考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『コロナ禍3(引き続きコロナに用心するよう注意喚起)』

2021-07-23 20:54:00 | 英作 解答

Coronavirus Crisis /コロナ禍

3. 政府は、(コロナに)引き続き用心するよう注意喚起している。

⇒ 『要するに、何を言いたいのか』という発想が英作では大切である。

字面にとらわれては、ならない。枝葉末節にこだわらず、中心となる事柄を見ることが大事。

課題文の『政府は、(コロナに)引き続き用心するよう注意喚起している。』で大事なことは、要するにコロナに注意して、ということ。注意するというと、be careful という簡単な英語がある。

では、注意喚起とは何か。

注意喚起とは、ある注意事項を、誰かに伝達することだろう。注意事項といえども、要するに情報である。情報を伝達するということは、誰かに何かを伝えること。ということは、誰でも知っている簡単な tell (誰かに何かを言う)が使える。

・The government tells us to be careful.

 ・The governmet is telling us to be careful. 

・The government told us to be careful. 

tell 人 to と言う形で、人に~と指示する、命ずるといった意味となる。少し強い口調となるので、柔らかくする場合は、ask にすればよい(別に政府なのでよいが)。

・The government is asking us to be careful. 

注意喚起とは、差し当たり、こんな注意事項があると発表すること。情報を発するということは、簡単に言うと、政府が何か言うわけである。言う、なので 誰でも知っている say が使える。よって

・The government said we should be careful.  となる。

注意喚起といっても、要するに、政府がある情報を言ったり、伝えるに過ぎない。だから say や tell で十分だ。

続けて、注意する内容を考える。

コロナにかからないように、注意するということなので、

・The government told us to be careful not to get coronavirus. 

さらにわかりやすく言うと、(say を使い、直接話法で言うと)

・The government said, "Be careful! " Don't get COVID!"  

Be careful に関して、上記のように言うのと、他にof やabout といった前置詞を伴いる。英英辞典の用例を見ると、

・Be careful of the traffic. (交通→車とかに気を付けて)

・She is careful about what she eats. (彼女は、自分が食べる物に気を付ける)とあるので、これでいくと

・Be careful about /of coronavirus. となる。

上記にあるように、be careful not to の形もよくあり、例えば

・Be careful not to get hurt. (怪我しないように注意を)

・Be careful not to get a cold. (風邪をひかないように注意を)

・Be careful not to fall down. (転ばないように注意を)

という形式も多いので、応用例を自分でも考えてよく練習して頂きたい。

 

さらに考えると、用心するよう注意喚起する、ということは、言い換えると、コロナにかからないように、ちゃんと自分で自分の身を守って下さいと言っているわけなので、英語としては protect を使い、

・The government says we should try to protect ourselves from COVID.  

・The government is telling us to try and protect ourselves from getting coronavirus. 

・The government says we should do our best to protect ourselves from getting coronavirus. 

・The government says we have to do everything /do all we can to protect ourselves from COVID. などと言える。

 

要は、用心するということは、身を守ることと、わかれば 誰でも知っている protect を使って容易に英語で言える。

 

さらに考える。

コロナに用心する、注意するということを、具体的に考えたらどうなるか。

コロナに用心するということは、コロナにかからないようにするということ。

コロナにかからないようにする、ということは、感染予防の対策を講じること。

普通に考えたら、我々がするべき感染防止対策は、マスクをすること。あるいは、外出を控えることなど。

よって、課題文の英作は、あえて具体的に言ってみると、

『政府は、(コロナに)引き続き用心するよう注意喚起している。』

・The government still wants us to wear masks and stay at home. となる。 still (まだ)をつけることで、まだ収束していないので、引き続き、という感じが出る。

・The government still wants us to be very careful not to get coronavirus.  引き続き、というと、どうしても continue とか反射的に思われる人も多い。still 程度で十分である。

・The government says we still have to be careful of COVID. 

 

抽象的なものは具体的に、またはその逆。これは語彙が不足している中で、表現するうえで必須の英作技術である。

 

ところで、アメリカに Dr. Fauci (ファウチ)という、感染症学の第一人者(a leading expert on infectious disease/top infectious disease doctor)が、よくテレビやラジオに出ているが、どこかで、(コロナに)ご用心、ということで、

・Don't let down your guard! と言っていた。

ガードを下げるな、ということ。よく耳にする表現である。ここにコロナに、をつけるなら、

・Don't let down your guard against COVID.   となる。ご参考に。

 

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英作『コロナ禍2(室内換気に注意)』

2021-07-05 18:02:00 | 英作 解答

Coronavirus Crisis /コロナ禍

2. 室内の換気に注意する。

⇒ 換気というと、ズバリで言うと、ventilation という単語がある。英和辞典(ランダムハウス英和大辞典など)で、ventilate を見ると、最後に語源の説明があり、 L  ventilo   to blow, winnow (ventus wind) とある。

L=ラテン語由来の意で、最後に wind と書いてある。ventitale (ヴェンティレト)のventi (ヴェンティ)が wind (風)から来ているとわかる。そういうと、wind は、ドイツ語ではwind と書いて ヴィントと読み、似通っている。ventilate の関連語で、vent (通気口)がある。やはりこれも同じく wind (風)が由来である。

 

語源はさておき、英作に移る。

課題の『室内の換気に注意する』を考えたい。

 

換気するということは、何かを考える。

ventilate というような、難しい英語を知らなければ、言えないのだろうか。

実際の英会話の場面では、和英辞典やスマホに頼る時間はない。

手持ちの英語で、何とか切り抜けるしかない。

そのために考える。

 

さて、換気するために、何をするか。

 

窓を開けるだろう。

ということで

・Open the window. 

 

新鮮な空気を入れるために、昔からすることは、窓を開けることである。

換気する=Open the window. 

 

ventilate を知らなくても、少し考えたら言える。

 

他にも

換気が必要、ということは、具体的に言うと、新鮮な空気が必要だということなので、

・We need fresh air. 

・Let's have some fresh air. 

などでよいことになる。

 

換気扇は、a fan in the kitchen などと言うので、

・Turn on the fan in the kitchen. We need fresh air. などと言うのもよい。

ventilation を知らなくても、別に発想だけでも、英会話はできる。

 

『室内の換気に注意する。』注意する、という箇所を make sure でもつけて、

・We need to make sure we have enough fresh air in the room. 

 

・We always need fresh air in the room.  でもよいだろう。

 

・The room is well-ventilated(⇔poorly ventilated) という表現もある。(→教室の中上級者向け暗唱文『COVID(医療編)』にあり)

これを応用して

・The room should always be well-ventilated. と言ってもよい。

 

英語が上手くなるチャンスは、そこら中に転がっている。

テレビを観ながらでも、例えばニュースを見て、アナウンサーが言っている内容を、そのままでは訳すのは難しくても、上手く自分で内容を要約して、簡単にまとめれば、自分の知っている、習った英語で表現することができる。うまく要約することは、英作ひいては、英会話上達に欠かせない能力である。ちょっとしたことでも、自力で英語に直す習慣が身につけば、必ず英語は上達する。

 

練習すれば、必ず英語は上手くなる。

逆に言えば、練習しなければ、一切英語は上手くならない。

語学力は、正直である。

練習量が、ストレートに語学力に反映する。

練習は、質と量が問われる。即ち、何をどのように、どれだけするか、ということ。

過去は関係ない。今、どれくらい練習するかで、未来が決まる。

 

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