一番下の息子が、大学入学のため、いよいよあさって旅立っていきます。
東京にいる兄も戻ってきて、家族総出で引越し作業をします。
その一番下の息子は、高校3年間+浪人1年間、毎日、母親(私の妻)手づくりの弁当を持って通っていたのですが、その弁当を持っていった最後の日、つまり、大学の合格発表の前日、予備校から帰宅し、妻が弁当箱を開けると、中に手紙が入っていました。
さらに中を開けると、
この手紙を見て、夫婦二人で号泣したのでした。
翌日、合格発表。見事息子の受験番号はありました。
私たちは、3人の男の子を育てましたが、こうして一番下が巣立って行くと、いよいよ子育ても一段落したなあとしみじみ寂しい思いです。
こどもは、授かりものだとよく言いますが、どの子も、仏さまのところから私たちのところにやってきて、大きくなるまでの間、しばらく私たちのもとにいて、世の中に巣立っていきました。その間、親として喜んだり、心配したり、腹が立ったり、温かい気持ちになったり。さまざまな経験ができ、人間的に成長できたと思います。