岐阜県各務原市の旧川島町にかさだ広場というところがあります。
国営木曽三川公園に一部になっています。(国営木曽三川公園のHP)
かつてはこの季節、オオキンケイギク(大金鶏菊)という黄色い花が一面に咲き誇っていました。オオキンケイギクまつりが開催され、多くの人で賑わっていたこともありました。
しかし、オオキンケイギクは日本の在来植物と競合し、生態系を変えてしまうとして特定外来生物に指定され、駆除されることになりました。
生態系を守るため、オオキンケイギクだけを抜いて取り除くならわかりますが、2年前に重機を入れて土壌ごと根こそぎ掘り返して砂利を入れてしまいました。
つまり、そこにあった生態系を根こそぎ壊してしまったのです。
その件については2年前のブログに書きました。 (ここ)
さて、いまどうなっているでしょうか?
恐れていたとおり、重機で掘り返されたところは、荒れ地のまま。生態系は破壊されてしまいました。
簡単によみがえるものではありません。
あと何年か経てば草が生え、花が咲くようになるかもしれませんが、そこに生えるのは在来種ではなく、乾燥に強く、強い繁殖力を持つ外来種が中心となるでしょう。
日本の生態系に最も重大な影響を与えるのは、愚かな人間です。
今日の散歩もさくらが一緒でした。
かさだ広場。重機で掘り返されていないところは、さわやかなところです。