Coronavirus Crisis /コロナ禍
1. 密を避ける。
→ 「密」の状態とは、どのような状態だろうか。
電車、店、飲食店、デパート、コンサート等のイベントが、頭に浮かぶ。
「密」を英語にしようと思えば、「密」という日本語を捨てねばならない。
我々は、日本人なので、どうしても日本語で考える。
しかし、「密」を英語にしたいからといって、心の中で、「密、密、密、、、」と唱えても、何も出ないだろう。
考えるといっても、考え方があるのだが、自分の知っている英語を自分の頭の中から引き出すように、考えないといけない。
先に、日本語を捨てる、と言ったが、言葉を捨てると言ってもよい。言葉を捨てる、ということは、言葉で考えないこと。ということは、イメージで考えるということ。
「密」という事柄を、言葉で考えるよりは、イメージにして、その情景を、英語にするとどうか。
「密」と言っても、単に多くの人がいる、ということに他ならない。よって
・There are a lot of people here.
こんな簡単な英語、誰でも知っているだろう。しかし、この簡単な英語が、「密」と頭に浮かんだとたん、全然出なくなるもの。
他にも
・I see a lot of people here.
・This place has so many people. なども。
では「密を避ける」はどうか。
避けるということは、簡単に言うと、そこに行かないことなので、
・I will not go there if there are a lot of people.
・If I see a lot of people, I will not go there.
避けるということは、人と会いたくない、ということなので、
・I do not want to see a lot of people.
尚、私がよく見る、CDC(アメリカの疾病予防センター(Centers for Disease Control and Prevention ) )のホームページには、感染拡大の防止策として、
・Avoid the crowds. 等書いてある。
crowds とは、人の群れ、群衆ということ。avoid が避ける。
密というと、細かく言うと、三密、即ち 密閉・密集・密接 という三要素であり、それでいくと、密閉と密接に関しても、表現する必要もあるだろうが、普通、人が多いということは、人との距離が近い状態、要するに密接な状態である。密閉の要素を入れるなら、先の英作の文に、具体的に部屋などをつけて
・Do not go in when there are many people in the room. などと簡単に表現できる。
例のCDC の場合は、
・Do not go into a crowded area. と、注意を促している。
この辺りの表現に関しては、また後日ご紹介する。
どんな場合でも、自分の頭で考えることを、捨ててはならない。
頼る心をかなぐり捨てて、自分で考え、自分で表現する。
その覚悟によってのみ、英語は上達する。