらの先がピンクなどとてもきれいです。
 こんなに大変なら植えるの止めようかなと思いながら作業をしたのですが、ハナを見ると苦労して植え替え良かったと思うのであります。