4回目は、
WBA世界スーバーフライ級チャンピオンの「河野公平」さんです。
(2013年1月現在)
タイトル:WBA世界スーバーフライ級(防衛なし)
戦績:35戦28勝(11KO)7敗
年齢:32歳
出身地:東京都
ニックネーム:タフボーイ(Wikipedia情報)
放送局:テレビ東京
(特徴)
2012年12月31日に誕生したばかりの新米チャンピオンです。世界戦3度目の挑戦で獲得しました。過去世界戦2戦は「名城信男」さんと「トマス・ロハス(メキシコ)」に惜敗、その他にも現在世界チャンピオンの「佐藤洋太」さんや日本人ホープの「戸部洋平」さんらにも敗戦していて全部で7敗しています。2012年12月の世界挑戦は(亀田大毅さん、清水智信さん、名城信男さんらに勝利し)日本人キラーとも言われていた「テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)」、誰もがこの挑戦を「無理だろう」と思っていましたが、河野公平さんはこの試合を豪快なKOで勝利し悲願のチャンピオンベルトを手にしました。この選手の特徴は、豊富なスタミナと打たれ強さです。それを証明するように敗戦は多いですがKO負けはありません。またKO率は低いですが、「トマス・ロハス」や「テーパリット」から強烈なダウンを奪っているように1発のパンチ力はある選手です。欠点としてはボクシングスタイルに幅が無く、河野公平さんのスタイルにハマれば強いのですが、ハマらないとズルズルと一方的に敗戦することがあります。テクニック(技術)のあるボクサーに弱い傾向があります。
私が簡単に特徴を伝えるなら
「ボクシングスタイルも人生も前に出続ける努力家の選手」
といった感じです。
「悲願のチャンピオンがこれからどれほど勝ち続けれるかが観たい」
という人におすすめです。
(今後について)
現時点ではまだ決まっていませんが、内山高志さんと同じジムなので、おそらく(2013年)4月~5月頃に一緒に防衛戦を行うのではないかと思います。チャンピオンになったばかりの河野公平さんには(敗戦も多いせいか)挑戦のオファーが多く届きました。名城信男さん、亀田大毅さん、WBC世界チャンピオンの佐藤洋太さんとの王座統一戦(WBAとWBC)も期待が膨らみます。あと河野公平さんに負けた「テーパリット」も雪辱を願っていると思います。まずは初防衛戦をクリアすること。河野公平さんがどの選手を初防衛戦に選ぶかが注目となっています。
(補足・エピソード)
戦績をながめてみるとボクシングファンが良く知っている実力ある選手との対戦が多いです。河野公平さんは敗戦は多いですが、こういったハードなマッチメーク(試合)を闘ってきた努力が報われたのは嬉しい限りです。無名の選手と戦い続けて勝ちやKO勝利を重ねる選手もいますが、戦績よりも誰と闘ってきたかが重要と改めて感じました。
(今日わかったこと)
知名度抜群の亀田大毅さんとの対戦はあるのか
WBC同級チャンピオンの佐藤洋太さんとの対戦はあるのか
ボクシングマガジン 2013年 02月号 [雑誌] | |
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(ボクシング雑誌を購入するのもボクシングファンへの第一歩です)