『matsutake mushroom』
1. 松茸狩りに行く。
⇒ あまり今どき『松茸狩り』にもあまり行かないだろうが。それはさておき。
さて考えましょう。『松茸狩り』とは?
まず山へ行くので、go to the mountains.
山で松茸(matsutake mushroom) をどうするか?見つける(find)。もしくは、見つけようとする (try to find)
・I go to the mountains and try to find matsutake mushrooms.
for という前置詞がある。『~のため』であるが、『求める』的な意味がある。look for で 『ある方向を求めて見る』⇒ 『探す』となる。
・I go to the mountains, looking for matsutake mushrooms.
for だけでも『求める』わけだから、
・I go to the mountains for matsutake mushrooms.
for は面白い。以下の例文を見比べよう。
・listen to music. 音楽を聴く。これは普通。では次は?
・listen for any sound of water.
『求める』を意味する for がついて、『水の音がしないか聞く』という意味となる。
・listen for sound of dripping water. 水滴の落ちる音がしないか聞く。
listen to なら、実際に音がしていて、それに注意して聞くことになる。一方 listen for は、あるかどうかわからない音を『求めて』聞くこと。
キリスト教(?)のページにこんな文が載っていた。
・listen for the voice of God.
なるほど。listen to なら、実際に『神の声を聞く』となる。listen for だから、『神の声を求めて耳を澄ませる』意味となる。
この間読んだ Gone with the Wind(Margaret Mitchell 作)で、主人公スカーレットオハラのお父さんが、最愛の妻を亡くして、lose mind (気がふれる)して
He's sat still with his ear cocked listening for her (じっと座って耳を傾けて、彼女(妻)の声がしないか耳を澄ましている)という下りがある。
学校では、listen to のセットでしか習わないが、for のこういう細かなニュアンスがなどが分かると、小説を読んでも、より鮮明に臨場感をもって読める。この文脈のlisten for なんかも、まかり間違ってlisten to なんかになっていたら、ええ?声が聞こえるの?と妙なことになるが、やはりlisten for となることで、求めても決して得られない、悲しみ、喪失感、絶望が読者によく伝わる。
色々言えるだろうが、『シイタケ狩り』は、
・mushroom hunting
・mushroom picking などと言うようだ。
・I go mushroom picking.
pick strawberry でイチゴ狩りをする。pick の後は具体的な果物が続く。
・go chestnut picking. 栗拾いに行く。
・go apple picking. リンゴ狩りに行く。
・go grape picking. ブドウ狩りに行く。
pick flowers で 花を摘む、という意味。
ことわざに、Beautiful flowers are soon picked. というのがある。佳人薄命ということ。才子短命(Whom the Gods love die young)と同じか。
『松茸狩り』最も簡単に言うと、
・I go to the mountain. I want mushrooms.
以上。
1. 松茸狩りに行く。
⇒ あまり今どき『松茸狩り』にもあまり行かないだろうが。それはさておき。
さて考えましょう。『松茸狩り』とは?
まず山へ行くので、go to the mountains.
山で松茸(matsutake mushroom) をどうするか?見つける(find)。もしくは、見つけようとする (try to find)
・I go to the mountains and try to find matsutake mushrooms.
for という前置詞がある。『~のため』であるが、『求める』的な意味がある。look for で 『ある方向を求めて見る』⇒ 『探す』となる。
・I go to the mountains, looking for matsutake mushrooms.
for だけでも『求める』わけだから、
・I go to the mountains for matsutake mushrooms.
for は面白い。以下の例文を見比べよう。
・listen to music. 音楽を聴く。これは普通。では次は?
・listen for any sound of water.
『求める』を意味する for がついて、『水の音がしないか聞く』という意味となる。
・listen for sound of dripping water. 水滴の落ちる音がしないか聞く。
listen to なら、実際に音がしていて、それに注意して聞くことになる。一方 listen for は、あるかどうかわからない音を『求めて』聞くこと。
キリスト教(?)のページにこんな文が載っていた。
・listen for the voice of God.
なるほど。listen to なら、実際に『神の声を聞く』となる。listen for だから、『神の声を求めて耳を澄ませる』意味となる。
この間読んだ Gone with the Wind(Margaret Mitchell 作)で、主人公スカーレットオハラのお父さんが、最愛の妻を亡くして、lose mind (気がふれる)して
He's sat still with his ear cocked listening for her (じっと座って耳を傾けて、彼女(妻)の声がしないか耳を澄ましている)という下りがある。
学校では、listen to のセットでしか習わないが、for のこういう細かなニュアンスがなどが分かると、小説を読んでも、より鮮明に臨場感をもって読める。この文脈のlisten for なんかも、まかり間違ってlisten to なんかになっていたら、ええ?声が聞こえるの?と妙なことになるが、やはりlisten for となることで、求めても決して得られない、悲しみ、喪失感、絶望が読者によく伝わる。
色々言えるだろうが、『シイタケ狩り』は、
・mushroom hunting
・mushroom picking などと言うようだ。
・I go mushroom picking.
pick strawberry でイチゴ狩りをする。pick の後は具体的な果物が続く。
・go chestnut picking. 栗拾いに行く。
・go apple picking. リンゴ狩りに行く。
・go grape picking. ブドウ狩りに行く。
pick flowers で 花を摘む、という意味。
ことわざに、Beautiful flowers are soon picked. というのがある。佳人薄命ということ。才子短命(Whom the Gods love die young)と同じか。
『松茸狩り』最も簡単に言うと、
・I go to the mountain. I want mushrooms.
以上。