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■波乱の高齢化社会2)

2020-12-19 | ●百歳時代
■■■■■■■■■■百歳の孤独■■■■■■■■■
百歳の人生
百歳は必然か
・最近「生まれた赤ん坊の半数は百歳を超える」という予測がある。
・人類にとって長寿は憧れでもあり、不安の種でもある。
・2007年生まれの約半数が107歳まで生きるとの予測がある。
これが当面する日本の人口と寿命の将来像だと言われる。


ライフシフトの著者リンダ、グラットン教授は、

・孤独は孤立ではない。
・従来の教育、仕事、引退というステージに代わり 再教育 (リカ
    レント)をうけたり、
転職をするマルチステージの人生を提案
 している。

⚫️[高齢者の現況]2019 日経新聞

・65歳以上の認知症は、推計517万人以上、アジアで急増の見込み、
認知症の有病率(OECD経済協力開発機構)2,33%.日本が最高
・認知症で行方不明者で死亡、18年までの5年間で508人(自殺230人
当初3兆6千億の給付費が17年度は、約10兆円の2倍に増える予定
認知症高齢者の保有資産。30年度215兆円に。
・成年後見制度の利用者21万8千人
・認知症の事故に保険 名古屋など20自治体@月200円程度、
・被害者を救済し患者家族の負担を軽減、保険金1~5億円


●「社会保障費と高齢者の医療費問題

●健康寿命と医療費と健診)ーーーーー
・要介護認定(20年)669万人(10年で4割増えた)
介護給付費(40年)約26兆円
・健康寿命(最新)男性/72,14歳・女性/74.79歳 40年迄に3年伸ばす。
国民医療費約43兆円、(40年予測)約78兆円
・保健師の確保が命題約5万3000人、国家試験10年間で10万人)
・要介護予備軍(フアイル健診)15項目のチック、
公的年金のウエート益々高まる。
・公的年金は、長寿の人には心強い生活の糧
・年金の受領予測は 40年間の平均年収510万円として、
                40年間加入の場合で
月額支給額 約15万円、
・人生90歳/生存割合、男性24.2% 女性48.3%?


■[高齢者の就業
65歳以上の就業者数、892万人(18年より30万人増)最高?
・65歳以上就業者人口892万人 過去最高(16年連続)13.3%
・団塊の世代1947年‾49年70歳以上の人口2791万人(78万増)
・65歳以上の高齢者就業率は、24.9%.
・業種別/卸小売126万、農業林業108万、サービス業103万、製造業94万人

海外の事例
日本をはるかに上回る高齢化の国がアジアにある。
小さな先端金融
国家シンガポールは、来る30年には65歳以上人口が
24%になる事を見越し「働き続ける社会」を目指す
同じアジアの日本
の悲しい事態を事例に「決して日本のようにならない」を掛け声に
政府
は、増え続ける高齢者を国の負担ではなく「楽齢」と呼称し「生涯働く
のが幸せ
をスローガンに、国の財産として高齢者の就労や社会貢献を
奨励する。2016
年には、高齢者就業率は27%に倍増増え続けている
という。

 
百歳の安心と不安
日本の高齢者一人暮らし592万人
日本では65歳以上の男性の13%の192万人、女性の400万人が
一人暮らしである。
中央大学の山田昌弘教授の「高齢者白書」によると2040年には年間
20万人
以上の孤独死が発生する可能性があると予測する。悲しい予測
と言える。
やはり孤独は、人の心まで蝕む
加えて日本では、高齢者の自殺が激増している。理由は様々、特に
多いのは一人暮らしの将来を悩んでの厭世自殺が多いという。

・2016年の日本では6091人が自殺(020920)
・2020年8月1849人(15,3%増) 女性の自殺が8月650人に(40,1%増)
50年足らず前の1963年時点では、自殺者はわずか153人だった。
喜ばし百歳時代と思いきや、難しい現実がここにある。


 
■「百歳の幸せ
人の寿命は百歳時代と言われるいま、百歳以上の人口は8万450人
(国立社会保障人口問題研究所推計)だが50年後には、百歳以上
50万人に
なるという

その理由は、医学の進歩や社会保障の向上、自己の健康保持努力も大
きいと言われるが、
高齢者が住まう社会環境が不備のままだと健康な
高齢者でも孤独には勝てない事に
なる。超高齢者の居場所であるとか、
超高齢者を温かく見守る隣人環境が
不可欠になってくる。

これは物的な整備ではなく、社会に暮らすあらゆる世代の責務と言え
るだろう。
何故ならその後、自分も必ずお世話になるはずの社会の環
境であるからだ。

しかしそうと言っても急速な理解と改善は難しいと思う。生涯かけて
の家庭教育や
社会教育が不可欠になってくる。 果たして高齢者に未来
はあるのか。 まずは高齢者自ら取り組む必要がある。
 
実は,この危惧は、日本だけの事ではない。
日本に次いで高齢化が進む、タイや中国でも、近いうちに同じ現象が
迫りくるという。
しかし人口が減少し、就業人口が減っても一人当たりの生産性が高まり
国のGDPが拡大する集約的なデジタル経済が実現すれば、少子高齢化
全く怖くないという経済専門家の知見もある。  信じて期待したい。
                    
 
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