今日は先代住職(父)の命日でした。亡くなってちょうど10年になります。
年忌法要は、3回忌、7回忌、13回忌のように、3と7の年に営むのが習慣ですが、こうして10年経ってみると10年は大きな節目だと感じます。
自分自身の10年を振り返ってみると、10年前、一番上の息子は高校生。今では、僧侶として檀信徒の皆様や地域の先輩僧侶に支えられて、研鑽、修行の毎日です。
真ん中の息子は中学生でした。4年前東京の大学に進学し、4月からも引き続いて東京で大学院生です。
一番下の息子は、まだまだ幼い小学生でしたが、思春期をくぐり抜けて4月からは大阪の大学に進学し、一人暮らしを始めます。
私たち夫婦は、この春結婚30年を迎えます。子育てが文字通り一段落しました。平均寿命が伸びているので、このあとまだ30年、夫婦でいられるかもしれません。そうすると、やっと折り返し地点だねと先日話しました。これからも2人一緒に成長して(年をとって)行きたいと思っています。
実は、私たちにはもう一人男の子がありました。生まれてすぐ仏さまのもとに帰っていったのですが、もし、私たちのもとで育っていたなら25歳になっています。明日が命日です。仏さまのもとで、兄や弟達のように成長しているんだろうなと思います。
今日、父と亡くなった息子の供養を家族揃って営むことができました。
家族の法要を営むということは、自分自身の生き方を振り返り、家族に感謝することなんだと、改めて感じました。