昨日から、『ダ・ヴィンチ・コード』を読んでいる。
ん、これはおもしろい!
宗教的な話はちょいと苦手だけど(○○派がどーの、とか、そういうの)、ルーブル美術館が舞台となっていることや、ルノワールの絵画についての描写が、印象派好きとしてはとてもうなずけて、楽しい。って、超ピンポイントな楽しみ方ぢゃんね…
ちょうど去年の今ごろ、ダ・ヴィンチ・コードがはやり出したての頃、テレビの特番をみて、本当にダヴィンチは天才だ、と思った。
「鳥は飛べるのに、人はなぜ飛べないのか」。
といって、ダヴィンチはヘリコプターや飛行機の原形となるようなものの考案をしていたという。
っつぅか、どうやったら「鳥は飛べるのに」ってとこへ考えがいくのだろぉか…。
鳥は飛ぶもの、ってふぅに当たり前を当たり前ですまさないあたりが、やっぱり天才と凡人の違いなのかなぁ。
このほか、ダヴィンチのノートには、とにかくいろんなアイディアがメモされていて、なかにはドリンクのレシピなんかもあるらしぃ。そして、車の原案もスケッチで描かれていたらしく、いろんなノートに分散されていたスケッチを再現したところ、ちゃんと「走る」「曲がる」「止まる」の動作を満たした車が、できちゃったんだって。
今当たり前にある飛行機や車だけど、よく考えるとやっぱりその原理は今考えても、すごい。それを500年以上も前に考えていたなんて、どんだけ先を見据えていたのか、ただ驚くばかり。
今、ダヴィンチが生きていたら、どんなことを考えるのだろぉ…。
あと、その特番で印象に残ったのが、「黄金比」という考え方。
1:1.618 という比率が、人間が見てもっともバランスがよいと思う比率。
身近なものでいえば、用紙のサイズやテレビ画面の大きさなんかも、この比率に基づいているという。
この比率で長方形をつくると、そこから正方形を切り取ったあとに残る長方形がこれまた1:1.618の比率で、 この関係が永遠に繰り返されるんですって。
o(*'o'*)o ウオオォォォォ!!
そもそもこの黄金比は、人が創り出したものではなく、人が自然界のなかから発見した法則。 だから自然界にある物や現象の根底には、この比率が存在するらしぃ~。
よく、デザインやちょっとしたレイアウトを考えるときなんかでも「自然に見せることのむずかしさ」を感じることがあるけれど、意外と「自然」とは、この黄金比に支配されていることで、整然としたもののことなのかもしれない。
ダヴィンチの絵にも比率としてこの黄金比は取り入れられているし、人体のあちこちにもこの比率が見られることを示す、ダヴィンチの人体図も有名。
そんな黄金比を極めたい方は、こちらへどぉ~ぞ(笑)。
いま、この文章書きつつテレビで「ミリオネア」を流していたら、クイズにちょうどレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が出てきた(笑)。
「絵の中で、キリストの目の前にある飲み物は何か」、というクイズ。
答えは、赤ワインでした。
今日は、朝の通勤時間、東西線の信号機故障で長い時間電車に閉じ込められたが、おかげで小説がかなり進んじゃった~
いやぁ~、5月に公開される「ダ・ヴィンチ・コード」の映画も、俄然楽しみっ。