ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

フアンカルロス・レベコ vs 井岡一翔

2015年05月01日 14時22分28秒 | ボクシング

●フアンカルロス・レベコ vs 井岡一翔⚪︎

 

ミニマム級とライトフライ級を制している井岡はこのフライ級が3階級制覇への挑戦となる。1回目のフライ級挑戦ではアムナットに惨敗。まだフライ級の身体が出来ていなかった感じだったが、この試合でリングインしてきた井岡は一回り大きくなった印象。チャンピオンのレベコは8度防衛の安定王者。

 

初回から井岡の左ジャブが鋭く、距離を掴むのに効果的だった。ディフェンスにも気を使っていて非常に丁寧な立ち上がり。時々見せる得意の左ボディが強烈だが、2Rに左フックを顔面に入れてレベコをぐらつかせる。しかしこのチャンスは残り時間が足りなく逃した。

 

レベコは手数が多いが有効打が少ない。対する井岡は手数は劣るがパンチの見た目が良い。どちらともいえないラウンドが続いた。ポイントを劣勢と判断したかレベコが中盤からワイルドに出てきたが、井岡はレベコのアタックにはのらず、無理には打ち合わず、最後まで集中して冷静に戦った。

 

判定は2-0で井岡を支持。私の採点も115-113で井岡。レベコ側は不満を口にしたが、採点に対しては問題なかったと思う。

 

井岡は基本的スタイルがブロッキング主体なので攻防分離の傾向がある。井岡のスタイルを貫いて、井岡のペースで試合を展開したがポイントを取りきれなかったのが今後の不安か。しかしTBSの実況は大袈裟。実況がうるさく、聞いていると試合が盛り上がっているように感じるが、やや盛り上がりに欠けた試合だったように思う。

 

今をブレない。
井岡一翔
講談社

 

ボクシングマガジン 2015年 05 月号 [雑誌]
 
ベースボールマガジン社

 


BUCK-TICK

2015年04月22日 23時55分20秒 | 音楽
BUCK-TICKは良いね。

1.JUPITER
2.鼓動
3.ミウ

は文句無し。

山中慎介 vs ディエゴ・サンティリャン

2015年04月19日 15時15分39秒 | ボクシング

⚪︎山中慎介 vs ディエゴ・サンティリャン●

 

山中慎介の8度目の防衛戦はアルゼンチンを主戦場にする無敗のチャレンジャー。戦前には全く情報が無かったので、難敵なのか、安パイなのかわからなかったが、試合開始してすぐに後者のタイプだとわかった。

 

この日の山中は右ジャブが冴え渡り、サンティリャンの顔面を何度もはねる。サンティリャンはすぐに鼻血にみまわれ、気弱そうな表情が流血でさらに弱々しく感じた。山中は右ジャブ以外にも上体のウィービングも気にしており、この点は前戦の判定勝利の反省が見られた。

 

全ラウンドのポイントを全て得て、あとはKOだけといった6Rに得意の左ストレートでダウンを奪う。そして続く7Rも「これぞ山中の左」という綺麗な左ストレートでダウンを追加すると、サンティリャンは尻もちの体制のまま顔を左右に振り、ギブアップのサイン。このままKO勝利となった。

 

相変わらず左ストレートは強烈でかつ綺麗なパンチを放つ。この日はその左をつなげるような右ジャブと、ディフェンスに成長を感じたが、やはり左ストレート頼みのスタイルは気になる。ワンツーが多いのだ。ワンツーからスリーを出せると攻撃の幅が広がるのだが、ここはもう一つステップアップするための課題か。

 

「次戦はビックマッチ」というのはここ最近何度も聞くセリフだが、同様に安定王者だった長谷川穂積もv11でフェルナンド・モンティエルにつないだ。v8をクリアした山中にはv9~v10にはビックマッチに挑みたい。山中はサウスポーでパンチ力があり、それだけで名だたる強豪からも敬遠されそうだが、同ジムの先輩の西岡利晃のように、ビックマッチをするためにストカーに近いほど執着する姿勢を見せて欲しい。

ボクシングマガジン 2015年 05 月号 [雑誌]
 
ベースボールマガジン社

 


菊池涼介さんの本

2015年04月19日 14時57分23秒 | 野球



菊池涼介さんの本が出ました。

その名も「二塁手革命」。

30年以上プロ野球を観てきましたが、ピッチャーを観るのが楽しい、打撃を観るのが楽しい、と思った事はあったのですが、守備が楽しいと思ったのはこの菊池涼介さんが初めてです。

まさに「革命」。

二塁手革命 (光文社新書)
菊池涼介
光文社

発売前からベストセラーという噂の(笑)

 

是非どうぞ。


ボクシング過去名勝負(ベスト20)2015年版

2015年04月17日 21時45分02秒 | ボクシング
2012年にボクシング名勝負20という記事を投稿したのですが、かなり年が経ち、良い勝負もあったので、久しぶりにボクシング名勝負(2015年)を考えてみました。結果は以下のとおりです。 (*)は2012年版での順位です。
 
(2015年)
1. 畑山隆則 vs 坂本博之(2000年)  (※1位→)

2. シリモンコン・ナコントンパークビュー vs 辰吉丈一郎(1997年)  (※2位→)
 
3. ホルヘ・カストロ vs 竹原慎二(1995年)  (※3位→)
 
4. 勇利アルバチャコフ vs ムアンチャイ・キティカセム(1992年)  (※4位→)
 
5. オマール・ナルバエス vs 井上尚弥(2014年)(※new!!)

6. 八重樫東 vs ローマン・ゴンサレス(2014年)(※new!!)
 
7. 長谷川穂積 vs フェルナンド・モンティエル(2010年)(※7位→)
 
8. 西岡利晃 vs ジョニー・ゴンサレス(2009年)  (※5位↓)
 
9. 西岡利晃 vs ノニト・ドネア(2012年)  (※6位↓)
 
10. 長谷川穂積 vs ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(2戦目)(2006年)  (※8位↓)
 
11. 井岡一翔 vs 八重樫東(2012年)  (※9位↓)
 
12. セレス小林 vs アレクサンデル・ムニョス(2002年)(※12位→)

13. 山中慎介 vs マルコム・ツニャカオ(2013年)(※new!!)

14. 川島郭志 vs セシリオ・エスピノ(1996年)(※11位↓)

15. 鬼塚勝也 vs アルマンド・カストロ(1992年)(※15位→)
 
16. 徳山昌守 vs ホセ・ナバーロ(2006年)  (※16位→)
 
17. 西岡利晃 vs レンドール・ムンロー(2010年)(※17位→)
 
18. レオ・ガメス vs セレス小林(2001年)  (※18位→)
 
19. 薬師寺保栄 vs 辰吉丈一郎(1994年)  (※19位→)
 
20. ウィラポン・ナコンルアンプロモーション vs 西岡利晃(2戦目)(2001年)(※20位→)
 
ボクシングマガジン 2015年 05 月号 [雑誌]
 
ベースボールマガジン社
 
1位から4位までは変わらず。5位に井上尚弥の衝撃の奪還試合が入りました。6位には八重樫が強豪ロマゴンと戦った一戦が入りました。長谷川がモンティエルを、西岡がドネアとビックマッチ対決をしましたが、八重樫の頑張りがその2試合を抑えました。 現役では山中慎介が13位にランクイン。ただ内山高志がランクインせずなので2015年は名勝負を期待したいところです。
 

ビッグマッチに向かって!!

2015年04月15日 19時08分30秒 | ボクシング
4/16の山中慎介さんの防衛戦をスタートに4月から5月にかけて怒涛のボクシング世界戦が続きます。

海外に目を向けるとメイウェザーvsパッキャオという大きな大きな、いや大きすぎる文字通り「ビッグマッチ」がひかえていますが、国内の世界戦はちょっとビッグマッチとは言えない世界戦が並びました。

しかし山中も内山も井岡も三浦も対戦相手は無名でもなかなかの強豪を選びました。ちょっと前のボクシングみたいにチャンピオンになったら安易な対戦相手を選んで確実に防衛を目指すなんて感じはありません。みんなが描くビッグマッチを前にとても危険な相手を選びました。

しかしここで転ぶわけにはいきません。この難敵を豪快にぶっ倒して必ずしもビッグマッチへつなげてもらいましょう。

頑張れ。勇敢なボクサー。

三浦隆司 vs エドガル・プエルタ

2014年11月24日 21時08分02秒 | ボクシング

⚪︎三浦隆司 vs エドガル・プエルタ⚫︎


WOWOWのエキサイトマッチで見る三浦は調子が良さそうで期待が高かったが、その想像を超えるパフォーマンスを見せてくれた。

 

リングインした三浦は気合十分で表情に殺気がみなぎる。相手のプエルタは長身のファイターだが、序盤から打ち合いを挑んできた。両者とも危険なパンチを見せるが、1ラウンド早々にプエルタがクリンチにきたところを三浦は振りほどきながらの左フックでダウンを奪う。日本人はわりかしクリーンなファイトを好むので、クリンチ際のパンチはやられることはあっても、やることはあまり見たことがない。この日の三浦の闘争心は気持ち良かった。

 

プエルタはダウンを奪われたがダメージは無く、ジャブから立て直しを試みる。しかし三浦は焦らず強烈なボディ攻撃でスタミナを少しづつ削っていく。練習で見せた頭を振ったディフェンスを見せたり、コンビネーションでの右のパンチも良かった。

 

ボディにダメージを蓄積したプエルタに最後は自慢の左を顔面に当てロープまで吹っ飛ばし、右左の大きなフックを追撃した。慌ててレフリーが試合を止めに入ったが、ロックオンした最後の右フックは止まらず、プエルタの顔面を見事に打ち抜いた。この最後の1発も日本人には無かったもの。これもまた気持ち良かった。

 

以前までは左の強打だけのボクサーと思っていたが、テクニックも精神面でも一段と成長したと感じた。どうしても対抗王者の内山高志との再戦が話題になり、その圧倒的な敗北という結果により「やる必要は無い」という意見も多いが、個人的には「面白い」と感じる。課題の精神面が強くなった三浦が勝つ可能性は十分あると思う。


原隆二 vs 田中恒成

2014年11月09日 21時39分27秒 | ボクシング
⚫︎原隆二 vs 田中恒成⚪︎
 
 
両者ともに無敗、両者ともに高校4冠。チャンピオンの原はこれが19戦目で勢いのある挑戦者を退けて世界挑戦も視野に入れる。対する挑戦者の田中はこれがわずか4戦目ながら勢いがあり勝利して最短での世界挑戦を狙う。
 
名古屋から記録を狙って挑んでくるといえばセレス小林vs石原英康を思い出す。この試合は小林が老獪なテクニックを披露して勢いのある挑戦者に勝利している。今でも覚えている名勝負だ。
 
序盤は原の距離感が良く、有効打で田中を上回る。しかし田中は非常に落ち着いている。特に左のスピードが素晴らしく、距離が離れると田中の左が良く入った。ペースはチャンピオンの原のように感じたが原の顔の腫れがペースを取りきれない苦戦を物語っていた。
 
中盤は両者が決定的なパンチを決めてKOチャンスを掴んだ。ピンチの場面で田中は打ち返していたのに対して、原は防戦一方になるのが気になる。田中のチャンスでの詰め(ラッシュ)が良かったのもある。
 
後半やや疲れを見せた田中だったが、アッパー1発で流れを掴みとり、そして10ラウンド早々にラッシュしてレフリーストップを呼び込んだ。若干レフリーストップが早いかなといった印象だったが、どちらが勝つか予想出来ないスリリングな試合展開はセレス小林vs石原英康に匹敵するほどの名勝負・好試合だった。
 
さらに田中の勝利者インタビューで見せた謙虚なコメントは素晴らしかった。戦った相手に敬意を示すのはもちろんの事、相手の応援団にまで敬意を示す姿は気持ちの良いものだった。常に動き続けたファイトスタイルも合わせて原ファンにも好感を抱かせる(そういえばクリンチの少ない試合だった)清々しいインタビューだったと感じた。次の5戦目も非常に楽しみだ。
 
しかしフジテレビは何故このような好試合を当日放送しないのかと思う。フジテレビは井上尚弥や村田諒太といったスター選手を抱え、ボクシングに力を入れると言っていたが、正直力を入れているのかいないのかよくわからない。逆に大橋ジムの大橋会長はエンターテイナーである。今回の試合も原は冒険せずに世界挑戦出来たであろうに、あえてボクシングファンがワクワクする試合をセットした。こういった姿勢は結果に関係なく評価されるべきだ。
 
 
 
(忘れ難きボクシング名勝負にも載るレベルの試合だったと思う)
 
気持ちは早いが田中vs原の再戦、もう1つ上のステージで観たくなった。

山中慎介vsスリヤン・ソールンビサイ

2014年10月23日 23時06分23秒 | ボクシング

⚪︎山中慎介vsスリヤン・ソールンビサイ⚫︎


山中慎介の7度目の防衛戦は1階級下のスーパーフライ級で世界チャンピオンになったタイのスリヤン。防衛戦を5連続KO勝利している山中には統一戦やビックネームとの対戦も噂されていたので、元世界チャンピオンとはいえ戦前からこの相手では物足りなさを感じていた。

 

おそらくテレビ局もKO勝利を見込んで番組延長を用意していなかったのだろう(判定勝利の番組最後はバタバタしていた)、自分を含めた多くのボクシングファンも「山中が何ラウンドに倒せるか?」と思って観ていたのではないだろうか。その思いは1ラウンド早々に修正する事になる。

 

開始早々からスリヤンの思い切り良い右パンチが山中の顔面をはねる。山中の手数も少なく、スリヤンに距離を潰されて山中がクリンチに逃げるシーンが多かった。これではジャッジの印象も悪く、4ラウンドの公開採点では1-0スリヤン有利と出た。

 

相性の悪さか、調整ミスか、打たれていないので激戦による劣化とは思わなかったがとにかく山中の動きが鈍い。スリヤンは圧力(プレッシャー)が強く、ワイルドなパンチでもキレがあり何度かヒヤリとするシーンもあった。そして頭が低い位置にあるので山中陣営はバッティングや頭を打って拳を痛めないかという心配もあったと思う。

 

低い頭にアッパーが有効かと思っていたが、この悪いペースを変えたのはやはり左だった。ちょっと強引に攻めてダウンを取った。突然訪れたここ一番のチャンス。すぐに攻めたい山中はレフリーがカウント中にコーナーから飛び出してレフリーから注意を受ける。その間10秒以上スリヤンを休ませてしまったのは残念(レフリーにも問題があったとは思うが)。

 

結局3度のダウンを奪って文句無しの判定勝利。もっと強引に行けばKO勝利もあったかもしれないが、とにかく勝てたという結果は安心した。内心このレベルの相手に負けるのではないかと終始ハラハラだった。もう7度も防衛していると1番の強敵は自分自身のモチベーションのように思う。安定王者のクリス・ジョンやカバジェロも格下に負けた。だから長谷川穂積がモンティエルを選んだように、西岡利晃がドネアに挑んだように、山中慎介には少しでも早くビックネームと対戦して欲しい。

ボクシングマガジン 2014年 11月号 [雑誌]
 
ベースボール・マガジン社

 

そして皆が跳ね返された大きな壁を越えて欲しい。それが出来ると思うから。次戦に期待したい。


パーソンズの後期の作品も素晴らしい

2014年10月04日 12時51分32秒 | 音楽
デビュー30周年のパーソンズが夢に向かってアクセルを踏み出しています。記念に発売したベストアルバム「ALL TIME BEST PERSONZ」も売り上げ好調とのこと。もちろん自分も購入していますが、実はまだ聴いていません。というのも今まであまり聴いていなかったアルバムを聴いているからなのです。
 
ALL TIME BEST
PERSONZ
インペリアルレコード
 
自分がパーソンズを良く聞いていたのは前期(~6th アルバム MOVE)と本田毅さん復帰の中後期(14th アルバム HOME COMING~15&16th アルバム fireball mirrorball)で、それ以降は購入はしていましたが(自分の中で再び前期ブームもあり)あまり聴いていませんでした。
 
その後期を聴いているとこれが素晴らしいアルバムなのです。
 

AMPLIFIER(2006年11月29日)- 17thアルバム 

新生パーソンズでありながらアルバムの構成はまさに王道といった印象です。昔からのファンも聴きやすいアルバムと思います。下にオススメの曲をピックアップしていますがアルバムに入っているほぼ全曲良いです。その中でも特に「⒎RODEO DRIVE」が私的にはオススメです。サビのバックコーラスが良いです。
 
(オススメ)
⒈AMPLIFIER
⒉HEART SONG
⒌ECHOS OF LOVE
⒎RODEO DRIVE
 
 
HEART OF GOLD(2008年10月22日)- 18thアルバム
 
このアルバムはパーソンズ30年の中でもベスト10に入るのではと思う程の名曲「⒉BRAVEHEART」に尽きます。歌詞もギターもギターソロに続く挑戦的なラップも良いです。アルバムの印象としては前作と変わり曲のバリエーションが幅広くパーソンズにとっては新たな道へ挑戦した感じです。
 
(オススメ)
⒉BRAVEHEART
11.月の輝く夜に
 
 
ROCK'A'THERAPY(2010年6月23日)- 19thアルバム 
 
前述のとおりチャレンジした前作ですが、今作はまた王道に戻ったといった印象です。それもド王道。1曲目はインスト、2~3曲目はスピードある疾走型、4曲目で一息ついて5曲目に自信作をもってくる。1990年代にブレイクした頃の黄金パターンです。このアルバムも昔パーソンズファンだった方々にオススメです。「⒉CAT WALK」では本田毅さんがギターで猫を演じています(凄)。
 
(オススメ)
⒉CAT WALK
⒋TO BE FREE
⒌HEARTMAKER
⒏WE ARE FAMILY
 
2013年の渋谷公会堂ライブでは懐かしい曲を中心にやってくれましたが、新しいアルバムも良い曲ばかりじゃないですか。是非これらの曲もライブで見たいです。
 
 
過去の記事もどうぞ。
 
 
そして、そろそろ新作を期待します。