
■■■■■■■■■■■■政治の歳時記■■■■■■■■■■■■■■
■[政権と運気」
●「オリパラ」「コロナ」そして「政権交代」と当面する日本にと
って大きな課題がやっと片付き一息ついたところである。
「コロナ」については終息したとは言い難いが、ワクチンの普及で、
ようやく先が見えて来たというところだろうか。
●いよいよ10月秋到来である。新政権には,大いなる期待が集まる。
このところの日本は、失われた30年来、所得は伸びず、経済が低迷
していた。新政権に課せられた命題は、まずは日本経済の根本的な立
て直しである。
突然、世界を襲撃した外敵コロナは、2年間に亘り2つの政権を苦し
め翻弄した。しかも前の前の安倍政権では「0金利政策」で、経済の
活性化にある程度成功したが、いわゆる「合成の誤謬」が起こり,敢え
無く超低成長経済が続いた。しかもGDP(国内総生産)の約6割を占
める家計消費が伸びず、国内の総需要(消費)が長期停滞した。
経済成長率は伸びずゼロ成長とカネ余り現象が続いた。しかも消費活
性化のために前の菅内閣は、前代未聞の国民給付金を国民一人当たり
10万円、全体で12兆円を支給したが、殆ど貯蓄に回って不発に終
わった。景気浮揚にも政権の支持率浮上にも続がらなかった。
●新政権には、このような前政権の轍を踏まない景気浮揚策が求めら
れている。幸いにしてコロナは終息にむかいつつある。
約50年前、日本がニクソンショックの際に、変動相場制に踏みきつた
ことが、後に経済大国への地位を確かなものした事をよく覚えている。
いまこそこのような施策が、必要に思えてくるが、いかがなものか。
そこいらのこじんまりした差し障りない類型的な政治や外交では、
アジアの新興国はどこもついてこないし、いわんや中国は益々覇権を
強めるばかりだろう。
●馬鹿馬鹿しいようだが、私は岸田総理の強運に期待している。
総理が強運の持ち主ならば、物事は、全て活きた方に進む。
「一息の禅が心を調べる」というではないか。
禅の世界では、その人の意気込みと真心が、新しい一心を生むという。
そのほかに「快哉」や「千里同風」という禅語がある。
マスコミは、いろいろ詮索するが、岸田総理の表情を見ていると凄く
運強い人に見えて来る。政治家は「運」と「華」がないと、いくら
経歴があってもダメだと思う。岸田総理に期待する所以である。
日本と日本経済の浮上のために頑張って頂きたい。
■「シニアの実像」
●日本が長らく景気低迷する理由は、構造的なものにあると言われて
久しい。一つは、利払いを除いた歳出総額78兆円のうち実に34兆
円が社会保障費である。高齢者は増え続けるだけに、この費目は必
然的に増え続ける。しかし増税を決断する政治家はいない。
当然の赤字は、国債発行で賄われ、国の借金は増える事になる。
・景気が悪い。
・モノが売れない。
・高齢者が増える。
・社会保障費が増える。
・財政赤字が続く。
これが日本経済の実態である。
しかも、コロナパンデミックで消費景気の低迷が続いた。 いまも
続いているといっていい。
だからこそ、この経済をどう変えるか、新政権に大きな期待をして
いる。
●「高齢者=年金者」
もう一つの大きな要因は、高齢者問題である。毎年この世代の人口が
増える一方で、社会保障費や年金負担など国の負担が増え続ける。
●日本の高齢者は3617万人、人口の28,7%で、過去最高である。
この人たちは、殆どが仕事も持たず、老後を年金で過ごす。
因みに
・75歳以上の人口が約1870万人 日本の全人口の15%である。
・そのうち住民税非課税の低所得世帯が約40%(685万人)を占める。
・75歳以上の高齢者のほぼ4割が1人暮らしになるという現実がある。
・当然のように貧困からくる孤立やクレーマーが多発する。
・定年後の高齢者が、いつの日か一人になり孤立し孤独になる。
そして、この人たちが起こす問題が、大きな社会問題になりつつある事
である。
高齢者自体の甘えは許されないし、自覚も問われてしかるべきである。
よくよく考えると、この高齢者問題は、日本の人口問題に起因する。
戦後すぐ生まれた団塊世代約700万人以降の人たちの高齢化と、それ
以降の世代の少子化が人口のバランスを崩し、日本経済にも、ひいては、
国の支出にも、大きな影響を与えていると言わざるを得ない。
この解決のためには、今までにない高収益経済国家を目指すしかない。
まず新しい岸田内閣に、格別の期待が寄せられる所以である。
■最近の年金支給額の内訳を調べてみた。(厚生労働省調査)
●「国民年金」受給者数、1165万6772人(主に自営業の方)
(月額6~7万円) 1千360万6925人(男女)
(月額5~6万円) 703万4486人( : )
(月額4~5万円) 460万1417人 ( : )
●[厚生年金]保険受給者数 構成比
(年金額) 1259万6104人(総数 (100%)
・60万円~ 1,370,685人 7,3%
・96~ 1,565,535人 12,5%
・120~ 1,153,081人 9,1%
・180~ 1,539、557人 8,1%
・204~ 1,123,352人 13,8%
・240~ 1、279,897人 10,2%
・264~ 1,153,041人 9,1%
・288~ 429,626人 3,4%
・300~ 650,763人 5,2%
・336~ 139、192 人 1,1%
・360~ 58,817人 0,5%
●但し経済が好転し物価が上がると、年金で生活する高齢者は、忽ち
生活が逼迫するという問題に直面する。このあたりが難しい政治課題に
なって来る。
まずはWithコロナか、Afterコロナかに拘わらず、当面する日本の経済
を再生、再興することが、国民挙げての課題になってくる。
■「10月 神無月の歳時記」■■■■■■■■■■■■■■
秋句) 一日の秋にぎやかな祭りかな 正岡子規
父母のことのみおもふ秋のくれ 与謝蕪村
時候) 秋社, 長月、秋暁、秋の宵、秋遍路、秋気、秋麗、釣瓶落し、
祭事) 金刀比羅祭(香川9日~11日)・大津祭(滋賀10~11日)
宝の市(大阪住吉大社17日)・靖国神社大祭(17~19日)
鞍馬の火祭(京都22日)・平安祭(時代祭22日)
暮し) 運動会、秋祭り、栗拾い、衣替え, インフルエンザ予防接種
食味) 猿酒、菊の酒、新米、枝豆、栗飯、松茸飯、柚味噌、浅漬、新蕎麦
果樹) 柿、葡萄、栗、桃、梨、無花果、柚子、林檎、橙、檸檬、栗拾い
情緒) 秋思、秋意、秋の愁、鰯雲、ハロウィン、新蕎麦、読書
草花) 芭蕉、カンナ,蘭、コスモス、菊、紫苑、鳳仙花 あざみ
野草) 草の花、草の穂、秋の七草、萩 りんどう かぼちゃ
挨拶) 秋涼の候, 仲秋の候、紅葉の候
秋言葉) 朝霧、稲雀、秋深し, 落ち鮎、女心と秋の空、秋刀魚、読書の秋
野分、山装う, 照葉、身にしむ, 立待月、秋渇き、門火、
■「日本と世界の主な行事」■■■■■■■■■■■■■■■
01 ●衣替え 秋の七草 十五夜
01 ●中国の国慶節、建国記念日
01 ●ドバイ国際記念博覧会(万博)開幕
05 ●ノーベル賞受賞者発表
08 ●寒露
10 ●銭湯の日
11 ● IMF世界年次総会
16 ● G20財務相、中央銀行総裁会議(ワシントン)
17 ●第35回国民文化祭みやざき2020
18 ●陸上東京マラソン
18 ●十三夜
20 ●上皇后さま87歳誕生日
21 ●衆議院任期満了
20 ●秋土用の入
22 ●G20首脳会議(ローマ)
22 ●時代祭
23 ●霜降
31 ●衆議院議員総選挙
■「タイの主な行事■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
●ベジタリアン祭 プーケット県 トラン県
●中秋祭 全国
●出安居 ウタイタニー県
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