英会話教室 English and Beyond のホームページにて『ワンポイント英作講座』を書いております。
テーマの一つは、元貴乃花親方に関してですが、昨日もテレビ出演をして、今後のこと、家族のことなどを色々語っていましたが、今回の英作テーマは『政界進出が取り沙汰されている』です。
もう一つのテーマは、サプリのコマーシャルで言っていたものですが、『酒が残る』というものです。年を取ると、いくら酒好きでも、若い時のようにはいかなくなるもの。日本語として面白いと思います。どう英語にするか。
英語は自分の頭で考えるから、興味をもって表現ができます。難しそうに見えても、案外自分の言葉で、簡単に言えるものです。
良かったら皆さまも、ご自身で答えを考えてからご覧ください。
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『大相撲』
14. 相撲道に精進致します。
⇒ ようやく『大相撲』の最後の課題である。早く書けばいいのに、ゆっくりとしてしまい、相撲界はどんどん状況が変わってきた。大相撲のテーマで英作という妙なことで進んできたが、特に相撲に詳しいわけでもない。まあ健康にいいから、もしくは武道的に効果的な鍛錬法と言われているので、個人的に四股踏みは、よくやる。特段、相撲に精通しているわけでは、全くない。普通の日本人として、テレビで観て楽しむに過ぎない。じゃあなぜ、相撲の事を英作で扱うのか。
相撲だからといっても、それをやっているのは、同じ人である。力士である前に、みなさん人である。ということは、細かな諸規則等はあるだろうが、相撲特有の考え方や言葉があるが、少し常識を用いて考えるならば、同じ人間のすることなので、そうそう日常の事柄とかけ離れている、ということではないと思う。立ち止まって考えるというが、英語でも stop to think というが、考えなかったら難しいものでも、考えたら結構わかる、ということはよくある。そういう感覚というのは大事だと思う。
人は、物事を分けすぎである。あれとこれ、他人と私。これは私にはわからない。私の専門ではない等。本当だろうか。本当にわからないのだろうか。
大相撲を英語で表現する。
簡単ではないだろう。
その際、人の頭の中にある想いは、『大相撲なんて、私には縁遠いし、特殊な世界、用語ばかりあるから、私にはわかるはずもない、まして英語でなんて』。そんな感じに思うことだろう。そうやって、和英辞典と首っ引きになり、機械翻訳のお世話になる。
それらのアイテムは便利である。それらに頼ることは、一見学習態度として、謙虚かもしれない。
しかし、安易に道具に頼るものは、必ず道具に頼られる。もしくは、振り回される。
便利な道具が、自分の力を奪っている可能性がある。
大相撲は、私個人にとって、特に近いものではない。実際は結構縁遠い世界である。だからといって、英語で言えないのだろうか。
安易にわかる、できる、ということも疑うべきことであるが、安易にわからない、できないということも、同時に疑うべきことである。
やってもみないで、白旗を上げる。自ら英語の上達を放棄する態度である。自分の頭で、考えてみること。自分の英語で言ってみること。その本当の意味での積極性が英語の上達をもたらすのではないだろうか。
では考える。『相撲道に精進する』とは、いかなることか。
たまたま、親方がこう言っているのを、テレビで観たので、いかにも(元貴乃花)親方らしい感じがしたので英作の課題とした。
相撲道に精進する。精進するとは、古めかしい言い方である。なかなか今どきは言う人もないかもしれない。ある一定の世代以上の人、もしくは伝統芸能、武道の世界等では、普通に言うだろう。精進料理というぐらいだから、仏教用語なのだろう。
例えば、ある大人が『精進します』と言うとして、子供が『精進するって何?』と問うとする。なんと答えるだろう。
精進するとは端的に言って『がんばること』であろう。ということは、英語で近い表現を考えると、一番簡単に言うと、do one's best というのがあるので、
・I will do my best in sumo.
となる。
(うちの教室で、doを既習の方であれば、上記の英語が容易に考えられるだろう。)
他にも、また同じように do を使って考えると、うちの教室のdo 教材の do everything to の構文がある。それを応用すると、
・I will do everything to win the sumo tournamet.
精進するということは、がんばること。全力を傾けること。全部を行うこと。何のためか。勝つためである。よって上記の答えとなる。
精進する、ということは、具体的には、勝つことであり、強い力士になるためである。よって
・I will do everything to be the best sumo wrestler.
うちの生徒さんであれば、do を習熟しているはずだか、なかなか実際問題『精進する』と言われて、do one's best や、 do everything to を使う発想にならない方もいるだろう。do 構文の33文型を完全にマスターしていても、それだけで、すぐに何でも言えるわけではない。道具をもったならば、それを使いこなす必要がある。道具をもっているのに、使えないのは、使おうとしないからである。道具を活かすことである。どうすれば道具を活かせるか。考えることである。
他にも『精進』を考えてみる。
・I will try hard in sumo.
・I will do everything for sumo.
・I will fight for sumo. 相撲界のために戦う。
・Sumo is my life. 相撲は我が人生。かなり意訳になってきた。
・I love sumo. 意訳しすぎる。全然『精進』というわけでもないが、日本の伝統である相撲の世界での発言なのでこうなるが、では他のスポーツで、外国人選手ならば、恐らくこういう場合、love を使うのが自然だろう。同じような表現を、違う分野の同じような立場の人はどういうか、という視点は、自然な英語を求める上で、大切である。
・I will devote my life to sumo. 固い。『精進します』というのを、新聞で報じるなら、こうだろう。
・I will be a good sumo wrestler. 私は、この言い方が好きである。努力する感じが出ている。自然だ。
・I will practice hard to be the best sumo wrestler.
考えたら色々ある。
とかく、文字を、それこそ文字通りに訳そうとしてしまいがちであるが、その言葉を発するのは、人であることを忘れてはならない。
『精進する』という言葉を英語にする前に、その言葉を発する人の心に、思いを致すことこそ、我々に必要なことなのではないだろうか。
訳すのは、言葉ではない。思いである。
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春になり、ポカポカ陽気と思いきや、また寒くなって、ブルブル、ということで『寒の戻り』という、また伝統的な言い回しですが、英語で何と言うのか、考えてみたいと思います。
英語は考え方であると、思います。考え方が間違えれば、いくら努力しても、全然上手くなりません。考えることで、言いたいことが自然な英語で言えるようになります。自分の知識を最大限に活かす。それが英作の狙いです。
今回はのテーマは『寒の戻り』です。良かったら皆さまも、ご自身で答えを考えてからご覧ください。
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