心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

杉戸寄席がありました。

2017年07月22日 | 心證寺

当山で杉戸寄席が開催されました。今回で二十四回目になるそうです。

当山での開催は5回目くらいかな?

今日の出演者の皆さん。

向かって左から、

芋喰い亭ぽて幸さん

KOHARU亭たいちろう君

マジシャンけんじさん

KOHARU亭けいじろう君

そして杉戸浴場の若き女将、すぎと亭さちさんです。

今日も大変暑い日でしたが、多くの方に足を運んでいただいてありがたかったです。

先日設置したクーラーも大活躍。気持ちよく過ごしていただけました。

お兄ちゃんのKOHARU亭たいちろう君。高校2年生になったそうです。

今日は出ない予定でしたが、飛び入りで怪談を披露してくれました。

弟のけいじろう君。中学3年生です。6月27日付けの中日新聞に藤井聡太4段とともに各界で活躍する地元の14歳として紹介記事が載りました。相変わらずダイナミックでとっても面白い落語でした。

KOHARU亭兄弟は、8月6日(日)名古屋栄の中日ビルの落語会に兄弟で出演するそうです。

初参加のマジシャンけんじさん。目の前で信じられないことが起こるのに、居合わせた人が皆、どうしてなのかわからない、とても不思議ですごいマジックを見ることができました。

多くの人に来ていただき、うれしかったです。

お寺にたくさんの人が集うのは、あるべき姿。エアコンをつけてよかったです。

次回も皆さん是非足をお運びください。

心證寺ウエブページ


第24回杉戸寄席開催

2017年07月14日 | 心證寺

来週の土曜日午後2時より、第24回杉戸寄席が心證寺で開催されます。

出演は、中学3年生になったKOHARU亭けいじろう君

芋喰い亭ぽて幸さん、杉戸浴場の若き女将すぎと亭さちさん、

マジシャンけんじさんの4組です。

木戸銭は1,000円。杉戸浴場の番台で販売です。当日券はありません。

心證寺は、今夏からエアコンも稼働して、快適に楽しんでいただけると思います。

どうぞ皆さんお越しください。

心證寺ウエブページ


パラミタミュージアムに行きました 2

2017年07月11日 | 仏像巡り

三重県菰野町にあるパラミタミュージアムに行きました。

前回も書きましたが、パラミタというのは、漢字で書くと「波羅密多」、六波羅蜜とか、般若波羅蜜多心経とかいうときの「波羅蜜多」です。

仏さまの悟りの境地に到達することを意味します。

そういう仏教にちなんだ名を持つだけに、仏像や仏画も数多く収められています。

長快作 長谷寺式十一面観音像です。

昨年、重要文化財に指定されたばかりです。

三重県内の旧家で「興福寺よりの請来仏」という口伝とともに家族に厚く信仰され、受け継がれてきた仏さまで、平成20年(2008年)にパラミタミュージアムに収蔵されました。

専門的に調査したところ、鎌倉時代の著名な仏師快慶の弟子、長快の作と確認されました。長慶作の仏像は今まで京都・六波羅蜜寺に伝わる弘法太子像(重文)一体のみしか知られていませんでしたが、史上二体目の発見となりました。

長谷寺の像高10mにもなるご本尊の観音様を正確に8分の1に縮小してそっくりに作られているそうです。

長谷寺のご本尊は創建以来、何度も火災にあい、作り直されてきましたが、鎌倉時代、4度目に作り直されたときは快慶が作成し、その余材を用いて作成し、興福寺に収められたのが、この十一面観音像なのだそうです。

修理痕が明治期廃仏毀釈で寺外に流出し、その後行方不明となっていた興福寺禅定院観音堂の本尊の修理記録と一致し、もと興福寺にあったものとみて間違いないようです。

展示室ではなく、廊下のようなところにガラスケースに収められて展示されていました。写真撮影も許可されていて、正面からも横からも後ろからも間近に拝見することができました。

あちらこちらの美術館から引っ張りだこで、パラミタミュージアムにいらっしゃらないことも多いようで、つい先頃も奈良の国立博物館で行われた「特別展 快慶 日本を魅了した仏のかたち」にも出品され、戻っていらっしゃったばかりのようです。運良く拝見することができました。(読売テレビのウエブページ)


パラミタミュージアムに行ってきました。

2017年07月09日 | 仏像巡り

三重県菰野町、湯の山温泉近くにあるパラミタミュージアムに行ってきました。

パラミタというのは、漢字で書くと「波羅密多」、六波羅蜜とか、般若波羅蜜多心経とかいうときの「波羅蜜多」です。

仏さまの悟りの境地に到達することを意味します。

そういう仏教にちなんだ名を持つだけに、仏像や仏画も数多く収められています。(もちろん、それだけに限ったわけではないです。)

ちょうど、棟方志功展が開催されていました。

パンフレットをスキャンしました。(以下同じ)

釈迦十大弟子図屏風です。六曲二隻ですから12面あります。

十大弟子は10人ですから、二人足りません。そこで両端は文殊普賢の二菩薩になっています。

棟方志功がこの作品を彫ろうと思い立ったのは、木像の十大弟子立像を見たことがきっかけだったと言います。

このとき棟方は釈迦十大弟子について深い知識は全くなく、ただ一心不乱に掘り進め、わずか1週間で仕上げてしまったそうです。

棟方はこう語っています。「製作するときは、どれが須菩提でどれが目犍連か、そうゆうことはひとつもわからずにつくりました。名はあとからつければ良いと思って、あらゆる顔、形、あらゆる人を自由に彫ってみたいと思ったのです。」

作品が完成した後、棟方が改めて資料を詳しく調べたところ、弟子ひとりひとりの表情と人となりが全てぴたりと一致、その不可思議に棟方自身が一番驚いたのだそうです。

高さ90cmほどの大きな版木いっぱいに、一人一人表情を違え、個性豊かに、白と黒のコントラストも鮮やかに力強く彫られています。

棟方志功といえば、版画ですが、今回の展覧会では、上のように一般住宅のふすまや板戸に直接描いた肉筆画や書も数多く展示されていました。

一気呵成に描かれて、棟方らしい力強く、大胆な作品が多くありました。

続きます

心證寺ウエブページ


本堂にエアコン設置しました。

2017年07月06日 | 心證寺

このところの猛暑で、本堂での法要は僧侶も参詣の方々も実に耐えがたいものがありました。

ついに当山でもエアコンを設置することとなり、先週の機械の取り付け工事、今日の電気工事をへて、ついに使用できるようになりました。

家庭用を大きくしたようなタイプで、東西に2台つけました。

試運転してみると、冷える冷える、まさに極楽。(いや、霊山浄土)

葬儀、法事、永代供養料など檀信徒の方々から頂戴したお布施を使わせていただきました。ありがとうございます。

檀信徒の方々の法事、当山の盆施餓鬼のほか、今月下旬には落語会(杉戸寄席)も予定されています。

ぜひ、活用していただきたいものです。

心證寺ウエブページ


蓮の花が開花しました。

2017年07月04日 | 心證寺

この春、お檀家さんから蓮根と鉢をいただいて育てていた蓮。つぼみがついてふくらみ始めたのが6月22日。

7月1日、大きな花がついに開きました。

花びらの先だけ薄桃色、全体は清らかな白。真ん中の芯は明るいけれど落ち着きのある黄色。

不染世間法 如蓮華在水

とはよく言ったものです。2016年7月17日の記事

仏教を象徴する花にふさわしく、清らかで気高く咲きました。

心證寺ウエブページ