考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『山登り10(緊急時の備え)』答と考え方

2015-10-17 14:15:25 | 英作 解答
【山登り】


10. 登山においては、急な天候の変化など、常に緊急時に備える心構えが必要。

→ 『急な天候の変化』とは何か。

『天候の変化』と言っているが、意味していることは、間違いなくネガティブなものである。晴天であれば、備える必要がない。

悪天候⇒ 悪い天気 ⇒ a bad weather

『悪い天気』とは、『雨』に他ならない。英語で rain.

『急な天候の変化』に『備える』とは、『雨が降るかもしれないよ』ということである。

・It rains. (雨が降る)

・It might rain. (雨が降るかもしれない)

・There is rain. (雨が降る)

・There may be rain. (雨が降るかもしれない)

『急な天候の変化』なども、なんて言おうかと迷うが、ちょっと考えれば、『雨が降るかもよ』ということである。

既に知っている、rainという英語を活用すれば、事足りる。rain の使い方にしても、上記のように、There is や、rain を動詞にして、It rains.と非常にかんたんである。

基本動詞の王様 have を使ってもいい。

・We have rain.

もよい。一応調べると、The New York Times のスポーツ記事(ゴルフ)に

We have rain at the U.S. Open at last. (とうとうUSオープンで雨が降ってきちゃった)とある。

何でもシンプルがいい。簡単な天候の英語を見てみよう。

【It + 動詞編】

・It rains, It is raining. (雨が降っている)

・It snows. (雪が降る)、 It is snowing.(雪が降っている)

・It sleets. (みぞれが降る)、 It is sleeting.(みぞれが降っている)

・It thunders. (雷が鳴る) 、 It is thundering. (雷が鳴っている)

【形容詞】

・It is rainy today. (今日は雨が降る)

・It is cloudy today. (今日は曇りだ)

・It is sunny today. (今日は晴れだ)

・It is windy today. (今日は風が強い)

・It is snowy today. (今日は雪が降る)

・It is stormy today. (今日は嵐だ)


『緊急時に備える』とは? この文脈では、急な天候の変化等に続いてるので、具体的には、降雨に備えよ、ということである。山登りに持っていくものとして、傘はどうかと思うので、やはりレインコートだろう。他にも、靴をちゃんと滑らないものにするとか、替えの下着を用意するとかあるかもしれない。

・Get a raincoat.

・Take a raincoat.

・Have a raincoat in your backpack/ bag.

『緊急時に備える』をもう少し考える。

緊急時とは何か? 困ったこと。 問題である。problem. 将来起こりうる problem に備える ⇒ その problem が起きた時にどう対処、対応するか、あらかじめ行動手順を決めておくこと ⇒ 行動計画 ⇒ 計画 ⇒ plan. よって、

・Do you have a plan for problems in the mountains?

一般的な『緊急時に備える』とは、将来を予見すること。簡単に言うと、将来の問題(future problems) について考えること(think)、想像すること(imagine)である。

・Think of (about) your future problems.

・Imagine what problems you may have in the future.




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英作『山登り9(綿密な計画、慎重な行動)』答と考え方

2015-10-16 12:54:55 | 英作 解答
【山登り】


9. 登山に際しては、綿密な計画と、慎重な行動が何よりも大切である。


→ 『綿密な計画と行動』とは?

自分の言いやすい形に変える。

『綿密な計画』⇒ よく計画する ⇒ plan well.

『慎重な行動』⇒ 具体的には? ⇒ 慎重に登山せよ ⇒ climb carefully.


・You need to plan well and climb carefully.


さらに考える。『綿密な計画』とは?

今度は、『赤ちゃん言葉(子供言葉)』で考える。


『緻密な計画』⇒ 考える ⇒ think.

・Think before you climb the mountains.

ことわざで、『転ばぬ先の杖』 Look before you leap. という。跳ぶ(leap)前に見よ(look)。


『綿密な計画』とは、具体的にはツールとしては、地図(map) であり、登山計画書⇒ 予定 ⇒ schedule と考えて、

・You will need a map and a (good) schedule to climb the mountains.
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英作『山登り8(健康に最適)』答と考え方

2015-10-13 11:26:51 | 英作 解答
【山登り】


8. 山登りは、健康づくりには最適である。


→ 『健康づくりに最適』とは?

言い換えると、健康にいい、ということ。good を使ってみる。

『山登り』は、

・Going hiking

・Going to the mountains.

・Walking in the mountains.

・Going up the mountains.

・Being in the mountains.


など言えるだろう。good を組み合わせて、

・Going to the mountains is good for health.


健康にいいとは、他にどう言えるだろう。

health を活用する。

health にy を足して形容詞にする。健康的な、という意味になる。

You can be healthy if you go to the mountains. (山へ行けば健康になる)

lifestyle を足してみる。

A healthy lifestyle begins with going hiking. (健康的な生活スタイルは、山登りから)

この a healthy lifestyle begins with ~ は、色々応用がきく。他の例を海外のネットの健康関係のホームページなどで調べてみる。


・A healthy lifestyle begins with regular exercise. (定期的な運動)

・A healthy lifestyle begins with the healthy eating habits. (健康的な食習慣)

・A healthy lifestyle begins with fresh fruits. (新鮮な果物)

・A healthy lifestyle begins with a good night sleep. (夜よく寝ること)

・A healthy lifestyle begins with a smile. (笑う門には福来る)

・A healthy lifestyle begins with healthy thoughts. (健康的な生活は、健全な精神から)

・A healthy lifestyle begins with the close reading of food labels. (食品の成分表示をよく見ること)


犬の健康に関するページでは、

・A healthy lifestyle begins with what you put in the bowl. (bowl=ボウル、容器に何を入れるかで、犬の健康は決まる)

今度は、自分で考えてみる。

・A healthy lifestyle begins with throwing things away. (throw away =捨てる → 断捨離)

・A healthy lifestyle begins with keeping a diary. (日記をつけること)

・A healthy lifestyle begins with spending less time with your smart phone. (スマホ依存しないこと)

・A healthy lifestyle begins with losing a car and start walking. (車を手放して、歩くこと)

・A healthy lifestyle begins with drinking less beer.

・A healthy lifestyle begins with looking up at the sky once in a while. (たまには空を見上げてみる)

・A healthy lifestyle begins with eating less. (eat less= 小食)

など、考えると面白い。

こういう応用のききそうなフレーズがあれば、自分ならこんなことを言いたいとイメージして、実際に書いて英作することが、大切である。





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英作修行の果て「英語で考える」こと

2015-10-09 16:02:46 | 英語学習

英作というものも、最終的には自由に英語で話したり、書いたりできることが目標である。

最終段階においては、自由に英語で話すためには、やはり英語で考えるようになることが到達目標である。最初から英語で考えることは、なかなかできない。日本において、毎日日本語で生活しているものが、いきなり英語で考えられる道理はない。しかしできないことはない。要は鍛錬である。私だって道半ばである。生粋の日本人である。日本生まれ、日本育ちである。

しかし、日本にいるといえども、考え方を変えれば、そして適切な修練を積むことにより、必ずや『英語で考える』という段階に達する。

英語で自由に表現できるためには、まず日本語から変える。日本語を整理して、我々は本当に言いたいことは何か、分析することを英作により学ぶ。しかしいつまでも日本語で考えていては、やはりダメなのである。徐々に日本語から英語で考えることにシフトしていく必要がある。

英作に上達していけば、日本語を見た途端に英語にすることが容易になる。

コナンドイル作のシャーロックホームズにおいて、名探偵ホームズが、観察と推理の過程を描写する箇所がある。

ホームズが一瞬しか見ていないのに、その人物の経歴や考えていることなどを、ズバリ言い当てる。すごく細かい点まで観察してそれらを統合して結論に結び付ける。普通の人なら、何時間もかかるような推理も、一瞬で推理してしまう電光石火の推理力。ホームズは、推理は若い時からの習慣で、かつては時間がかかった推理も、今では推理の過程が短縮され、直観レベルに達した、というような下りがある。

英作も同様である。今は日本語自体をシンプルに、論理的にする練習を行う必要がある。次々と練習を重ねると、考えるスピードがアップする。

ネイティブと話すときになって、初めて考える、というのでは遅すぎるということである。思考をすでに一人でいる時に済ませておく。英語の表現に関しては、できるだけ練習において、英作でうんと考えておいて、思考を済ませておく。実際の会話で考えることは、英語の表現ではなく、会話の内容であることが望ましい。英語も表現に四苦八苦する状態で、会話自体に心を傾けることなどできない。

普段の練習時において、数多くの英作を行う。それによって考えることに習熟する。練習によって、考えるスピードを上げていき、直観レベルで英作できるまでに技を鍛え上げる。これが英作練習の目指すところである。

慣れてくれば、日本語を介することもなくなる。むしろ日本語で考えることが煩わしくなる。そこまで練習する。

何事も練習である。洋書の読書も同じである。日本語を介して読んでいる内は、全く読めていないに等しい。訳読は日本語の読書である。英文読書ならば、英語そのままで読む。英語そのままを心と体に丸呑みする。訳す一歩手前で留めることが大事である。訳すよりも想像することである。感じることである。訳読の最大の弊害は、英語の迫力が感じられないことである。訳すことは、翻訳家に任せる。訳さなくても理解できる。アメリカ人は日本語に訳す必要がない。当たり前だろう。しかしそこに秘密が隠されている。日本語に頼る。頼ることで、本来の持てる、人間の隠された真の能力が発現されないままである、ということに我々は気づくべきだろう。辞書で日本語を確認したとしても、その日本語は忘れるべきだ。そのイメージだけを心に留めることである。
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尼崎市園田地区会館「英会話講座」ご報告

2015-10-08 17:21:44 | 英語学習

10月6日(火)19時より、尼崎市園田地区会館において英会話講座『もう話せない英会話から卒業しよう!』が開催されました。

11月より講座開設するにあたり、トライアルレッスン(参加費¥500)として募集をした所、定員10名のところ、17名の方々にご参加頂きました。厚く御礼申し上げます。

皆さまとお話しをしながら、和やかな雰囲気で講座を進めることができました。予定開始時間のずっと前から皆さまお越しになり、そしてお話しを聞きますと、英会話スクールには色々行かれたが、上手くならないなど、お悩みな様子でした。

本講座は、よくあるスピーキングの授業ではなく、英作をベースとした英会話講座です。

ネイティブの前では、恥ずかしくて英語が出なくても、書けば、たくさん英語で自己表現ができる。

スラスラ書ければペラペラ(いずれ)しゃべれる。

そして、ブログでもご紹介している基本英語を使って、いかに難しい日本語を英語にするか。
 
英作技法を一般の方々に初公開致しました。


本講座では、get, have , put や前置詞 などの基本英語に完全習熟して頂き、その基本英語を用いて、多種多様な場面でいかに応用するかをお伝えします。

独自に考案した、英単語速習法、会話に使う文法の熟達法、限られた語彙だけで内容を把握する読書とリスニング術、英語によるコメント力増強法など、各種トレーニングを実施する予定です。

10月6日の講座において、皆さまに以下のような日本語をお見せして、英訳ができるか、全員で挑戦しました。


1. 日本は高齢化社会だ。

2. 近い将来日本の国家予算は底をつくだろう。

3. 私は数学が苦手だ。

4. そこ(の村)では過疎化が進んでいる。

5. 日本は海に囲まれている。


皆さま唖然としておられました。まだ英作技法を伝授する前なので仕方ないですが。

プリントを見ていただき、皆さんにヒントを出しました。

『この5つの文に、共通する単語が一つあります。それは何でしょう』

それが分かれば英訳が容易なわけです。




答えは 【HAVE】 です。


1. Japan has many old people.

2. Japan will have no money soon.

3. I have a problem with math.

4. They have no young people.

5. Japan has sea around it.


『高齢化社会』とは何か? ⇒ 漠然としてわからない。

⇒ では誰のことですか? ⇒ 老人 

⇒ 英語では? ⇒ old people !

では誰が、old people を have( 持っている)しているのですか?

⇒ Japan ⇒ よって、Japan has many old people.となる。


こういう感じで、基本単語だけで、難しそうに見える日本語をいかに英語にできるかを、学んで頂きました。

次回は、10月20日(火)19時より開催致します。

詳細はこちらまで。

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