一宮市三岸節子記念美術館で小松美羽展が開催されています。
小松美羽さんは、まだ30代の若さですが、世界で注目を集め始める新進気鋭の画家です。
作品展は、国内、海外で次々に開かれ、ライブペイントのパフォーマンスがあちこちで開催されています。
世界各地のさまざまな賞を受賞するようになってきました。大英博物館にも作品が収蔵されました。
目には見えない聖なる世界と人間界の境界に立って、守護や導きをする、狛犬や龍のような姿をした「神獣」。それが近年の小松さんが描くモチーフとなっています。「人間の魂を聖なる世界へと導けるような作品を描きたい。」小松さんはそんな思いで神獣を描いています。
ライブペイントでは、色とりどりの絵の具を、手に取って投げつけたり、手のひらで塗り広げたり、指でなぞったり、チューブから、直接塗りつけたり、こそぎ落としたり、さまざまな技法を用いながら、頭に浮かんだ姿を、下絵もなしに、一気に書き上げます。
私たちの目には見えない世界が小松さんには、見えたり感じるたりすることができるようです。
作品は、小松美羽さんのインスタグラムでご覧ください。https://www.instagram.com/miwakomatsu_official/
今日は、小松美羽さんのトークショー&サイン会が開催されたので行ってきました。
展覧会初日にライブペイントで描かれた作品が展示されていました。床には投げ捨てられた絵の具のチューブがそのまま残されていました。
ここを舞台にトークショーは行われました。
実を言うと、ここは美術館の玄関ホールで音が反響しすぎて、あまりよく聞き取れませんでした。
進行の人も、私たちが最も聞きたいことをうまく引き出しているようには思えませんでした。少し残念。
小松美羽さん自身は、とても丁寧に対応されて好感が持てました。
絵を描いているときの「何かが降りてきた」表情とは全く違っていました。
トークショーのあとはサイン会。一人一人丁寧に、サインに絵を添えて一緒に写真を撮らせてくださっていました。
今後のご活躍が楽しみです。