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気に入った絵。

2006-03-13 23:35:47 | 美術・絵
先週の土曜日、三越の展示会場でやってた美術展に行ってきた。
ベオグラード国立美術館所蔵の、「フランス近代絵画展」
やはり、絵はいい~。

あたしが美術館や美術展に行ったときに、とってもよかった、と思うのは、自分のお気に入りの絵や、うわ、すごい、って感銘を受ける絵があったとき。
今回も、お気に入りや、じっくり見入った絵がいくつもあって充実~。
たとえば、これ↓↓

ブーダンの「さくらんぼのある静物」

これは、実物は、ものすごい奥行きが感じられる作品で、その立体感に圧倒された。
o(*'o'*)o ウオオォォォォ!!
さらに、テーブルにのっているグラスの表現力がすごいと思って、くぎ付けに。さりげなくあるけど、よく見るとすごく巧妙だ…。
(。  ・ _ ・。  )ジー
背景の壁と、グラスを通して見える背景の壁と、変化をつけているのかな、とか、グラスに入っている液体なんて、どうしてこんなに透明感があるんだろぉ…
…(。  ・ _ ・。  )ジー
いくら見ても不思議で、穴があくほどじーーーっと見てみた。
けど、いくら見ても、不思議だゎ…
たぶんこれを見ながら、同じように描け、といわれても、やり方さえわからない…。すごいなぁ…さくらんぼもよく見るととっても立体感あるし…
でも土曜日の夕方、そんないつまでもひとつの作品の前に立ちはだかっているわけにもいかず、人の波に押しやられるのであった…
..((((((○゜ε゜○)ズリズリ

そして、今回の美術展での収穫は、ユトリロのよさがわかったこと。(〃^ー^〃)
(たとえば、こんなカンジの絵たち) 
ユトリロの作品には、街の風景が多い。ユトリロ作品について、「壁面の表情が豊か」、という一文があった。たしかにそういわれて作品を見ていると、街並みのなかにも壁面が占める部分が多く、人も描かれているけど、その人物の背景となっている建物や一面の壁面が、むしろメインに浮き立つ構図。人は、あくまで背景の、引き立て役。(ちょっと矛盾しているようだけど
とくに気に入った作品があって、「ラパン・アジルⅡ」というもので、雪の積もる街並みが描かれている絵。その雪景色の、たぶん一番最後に塗ったと思われる真っ白な絵の具が、ぽってりと重ねられていて、そのぽってり感、その絵の具の立体感と真っ白さが、まるで新雪が積もっているかのように見えて、すごい臨場感を感じた。 
ポストカードや複製になっちゃうと、その良さまでわからないんだけどね。本当に実物のあの絵には心奪われて、また、じーーーーっと見た。
…そしてまた、人の波に押しやられる…..((((((○ ̄- ̄○) 

ユトリロに初めて興味をもったので、今日調べていたら、かなりおもしろかった、彼の母親がめちゃくちゃな人で
ユトリロの母親は若い頃、画家のモデルを努めていて、いろんな画家と関係を持ち、だからユトリロの本当の父親はルノワール説もあるのだとか。そんな母親のもとで、ユトリロは若い頃からアル中。精神病院の先生の勧めで絵をはじめることに。さらにその母親のやりたい放題は続き、その末、彼女はなんと、ユトリロの年下の親友と結婚…
お母さん、やりすぎです
まぁ、でも、それがユトリロの才能の開花に至ったのなら…(笑)


美術館、美術展のもうひとつの楽しみは、好きな絵をみつけたら、 帰りにその絵のポストカードを買うこと お目当ての絵が商品化されてないこともあるけど。
もちろん本物ほどの臨場感はないんだけど、でもポストカードを見るたびに、実物を見たときに感じた感動やすごさを思い出せる。

今回は、さくらんぼの絵と、ユトリロの作品と、あと何点か気に入ったポストカードを買ってきて、コレクションファイルに追加した。
それを、たまに眺めるのが、またよい。

これからも、いっぱい好きな絵をみつけていこぅ~





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