
■■■■チェンマイロングスティ・ビジネスセミナー■■■■
「日本人ロングステイヤーの市場を探る」
(タイ・ロングスティ企業の今後に対する新たな展望と情報と戦略についての検証)
●いまタイ・ロングスティが伸び悩み、現地の人達や民間企業はもとより、
行政は、その再興に頭を悩ましている。
特に今回のタイ国軍によるクーデタ-は、その悩みに拍車をかけることに
なり 現地の企業家など、チェンマイ国際財団が中心になって、タイ国政府
観光庁に協働を申し入れ、画期的と思はれるタイロングスティを振興する
ための初のビジネスセミナが実現した。
(盛況のセミナー大会場) (主催した国際財団チャワカーン会長)
●日時:2014年8月28日(木)9.00-16.00時
●場所:ピングパレスホール、チェンマイヒルホテル、チェンマイ、タイ。
●主催:チェンマイ国際財団(CIF)
●支援:タイ国政府観光庁(TAT)、
タイロングステイ経営社(TLM)、
ロングステイ財団(LS)
NPO日タイ国際交流推進機構(JTIRO)
ロングステイガイドマガジン.
(タイ国政府観光庁東アジア局長と藤井チェンマイ日本総領事)
■討議課題
1)日本人ロングステヤーの特性と、新たな消費市場の情報を収集する。
2)タイロングステイ企業が市場開発に役立つデータベースを収集する。
3)日本のロングステヤー市場の正しい認識と、市場戦略を発想する。
4)国際レベルによるタイ企業と関連団体との強力な協力体制を構築する。
5)ロングステイの商材とサービスを全チャンネルを使って日本へPRする。
■「当日の予定」
09.00:開始式:
・開会の辞(チェンマイ国際財団会長)
・お祝いの言葉(藤井チェンマイ日本総領事)
・お祝いの言葉(チェンマイ県知事)
(チェンマイ県知事) (チェンマイ日本総領事) (タイ国政府観光庁東アジア局長)
09.30:●提言1)「現在の日本ロングステイ市場における公式情報」
*弓野克彦氏、 理事長 ロングステイ財団(LS)
(ロングステイ財団弓野理事長)
10.00:●提言2)「日本のロングステヤーの特性とシニア市場をどう読みとるか。」
(NPO日タイ国際交流推進機構・山田代表理事)
■「JTIRO山田代表理事の提言内容の要旨」
提言「日本のロングステヤーの特性とシニア市場をどう読みとるか。」
[1]「日本のロングスティヤーは、何故来ないか?」
①「日本の国情と日本のシニア事情」
②「タイ国の政変事情」
③「他国マレーシアなどの進出事情」
④「その他、伝統的観光インフラに依存のつけなど」
[2]「日本のシニアの現況とシニア市場の概要」
①「急速に進む日本の超高齢化(シニア人口3150万人)」
②「シニア消費の主役(団塊世代700万人,上場企業950万人)
③「シニアの消費100兆円(全消費の44%)但し堅実消費の傾向
④「雇用延長、年金不安、円安、おひとり様600万人の台頭」
⑤「平均寿命」と「健康寿命」、「社会保障」と「介護問題」
[3]「日本のシニアの特性をどう読みとるか」
①「日本のロングステイとは、その足跡と経緯」
②「都会派、主役世代の団塊世代とは(個客、男性は群れない、見えにくい)
③「女性の団塊世代、L70に注目(いきいき、おしゃれ、リセット消費志向)
④「日本のシニア世代(血縁、地縁、社縁から知縁化の傾向)
⑤「シニアビジネスの基本は(不安、不便、不満の解消)」
[4]「結論」(チェンマイ・ロングスティを活性化する方策)
①「まず日本のシニア市場の動向を精査し、検証する」
②「ロングステヤーのための魅力ずくり、彼らが活動する場を提案
③「差別的な攻めの市場戦略」いかに日本のシニアを呼び込むか。
④「ビジネス発想(水平発想で地域、自社、協働の強みを生み出す)」
⑤「徹底した差別化戦略で「コト」を売る。質と魅力と感動を売る。
⑥「日本における独自の広報訴求戦略の展開(SNS)が必要
⑦「終わりに際して」
●パネルディスカッション
「日本のロングステヤーの心を捕える市場戦略とは」
・弓野克彦氏 理事長 (LS財団)
・山田清之氏 代表理事(JTIRO)
・シスダー・ワナピンヨサク 東アジア局長(タイ国政府観光庁)
・パニダー・アナンタナコム博士 (チェンマイ大学)
・スットプラータナー・ドゥアンケーオ (琉球大学)
・チャワカーン・アサワマハサクダー (CIF):司会者
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(盛況に沸いたクラスター・トークディスカッションの会場)
■「顧客重視の市場戦略を」
●どうすれば「チェンマイのチェンマイロングステイが活性化するか」
ロングステイに関わる様々な企業が一堂に会して、顧客対象である
日本のシニア消費市場と新しいロングステイ世代の特性を検証し、
当面する市場戦略のありかたについて、領域別に討議がかわされた。
●今まで、ともすると持ち前の伝統的な観光インフラに依存してきた
悪弊から脱却して、顧客重視の前向きの市場戦略に転換しようとする、
新しい業界の動きを発見することができて、非常に頼もしく感じた。
●今回新たに知己を得た現地の多くの経営者の中には、日本と米国
の大学留学経験者が多く、私が主張した顧客重視の市場戦略をどう
とりいれるか、前向きに挑戦しようという人達が、殆どであった。
クーデターや成熟化で低迷したチェンマイロングステイだが、今回の
ビジネスセミナーを機に、改善に向けて力強く走り出すことになる。
●さらに加えて新しい動きが始まる。
チェンマイがいくら変容しても、それをどう顧客である日本のシニア世代
に、継続的に訴求し効果を上げていくか。難しい問題が残る。
●それを実現するために、チェンマイ国際財団を中軸にして、チェンマイ
の広報企業と、JTIROが協働して、独自の日本語Webサイトを立ち上げ、
チェンマイロングステイの情報と魅力を、日本の消費市場を通じてシニア
世代にきめ細かく伝えていくことが、決まった。
これによって、チェンマイの現地業界と日本の顧客とが、初めてWebで
結ばれる。 まさしく待望の画期的な試みがスタートする事になる。
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