考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『松茸2(松茸狩りできる所が少ない)』答と考え方

2015-10-29 12:17:55 | 英作 解答
『matsutake mushroom』


2. 松茸狩りができる所は少ない。

⇒ with という前置詞がある。『~と一緒』という意味。一緒から転じて『持つ』を意味する。逆が without (無い)。

・He is a man with money. 逆が、a man without money.

・He is a man with wealth and fame. 彼は富と名声を有する。

・He is a man with hope. ⇔ He is a man without any hope.

・He is a man with four kids. 彼は4人の子供がいる。

・He is a man without a wife. 妻がいない。

・He is a man without a job. 無職だ。

・Japan is a country with a lot of old people. 日本は高齢化社会だ。

・U.S. is a country with a lot of guns everywhere. アメリカは銃社会だ。


このwith を使ってみよう。

松茸狩りができる所とは、物理的に言うと、松茸がある山である。よって、

・mountains with matsutake mushrooms.

動詞にhave を使って、

・We don't have many mountains with matsutake mushrooms.
(松茸のある山は多くない)


There is / are でも言える。

・There are not many mountains with matsutake mushrooms.

without を使えば逆からも言える。

・There are many mountains without matsutake mushrooms.
(松茸のない山が多い)

こういう感じで、肯定文を否定文にする『逆に言う』発想は、英作技法として効果がある。効果があるとは、英語に表現できる可能性が多いということ。逆に言うと『言える』場合も多い。



視点を変えて、山を主語にすると、have を使って、

・Mountains these days have no matsutake mushrooms. (these days 最近は)

松茸を主語にすると、

・Matsutake mushrooms cannot be found in the mountains these days.
(found = find の過去分詞形、『見つからない』)

抽象思考と具体思考がある。

『松茸狩りができる』という場合、『狩りができる』にとらわれると、なかなか言えない。それは、具体的に見すぎだからである。具体的に見てダメなら、抽象的に見る。物事は、近づきすぎたら見えにくい。富士山は、遠くから見るから美しい。視点を自在に操れれば、英語表現は易しくなる。

『松茸狩りができる』を大きな視点から見ると、山に松茸が『ある』ことに他ならない。『松茸狩りができる』という『機会』を、単なる物理的事実としての『ある』に置き換えることで、英語で言える可能性が高まる。英語力は、発想力、考える力である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英作『松茸1(松茸狩り)』答と考え方

2015-10-26 17:46:28 | 英作 解答
『matsutake mushroom』


1. 松茸狩りに行く。


⇒ あまり今どき『松茸狩り』にもあまり行かないだろうが。それはさておき。

さて考えましょう。『松茸狩り』とは?

まず山へ行くので、go to the mountains.

山で松茸(matsutake mushroom) をどうするか?見つける(find)。もしくは、見つけようとする (try to find)

・I go to the mountains and try to find matsutake mushrooms.


for という前置詞がある。『~のため』であるが、『求める』的な意味がある。look for で 『ある方向を求めて見る』⇒ 『探す』となる。

・I go to the mountains, looking for matsutake mushrooms.


for だけでも『求める』わけだから、

・I go to the mountains for matsutake mushrooms.

for は面白い。以下の例文を見比べよう。

・listen to music. 音楽を聴く。これは普通。では次は?


・listen for any sound of water.

『求める』を意味する for がついて、『水の音がしないか聞く』という意味となる。

・listen for sound of dripping water. 水滴の落ちる音がしないか聞く。

listen to なら、実際に音がしていて、それに注意して聞くことになる。一方 listen for は、あるかどうかわからない音を『求めて』聞くこと。

キリスト教(?)のページにこんな文が載っていた。

・listen for the voice of God.

なるほど。listen to なら、実際に『神の声を聞く』となる。listen for だから、『神の声を求めて耳を澄ませる』意味となる。

この間読んだ Gone with the Wind(Margaret Mitchell 作)で、主人公スカーレットオハラのお父さんが、最愛の妻を亡くして、lose mind (気がふれる)して

He's sat still with his ear cocked listening for her (じっと座って耳を傾けて、彼女(妻)の声がしないか耳を澄ましている)という下りがある。

学校では、listen to のセットでしか習わないが、for のこういう細かなニュアンスがなどが分かると、小説を読んでも、より鮮明に臨場感をもって読める。この文脈のlisten for なんかも、まかり間違ってlisten to なんかになっていたら、ええ?声が聞こえるの?と妙なことになるが、やはりlisten for となることで、求めても決して得られない、悲しみ、喪失感、絶望が読者によく伝わる。


色々言えるだろうが、『シイタケ狩り』は、

・mushroom hunting

・mushroom picking などと言うようだ。

・I go mushroom picking.

pick strawberry でイチゴ狩りをする。pick の後は具体的な果物が続く。

・go chestnut picking. 栗拾いに行く。

・go apple picking.  リンゴ狩りに行く。

・go grape picking.  ブドウ狩りに行く。

pick flowers で 花を摘む、という意味。

ことわざに、Beautiful flowers are soon picked. というのがある。佳人薄命ということ。才子短命(Whom the Gods love die young)と同じか。


『松茸狩り』最も簡単に言うと、

・I go to the mountain. I want mushrooms.

以上。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英作問題 『松茸』

2015-10-25 11:35:22 | 英作 問題
『matsutake mushroom 』


1. 松茸狩りに行く。


2. 松茸狩りができる所は少ない。


3. 今は、外国産ばかりが市場に出回っている。


4. 何でも国産がいい。


5. 日本は、食料の輸入大国である。


6. 日本の食料自給率は低い。


7.このままでは、食糧危機が来たとき、日本の将来は危うい。


8. 国産の松茸と外国産のものでは、値段が全然違う。


9. 松茸を取り寄せる。


10. 食欲の秋です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英作『山登り11(大自然に溶け込む)』答と考え方

2015-10-22 19:19:03 | 英作 解答
【山登り】


11. 山登りを通して人は、大自然に溶け込む。

➡ 大自然に溶け込む?どういう意味だろう。

人はなぜ山へ登るのか?しんどいじゃないか。体力づくり?それなら、ジムに行けばよい。

いや、最初は体力づくりも兼ねて、山登りする人もいるだろう。しかし山道を登るにつれ、最初は疲れるだけの登山行路も、次第に豊かな自然に包まれて、都会で得られなかった心の充足感を得るのだろう。

自然にかえる、という。帰る。家に帰る。大自然に溶け込むとは、山という「家」に帰ることなのかもしれない。

山登り=家に帰ること、のようなもの(like)と考え、

・Mountains are like my home.

・Nature is like my home.


『溶け込む』とは、どういう感情なのか?

落ち着くこと? ⇒リラックス ⇒ relax.

・I can relax deeply in the mountains, with all the great nature around me.


『溶け込む』= 一体化する =自然の一部分となる、ということ。be part of が使える。

・You go to the mountains and feel that you are part of nature.


一体化、ということは、自然と『一緒』である。with や together が使える。

・We are always with the nature.

・Mountains and Me. We are together.


『溶け込む』とは、人間が、自然に親しみを感じること。= 近い = close が使える。

・I feel close to nature.

・You will feel so close to the nature once you are in the mountains.



今度は『大自然に溶け込む』を、『自然』の立場から考える。

『自然』という立場からすると、人も自然の子。『おかえりなさい』という感じで『自然』は『子』を迎えてくれる。

迎えてくれる=welcome なので

・In the mountains, the nature welcomes you.

・You will feel nature is always waiting for you once you are in the mountains.


『溶け込む』という感情は、分離意識から、一体化、一心同体という意識への変容を指す。簡単に言うと、自然は『友達』であり『仲間』であり『家族』ある。

・Nature is my best friend.

・Nature welcomes me as one of their friends. (友として迎えてくれる)

・Nature welcomes me as one of their family. (家族の一員として迎えてくれる)


belong という英語がある。~に属している、という意味である。これも使えるだろう。

・Whenever I come up here in the mountain, I feel I belong here.

・Being in the mountain, I feel this is where I belong.


This is where I belong. 私の住むところは、ここしかない。


英会話教室で、アメリカ人講師が『なぜ大阪に住んでいるの?』と英語で日本人受講者に聞いたことがある。

その生徒さんは『ここしか受け入れてくれなかった』と日本語で答えた。

横にいた私は即座に"This is where he belongs. "と訳した。

正直迷った(約1.5秒だが)。『受け入れる』と聞き、一瞬 accept (受け入れる)が頭をよぎったが、別に難民の受け入れでもないし、何か暗い過去があって、この地に流れ着いてみたいな訳に accept を使うと、なってしまう。表情と、声のトーンから冗談で言っているのは明白なので、論理を超えた、『ここしかないねん』という感じが出る "belong"を使うことにした。



ちなみに『私は、ここ(この場所)が好き』という場合

・I like it here. という。

itの使い方が、興味深い。参考まで。

以上。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英会話講座・11月開講のお知らせ

2015-10-21 15:50:27 | 英語学習


いつも当ブログをお読み頂き、ありがとうございます。

昨日、尼崎市園田地区会館において、英会話講座『もう話せない英会話から卒業しよう!』の2回目の説明会が行われました。

熱心な方々がお集まりになり、来月11月より、以下の通り英会話講座を正式に実施することに決定致しましたので、お知らせいたします。



英会話講座名:『もう話せない英会話から卒業しよう!』

場所    :尼崎市立園田地区会館

開講日   :11月17日(火) ※12月より 第1・第3火曜日に講座を実施致します(祝日除く)。

時間    :(1)18:00~18:50 
       
       (2)19:00~19:50
 
       (3)20:10~21:00

         の3つの時間帯からお選びいただきます。

月会費   :3,000円(月に2クラス受講)


お問い合わせ:06-6493-0140 (園田地区会館)まで。





        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする